グリシン

グリシンの評価 S 

グリシン

グリシンは体を作っているアミノ酸の一つで、非必須アミノ酸に分類されます。

人間の筋肉、臓器、皮膚、血液、骨、髪などは主にたんぱく質でできています。これらは体内で20種類のアミノ酸が複雑に組み合わさり生合成されたものです。
グリシンはこの20種類のアミノ酸の一つです。

20種類のアミノ酸

必須アミノ酸(9種類)
ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、バリン、フェニルアラニン、トレオニン(スレオニン)、トリプトファン

非必須アミノ酸(11種類)
アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、グルタミン、グルタミン酸、グリシン、システイン、プロリン、セリン、チロシン

※トレオニンとスレオニンは英語表記による呼び方の違い

必須アミノ酸は体内で合成できないアミノ酸で食べ物などから必ず取らなければいけません。
非必須アミノ酸は体内で合成できるアミノ酸ですが、合成できる量が限られていたり、体内で不足することがあるので食事などから積極的に取り入れる必要があります。

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非必須アミノ酸であるグリシンは体内で1日に数十グラム作られています。アミノ酸の中でも最も小さくて、体内ではセリンやトレオニンから合成されます。合成されてできたグリシンは体のいたるところに存在しています。例えば皮膚を作っているたんぱく質コラーゲンの構成成分となっています。
コラーゲンを構成しているアミノ酸の約3分の1がグリシンで占められています。

コラーゲンのアミノ酸構成比

コラーゲンのアミノ酸構成比

グリシンは体内のたんぱく質の構成成分にとどまらず、中枢神経で抑制系の神経伝達物質一つとしても働いています。

グリシンの摂取目的

睡眠の質をよくすること、抗酸化、美肌が目的です。

 摂取目的
その他「睡眠」「抗酸化」
肌  「美肌」

グリシンの効果・効能

睡眠
グリシンには血管を拡張させる作用があります。この作用により血流量が増え体の表面の体温の上昇を促します。表面の温度が上がることで体の深部温度が下がります。人の体は眠りに入ろうとするときに体の深部温度を下げることで眠りに入ります。なのでグリシンの血管を拡張させる作用は自然な眠りを導く効果があるといえます。
またグリシンにはノンレム睡眠の時間を持続させる働きやノンレム睡眠中の徐波睡眠に早く到達させるといった睡眠の質を高める効果もあります。

レム睡眠とノンレム睡眠
眠りは性質のことなるレム睡眠とノンレム睡眠で構成されています。この2つの睡眠が1時間半周期で交互に行われます。睡眠時間によりますが、一晩に4、5回レム睡眠とノンレム睡眠が交互に繰り返されているといえます。

レム睡眠
浅い眠り。体は深い眠りについているのに脳が活発に動いている状態。
 
ノンレム睡眠
深い眠り。体も脳も休んでいる状態。ノンレム睡眠の中にも浅い睡眠と深い睡眠があり、ステージ1~4までの4段階にわかれています。1、2が浅い睡眠、3、4が深い睡眠です。
 
徐波睡眠
ノンレム睡眠のステージ3、4のことをいいます。徐波睡眠が最も深い睡眠状態であるといえ、眠りはじめて一番最初に徐波睡眠に入った時に一番多く成長ホルモンが分泌されるといわれています。成長ホルモンは新陳代謝の促進、細胞の修復、疲労の回復などの働きをします。

美肌
グリシンは、コラーゲンを構成しているアミノ酸の30%を占めています。コラーゲンは、肌のハリや弾力を生み出すたんぱく質です。人間を構成しているたんぱく質のうち30はコラーゲンでできています。体内にあるコラーゲンのうち、その多くは皮膚に存在しています。

人間の皮膚は、大きく分けて3層構造(表皮、真皮皮下組織となっています。
その中で肌の形や弾力を保つ働きをするのが真皮です。

コラーゲンは真皮の部分に含まれていて、真皮全体の約70%を占めています。

 

コラーゲンのアミノ酸構成比

コラーゲンのアミノ酸構成比
グリシンは、コラーゲンの主成分となっており、肌のハリや潤い、弾力を保つのに必要な成分といえます。

抗酸化
グルタチオン
は強い抗酸化作用のある物質です。グルタチオンは肝臓やほかの細胞でつくられるトリペプチド(3つのアミノ酸が結合したもの)で、グルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸が結合して構成されています。グルタチオンの構成成分となっているグリシンは抗酸化作用をもっている成分といえます。

