「ファイトケミカル」を学ぶ その24 その他編

さてアミノ酸関連物質の続きです。アミノ酸関連物質は覚えるものは2つしかありません。というか2つしか知りません。その2つとは前回やったタウリンと今回やるグルタチオンです。

グルタチオンは「ファイトケミカル」どうこうというより、「アミノ酸」として、というかアンチエイジング効果の高い「栄養成分」としてすごく大切な成分です。まあそんなにメジャーな成分ではないので知名度は低いかもしれませんが、個人的にすごく注目している成分です。

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グルタチオン

グルタチオンは動物、微生物、植物あらゆる細胞の中に存在しています。人間にも存在しており、特に皮膚や肝臓、目の水晶体、角膜に多く存在しています。主に肝臓でグルタチオンが作られ、血液により全身の細胞に運ばれています。

グルタチオンはアミノ酸がつらなっている成分です。

アミノ酸が辛なっている?どういうことだ!!
他の栄養成分にいじめられたんか?
フーーーー
ウリャーーー

ボコーン

 

右ストレート頂きました!!

一応突っ込んでおきますが、「連なる」のほうです。

グルタチオンは3つのアミノ酸(グルタミン酸、システイン、グリシン)からできています。

その3つって・・・

お気づきですか?

その3つは前回話した、身体をつくっているたんぱく質を構成している20種類のアミノ酸に含まれているものです。

3つとも非必須アミノ酸に分類されます。

20種類のアミノ酸

必須アミノ酸(9種類)
ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、バリン、フェニルアラニン、トレオニン(スレオニン)、トリプトファン

非必須アミノ酸(11種類)
アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、グルタミン、グルタミン酸グリシンシステイン、プロリン、セリン、チロシン

非必須アミノ酸のことをさらっと説明します。非必須アミノ酸とは体内で他のアミノ酸などを材料として合成できる成分のことをいいます(必須アミノ酸は体内で合成できない成分のことをいいます)。非必須アミノ酸は体内で作られるといっても微量であったりして、その量が不十分なこともあります。また体内で消費が激しく不足しやすいこともあります。
非必須は体内で作られるから取らなくていいというよりは、むしろ積極的に摂取していく必要があります。

この3つの非必須アミノ酸グルタミン酸グリシンシステインが連なっているものがグルタチオンという物質です。

ちなみに3つのアミノ酸がつながっているもの状態をトリぺプチドといいます。

トリぺプチド? ペプチドってこと?

ペプチド

そうです。

よく覚えていましたね。2個以上のアミノ酸がつながったものをペプチドといいます。

アミノ酸が結合することをペプチド結合といいます。ペプチドと呼ばれるものは、2個から100個程度のアミノ酸がペプチド結合したもののことをいいます。
2~10個程のアミノ酸が結合したペプチドをオリゴペプチドといい、10~100個のアミノ酸が結合した物質をポリペプチドといいます。100個以上のアミノ酸が結合したものがたんぱく質と呼ばれています。

オリゴペプチドのなかで2個のみの結合ならジペプチド、3個ならトリペプチド、4個ならテトラペプチドと呼んでいます。

注意
この数値と呼び名はアバウトなので、明確に区別はされていません。50個以上でたんぱく質と呼ぶ場合もあります。

たんぱく質が分解され細かくなったものがペプチドで、そのペプチドをさらに細かく分解したものがアミノ酸ということです。アミノ酸がたんぱく質の最小単位となります。

ペプチドの特徴はアミノ酸とたんぱく質の中間の性質をもっているという点です。たんぱく質は分解され、体内で消化吸収されるまでに2~4時間かかりますが、ペプチドは、すでに分解されていて消化の工程が必要ない(あるいは少ない)ため、たんぱく質より効率よく体内に吸収されるといわれています。

そうはいってもアミノ酸単体で摂取するよりは吸収される速度は遅いんでしょ ぺプチドは?

まあ今説明したことをそのまま捉えると吸収の速さは当然アミノ酸>ペプチド>たんぱく質という順番になりますが、

結合している長さが短いジペプチド(2個)トリペプチド(3個)は単体のアミノ酸と比べて、同じくらいかそれ以上に速やかに体に吸収されるといわれています。

その理由としては小腸で、アミノ酸を吸収するといいましたが、このアミノ酸を運搬する輸送体がアミノ酸単体のものと2、3個結合したペプチド状態のものの両方あるといわれているからです。

2、3個のアミノ酸が結合された状態で単体と変わらない、あるいはそれ以上の速さで吸収されるのでジペプチド(2個)やトリペプチド(3個)といった長さが短いぺプチドは栄養の「利用効率」や「機能性」が優れているといえます。

ジペプチド、トリペプチド・・・なるほどね・・・
って、ペプチドの話ばっか!!

