大豆イソフラボン

大豆イソフラボンの評価 S

大豆イソフラボン

イソフラボンとは大豆、葛に多く含まれるポリフェノール(フラボノイド)の一種です。

ポリフェノール
植物の花、茎、種子などに含まれる色素、苦み、色素の成分のことをいいます。自然界に4000種類以上存在しています。ポリフェノールはほとんどが水溶性で、強い抗酸化力を持っています。ポリフェノールはその構造に違いにより大きく2つに分類できます。色素でできている「フラボノイド系」と色素以外の「フェノール酸系」です。
フラボノイド
ポリフェノールの分類のひとつです。野菜や果物に多く含まれています。ポリフェノールの90%はフラボノイドで占められています。フラボノイドもまた構造の違いにより何種類かにわかれます。イソフラボンの他に有名なのはアントシアニン(ブルーベリー)、カテキン(お茶)などがあります。

大豆は、たんぱく質が豊富で体を作るのに必要なアミノ酸が豊富に含まれています。そのほかにも脂質、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が含まれており、バランス栄養食として知られています。

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大豆には大豆特有の微量成分が存在しており、その微量成分の一つに大豆イソフラボンがあります。大豆イソフラボンは、大豆1粒につき、わずか0.2~0.3%ほどしかない稀少な成分となっています。
※大豆特有の微量成分は他に、「レシチン」「サポニン」などがあげられます。

大豆イソフラボンの大きな特徴は、女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをすることです。この働きは美容や健康に役立つとして有名です。特に女性の美容や健康に役立つといわれています。
エストロゲンと構造が似ていることから、植物性エストロゲンとも呼ばれることがあります。

大豆イソフラボンには種類があります。現在確認できているイソフラボンは15種類あるといわれています。ダイゼイン、ゲニステインなどが代表的で有名です。これらを総称して大豆イソフラボンといいます。

また大豆イソフラボンには2つの形があります。グリコシド型とアグリコン型です。食品中に含まれるイソフラボンは糖と結合した配糖体として存在します。このことを「グリコシド型」と呼びます。グリコシド型として食べたイソフラボンは、体内で吸収される際に腸内細菌の働き糖が切り離されアグリコン型」となります。
アグリコン型」と「グリコシド型」は、どちらも女性ホルモンエストロゲンと似た働きををしますが、その働きの多くを期待できるのは、アグリコン型です
グリコシド型の方は、同じのイソフラボンの量でも、糖を結合している分(アグリコン型と比べて)イソフラボンの量が少なくなります。またアグリコン型のほうがはやく吸収されるといった吸収速度の違いもあります。

注意
このページでは、イソフラボンは大豆イソフラボン、女性ホルモンはエストロゲンのことと考えてください。大豆をつけたり、つけなかったり統一感がありません。

大豆イソフラボンの摂取目的

イソフラボンの摂取目的は、「薄毛」「美肌」「抗酸化」です。

 摂取目的
髪  「薄毛」
肌  「美肌」
その他「抗酸化」

大豆イソフラボンの効果・効能

女性ホルモン
大豆イソフラボンは女性ホルモンのひとつエストロゲンと似た働きをします。この働きにより次のような効果・効能があります。

美容
エストロゲンは、美肌成分コラーゲンの合成を助ける役割をします。エストロゲンが減少しているとコラーゲンの生成能力が衰え、肌のハリや弾力が失われます。

エスロトゲンは、肌の水分を保持しているヒアルロン酸の生成を促進する働きをします。エストロゲンが減少しているとヒアルロン酸の生成量が減り、肌のみずみずしさが失われていきます。
エストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボンを摂取することで、女性ホルモン減少による肌の老化を遅らせることができるといえそうです。

更年期障害
女性ホルモンの分泌量は、閉経前後にあたる40~50代にかけて急激に減少していきます。女性ホルモンのバランスが崩れることで、のぼせ、ほてり、肩こり、焦燥感、憂鬱感、倦怠感といった肉体的、精神的な不調が現れます。俗にいう更年期障害というものです。エストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボンをとることで更年期障害の症状の改善が期待できます。
PMS症状の緩和
PMS(月経前症候群)は月経開始前におこるイライラ、頭痛、腹痛などの症状です。大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをするので、これら症状を緩和する効果があります。