うつ
グリシンは脊椎や脳幹にも多く存在し、中枢神経で抑制系の神経伝達物質一つとしての働いています。
グリシンには脳内神経物質のセロトニンを増やす働きもあり、うつ病を予防する効果があるといわれています。セロトニンの不足はうつに繋がるといわれています。

グリシンのサプリメントによくあるキャッチフレーズ集

  • ぐっすり眠れて朝スッキリ
  • 良質な睡眠を手助けする成分
  • 睡眠薬に頼らず自然な眠りを
  • ストレス社会で頑張るかたに
  • コラーゲンの1/3を構成、美肌に重要
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グリシンの摂取量、不足、過剰

グリシンの摂取量
グリシンは非必須アミノ酸で体内で合成できるため特に摂取量は定められていません。快眠目的でサプリメントとして飲む場合1日3000㎎が推奨されています(日本の大手メーカー)。
 
グリシンの不足
グリシンは睡眠の質に関わる成分です。不足していると寝つきが悪くなったり、不眠症になる可能性があります。コラーゲンの主成分であるため、肌トラブルや関節痛を引き起こします。
 
グリシンの過剰
通常の食生活を送っている限り、グリシンの過剰は心配する必要はありません。ただサプリメントなどで一度に大量摂取するなどするなどは絶対避けてください。摂りすぎは下痢やおう吐など症状がでます。

グリシンの豆知識

天然保湿因子
天然保湿因子(NMF)とは、人間がもともと持っている保湿成分で、角質層や角質細胞の中に存在し、水分を保持する物質のことです。肌の角質層の潤いを保つのに最も重要な物質といわれています。アミノ酸はその約40%を占めています。そのアミノ酸の構成成分にグリシンは含まれています。
 
静菌作用
グリシンは静菌作用を持つ物質です。大腸菌などの菌の生育、活動、増加を抑え、食品の日持ちをよくする働きがあります。食品の酸化を防止する効果を持つためコンビニのおにぎりやお弁当などに添付されてます。グリシンは、安全性が認められた指定添加物です(食品衛生法第10条に基づき、厚生労働大臣が定めたもの)。
 
いつとるか?
快眠目的で摂取する場合、寝る直前より寝る30分前が良いとされています。だいたい就寝前2時間以内に飲めば効果を得られるといわれています。

グリシンのイメージ

えび

睡眠と美肌に関係

グリシンと相性の良い栄養成分

・GABA
・システイン
・グルタミン酸

グリシンの勝手にランキング

肌(美肌)部門 第15位

グリシンのレーダーチャート解説

評価基準

  • 6 
    このカテゴリーに効果があることで有名。即効性があったり、継続して摂取することで効果を感じる
  • 5 
    このカテゴリーに効果があることで有名。継続して摂取することでなんとなく効果を感じる

  • このカテゴリーに効果があるといわれている。効果が得られることを期待して飲んでいる
  • 3.5 
    このカテゴリーに効果があるといわれているが、個人的に摂取目的としていない

  • このカテゴリーになんらかの効果があるもの

  • このカテゴリーとはあまり関係ないと思われる

  • このカテゴリーとは関係ないと思われる

※4以上が摂取目的となっているカテゴリー 

 

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グリシン 総合評価 S 16

 総合評価について
5つのカテゴリーのうち、評価が高い上位3つのカテゴリーを足したものです。「B~SS」でつけています。
SS  18点
S  16点以上
A+ 14点以上
A  12点以上
B+ 10点以上
B  9点以下

髪(薄毛)評価4.5
睡眠中に成長ホルモンが分泌され体のいたるところの細胞の修復が行われます。これには毛母細胞も含まれます。なので睡眠の質を高めるグリシンは薄毛改善に関わっているといえます。またグリシンの血管拡張作用は、頭皮の血行促進にもつながります。
コラーゲンの主成分という点も髪にプラスです。皮膚の真皮の7割はコラーゲンでできています。頭皮も皮膚の一部と考えると皮膚に多くあるコラーゲンは丈夫な髪を生やすために大事な成分といえます。コラーゲンの30%はグリシンが占めています。
このようにグリシンは間接的に髪に関わっていることが多くあります。

肌(美肌)評価6
上で説明したようにコラーゲンというたんぱく質を構成しているアミノ酸の30%はグリシンです。コラーゲンは皮膚、特に真皮の70%を占めているたんぱく質で、肌にうるおい、弾力、ハリを与える働きがあります。美肌を目指すには欠くことのできない成分です。コラーゲンの主成分であるグリシンは美肌に重要な成分といえます。
また天然保湿因子(NMF)という肌の角質層の潤いを保つのに最も重要な物質の構成成分(アミノ酸が40%含まれていて、そのアミノ酸にグリシンが含まれている)である点もグリシンの評価を高めます。

