老化を遅らせるために「ビタミンB群」を学ぶ その7

さてビタミンB群シリーズもだんだん佳境になってきました。B群の8つあるビタミンのうち5つの紹介を終わり、残るところはB12と葉酸とビオチンです。ちょっとこの3つは今までとは趣向が異なります。B群のメインの働きは「代謝」で、いままで紹介したものたちのメインの働きも代謝でした。
3大栄養素の代謝に関わっているものたちで、いずれかの代謝に(特に)かかわっているものとして有名なもの(B1、B2、B6)であったり、3大栄養素のエネルギー代謝にまんべんなく関わっているもの(ナイアシン、パントテン酸)でありました。
残りの3つも当然代謝に関わっているのですが、なんとなくいままでとは違うかんじのものたちです。

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さあ残すところあと3つです。ちゃっちゃっと終わらせましょう。

あんたのちゃっちゃっは信用ならん

ビタミンB12

ビタミンB12は、水に溶ける水溶性ビタミンでビタミンB群の一つで、悪性貧血の予防に効果があるビタミンです。

ここにきて例の文言のニュアンスを無理やりかえるなよ!

ビタミンB12は分子内にコバルトを含むためコバラミンとも呼ばれます。まあこのコバラミンが化学名です。

コバルトってあのコバルト

そうそのコバルトのことです。

ってどのコバルトのことよ!!

 

 

 

 

これよ これ

 

 

 

 

婆さん どうしたその顔は?

 

 

 

 

コバルトブルーってやつよ!ちょっと色味は違うけど・・・
どう?体を張ってみたわ

あっているといえば、あっていますよ。違うといえば違いますが・・・・。

コバルトってミネラルの一種のやつです。
ちなみにコバルトブルーとはコバルトを成分として使用した青色の顔料のことです。

以前ミネラルの回でやりましたが、(→老化を遅らせるために「ミネラル」を学ぶ その13

コバルトって他のミネラルと違い単独で働かないで、ビタミンB12の構成成分として存在しているミネラルなのです。
なのでコバルトの働きはビタミンB12の働きといってもいいのです。

コバルトは体内に1.5mgぐらい存在しているといわれています。でこのうちの15%はビタミンB12の構成成分となっています。

なんかB12=コバルトみたいな言い方だった割には、少なくない?
コバルトの残り85%はなにしているのよ

知らない

 

 

 

 

バシッ!!

いったーい

 

 

 

 

勉強不足で知らないのではありません。

本当にどんな働きをしているかは知られていないです。
コバルトの働きはビタミンB12の構成成分となっている15%の働きしか知られていないのです。まあなんらかの酵素の構成成分となっていることは確かですが・・・

なので、コバルトの働きはビタミンB12の働きってさっき言っちゃたのです。

「言っちゃったのです」じゃねーよ
なんかコバルトの話になっとるやん B12の話に戻して

そういえば、そうですね。わかりました。戻します!

ビタミンB12の化学名はコバラミンといいました。
でビタミンB12(コバラミン)っていわゆる総称のことで、その誘導体として有名なものが5つあります。シアノコバラミン、メチルコバラミン、アデノシルコバラミン、ヒドロキソコバラミン、スルフィトコバラミンの5つです。

B12って厳密にいうといろいろあるっていうこと?

まあーそういうことです。

ところで誘導体ってさらっと出しているけと何よ!

誘導体とは、
化合物の一部が還元、酸化などの化学反応により、変化したものをいいます。変化した化合物はもとの化合物の構造や性質は大幅に変わっていません。

・・・・・

以前ナイアシンのところで、こう説明しました。

ナイアシンはニコチン酸ニコチンアミドの総称のことです。
食べ物などから摂取したナイアシンはニコチン酸として吸収され、細胞内でニコチンアミドに変換されます。

こうさらっといいましたが、ニコチンアミドがナイアシンの誘導体だったというわけです。こっちのほうが誘導体を説明するに適してましたね。

なぜそれを今言うの?

