成長ホルモン・・成長ホルモン・・・。
成長ホルモンのことが頭から離れられないのです。
アンチエイジングにかかわる成長ホルモン・・・。
年を取るにつれて、どんどん失われる成長ホルモン・・。
老化を遅らせることに必死になっている40無職・・。
もっと成長ホルモンについて知りたい!ということで今回は組み合わせを学びます。
成長ホルモン分泌を促すといわれる5つの成分を栄養成分レビューとして記事にしました。それぞれ単体で、成長ホルモン分泌に貢献しています。しかしこの5つを上手く組み合わせることによってさらに分泌を促すことができるといった夢のようなことがおきます。そんなことを学ぶ回です。
成長ホルモン分泌を促す成分はこの5つのアミノ酸のことです。
アルギニン 非必須アミノ酸 アルギニンの成分レビュー こちら
シトルリン 遊離アミノ酸 シトルリンの成分レビュー こちら
オルニチン 遊離アミノ酸 オルニチンの成分レビュー こちら
リジン 必須アミノ酸 リジンの成分レビュー こちら
グルタミン 非必須アミノ酸 グルタミンの成分レビュー こちら
これら5つは成長ホルモンの分泌を促進するだけでなく、おのおの個別の働きとしてます。薄毛に働いたり、美肌のためになったり・・云々。
またちょっとややっこしくて、体内で変換されると結局は一緒というものがあったりします。

これについて後々に説明します。
で、これら5つをうまく組合わせることで吸収される力がアップされたり、さらなる相乗効果が期待できます。
今回はこの5つアミノ酸の関わり、組み合わせについて学んでみましょう。


こういうやつ?

うえーん
うえーん 写真制限されちゃった。
肝臓の2つの代謝経路
組み合わせを考える前にどうしても頭に入れておきたい知識があります。
肝臓内で行われる代謝経路に関する知識です。
肝臓には、「オルニチンサイクル」、「TCAサイクル」といった主要な代謝経路があります。
※「糖新生」という主要な代謝経路もありますが、ここでは「糖新生」を省かせもらいます。
上にあげた5つのアミノ酸の中でこのサイクルに深く関係しているのがありまして、あらかじめ説明しといたほうがよかろうと思いました。
なので、「オルニチンサイクル」「TCAサイクル」の2つの代謝サイクルを説明したいのですが・・・いいですか?

それでは、オルニチンサイクルとTCAサイクルを学んでいきましょう。

準備OK?
アンモニアは悪いやつ
言い忘れました。
「オルニチンサイクル」「TCAサイクル」。この2つのサイクルの前提条件として、アンモニアは悪いやつと考えてください。
アンモニアは、食事からとったタンパク質が分解されるときに生まれます。
アンモニアは、激しい運動で筋肉が分解される時にも生まれます。
でなぜ悪いやつかというと
アンモニアはエネルギーの産生を阻害し、疲労のもとにもなるといわれているからです。

アイム アンモニア アイム ヒール! ハァン
それを脳裏に刻んでおいてください。アンモニア悪いやつ!アンモニア悪いやつ!
アンモニア・・はい


洗脳成功!
オルニチンサイクル(尿素回路)
オルニチンサイクルとは肝臓の細胞内でアンモニアを解毒する代謝経路のことをいいます。
そもそもアンモニアは食事などをしエネルギーを生み出すときにどうしても生まれてしまう害を持っている嫌な奴なのです。
このアンモニアの害を肝臓で解毒しているのです。肝臓の細胞内でアンモニアを解毒する代謝経路のことをオルニチンサイクルといいいます。

大事なことなので繰り返しました。
で、体内でオルニチンが増加すると、オルニチンサイクルは活発化して、この有害なアンモニアの分解を促進します。

オルニチン増加中 オルニチン増加中
アンモニア 解毒や うりゃー
このオルニチンサイクルは、尿素回路とも呼ばれています。
もう一度オルニチンサイクルを尿素という言葉を使って説明すると
運動、食事などで生まれたアンモニアを肝臓内でオルニチンと反応し、無毒な尿素に変換させます(さっきでいうところの解毒)。
尿素への変換が終わるとオルニチンは肝臓で再生され、また回路に入ります。
これを繰り返しているのがオルニチンサイクルなのです。