骨を丈夫にするということに女性ホルモンは深く関わっています。骨の主成分であるカルシウムを摂取しても女性ホルモンの分泌が少ないと、骨からカルシウムが溶けだしてしまいます女性ホルモンには骨にカルシウムを蓄えるという働きがあるのです。
女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンはには同様な働きがあるといえ、骨粗しょう症予防に役立つといわれています。

病気

大豆イソフラボンの摂取は次の疾病予防につながります。

ガン
イソフラボンは不足しているエストロゲンを補うだけではなく、エストロゲンが過剰に分泌されたときにはその分泌量を抑える働き抗エストロゲン作用)があります。
この働きは女性ホルモンの過剰分泌が発症原因の一つとされる乳がんの予防に役立つといわれています。また前立腺がんなどの発症リスクを減らす方向に働くと考えられています。
※大豆イソフラボン過剰摂取は、乳がんの発症リスクを高めるといわれています。この効果はあくまでも適量を摂取している場合です。

動脈硬化
女性ホルモンエストロゲンには、HDL(善玉)コレステロールを増やし、LDL(悪玉)コレステロールを減らすという作用があります。大豆イソフラボンにも同様の作用があります。

LDLコレストロール

肝臓で合成されたコレストロールを全身に運ぶのはLDLです。LDLコレステロールは肝臓で作られたコレステロールを血管を通じて体中の細胞に運搬する役割をしています。このコレストロールは細胞膜やホルモンの材料となります。

細胞膜やホルモンの材料となるコレストロールを体のすみずみまで運ぶ役割を担っているので、体にとって必要なものなのですが、これが増えすぎると血管の壁にたまり、動脈硬化が進行してしまいます

 

 

HDLコレストロール

HDLの主な役割はコレステロールを肝臓へ運搬することです。HDLコレストロールは体内で使われなかった余分なコレステロールを肝臓に送る(戻す)働きをします。血管壁に付いた余剰なコレステロールを回収して肝臓に戻すことで、血液中のコレステロールが増えることを防ぎ、動脈硬化を予防するといわれています。

抗酸化
体内で活性酸素が過剰に発生すると、細胞が酸化し体のいたるところで老化現象を引き起こします。過剰になった活性酸素を除去する働きをもつ物質を抗酸化物質をいいます。
ポリフェノールは抗酸化力をもっている物質ですが、そのなかでもイソフラボンは強い抗酸化力をもった物質として有名です。見た目の老化防止や生活習慣病予防に非常に役に立つ成分といえます。


大豆イソフラボンには薄毛を改善する効果があります。

①女性ホルモン
成人男性の薄毛の主な原因はAGA(男性型脱毛症)です。これは男性ホルモンテストステロンが、5αリダクターゼという酵素と結合し、DHT(ジヒドロテストステロン)というさらに強力な男性ホルモンにかわることで引き起こされます。女性ホルモンエストロゲンには男性ホルモンのジヒドロテストステロンへの変換を抑制する働きがあります。イソフラボンにも同様の働きがあるといえます。

②IGF-1
IGF-1という成長因子は、毛母細胞の細胞分裂を活性化させ、発毛、育毛を促進する働きがあります。IGF-1が分泌されることは薄毛改善につながることになります。
基本的には成長ホルモンが分泌されることで肝臓でこのIGF-1という成長因子が作られるというメカニズムになっています。
ただCGRPという物質からもIGF-1を作ることができるといわれています。CGRPが放出されると毛乳頭内の細胞に作用し、毛根のIGF-1を増加させます。成長ホルモンを介さず直接IGF-1をつくるというわけです。

このCGRPは胃や腸にある知覚神経を刺激することで作られます。
知覚神経を刺激する成分がカプサイシンとイソフラボンです。要するにカプサイシンとイソフラボンを同時に摂取することで、CGRPという物質をつくりIGF-1を増やすことができるということです。

大豆イソフラボンのサプリメントによくあるキャッチフレーズ集

  • 女性らしさと健康を保ちたいかたに
  • 若々しさを失いたくない
  • 女性ホルモンの減少を補い女性の美しさを支える
  • 加齢ととともにおこる変化に立ち向かう
  • 髪のトラブルにお悩みの方
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大豆イソフラボンの摂取量、不足、過剰

