亜鉛

亜鉛の評価 SS

亜鉛

亜鉛は必須ミネラル16種類の一つです。必須ミネラルのうち1日必要とされる摂取量が100mg以下のミネラルを微量ミネラルといいますが、亜鉛は微量ミネラルに含まれます。亜鉛は体内に約2g存在しています。

体内の亜鉛の95%以上は細胞内に存在しています。新陳代謝が活発な細胞に多く存在しています。例えば、血液、皮膚、骨、肝臓、腎臓、筋肉、脳、毛髪などです。男性の場合は前立腺に最も多く存在します。

主に「細胞の新陳代謝」に関わっています。
亜鉛は酵素の構成成分であり、細胞の新陳代謝に関わる200種類以上もの酵素を構成しています。人が生命を維持し、身体活動するために必要な代謝の過程で働く酵素の構成成分なのでとても重要なミネラルです。

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亜鉛の摂取目的

亜鉛の摂取目的は「薄毛」、「白髪」の改善・予防、「美肌」、「ダイエット」目的、「細胞」の老化を防ぐ、「夜」の機能向上です。

 摂取目的
髪 「薄毛」「白髪」
肌 「美肌」
体型「ダイエット」
体力 「夜のほう」
その他「細胞」

亜鉛の効果・効能


髪の毛を作るのに必要なタンパク質を生成するには亜鉛が必要です。髪の毛は主にケラチンというたんぱく質からできています。亜鉛はケラチンが合成する時に、酵素の構成成分となってその代謝を助ける働きをします。また毛母細胞の代謝を促し、ヘアサイクルを正常にし、健康な髪を作り、抜け毛を防ぐ効果があります。
亜鉛は、抜け毛の原因の一つといわれる5αリダクターゼ酵素が活性化するのを抑制する働きもあります。

5αリダクターゼ
体内でつくられる酵素。男性ホルモン「テストステロン」をより強力な男性ホルモン「ジヒドロテストステロン」に変える役割があります。ジヒドロテストステロンはAGA(男性型脱毛症)を引き起こす原因とされています。

細胞
亜鉛は、新しい細胞を作り出すために重要な栄養成分です。新しい細胞がつくられるときは、設計図である遺伝子の情報を複製し、それをもとに細胞内にたんぱく質を合成するといった化学反応が行われています。この働きは核酸(DNA、RNA)の働きです。
DNAは遺伝情報を記録していて、新しい細胞をつくるときに必要な設計図のような役割をしています。この設計図に基づいて、RNAがアミノ酸をもとに細胞の材料となるたんぱく質をつくります。
亜鉛は体内でDNA、RNAが合成される際に酵素として関与しています。細胞を作る(たんぱく質の合成)には、必要不可欠な成分といえます。

性ホルモン
亜鉛は男性ホルモン、女性ホルモンにも関係しています。亜鉛は前立腺に多く存在していて、精子・精液や男性ホルモンの生成に関係しています。また女性ホルモンの分泌を活性化させます。亜鉛の摂取量が不足すると女性ホルモンの働きが低下したり月経周期の乱れが起きるなどの問題が生じるともいわれています。亜鉛は、性ホルモンにも深く関与しており、生殖機能の維持には欠かせないミネラルといわれています。

抗酸化
スーパーオキシドという活性酸素を除去するSOD(スーパーオキシサイドディスムターゼ)という抗酸化酵素の構成に欠かせません。年を重ねるとともに体内で作られるのSODは減ってしまいます。なので亜鉛を摂取することは重要になってきます。

美肌
亜鉛はコラーゲンの生成にも関わっています。ビタミンCはコラーゲンの合成に必要ですが、亜鉛もまた必要な成分とされています。細胞の新陳代謝が活発な部分には亜鉛は、多く存在しています。肌は新陳代謝が活発に行われる部分であり、亜鉛は必要不可欠です。美肌には欠かせない栄養素です。

味覚
味を感じる部分である味蕾にある味覚細胞に亜鉛が多く存在しています。味蕾の味覚細胞では短い期間で新陳代謝が起きています。この新陳代謝が正常に行われるためには亜鉛が必要とされます。亜鉛不足になると味蕾を新しく作り出せなくなり味がわからなくなるといった味覚障害が起こります。

血糖値
亜鉛は、すい臓から分泌されるインスリンの合成に必要で、インスリンの分泌量を調節する働きもあります。亜鉛が不足すると、体内でインスリンが正常につくられなくなるのです。インスリンは血糖値を下げるホルモンで、血糖値を正常に保つためのホルモンです。亜鉛摂取はインスリンの作用を維持させることに関わりますので糖尿病予防につながります。