無毒な尿素となってでていくよー スイスイ
まあちょっと難しい言葉を乱発していますが、ようはお小水の話です。

おしっこってアンモニアを分解、無毒化して体の外に出している行為なのです。で体内のオルニチンが減るとこのサイクルの動きが鈍ってしまうのです。
TCAサイクル(クエン酸回路)
TCAサイクルはクエン酸回路ともいいます。
TCAサイクルは、簡単にいうと人間の体の中で必要なエネルギーの産生に関わる回路です。
つまりエネルギー代謝にかかわる回路です。
この回路は細胞の中のミトコンドリアの中で働いています。
3大栄養素からエネルギーを生み出す過程はこの回路で行われるのです。3大栄養素の回はこちら

はい実はTCAサイクルをすっ飛ばし説明してきました。
食事などから取った3大栄養素は分解され、細胞の中のミトコンドリアに入り、その中にあるTCAサイクルというところに行き、そこで代謝などいろいろ起こってATPというエネルギーに変わります。
これがエネルギーが生まれる過程なのです。

うーんエネルギー=ATPというのではなく、イメージ的にはエネルギーを保存しているものをATPというです。エネルギーの貯蔵庫というか・・・なんというか・・・

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おチビうるせーよ!察しろやー!このブログの十八番やで!

人間の体は、約60兆個の細胞で出来ていますが、TCAサイクルは、全ての細胞の中で行われる代謝なのです。
で、アンモニアがこのTCAサイクルも阻害するのです。
エネルギーを生み出す過程であるTCAサイクルが円滑にすすむにはアンモニアを無毒化しなければなりません。
アンモニアを無毒化させるって覚えていますか?

オルニチンサイクルです。
肝臓でオルニチンサイクルを活性化させてアンモニアの無毒化することでことでTCAサイクルが円滑にすすみエネルギーが生み出されるのです。
オルニチンサイクルを活性化するのは、体内でオルニチンが増加した時です。
今回あげた5つのアミノ酸のひとつオルニチンは「オルニチンサイクル」を活性化する役割をします。
このことが「肝臓にはオルニチンがいい」といわれる理由なのです。オルニチンは、肝臓の機能を保つのにすごい役にたつものなんです。
繰り返しになりますがオルニチンは肝臓内で「オルニチンサイクル」の働きを活性化することで細胞内のミトコンドリア内でおこる「TCAサイクル」の働きを助けているのです。
おしまい。
オルニチン、シトルリン、アルギニン
いや話は終わっていませんでした。
で話はオルニチンサイクルのとこに戻ります。別名、尿素回路と呼ばれているこのサイクル内で実は、
→オルニチン→シトルリン→アルギニン→と変化していてます。

オルニチンサイクル内でオルニチンはシトルリン、シトルリンはアルギニンへ変化していきます。アルギニンは尿素を産みだした後、オルニチンに再生されます。


イメージとしてはこんな感じです。変換しまーす!

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うっせー!そこを省くのが、このブログの特徴だわ!
ともかくオルニチンサイクルとは、
オルニチン、シトルリン、アルギニンが変換されながらぐるぐる回っていて、
その過程で尿を生み出し、アンモニアを無害化させるのです。
これでええやろ
なので3つのアミノ酸どれを摂取しても、オルニチンサイクルは活性化されます。
オルニチンサイクルが活性化されると、肝臓でのアンモニア解毒がすすみ疲労物質が取り除かれます。
めでたし、めでたし・・・
※「変換」の話は、成長ホルモンに関わるアミノ酸の組み合わせを考えるその3で詳しく話します。
まとめ 3つ同時に飲めばトリプル効果くる~?
肝臓の2つの代謝経路をまとめたのは、一番最後の流れを言いたかったからです。ともかく5つのアミノ酸のなかで、すごい関係しているものはたまた変換していくと同じ?成分になっちゃうみたいなのがあるのです。このことに関しては次回以降話します。

組み合わせに関しては次回からです。
オルニチンサイクルを活性化させるためという目的であれば、同時にとることにこだわらくてもよいと思います。
ざんねんながらいろんな専門サイトなどを見ましたが、この3つを同時にとることでオルニチンサイクルがさらに活性化されると述べているのは、見当たりませんでした。
オルニチンサイクル、TCAサイクルがしっかり機能すること=肝機能が正常に機能している状態であること
とするなら
アンモニアの解毒に役立つオルニチンだけを飲めば良いと思います。

そうーです。めでたし、めでたし。バイビー