言うの忘れてた・・・

 

 

 

 

あまり深く考えるのをやめましょう。

まあビタミンB12(コバラミン)の5つある誘導体は、構造や性質は大幅に変わっていないので全部同じといっちゃあ同じです。
※厳密にいうと違います

例えば、わざわざ「ヒドロキソコバラミンはこういう働きをして」とか「アデノシルコバラミンが補酵素として」なんていいません。総称であるビタミンB12でまとめていきます

ただB12の5つある誘導体のうちアデノシルコバラミンメチルコバラミンが体内で補酵素として働きます。

覚える必要はありませんが、覚えていても損はしません。

あとですね・・いいにくいのですが、コバルトの色ってブルーじゃないですから・・

コバルトの色ってレッドです。コバルトはビタミンB12の中では赤色となります。赤色の目薬ってありませんか?あれってビタミンB12が配合されているのですが、色が赤いのはビタミンB12にコバルトが含まれているからなのです。

えっ?

 

 

 

 

それではB12の働きを見ていきましょう。

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貧血予防

貧血?貧血予防の栄養成分っていったら鉄っていうイメージだけど

そもそも貧血ってどういう状況かわかりますか?

ヒント 

 

 

 

 

ヒントは別にいらん!! 酸素不足になっている状況でしょ

正解!!

貧血とは赤血球の中で酸素と結合するヘモグロビンが少なくなって、体内で酸素不足になった状態のことです。

貧血を学ぶ上で赤血球とヘモグロビンを知る必要がありますので簡単に説明します。

赤血球、へモグロビン

赤血球は人の血液に含まれている成分です。赤血球の主たる働きは全身の細胞に酸素を運ぶことです。

この酸素を運ぶという仕事は赤血球の構成成分であるヘモグロビンが行っています。
※赤血球の構成成分の約3割を占めているのがヘモグロビンです。

 

ヘモグロビンは、呼吸でとり込んだ酸素と結びつき、酸素を体のすみずみまで運ぶという重要な働きをしています。

これが赤血球です。中にはヘモグロビンがあります。

 

 

 

 

これは赤血球が酸素を運んでいるイメージ図です

 

 

 

 

ちょっと赤血球の話が長くなりました。もう一度貧血の話に戻ります。

貧血とは赤血球の中で酸素と結合する役目をするヘモグロビンが少なくなって、体内で酸素不足になった状態です。

でヘモグロビンが少なくなっているのは、ヘモグロビンの構成成分である鉄が不足しているためです。なので鉄を不足することなく摂取する必要があります。

日本人は鉄の・・

ぐぃーん!!

おいコラっ!!鉄の話になっているぞ!!

 

 

 

 

す・い・ま・せ・・・ん

 

 

 

 

貧血って鉄が不足することで起こる場合がほとんどですが、実はそうじゃない場合もあります。
それが悪性の貧血というものです。

この悪性の貧血は鉄の摂取をいくら増やしても改善しないのです。
で、この悪性の貧血のことを巨赤芽球性貧血といいます。

巨赤芽球性貧血とは赤血球のもととなる赤芽球(赤血球に育つまえの血液細胞のこと)が異常に大きくなって、赤血球まで成長しないことです。

赤芽球の異常はその細胞の細胞分裂が上手くいかないときにおこります。
細胞分裂がしっかりと行われず赤血球まで成長しないということは、ようは正常な赤血球が減ってしまっている状態です。

赤血球が減ることにより、体内の酸素運搬能力が低下して起こるのが巨赤芽球性貧血なのです。鉄不足が原因の貧血とは異なるので悪性の貧血とも呼ばれているのです。

ひえー怖いやん どうすればええんじゃ

B12を取ればいいのです。あと次回説明するB群の葉酸をとればいいのです。この2つをセットで、必要量とれば、まずこの悪性の貧血になる心配はいりません。

B12と葉酸は協力して、赤血球の細胞分裂を促し、正常な赤血球を作り出す働きをしているのです。
この働きにはどちらが欠けてもいけません。

なんで?