体型(筋肉)評価3
成長ホルモンが分泌されることは、筋肉増強につながります。睡眠中、とくに徐波睡眠(ノンレム睡眠の中で特に眠りが深い状態)に入った時に成長ホルモンはたくさん分泌されます。グリシンには徐波睡眠に早く到着させる効果があります。ただグリシンと筋肉の関係はちょっと間接的な関係のため 評価3

体力(普段)評価3
質の良い睡眠をとり、疲労回復につなげるといった意味では、普段の体力に貢献しているかもしてません。ただグリシンを普段の体力目的でとっていないため 評価3

その他 総合評価5.5

睡眠 評価5.5
グリシンには血管を拡張させる作用があります。この作用により、血流量が増え体の表面の体温の上昇を促します。表面の温度が上がることで体の深部温度(カラダの中心部分の温度)が下がります。睡眠リズムは深部体温に深く関係していいて、人の体は眠りに入ろうとするときに深部温度を下げることで眠りに入ります。グリシンが快眠につながるのはこういったことからです。

抗酸化 評価5.5
グリシンは肝臓などでつくられる物質グルタチオンを構成しているトリペプチド(3つのアミノ酸が結合してできる)の1つです。グルタチオンは強い抗酸化作用のある物質です。グルタチオンと最も重要な抗酸化物質の1つと言われています。
ヒドロキシラジカルという酸化力が高い活性酸素に対抗できるといわれています。

グリシン雑感

今まで言っていませんでしたが、睡眠にすごいこだわりがあります。大学生ぐらいの時に不眠とまではいきませんが寝つきがすごく悪くなってきて、それ以来、良く寝れるといわれるサプリメントを服用してきました(グリシンではありません)。

グリシンを飲み始めたのは30手前ぐらいでしょうか、仕事上のストレスを抱えとさらに寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりしたので、さらなる快眠を求めるために眠りに関係しているサプリメントを探しているときにグりシンにたどり着きました。

現在睡眠に関わるサプリメントを3種類のんでいますが、2番目に効くと感じています(他の種類の名前を避けているのはまだレビューにだしていないためです。)

この睡眠に関するサプリは簡単に比較できます。現在Aという商品、Bという商品、グリシンの3種類飲んでいますが、3つ同時に飲んだ時、2種類くみあわせてを飲んだき、個別それぞれ飲んだ時ですべて比較しました。
でグリシンは他の2つと比較すると、「寝つきが良くなる」より、「深い眠りにつける」ほうに効果があると実感しています。

そもそも眠りにこだわる理由は、寝ないと薄毛、汚肌につながるからです。疲労回復はもちろんのこと寝ている間、成長ホルモンが分泌され体のいたるところの細胞の修復がされたり、新陳代謝が促進されます。毛母細胞の活性化であったり、肌の新陳代謝であるターンオーバーが正常化されたりという具合です。なので若い時から髪、肌にとって睡眠は絶対に大切であるというと考えをもっていました。
ただそう考えれば考えるほど、プレッシャーとなり逆に眠れなくなるという悪循環につながってしまったのです。睡眠薬には頼りたくないので海外から睡眠に効くとされるサプリメントを取り始めました。

なぜか睡眠の話を熱く語ってしまいましたがここでグリシンの話に戻します。とにかく深い眠りを求めるならグリシンです。夜中にちょくちょく起きてしまうといった悩みがあるかたはぜひグリシンをお試しください。

グリシンには美容の効果も素晴らしい面を持っています。美肌には欠かすことのできないコラーゲン。このコラーゲンを構成しているアミノ酸の中で一番多く含まれているのが意外にもグリシンなのです。なので肌にもいいということは確実にいえます。

また強い抗酸化物質であるグルタチオンを構成している3つのアミノ酸の1つでもあります。グルタチオンは一番やっかいな活性酸素に対抗できるものとして知られています。ちなみにグルタチオンを構成しているのはシステイン、グルタミン酸、グリシンの3つです。

とにかく睡眠は疲労回復ということだけなく、肌や髪といった体のいたるところの細胞の修復、回復をする行為でもあります。なのでしっかり睡眠をとることはアンチエイジングの基本です。
その睡眠の質を助けるグリシンは不眠に悩んでいないかたにもおすすめできる成分といえます。

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