大豆イソフラボンの摂取量
大豆イソフラボンの1日あたりの目安摂取量は約50mgです。上限として75mgとされています。サプリメント(アグリコン型として)で摂取する場合はその上限は30mgとなっています。
 
大豆イソフラボンの不足
イソフラボンが不足することにより、どうこうというのはありません。イソフラボンはポリフェノールの一種で、5大栄養素と違い生命維持のために必須なものでありません。ポリフェノールはあくまでも健康促進、病気予防、美容効果アップなどの機能をあげる物質という位置づけです。
ただ女性がイソフラボン(女性ホルモンの働きを補う)を普段からあまり摂取していないと、PMSや更年期障害による症状をすごく感じることになります。
 
大豆イソフラボンの過剰
大豆イソフラボンの過剰摂取はすこし注意する必要があります。大豆イソフラボン(アグリコン型として)を1日150㎎以上摂取し続けることにより過剰症の恐れがあります。過剰になることで女性ホルモンのホルモンバランスを大きく崩してしまい、月経不順になったり、乳がんの発症リスクを高める可能性があるとされています。
大豆や豆腐といった食品からイソフラボンを摂取しているのはさほど心配はいりません。大豆にはイソフラボンが過剰に吸収されるのを抑える働きがあるからです。
注意が必要なのはサプリメントとして摂取する時です。あくまでも目安摂取量を守り、大豆食品をよく食べる日などは摂取量を減らすなどが工夫が必要となります。また妊娠中は、サプリメントからの摂取は控えてください

大豆イソフラボンの豆知識

エクオール
食事から摂った大豆イソフラボンの一種ダイゼインは腸から吸収されます。このとき、ダイゼインという成分のまま吸収される人と、腸内細菌の働きによりエクオールという成分に変化して吸収される人がいます。
エクオールのほうがイソフラボンと比べてよりエストロゲンに似た働きをすることがわかっています。簡単にいうとイソフラボンの効果・効能をさらにパワーアップさせたものがエクオールというわけです。

エクオールを作れるか作れないかはエクオールを作る腸内細菌「エクオール産生菌」を持っているか持っていないかによります。この腸内細菌を持っているのは日本人は2人に1人といわれています。
作れる人作れない人の違いは正式はわかっていませんが、大豆を好んで食べているや和食中心の食事が多い人は作れるほうが多い傾向があるとされています。
洋食中心だったり、たばこを吸っている人は、作れないほうに属する割合が高いといわれています。
最近ではエクオールそのものを摂取できるサプリメントが販売されているので、イソフラボンの効果・効能をあまり感じることができないようでしたらエクオールのほうに切り替えてもいいかもしれません。

 
グリコシド型とアグリコン型
豆腐や納豆など食品として取り入れられるイソフラボンのほとんどがグリコシド型です。腸で吸収される際にアグリコン型に変わりますが、イコールではありません。その量は減っています。2割程度しかアグリコン型にならないといわれています。
アグリコン型が多い食品は醤油や味噌です。醤油や味噌を多くとるというのは塩分のことを考えると現実的ではありません。イソフラボンとしての必要量をとることを考えたときアグリコン型が多く含まれているサプリメントなどを検討するのもありです。
 
性ホルモン
男性ホルモンは男性だけ、女性ホルモンは女性だけということではなく、男性の中でも女性ホルモンが作られ分泌されています。その逆もしかりです。
女性の体の中に、生きている間に分泌される女性ホルモンの量はスプーン1杯ほどといわれています。男性の場合は、その半分ぐらいの量が分泌されています。比較すると少ないですが、男性でも女性ホルモンは分泌されており、男性ホルモン、女性ホルモンの両方が分泌されていることになります。
ちなみに女性の場合、男性ホルモンの分泌量は男性と比べると1/10ぐらいといわれています。

大豆イソフラボンのイメージ

大豆

女性のための栄養成分

大豆イソフラボンと相性の良い栄養成分

・亜麻リグナン
・レッドクローバー
・コラーゲン
・カプサイシン

大豆イソフラボンの勝手にランキング

髪(薄毛)部門 第14位
肌(美肌)部門 第3位
抗酸化  部門 第4位

大豆イソフラボンのレーダーチャート解説

評価基準

  • 6 
    このカテゴリーに効果があることで有名。即効性があったり、継続して摂取することで効果を感じる
  • 5 
    このカテゴリーに効果があることで有名。継続して摂取することでなんとなく効果を感じる