すいません。ついペプチドについて熱く語ってしまいました。

グルタチオンの話に戻ります。

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加齢とともに減っていく

体内に多く存在しているグルタチオンですが、20代をピークにその量は減っていきます。
加齢もそうですが、紫外線を浴びることによってグルタチオンは減っていくとも言われています。

体内で生産する量がどんどん減っていくので外から取り入れることが大事となっています。グルタチオンを多く含む食品はレバーなどの肉類やパン酵母などが有名です。これらを意識して・・・

あのさあ~ グルタチオンってグルタミン酸グリシンシステインでできているだろ?

そうですが、

なにか?

まあ体内で合成され、それが皮膚、肝臓、水晶体、角膜にグルタチオンの状態で存在するっていうのはわかるけど・・・

わかるけど・・・

なにか?

食事などから取り入れるグルタチオンって消化されたら結局のところその3つアミノ酸に分解されて吸収されるってことにならないのか?
となると、グルタチオンの効果というよりその3つのアミノ酸それぞれの効果ってことにならないのか?

まあ確かにペプチドは最終的にはアミノ酸に分解され、その後に小腸で吸収され、血液により全身の細胞に運ばれ体の材料となるたんぱく質として再合成されたりされます。グルタチオンもどうように食事などから体内に取り入れても、最終的には最小単位のアミノ酸(グルタミン酸、グリシン、システイン)に分解されてから吸収されると考えられていました。

昔はそう考えられていたのですが、今は違います。

グルタチオンを食事などで取り入れると、一定量はグルタチオンのまま吸収されて、グルタチオンとしての効果を発揮することがわかってきています。
※グルタチオン全てがそのままグルタチオンとして吸収されるというわけではありません。

グルタチオンは通常とは異なる結合の仕方をしているためトリペプチドのなかでも分解されにくい物質といわれています。

グルタチオンの抗酸化作用

グルタチオンの効果・効能といえば、抗酸化作用が有名です。数ある抗酸化物質でも強力な抗酸化作用を持っていといわれています。

抗酸化はもう飽きたよ!
しかも毎回毎回、抗酸化物質を紹介するたびに、数あるなかで「強力」みたいな感じになってるじゃんか!!

まあ・・・
そう突っ込まれても仕方がありませんが・・・本当にグルタチオンの抗酸化作用は強力なのです。グルタチオンの抗酸化作用のすごいところは、他の抗酸化物質の失われた抗酸化力を蘇らせる作用があります。

蘇らせる???

グルタチオンは水溶性の抗酸化物質ビタミンCの抗酸化力をとり戻す働きをします。

ビタミンCなどの抗酸化物質は体内に取り込まれると細胞の代わりに自らが酸化されることにより活性酸素を除去します。そうするとビタミンCは抗酸化する力を失い酸化型のビタミンCとなってしまいます。

グルタチオンはこの酸化型ビタミンCに働きかけ、もとの還元型ビタミンCに戻す働きをします。還元型という言葉を何気なくさらっとだしましたが、ようは抗酸化作用を持ったビタミンC、もともとのビタミンCのことです。
ちなみに還元型ビタミンCのことをアスコルビン酸といい酸化型ビタミンCのことをデヒドロアスコルビン酸といいます。

デヒドロアスコルビン酸→アスコルビン酸に戻す働きをしているのがグルタチオンなのです。

へえ~ それって結構すごいことだね

グルタチオンの抗酸化作用がもっとも発揮されるのは美白効果だと思います。

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グルタチオンの美白効果

肌の真皮層にある細胞膜が活性酸素により酸化されると過酸化脂質という物質にかわってしまいます。過酸化脂質はメラニン色素を濃くする働きがあるので、過酸化脂質が増えることでより濃く、しつこいシミができてしまうことになります。
グルタチオンには過酸化脂質を還元させメラニンをきちんと排出させる効果があります。なので美白予防や美白対策にもってこいの成分といえます。事実、美容クリニックなどでは美白目的としてグルタチオンが利用されています(主に注射や点滴などで)。

グルタチオン最高やん!
ドラッグストアに買いに行こうかな~

グルタチオンは日本では医薬品扱いなので、日本の会社がサプリメントとして販売することは禁止されています。
なのでグルタミンを含んだ錠剤(サプリメント)を手に入れたい場合は、クリニックなどで処方してもらうあるいは、個人輸入代行で購入するかどちらかの方法となります。

美白効果以外にもグルタチオンの効果としては、肝臓の機能を高め解毒作用を促進する効果、白内障を予防する効果、生活習慣病を予防する効果などがあります。

さて今回はここまでです。ファイトケミカルもアミノ酸関連物質の説明もこれにて終わりです。残りは香気成分です。
気合入れていきましょう!!

は~い!!

一方、警察は、だいたいの居場所を頼りに廃墟に向かっていました

だいたいの居場所はここだ!!
出撃!!

多少手間取りましたが、警察犬を使うことで、2人の逃走経路を発見しました

よし!ぺス臭いを嗅ぎ付けろ!!
ここの道を通ったみたいだな~
おっ!!足跡が2つ
この道を突き進め!!

廃墟まではもう少しです。いったい2人の運命はどうなってしまうのか・・・

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