前回、アルギニンとシトルリンは同時にとるべきと断言してしまった。無職に二言はございません。なので発言を撤回するつもりはありません。ただアルギニンとシトルリンが最強コンビっていうのはちょっと言い過ぎたかな~・・・。
いやそんなことないだろう。確かにやつらは最強だ。こんな最強コンビに続くものたちがまだまだ現れるのか?今回も調べていきます。
最初にお断りしますが、
意図せずともアルギニンが中心となってしまっています。お許しください。

アルギニン、オルニチン
アルギニンとオルニチンの相乗効果はずばり「ある」と思います。
まず両方とも成長ホルモン分泌にかなり貢献している成分です。
なによりアルギニンってオルニチンというところがあります・・・・


アルギニンって結局のところ、体内に入ると酵素の影響でオルニチンに変化します。
成長ホルモンに関わるアミノ酸の組み合わせを考える その1の最初のほうで「体内で変換されると結局は一緒というものがある」といいましたが、このことを言ってます。

酵素の影響です。

・・・・・
その質問はいったん置いときましょう。
で、前駆体のアルギニンだけのむと、アルギニンの効果を十分に得る前にオルニチンに変化しちゃうということになりそうです。
前駆体とはある特定の物質よりも反応段階的に前に位置する物質のこと by日本大百科全書
なのでアルギニンと一緒にオルニチンをとり、体内でオルニチンの量が十分にあれば、
アルギニンがオルニチンに変化する時間を遅らせる
あるいは
アルギニンがオルニチンに変化する量を減らせる
ということにならないでしょうか。
すなわち、アルギニンの効果をより長く、より多く得ることが出来ると考えます。


理解しろやー
理解を深めるために話をちょっと昔に戻しましょう。
成長ホルモンに関わるアミノ酸の組み合わせを考える その1で話したオルニチンサイクル(尿素回路)の話です。
オルニチンサイクル(尿素回路)において、オルニチンとアルギニンには相互変換を繰り返す仕組みとなっています。
シトルリンを間に挟んで、オルニチン→シトルリン→アルギニン→という順番にぐるぐる変化しているのです。

この流れは、すべてのオルニチンがアルギニンになるというわけでなく、あくまでもオルニチンの一部が変換されアルギニンになるという変化なのです。

そうです。オルニチンの何割しかアルギニンにならないということです。
この「変換」ってやつは、ほかの栄養素でもよくあります。
例えばαリノレン酸。αリノレン酸はDHA、EPAの前駆体なのですが、その変換率は10%~15%といわれいます。前駆体の数十%しか変換しないのです。もしかしたらもっと低いかもしれないのです。
なのでDHA、EPAの効果を十分に得たかったら前駆体であるαリノレン酸をとるのではなく、DHA、EPAの成分を取るべきなのです。
前駆体とはある特定の物質よりも反応段階的に前に位置する物質のこと by日本大百科全書
まあちょっと話がずれてしまったのですが
オルニチンサイクルの効果をより高める(活性化させる)には、両方とるのがいいと思います。ぶっちゃけシトルリンも入れて3つ同時にとるのがいいと思います。

しりません


言ったけ?




しにさらせやー

オーマイガー!
ぶっちゃけていうとオルニチンはアルギニンを、アルギニンはオルニチンを原料として作られているのです。

こ、これ以上深く考えるとドツボにはまるので変換のことは一旦頭から離しましょう!
で、この段落のテーマはオルニチンとアルギニンを同時に飲むことでした。

そうよ、そうよ!
でいろいろグタグタいってきたが
論より証拠や!こんな記事があるのです。
アルギニン×オルニチン=さらに筋力アップ
アルギニンとオルニチンの同時摂取で、運動による成長ホルモンの分泌と筋肉増強効果が確認されました。
引用元
ナルホドこぼれ話
協和発酵(株)


けっ!相変わらず強いものには弱いのー。俺の説明いらねー
結論をいいます。この2つを組み合わせて販売されている商品が多いです。
理由は相乗効果があるからです。

深く考えるのはやめにしようぞ!
アルギニン、オルニチン、リジン
オルニチンサイクルの視点から、
なんとなくアルギニン、オルニチン、シトルリンってお互い関係しているってわかります。
おのおのそれを原料として生成されていたりしてるので。
じゃあ、アルギニン、オルニチン(ここでシトルリンは除く)にリジンを組み合わせるとどうなるのでしょうか。

まずアルギニンとオルニチンはその効果を高めることを上記で説明してきました。
納得いただけたかわかりませんが・・

実はアルギニンとリジンを同時摂取することで成長ホルモンの分泌をさらに促します。
なんとアルギニン単体で摂取するよりも「約10倍」も成長ホルモン分泌量が増加したという報告もされているようです。

そもそも論で、アルギニンはオルニチンと組み合わせることで効果が高まります(上で説明)。
それにリジンを加えるとどうなっちゃうの マイ成長ホルモン という感じです。


まじうっせー
アルギニンとオルニチンの組み合わせをキャプテン翼でいうところのスカラブハリケーンだとすると
リジンを加えることは、まさしくスカイラブツインシュートではないでしょうか。

土台となる次藤君はリジンで、アルギニン、オルニチンは立花兄弟。
成長ホルモン上空かなたまで飛んでけーという感じです。

成長ホルモンとんでけー

結局のところ、この3つは同時に配合されて販売されいることが多いです。私が飲んでいるDHCのオルニチンサプリにはトリプルアミノ酸パワーと記載されていました。一緒にとることで相乗効果が働くそうです。


海外では「アルギニン」、「オルニチン」、「リジン」をバランスよく高配合した「トリアミノ」という商品が販売されています。
トリアミノ 120粒 (アルギニン/オルニチン/リジン)アミノ酸ダイエットにフリーフォームのTri-Amino 120粒Arginine/Ornithine/Lysine
トリアミノの売りは
3つアミノ酸は寝ている間に、
- 余分な脂肪をエネルギーの材料として使えるようにダイエット環境をととのえること
- トレーニング時には効率よくエネルギーを生み出すサポートをしてくれること
だそうです。
こう考えると3つ同時にとることは、十分効果が期待できます。

私は、
アルギニン、オルニチン、シトルリンはそれぞれ単独で成長ホルモン分泌を促しますが、
リジンはそれ自体が成長ホルモンを促すというよりは、これらと一緒に飲むことでこれらの効果を倍増させるもの
だと思っています。

うー
うー

おしまい!