老化を遅らせるために「成長因子」を学ぶ その8

さて前回から本格的に成長因子の説明に入りました。成長因子は体内の特定の細胞の細胞分裂を促進するタンパク質 です。成長因子は数種類あり、体の各部位を構成する細胞の種類によって成長因子の働きは異なります。まずはFGFという繊維芽細胞の細胞を増殖する成長因子について学んでいます。
なんとそのFGFも種類があり、その数は23種類といわれています。

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前回はFGF-1とFGF-2を説明しました。

FGF-1(aFGF)、FGF-2(bFGF)はともに、線維芽細胞の増殖を促進します。また血管新生作用があるともいわれています。この2つは似ていますが、FGF-1が酸性の成分であるのに対して、FGF-2は塩基性であるという性質の違いがあります。

血管新生
新しい血管が作られること

あと2つの作用ともFGF-2のほうが1より強いといわれています。FGF-2は23種類のFGFのなかで線維芽細胞を増殖する作用がもっとも強いといわれています。

FGFは線維芽細胞成長因子とよばれていますので、23種類あるFGFがすべて線維芽細胞の増殖を促進する働きがあると思ってしまいそうですが、そうではなく線維芽細胞をはじめとするさまざまな細胞に対して細胞分裂の活性化などの作用をもたらします。

で次の5番目が1、2番目とちょっと趣向が異なってきます。

うぇーん

 

 

 

 

繊維芽ちゃん 立て-

 

 

 

 

繊維芽ちゃん立ってー

 

 

 

 

もう一度がんばる

 

 

 

 

くじけない!!

 

 

 

 

ヒャッハー 

 

 

 

 

今度はこれでもくらえー 
ヒャッハー!!

 

 

させるかー

 

 

 

 

うらー

 

 

 

 

ボーン

 

 

 

 

やべ!
間違って繊維芽ちゃんのほうに

 

 

 

オーマイー

 

 

 

 

ガー!!

 

 

 

 

おチビ コロス

 

 

 

 

FGF-5

FGF-5は脱毛因子です。

脱毛因子って間違ってないか?

いえあってます。FGF-5は、脱毛を促すのです。脱毛すなわち抜け毛です。

髪の毛に「抜けてどっかいきなさい」という指令をだすのがこのFGF-5なのです。

以前「髪の仕組み」シリーズでヘアサイクルのことを学んだのを覚えていますか。

覚えているも何もつい最近やんやったの

はいつい最近です。ヘアサイクルに関してはこの回について詳しく書いています→老化を遅らせるために「髪の仕組み」を学ぶ その2

髪が抜ける仕組みをして、ヘアサイクルの成長期が終わり、退行期、休止期に移った髪の毛が抜けていくと説明しました。
FGF-5はこの切り替え(成長期→退行期)に関係しているといわれています。

なにー

FGF-5は常に存在しているわけではなく、ヘアサイクルの退行期のちょっと前にでてきます。

退行期ってどういった時期でしたか?

えーと・・・

毛根の毛母細胞の分裂が衰えて髪が伸びにくくなる時期です。ようは髪が育つ成長期が終わって抜ける時期にさしかかる時です。

とある実験からFGF-5が出てくることが成長期を終わらせ、退行期へと移行する合図であるということがわかっています。
なのでFGF-5の働きを抑えれば、成長期の期間が延び、そのぶん太く健康な髪が伸びていき、抜け毛が減るというわけです。

FGF-5の働きを抑える方法は?はやく教えて!はやく!

FGF₋5Sを増やせばいいのです。

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FGF-5S?

FGF-5の対極の立場にある因子で発毛因子と呼ばれています。FGF-5Sという因子は、FGF-5の働きを抑えて、抜け毛を防ぐ働きがあります。

ただ発毛因子というと誤解が生まれるかもしれません。この因子はFGF-5が出す脱毛の指令をストップさせるためだけものです。

なので、髪の毛が生えてくるとか、FGF-5以外の脱毛の原因を食い止めるということではないのです。

まあそうはいっても安心じゃん
FGFって体内にもともとあるものだから、結局はこの2つがあってバランスがとれているってことでしょ?

まあそうなんですけどFGF-5Sという成長因子は、加齢とともに減少します。

アッ大事なことを言うの忘れましたけど
FGFに限らず、成長因子って加齢とともに減りますので・・

またそのパターンかよ

 

 

 

 

発毛因子であるFGF-5Sが加齢とともに減ってしまえば、脱毛>発毛というバランスになってしまうため抜け毛が増えるというわけです。

FGFって加齢とともに減っちゃうんでしょ

はい今いったばっかりです。

だったら・・

FGF-5も減るんじゃねえのかよー

 

 

 

 

・・・・・

・・・・・

その辺は知りません。減らないんじゃないんすか?

だってFGF-5は常に体内にあるわけではなく、ヘアサイクルの退行期のちょっと前にでてくるものですから・・・

都合よすぎ

 

 

 

 

ともかくFGF-5Sという成長因子を増やす必要があります。

だからなんでSだけ減っちゃうの

 

 

 

 

忖度しろ!

 

 

 

 

今回はFGFのなかでも髪の毛に関わる因子の話でした。キリがいいので一旦ここまでにします。

 

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