赤血球のもととなる赤芽球(赤血球に育つまえの血液細胞のこと)が異常に大きくなって、正常な赤血球にならないといいましたが、ようはこれってDNAのコピーをミスったことなのです。コピーミスで出来上がった赤血球といえます。

核酸(DNA、RNA)
細胞は、DNA(デオキシリボ核酸)とRNA(リボ核酸)が正しく作用することで古い細胞から新しい細胞に生まれ変わることができます。つまりこれが新陳代謝というわけです。DNAは、新しい細胞をつくるときに必要な設計図の働きを行います。その設計図がRNAに転写され、その情報をもとに翻訳されることで新しい細胞の材料となるたんぱく質がつくられます。

核酸(DNA)の合成に関わるのが葉酸です。なので葉酸を摂取することはDNAのコピーミスを減らす、つまり細胞分裂を促進し、正常な細胞である赤血球を作り出すことにつながります。

すなわち巨赤芽球性貧血を防ぐことできるのです。

ぐぃーん!!

B12はどこにいった?あん?

 

 

 

 

これ・・から・・せつ

 

 

 

 

DNAのコピーに関して、直接的な働きをしているのが葉酸ですが、間接的な働きをしているのがB12です。

「間接的」という言葉でもうわかりましたね。

B12は葉酸が核酸の合成に働く際、「葉酸の働き」をサポートする補酵素の役割をしているのです。葉酸の働きを補酵素として手伝っているB12が不足していると、葉酸の機能も落ち、正常な赤血球を作くれなくなるということです。

巨赤芽球性貧血の予防はB12と葉酸はセットで力を発揮すると考えてください。

さあこい!!

 

 

 

 

葉酸とB12はついに巨赤芽球性貧血を追い詰めた

B12 準備はいいか!
葉酸さん OKっす!

 

 

 

いくぞーーー

ヘッドライト

 

 

 

 

テールライト

 

 

 

 

うわーーーー

 

 

 

 

強すぎる

 

 

 

 

葉酸せんぱいは・・・

 

 

 

 

ブー 全力で逃げている!!

 

 

 

 

神経機能の正常化

ビタミンB12は、「神経のビタミン」と呼ばれることもあります。

それは、B12が神経の働きに深く関わっているからです。これも上の段落と考え方は一緒です。
神経機能の正常化に働くには、神経細胞内にある核酸の合成の働きを促進する葉酸が必要で、その葉酸の働きをサポートするためにB12が必要となってくるということです。

B12は、核酸の合成をする葉酸の働きを補酵素として助けることによって、神経細胞の機能を正常に保つ効果があるといえます。

あとは、B12には末梢神経の傷を修復する作用があるといわれています。病院では肩こり、神経痛の治療薬としてビタミンB12が処方されることがあります。

睡眠リズム正常化

ビタミンB12は睡眠、覚醒のリズムに関わっています。睡眠、覚醒のリズムが乱れた場合、ビタミンB12を大量に摂ると、このリズムを正常に戻すと呼ばれています

というのもビタミンB12は、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌作用を調整する作用があるからです。

メラトニンは神経ホルモンの一種でセロトニンを原料に脳の松果体で生成されます。
メラトニンには睡眠、覚醒のリズム(夜になると眠くなり、朝になると起きる)を整える、体内時計を正常に保つといった働きがあります。

メラトニンは・・・

ぐぃーん!!

おっと、そこまでだ 
このままだとメラトニンの説明になる

 

 

 

ご・め・ん・・・ちゃ・・い

 

 

 

 

とにかくメラトニンの分泌が上手くいかなくなると、睡眠のリズムが崩れて、不眠症になったりします。
で、B12は、メラトニンの分泌を調整し、覚醒、睡眠のリズムを整え、不眠症を予防する効果があるといわれています。

B12の大きな働きはこの3点(貧血予防、神経機能の正常化、睡眠リズムの正常化)と考えてください。他にもありますが、それはレビューでまとめます。

今回はここまで。


一方爺さんは、泥にはまっていた・・

ぷぎゃーー

 

 

 

 

キーーー

 

 

 

 

さてと、このクソをどう料理してやるか

 

 

 

 

こんなところでやられるわけにはいかん

これでもくらえーー

 

 

 

 

ブーー このくそジジイ

 

 

 

 

泥かけんじゃねーー

 

 

 

 

今のうち全力で逃げる・・・・・

 

 

 

 

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