  • このカテゴリーに効果があるといわれている。効果が得られることを期待して飲んでいる
  • 3.5 
    このカテゴリーに効果があるといわれているが、個人的に摂取目的としていない

  • このカテゴリーになんらかの効果があるもの

  • このカテゴリーとはあまり関係ないと思われる

  • このカテゴリーとは関係ないと思われる

※4以上が摂取目的となっているカテゴリー 

 

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大豆イソフラボン 総合評価 S 16

 総合評価について
5つのカテゴリーのうち、評価が高い上位3つのカテゴリーを足したものです。「B~SS」でつけています。
SS  18点
S  16点以上
A+ 14点以上
A  12点以上
B+ 10点以上
B  9点以下

髪(薄毛) 評価5.5
ずばりイソフラボンは薄毛の予防に役立ちます。成人男性の抜け毛の主たる原因AGA(男性型脱毛症)は男性ホルモンテストステロンが、5αリダクターゼという酵素と結合し、DHT(ジヒドロテストステロン)というさらに強力な男性ホルモンにかわることで引き起こされます。DHTが毛母細胞を攻撃することにより、毛母細胞の髪を生み出す、育てるという機能を衰えさせます。
女性ホルモンエストロゲンは男性ホルモンのジヒドロテストステロンへの変換を抑制する働きがあります。イソフラボンには同様の働きが期待できます。
またイソフラボンとカプサイシンを同時に摂取し、知覚神経を刺激することでCGRPという物質を生成できるといわれています。CGRPが放出されると毛乳頭内の細胞に作用し、毛根の成長因子IGF-1を増やす効果があります。IGF-1は毛母細胞の細胞分裂を促進します。毛母細胞の細胞分裂が活性化することで髪が生まれ、ヘアサイクルの乱れを防ぎ、髪が抜けにくくなります。
この2点からイソフラボンは薄毛予防には非常に有効であるといえます。

肌(美肌) 評価5.5
エストロゲンは美しい肌をつくるうえで欠くことのできないホルモンです。「美容ホルモン」の異名をもち、美肌成分であるコラーゲンの合成、ヒアルロン酸の生成に関わってきます
エストロゲンの分泌は加齢とともに減ってしまいます。そのため「エストロゲン」のコラーゲンを合成する力、ヒアルロン酸を生成する力が落ち、肌のハリ、弾力、潤いが失われるといった老化現象を引き起こします。
大豆イソフラボンを摂取することで、衰えていくエストロゲンの能力を補うことができます。美肌づくりに欠くことのできない成分といえます。

体型(ダイエット)評価3.5
エストロゲンには脂肪を燃焼させる働き(脂肪を分解する)や、満腹中枢を刺激する働き(満腹感を感じる)などのダイエット効果があります。イソフラボンにはエストロゲンに似た働きをするため同様な効果があるといえます。

体力(普段)評価3.5
大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをします。ストレスなどで乱れた女性ホルモンのホルモンバランスを整える効果があります。月経周期の乱れを整えたり、月経前症候群、更年期障害の症状を緩和する効果があります。女性の健康にとても役立つといえます。また動脈硬化やがん予防にもなるので、健やかなる日常を過ごすためにぜひとも取り入れて置きたい成分です。ただし「女性の」健康に効果的という部分が強いので評価は3.5です。

その他 総合評価5

抗酸化 評価5.5
ポリフェノール自体、抗酸化力をもっている物質として有名です。イソフラボンは、そのポリフェノールのなかでも強い抗酸化力をもった物質として有名です。体がサビるのを防ぎ、病気予防や見た目の老化を遅らせるといった点においてイソフラボンの強い抗酸化力は見逃すことはできません。

骨 評価4.5
骨と女性ホルモンは深く関わっています。女性ホルモンには骨にカルシウムを蓄えるという働きがあります。女性ホルモンの分泌が足りていないと骨にカルシウムが蓄えられず、溶けだしてしまいます。年をとり骨粗しょう症になりやすくなるのは女性ホルモンの分泌が減っているというのも原因となります。女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンはには同様な働きがあるといえ、骨粗しょう症予防に有効です。

大豆イソフラボン雑感

男性である私にとってイソフラボンといえば、「髪のために良い」というイメージが強いです。

独断と偏見ですが、
男らしい人って頭はげている人多くないですか?
で中性的な女性ぽい男性ってフサフサしてませんか?