亜鉛のサプリメントによくあるキャッチフレーズ集

  • 別名セックスミネラル、男性のバイタリティを取り戻す
  • 新しい細胞を生み出すのに欠かせない成分
  • 髪の悩みの解決に
  • 活力ある毎日を送るために
  • 味覚を正常に保つのに必要な栄養素
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亜鉛の摂取量、不足、過剰

亜鉛の摂取量
亜鉛の1日の推奨摂取量は、男性で10mg、女性で8mgと言われています。亜鉛の許容上限摂取といわれている量が男性40~45mg、女性30mgです。許容上限摂取量とは厚生労働省が設定する摂取の上限値です。実際の摂取されている量は推奨量より1mgほど低く、少し不足気味の成分といえます。
 
亜鉛の不足
亜鉛の不足は様々な症状が現れます。わかりやすいところでいうと味覚です。味覚細胞の新陳代謝に関わっているので、不足することにより味覚障害がでます。
「細胞」「新陳代謝」に関わっている亜鉛が不足することは肌だったら皮膚炎、髪だったら抜け毛、生殖機能だったらインポテンツにつながります。また抗酸化酵素のSODが作られる量も減ります。亜鉛不足は老化に直結しているといっても過言ではありません。
 
亜鉛の過剰
亜鉛は毒性が非常に低いとされています。通常の食事をしている限り、亜鉛の過剰摂取によって体に害を及ぼすといった心配はありません。極端に摂取し過剰となった状態が続いた場合は、頭痛、吐き気などの症状がでます。

亜鉛の豆知識

二日酔いにも亜鉛
お酒などアルコール類を飲む前に亜鉛を摂ると、二日酔いの予防になる言われています。亜鉛は肝臓の代謝を助ける成分です。肝臓でアルコールを分解する時に働く酵素として関わってきます。
 
視力
実は視力にも亜鉛が関わっています。視力に関わっている栄養成分としてビタミンAが有名です。ビタミンAは特に夜間の視力の維持、明暗を感じるのに関わりのある栄養成分です。ビタミンAの代謝にも亜鉛が関わっています。

亜鉛のイメージ

食べ物だったら牡蠣

男性をパワーアップさせる

亜鉛と相性の良い栄養成分

・セレン
・クロム
・メチオニン

亜鉛の勝手にランキング

髪(薄毛)部門 第4位
髪(白髪)部門 第5位
体力(夜のほう)部門 第3位

亜鉛のレーダーチャート解説

評価基準

  • 6 
    このカテゴリーに効果があることで有名。即効性があったり、継続して摂取することで効果を感じる
  • 5 
    このカテゴリーに効果があることで有名。継続して摂取することでなんとなく効果を感じる

  • このカテゴリーに効果があるといわれている。効果が得られることを期待して飲んでいる
  • 3.5 
    このカテゴリーに効果があるといわれているが、個人的に摂取目的としていない

  • このカテゴリーになんらかの効果があるもの

  • このカテゴリーとはあまり関係ないと思われる

  • このカテゴリーとは関係ないと思われる

※4以上が摂取目的となっているカテゴリー 

 

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亜鉛 総合評価 SS 18

 総合評価について
5つのカテゴリーのうち、評価が高い上位3つのカテゴリーを足したものです。「B~SS」でつけています。
SS  18点
S  16点以上
A+ 14点以上
A  12点以上
B+ 10点以上
B  9点以下

髪(薄毛、白髪) 評価6
髪の毛を作るのに必要なタンパク質を作るためには亜鉛が必要です。髪の毛は主にケラチンというたんぱく質からできています。亜鉛は酵素の構成成分となってケラチンの合成をサポートしています。亜鉛は新陳代謝が活発な細胞に多く存在しています。毛根の細胞(毛母細胞)は新陳代謝が活発な部分の一つです。頭皮や毛髪の代謝を促し、ヘアサイクルを正常にし、健康な髪を作り、白髪を予防し、抜け毛を防ぐ効果があります。
AGAの原因となる5αリダクターゼという酵素の活性化を抑制する効果もあります。亜鉛は髪にとって重要な成分です。

肌(美肌、美白)評価5
亜鉛はコラーゲンの生成にも関わっています。ビタミンCはコラーゲンの合成に必要な成分として有名ですが、亜鉛もまた必要な成分とされています。
また細胞の新陳代謝が活発な部分には亜鉛が多く存在しています。肌は新陳代謝が活発に行われる部分です。亜鉛の摂取は肌のターンオーバーを正常化させメラニンが色素沈着するの防ぎます。亜鉛は肌にとっても必要不可欠な成分です。

