老化を遅らせるためにコレストロールを学ぶ その1

さて前回5つのリポたんぱく質を紹介したなかで、本格的にコレストロールが登場してきました。LDLとHDL、つまり悪玉コレストロールと善玉コレストロールです。今まで中身をあまり知らずコレストロールという名称だけを乱発してきましたが、このコレストロールとはいったい何なのか学んでいきたいと思います。

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ところでコレストロールってどういうイメージがありますか?

悪ね!完全悪!悪玉、善玉関係なくコレストロールっていったら悪いやつって思っちゃう!

やっぱりそうですか。その考えはちょっと改めたほうがよさそうですね。

なんでや

コレストロールって我々にとっては大事なものなのです。

以前、脂質はエネルギー源になるだけでなく体の構成成分となっているといいました。細胞膜、ホルモンなどを構成している材料となっているのです。

それ昔から言っていたわね

この構成材料の働きをしているのはコレストロール(とリン脂質)です。

コレストロール

コレストロールには主に4つの重要な役割があります。細胞膜ステロイドホルモン胆汁酸ビタミンDの前駆体の材料となっていることです。コレストロールの良さを知ってもらうために、コレストロールが材料となって関わっているものたちがどれほど重要なのかを述べたいと思います。

細胞膜

人は約60兆個(37兆個という説もあります)の細胞でできています。人だけでなくあらゆる生物のからだは細胞という単位からできています。細胞は、生命活動を行うための最小の機能単位です。

 

 

 

この絵はなに?

 

似たような細胞が組織を構成し、組織が集まって器官となっています。体のすべての組織の細胞が新陳代謝することで体が正常に動き、健康でいられるということになります。

 

 

 

細胞の話になっているし

細胞の内部には核と細胞質があり、細胞膜で覆われていいます。細胞膜は、細胞内部にウィルスなどの有害物質が入るのを保護します。また細胞膜を通して細胞に必要な物質(栄養素や酸素)やエネルギーを出入りさせています。

 

 

これ単に緑のボタンじゃない

コレステロールはその細胞膜を構成成分の一つです。コレステロールは、強い細胞膜を作るために必要な成分です。いうなれば細胞を支える役割を担っているといえます。

いいすぎじゃね?

ステロイドホルモン

コレストロールはホルモンの材料でもあります。副腎皮質ホルモンと性ホルモンといったステロイドホルモンの材料となっています。

ステロイドって・・・筋肉を必要以上につけるやつのこと?

ドーピング?

 

 

 

 

ノー

 

 

 

 

それとはちがいます。そのステロイドって人工的な薬物のやつのほうです。まあスポーツ界で、ステロイドといったらドーピングのことでしょうが。

こっちでいうところのステロイドもとい
ステロイドホルモンとは、コレステロールを材料にして造られる生理活性物質の総称のことです。

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副腎皮質ホルモン

副腎皮質ホルモンは様々な作用があります。
有名なものに抗ストレス作用があります。

副腎皮質ホルモンは、ストレスを受けたときに分泌されるホルモンです。人間はストレスを感じると腎臓のすぐ上ににある副腎から副腎皮質ホルモンを分泌します。

副腎皮質ホルモンの一種コルチゾールの作用(筋肉を分解してブドウ糖に変え、血糖値を上げる)によりエネルギーを増やすことで、ストレスに対抗する仕組みを整えようとします。

人間の副腎は重量がおよそ12gあり、その中にコレストロールは多く含まれており、副腎皮質ホルモンはコレステロールを原料として作られるステロイドホルモンです。

 

性ホルモン

性ホルモンは男性ホルモン、女性ホルモンのことです。性ホルモンにはいろんな種類がありますが、ここではあえてあげません。まあ有名どころだと男性ホルモンだとテストステロンとか女性ホルモンはエストロゲンといいったところでしょうか。
これらはコレストロールを材料として作られています。

テストステロン

 

 

 

 

エストロゲン

 

 

 

 

ここではあえて説明しませんが、すごーく簡単にいうなら、男性ホルモンは男性らしく、女性ホルモンは女性らしくさせるといったところでしょうか。

ともかく性ホルモンもコレストロールが材料になっていることを覚えてください。

胆汁酸

胆汁酸は、胆汁の主成分です。肝臓でコレステロールから合成されます。

胆汁酸は、腸内で脂質の消化吸収を助ける役割をします。

胆汁酸には油を水の中で均一に混ぜ合わせる働きがあり、脂肪酸、脂溶性ビタミン、コレステロールなど水に溶けない脂質成分と結合して水と親和させることで、その成分の吸収を助けています。

ビタミンD

コレストロールは、ビタミンDの前駆体プロビタミンDの原料です。

ビタミンDは食べ物以外にも、日光(紫外線)を浴びることにより体内で作ることが出来ますが、これは皮膚に存在するコレステロールからプロビタミンDの原料が作られているからです。

浴びるとビタミンDが作られる

 

 

 

 

コレステロールの1種をもとにプロビタミンDが合成され、そのプロビタミンDは肝臓と腎臓で活性化されてビタミンDとなります。

ビタミンDついて詳しくはこちら→ビタミンD

前駆体とは化学反応する前の反応物のことのことです。

コレストロールって悪いイメージだけどいいことだらけやん

そうなんです。ただいつものパターンなのですが、増えすぎると体に悪いのです。

その2に続く

ところであいつどうなったかしら 監視カメラ見てみよう

ぴっ

 

 

 

 

アレ?カメラこわれてる

 

 

 

 

なにがあった?

 

 

 

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