「ザ・男」のような濃い系の俳優とか薄毛の人が多く、
ジャニーズ系のアイドルはめっちゃフサフサしてないですか?

こう感じるのは私だけではないと思います。

これって男性ホルモンが多い(多そう)女性ホルモンが多い(多そう)の話に関わってきます。

当然ですが、男性にも女性ホルモンがあり、女性にも男性ホルモンが分泌されています。さきほど男らしいという表現をしましたが、ちょっと抽象的でした。

具体的には、体毛やヒゲが濃い人のことを想像してください。胸毛、すね毛ボーボー、ヒゲもじゃもじゃという感じのかたです。体毛やヒゲが濃いというのは遺伝というのもありますが、主に男性ホルモンが多く分泌されることでそうなります。

で、男性ホルモンの分泌が多いとそれだけ5αリダクターゼという酵素と結びつきやすく体内にDHT(ジヒドロテストステロン)が増えてしまうことになります。

DHTが増えることは何につながるか覚えていますか?

ズバリ「薄毛」です。DHTが毛母細胞を攻撃して、毛母細胞の髪を生み出し、成長させるという機能を衰えさせるのです。
成人男性の抜け毛の主たるもの「AGA」の原因はDHTが増えてしまうことで引き起こされます。

なので男性ホルモンが多い(多そうな)人は薄毛になりやすいというのは、あながち間違いではないのです。

で、この男性ホルモン→DHT(ジヒドロテストステロン)への変換を抑制する働きをしているのが女性ホルモンエストロゲンで、女性ホルモンが多く分泌されていれば、それだけDHTを減らす(増やさない)ことにつながるので薄毛になる率は減るということになります。

なので女性ホルモンが多い(多そう)人がフサフサしているというのも、理にかなっているといえばかなっているのです。

長々と話しましたが、昔から、男性ホルモンが多いとハゲル、女性ホルモンが多いとハゲナイという偏見をもっていたのです。ということで薄毛予防目的のため20代前半から大豆イソフラボンにはお世話になっています

もちろん当時は男性ホルモンに5αリダクターゼが結合するとDHTになる。そのDHTが毛母細胞を攻撃することではげるなんていう知識はまったくなく、「男性ホルモンが多いとハゲル、女性ホルモンが多いとハゲナイ」というイメージのみで摂取していました。

知識を増やすことにより、やはり髪には「女性ホルモン」がすごく大事だと改めて感じています。女性ホルモンはそもそも女性でもそんなに分泌されないものです。一生涯で分泌される量ってスプーン一杯ほどといわれています。まあそのスプーンのサイズがわからないので、なんともいえませんが・・・

男性が分泌する量って女性の半分程度といわれていますが、そのなかでも、女性ホルモンが(ほんの僅かでも)多くあるか少ないかで「髪」の濃さ、薄さにすごく関係してくると勝手に思っています

男性で、女性ホルモンを増やす方法として考えられるのは、女性ホルモン剤の注射を打つことです。打てば、確実に増やすことはできます。もし抜け毛の原因が男性ホルモンによるところが大きかった場合、確実に抜け毛を減らすことができます。ただし、男性としての生活もおさらばする必要がありますが。

他にも・・・・・

・・・・・

他には特にないのですね。「女性ホルモン」を増やす方法って・・
なるべく減らさないようにするのだったら規則正しい食生活、睡眠をしっかりとることが重要になってきますが・・・

アッすいません、男性でと限定しましたが、女性でも特にありません「女性ホルモン」を増やす方法は。確実に減っていくものです。閉経すると分泌ははぼ止まります。

なので大事となっていくのが、なるべく減らさない、減るスピードを遅らせる、そして女性ホルモンと同じ働きをする栄養成分を取るということです。

でこででてくるのが大豆イソフラボンなのです。

イソフラボンのすごいところは、女性ホルモンエストロゲンと似た働きをするということです。
似た働きをするため女性らしい美しい肌や女性らしいキレイな髪に導く効果が期待できるのです。

これってすごくないですか?

