2018年 肌(美肌)部門ランキング 21位~25位

肌(美肌)部門ランキングは真皮編表皮編その他編の3つのパートを総合したランキングです。TOP30までのランキングになっています。
どのパートにランクインしていたかがわかるように項目カラーを色分けしています。
項目カラーは真皮編がこの色、表皮編がこの色、その他編がこの色です。
2つのパートにランクインしているのはこの色です。

※ランキングの内容についてはこちら→勝手にランキングについて 肌(美肌)部門編
※このランキング内の評価項目 活性酸素(紫外線)に使用している絵では「活性酵素(こうそ)」と記載されていますが、「活性酸素(さんそ)」と訂正させていただきます。

肌(美肌)部門ランキング  TOP30

21位~25

 

第21位 アルギニン

アルギニン 【アミノ酸】

美肌要素 潤い・透明感

関連場所 表皮

アルギニンの肌(美肌)評価5.5

評価項目① 肌のターンオーバー

評価内容① ターンオーバーの正常化(成長ホルモンの分泌)

肌のターンオーバーとは簡単にいうと肌の細胞の生まれ変わりのことです。肌のターンオーバーは表皮で行われています。
表皮の一番下にある基底層にある細胞が細胞分裂することで新しい細胞が生まれます。その細胞が徐々に上へと押し上げられて「角質細胞」になり、最後は「アカ」になってはがれ落ちます。この細胞が生まれアカとなって剥がれる過程肌のターンオーバーです。ターンオーバーが正常に行われることで表皮のバリア機能、水分保持機能がしっかりと働き潤いや透明感を保つことができます。
ターンオーバーは主に寝てる間に行われます。より厳密にいうと寝てる間に成長ホルモンの分泌が活発になり細胞分裂が促進されることで行われます。なので成長ホルモンの分泌を増やすことがターンオーバーの正常化しいては美肌につながることになります。成長ホルモンの分泌を促す成分の代表格はアルギニンです。

 

評価項目② 保湿成分(NMF)

評価内容② 乾燥・くすみの予防

NMFの構成成分は次です。

そしてNMF内のアミノ酸の構成比率は次です。

アルギニンはNMFの構成成分としても重要な役割を果たしています。そうはいっても円グラフの中にアルギニンはみあたりません。というのもNMF内のアミノ酸組成でアルギニンの占める割合は3~5%ほどだからです。重要であることはまちがいないのですが、数値的にいうと「そこまで」と感じるかもしれません。

アルギニンがNMFにおいてより重要な役割を果たしているのは実は違うところにあります。NMFの組成において7%を占める尿素の生成にあります。アルギニンは肝臓でアンモニアの解毒にかかわり尿素を作りだす働きをしています。尿素は強力な保湿効果をもっておりNMFの水分を保持する働きに大きく貢献しています。

アルギニンはNMFの組成において尿素の生成と原料(NMF内のアミノ酸として)の2つに貢献している成分です。

体内合成

可・不可

シトルリン、アスパラギン酸から生合成

サプリメント おすすめ度 

★★★☆☆

サプリメント購入経路

日本 △
海外 〇

サプリメント 例

管理人より一言

成長ホルモンは肌にも髪にも良いです
その分泌を促すアミノ酸といえばやっぱりアルギニンです!!

詳細はこちら

アルギニンの栄養成分レビュー

 

スポンサードリンク

 

第22位 リジン

リジン【アミノ酸】

美肌要素 ハリ・弾力

関連場所 真皮 

リジンの肌(美肌)評価5.5

評価項目 コラーゲンの原料

評価内容 しわ・たるみの改善

リジンは必須アミノ酸で、食事などで必ず外から取り入れなければなりません
人間の体の20%はたんぱく質でできています。人間の体にある全たんぱく質の30%を占めるコラーゲンです。リジンはコラーゲンの原料として重要な役割を果たしています。
リジンとヒドロキシリジンは分子間架橋に関与してコラーゲン組織特有の強い線維構造を作ることに大きく貢献しています。

補足
ヒドロキシリジンはコラーゲン特有のアミノ酸で、酵素反応により水溶化されることで合成されます。
この酵素反応ではビタミンCが補酵素として働いています。なのでコラーゲンの生成にはビタミンCが必須となります。

 

体内合成

・不可

サプリメント おすすめ度

★★★★☆

サプリメント購入経路

日本 △
海外 〇

サプリメント 例 

管理人より一言

食品中のたんぱく質で最も制限アミノ酸になりやすいのはリジンっす!!
サプリおススメっす!!