体型(ダイエット)評価4.5
亜鉛は代謝に関わる成分です。肝臓、筋肉といった組織の細胞に多くあり、このことは基礎代謝に大きく関わっているといえます。基礎代謝は1日のエネルギー消費のうちの7割を占めます。ダイエットの観点でいうと、(エネルギー代謝のなかで一番消費量が高い)基礎代謝をいかにあげるかが最も大事になります。基礎代謝が多く消費される体の部位は、筋肉や肝臓があげられます。筋肉が20~40%、肝臓が30%ぐらいです。筋肉、肝臓の細胞の代謝に関わる亜鉛は、ダイエットに関わっているといえます。

体力(夜のほう) 評価6
亜鉛はセックスミネラルとよばれるほど「性」に関わっています。男性視点で語らせてもらうと亜鉛は「性生活」にすごく良いです。
亜鉛はテストステロン男性ホルモンの代謝に不可欠の栄養素です。精液の中にも多量に含まれています。男性の亜鉛不足は精子不足につながります。またインポテンツの改善にも亜鉛は使われます。精子の量や男性のソリ立つ力に非常に深い関係があります。

その他(細胞) 評価 6

亜鉛は、新しい細胞を作り出すために重要な栄養成分です。というか細胞あるところに亜鉛アリという感じです。特に新陳代謝が活発な細胞には亜鉛が多く存在します。私が重要視している髪、肌。頭皮、毛根、肌の細胞は新陳代謝が活発な部分といえ、亜鉛が不足しているとそこの細胞の機能が落ちるといえます。髪だったら抜け毛がふえたり、白髪になったり、コシがなくなったり、肌だったらツヤがなくなり、ハリが衰えたり、しみができやすくなったりといった結果を招きます。細胞を元気にさせるには亜鉛が重要な役割を果たします。

亜鉛雑感

亜鉛 もしかしたら最強なのか・・・

ミネラルはもとより数ある栄養成分の中で、個人的に最強に近いといえます。

サプリメント70~80ほどとっていますが、この中でベスト5を決めなさいというお題が出されたら、確実に入るであろう成分です。どのカテゴリー(髪、肌、体型etc)により重点を置くかにもよりますが、いずれにせよベスト5には入ります。

特に男性は不足しないようにしなければいけないと思います。抜け毛、精力、肌、老化といった男性の悩みすべてに関わってきます。亜鉛を摂取しはじめた理由は薄毛改善ですが、実際効果はあると感じています。あると信じてますし、飲み始めてから薄毛にならず何とかふみとどまっています。

夜のほうも実感があります。汚い話になりますがあの量は亜鉛がすごい関わっていると感じますし、タチ、ソリ、持続など機能全般をアップさせるとも感じています。

ここまで男の悩みをカバーしている栄養成分ってなかなかありません。

男性だったら絶対欠かすことなく、毎日摂取することを勧めます。
※亜鉛は精子に含まれていて1回の射精量5mlとしますと1mgが出ていってしまうといわれています。なので体内に常にマックス状態であったほうがいいとの考えています(個人的見解)。薄毛に悩んでいる人は射精をなるべくしないほうがいい(亜鉛が減って薄毛につながる)という都市伝説があるほどです。

男の悩みならずともかくあらゆる細胞の新陳代謝に関わってます。どうしても男性目線になっていますが、女性にもおすすめです。有無を言わず飲むべき成分です。

亜鉛は普段の食事からはそう簡単にはとれないので、私はサプリメントとして摂取しています。亜鉛単体のサプメントだけでなく、亜鉛が含まれているサプリメントを複数摂取しています。

亜鉛の1日の推奨摂取量は、男性で10mg、女性で8mgと言われています。亜鉛の許容上限摂取といわれている量が男性40~45mg、女性30mgです。

おそらく、上限の40~45mgぐらいあるいはそれ以上の摂取をしていますが、
それでいい、それが当たりまえだと思っているくらい亜鉛信者です。
まあ毒性が少なく過剰の心配がないといわれていることもありますので・・・

今や亜鉛のサプリメントはどこでも手軽に手に入ります。繰り返しになりますが男性なら毎日絶対推奨摂取量はキープしておきたい栄養成分です。
今は薄毛やあっち関係に悩んでいなくても絶対予防にはなりますので、早い段階から継続して飲み続けることを勧めます。

すいませんすごい力説してしまいました。

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