薄毛とか美肌の観点で女性ホルモンを増やしたいと考えている男性にとって大豆イソフラボンの働きは素晴らしいものなのです。

ということで20代前半からずっとお世話になっていますが、継続して摂取していることで感じていることはずばりいいです。「髪」にもいいし、「肌」にもいいという感覚です。

女性ホルモンの観点で髪に良いといいましたが、髪に関しては、もう一つ重要なことに関わっています。
イソフラボンはIGF-1を増やす効果があるものとしても有名です。

これはカプイソとよばれるもので、唐辛子の成分カプサイシンとイソフラボンをセットにしてとることで、CGRPという物質を生成でき、それが毛乳頭内の細胞に作用し、毛根の成長因子IGF-1を増やせるといわれています。IGF-1は毛母細胞を活性化させる働きがあるので、IGF-1を増やすことで発毛、薄毛予防につながるといったわけです。

注意
まあこのカプサイシン+イソフラボンのセットでIGF-1を増やすというのはいわくつきの話はではありますが、自分は一応信じています。気になるかたはネットでお調べください。

IGF-1が増えることも期待しているので、イソフラボンはカプサイシンと必ずセットで摂取しています。

ということで大豆イソフラボンは、女性ホルモンIGF-1の2つの作用で発毛、薄毛予防に効くものです。なので薄毛に悩んでいる方にすごーくおすすめです。

・・・・・

・・・・・

というか大豆イソフラボンの効果について、男性目線、かつ薄毛予防中心で話をすすめてしまいましたが、メインはそこではありませんでした。

大豆イソフラボンは女性にとってすばらしい効果をもっている成分です。

女性ホルモンは年をとるにつれ減っていき、閉経を迎えるとともにほぼ分泌されなくなります。そうなると女性らしさは失われていき、肌の老化がひどくなります。へたすると男性化(ひげが生えたり)につながることにもなります。

女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンを積極的にとることは老化を遅らせたり、見た目の女性らしさをキープできるといえます。
見た目だけの問題ではなく、女性に多い乳がんの予防にもなります。

私は経験したことないのでなんともいえませんが、生理前の精神的、身体的不調の症状改善や、生理不順にも効果があるみたいです。若いかたでもこういったことに悩んでいる女性はぜひともとってみてください。ちなみに一般的に若い女性はイソフラボンの摂取量が足りていないみたいです。

大豆イソフラボンって女性のためのサプリメントとして有名なので、男性で手を付けている人は少ないと思います。はずかしがらずにぜひとも手にとってください。薄毛予防や美肌目的にはかなりいいと断言できます。女性ホルモン(に似た働き)って男性にも絶対大事ですので。

なんかさっきから「女性ホルモン」、「女性ホルモン」連呼していますが、けして女性っぽくなりたいということではありません。薄毛を予防し、女性のような美しい肌を手に入れたいだけです。

ちなみに自分は男性のなかでは、女性ホルモンが多いほうだと思います。体毛やヒゲは極めてうすいです。それでもなお女性ホルモンの働きを求めているのは、エストロゲンの効果は髪や肌にとてもいいからといえます。

すこしベタぼめしすぎましたので、注意点を。

大豆イソフラボンは過剰に注意です。

飲めば飲むだけ良いというわけでなく、過剰摂取を続けたらかえってホルモンバランスを崩すことになり、逆に生理不順になったり、(まだその時期ではないのに)更年期障害の症状を感じたり、ガンなどの病気になるリスクが上がるといわれています。とくにサプリメントで飲む人は注意です。普段から大豆商品をよく食べ、かつサプリメントでマックスに取るということをしているとちょっと危険です。大豆食品を多く取る日はサプリメントの量を減らすなど上手く調整してみてください。

あと自身の飲んでいるイソフラボンがグリコシド型アグリコン型どちらをしっかり把握してください。アグリコン型の場合はしっかりと摂取量の管理をすることをお勧めします。アグリコン型のほうが即効性があり、イソフラボンの効果は強いですが、その分過剰になりやすいです。※ちなみに私はアグリコン型が多く含まれているタイプのサプリです。

まとめるととにかく女性ホルモンを増やす方法はこれといってないので、その代わりの働きをする大豆イソフラボンを毎日とりましょうということです。もちろん「適量で」です。

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