「ファイトケミカル」を学ぶ その2 ポリフェノール編

ファイトケミカルとは野菜、果物、豆類などの植物性食品の色素、香り、アク、辛味などからの成分から発見された化学物質の総称のことです。
この色素、香り、アク、辛味などには抗酸化作用や免疫力をあげる効果があります。ファイトケミカルは生命維持や身体活動のために必須な成分ではありませんが、摂取することで過剰に発生した活性酸素を除去する働きをし体がサビるのを防ぐ効果があります。また免疫力があがるため病気になりにくい健康な体をつくります。
つまりファイトケミカルを摂取することは美容や健康にプラスに働くことになります。

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ファイトケミカルの種類

で、ファイトケミカルは何千種類かある(1万以上とも)のですが、そのうちのめちゃくちゃ有名なやつを紹介したいと思います。

おいハゲ!有名なものをここで紹介するっていっているが、どのみち栄養成分レビューにも書くんだろ?
ギクッ
なんでわざわざ2度手間になることをするんだ?
カチャ!!
ご紹介の程よろしくお願いします

えーとですね。それでは早速紹介していこうと思いますが・・・・
前回ファイトケミカルにはポリフェノールやカロテノイドが含まれるといったのを覚えていますか?

言ったね!それがなにか?

ポリフェノールやカロテノイドってそれ一つの栄養素でなく、それも総称のことなのです。つまり数千種類あるといわれるフェイトケミカルは大きく6つぐらいに分類することができ、そのおおまかに分類された1つのカテゴリーがポリフェノール類やカロテノイド類といったわけです。

ポリフェノールもカロテノイドも総称のことで、それらをまとめていったものがファイトケミカルというわけか・・・

まあそんな感じです。

その6つとは①ポリフェノール②カロテノイド③含硫化合物④糖関連物質⑤アミノ酸関連物質⑥香気成分です。

ただファイトケミカルは正式にこの6つに分類されているものと定義されているわけではなく、人によってはファイトケミカルは5つに分類されているものだいう方もいます。

その場合は①ポリフェノール②カロテノイド③含硫化合物④テルペン⑤糖関連物質です。そもそもファイトケミカルは何千種類(1万以上とも)もあります。なのでもっと細かく分類している方もいます。
まあ人それぞれといった感じです。私は6分類派ということです。

それでは6つに分類されたもの1つ1つを簡単に紹介します。まずはポリフェノールからいきます。

ポリフェノール

ポリフェノールは植物が光合成をする際に作られる物質の総称のことをいいます。光合成に伴って作られる色素、苦味、渋み成分のことです。

光合成?小学生のとき習ったやつか?

光合成とは植物が光エネルギーを利用して、水と二酸化炭素から糖分(炭水化物)と酸素をつくりだすことです。

前回、野菜くんたちは木っ端みじんギりにされ野菜炒めとされました。

実はお兄さんが前回のクイズの残念賞でもらったフェイトケミカル(大根)は野菜くんたちの仲間だったのです・・・

仲間たちのかたき・・・これでもくらえ・・
秘技!光合成の刑や!
ちょい、ちょい俺なにも悪いこと・・・
光合成の気分を味わえ!
吸い込まれる・・・・・
いったーい
光合成の刑って 単にむち打ちになっただけかよ!
ククッ

へんな茶番が入ってしまったのでもう一度説明します。

ポリフェノールは植物が光合成を行う際に作られる物質の総称のことをいいます。作られる物質とは光合成によってできる色素、苦味、渋みの成分のことです。この色素、苦味、渋みといったものは光合成の際に生まれた糖分の一部が変化したものです。

色素、苦味、渋みといった成分は

植物の花や(写真は単なるイメージです。ポリフェノールが含まれているかどうかは知りません)

植物の葉や(写真はほうれん草なので、ポリフェノールは含まれています。)

 

植物の樹皮など(写真は単なるイメージです。ポリフェノールが含まれているかどうかは知りません)に含まれています。

どさくさまぎれて伐採しているじゃねーよ!
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抗酸化力

唐突ですが、 植物って紫外線を浴び続けていますよね?
また光合成する際に酸素を生み出しますよね?
これって活性酸素が発生する原因となるものですよね?

植物ってこんなに活性酸素にさらされている状況でも、すくすくと育っていきます。植物にはこのような活性酸素を無毒化する物質があり、その一つがポリフェノールなのです。ポリフェノールって植物それ自身が持っている抗酸化作用をもった成分のことなのです。植物が動物より長生きできるのは、この抗酸化作用の影響がかなりあるといわれています。

活性酸素(※人間の場合の説明です)
活性酸素は「酸化させる力」が非常に強い酸素のことで、その強い力で体内に侵入したウイルスや細菌を取り除く働きがあります。活性酸素がある程度あるおかげで、外部からの刺激から体内にある細胞が守られ健康を維持できています。活性酸素は本来は身体に必要なものですが、過剰に発生することにより体に害を与えます。
活性酸素は適量ならば細胞を保護しますが、過剰に発生してしまうと、健康な細胞まで酸化させてしまいます。
というとそのポリフェノールを取ることは・・・

抗酸化物質を取るということになります。

ポリフェノールが人間の体内に入ることで、強力な抗酸化作用が働き活性酸素の除去に大きく貢献することになります。

ポリフェノールの種類

ポリフェノールにも種類があり、その数は4000~5000種類あるといわれています。

オイオイ!総称のファイトケミカルは何千種類あると説明しておいて、その分類の1つのポリフェノールで4000~5000だと

パシーン

いったーい
いちいち突っ込まない!!

ともかく自然界には多くのポリフェノールが存在しています。でそのポリフェノールも大きく2つに分けることができます。

色素系成分のフラボノイド系と非フラボノイド系(フェノール酸系)です。

フラボノイドってポリフェノールの一種だったんだ・・・

ポリフェノールのうちの9割はフラボノイド系に分類されます。9割なので、
まあフラボノイドってほぼポリフェノールって感じです。

でこのフラボノイドの中でいくつか有名なものを紹介します。

と、まあキリが良いので今日はこの辺で終わりにしましょう。

 

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