詳細はこちら

リジンの栄養成分レビュー

 

 

第23位 大豆イソフラボン

大豆イソフラボン【ポリフェノール】

美肌要素 ハリ・弾力

関連場所 真皮 

大豆イソフラボンの肌(美肌)評価5.5

評価項目 繊維芽細胞を活性化

評価内容 しわ・たるみの改善

女性ホルモン「エストロゲン」は美しい肌をつくるうえで欠くことのできないホルモンです。エストロゲンは繊維芽細胞に作用しその働きを活性させます。つまりエストロゲンの分泌を増やすことは美肌成分であるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成につながります
エストロゲンの分泌は加齢とともに減ってしまいます。そのため「エストロゲン」によるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を生成する力が落ちて、肌のハリ、弾力、潤いが失われるといった老化現象を引き起こすことになります。
大豆イソフラボンは植物性エストロゲンとも呼ばれ、摂取することで衰えていくエストロゲンの能力(繊維芽細胞を活性)を補うことができます。

体内合成

可・不可

サプリメント おすすめ度

★☆☆☆☆

サプリメント購入経路

日本 〇
海外 〇

サプリメント 例 

管理人より一言

大豆食品を意識してとっている人はサプリに頼らなくてもいいかもしれません

私はサプリの量は少なめにして両方からとっています

詳細はこちら

大豆イソフラボンの栄養成分レビュー

 

 

第24位 納豆菌

納豆菌【細菌】※複合要素

美肌要素 潤い・透明感

関連場所 表皮

納豆菌の肌(美肌)評価5.5

評価項目 NMFを増やす

評価内容 乾燥・くすみの予防

NMFは肌に本来備わっているもので角質細胞に含まれている保湿成分です。ポリグルタミン酸には肌の表皮の角化細胞を活性化させNMF(天然保湿因子)を増やす働きがあります。ポリグルタミン酸は納豆菌の働きにより発酵過程で生成されます。

補足
NMFは角化細胞が角化する過程でたんぱく質から作り出されます。NMFの構成成分であるアミノ酸は顆粒層にあるフィラグリンいうたんぱく質が角質上層で分解することによって生まれます。フィラグリンは顆粒細胞のなかにあるケラトヒアリン顆粒から産生されます。 ケラトヒアリン顆粒には、フィラグリンの前駆物質であるプロフィラグリンが存在して、表皮の角化(ターンオーバー)に従って角質細胞に移行してからフィラグリンに変換されます。
フィラグリンは角質細胞の細胞質内でケラチンという繊維状のたんぱく質を凝固させる働きをして、最終的に角質上層で天然保湿因子へと分解されます。

 

体内合成

可・不可

サプリメント おすすめ度

★☆☆☆☆

サプリメント購入経路

日本 ✖
海外 ✖

サプリメント 例

管理人より一言

ポリグルタミン酸を取るには納豆菌もとい納豆がいいです
ちなみに納豆のねばねばしたところの主成分がポリグルタミン酸です

詳細はこちら

納豆菌の栄養成分レビュー

 

 

第25位 ポリアミン

ポリアミン【炭化水素】

美肌要素 潤い・透明感

関連場所 表皮

ポリアミンの肌(美肌)評価5.5

評価項目 肌のターンオーバー

評価内容 ターンオーバーの正常化(細胞分裂を促進)

細胞分裂を活性化し新陳代謝を促す働きがあるポリアミンは肌のターンオーバーに深く関係しています。

肌のターンオーバーは表皮の細胞が細胞分裂することにより行われます。

ターンオーバーの仕組みを簡単に説明します。

表皮の基底層の角化細胞が細胞分裂をして、新しい細胞が作られます。分裂した角化細胞のうちの一つは基底層に残って次の分裂に備えます。

 

 

 

 

細胞分裂で生まれた角化細胞形を変えながら表面に押し上げられていきます。角化細胞が有棘層、顆粒層、角質層という順番で上に上にとあがっていき、最終的にはアカとなってはがれていきます。
このように基底層で生まれた角化細胞が最終的にアカとなってはがれていく過程のことを肌のターンオーバーといいます。

20代のターンオーバーの期間は約28日ですが、この期間は加齢とともに遅れていきます(20代は約28日→40代は倍の約55日)。ターンオーバーが遅れる理由は主に表皮細胞の細胞分裂する力が衰えるからです。その原因の一つは加齢とともに細胞分裂に関わるポリアミンが減っていくからと言われています。
ターンオーバーを正常化させるためには、体内のポリアミンの量を減らさないあるいは増やすということが大切になります。

体内合成

可・不可

アルギニン・オルニチン、グルタミン・グルタミン酸などから
腸内細菌(大腸菌を主)の代謝経路を経由して生合成

ただし加齢とともに減少

減少理由 ピーク年齢 減少加速注意年代

体内のポリアミン合成酵素の活性低下
20歳
30代後半~40代前半

サプリメント おすすめ度

★☆☆☆☆

サプリメント購入経路

日本 ✖
海外 ✖

サプリメント 例

管理人より一言

ポリアミンは加齢とともにへってしまいます
ポリアミンを作る力が衰えるからです

作る力が衰えたならそれを補うものをとればいいのです
ポリアミンが多く含まれている食品といえば納豆です

詳細はこちら

ポリアミンの栄養成分レビュー

 

肌(美肌)部門ランキング 総合はこちら

 

肌(美肌)部門ランキング 真皮編はこちら

 

肌(美肌)部門ランキング 表皮編はこちら

 

肌(美肌)部門ランキング その他編はこちら

 

スポンサードリンク