成長因子

成長因子 評価SS

成長因子

成長因子とは体内の特定の細胞の細胞分裂を促進するタンパク質 の総称で、別名「増殖因子」「グロスファクター」とも呼ばれています。
新しい細胞を作り出すためには「細胞分裂」が必要となりますが、その細胞分裂の指令を司る因子が成長因子です。
成長因子には何種類かあり、それぞれ違う場所(組織)で機能を発揮します。各成長因子は体(各部位)の細胞分裂を活性することで、新陳代謝を促進する働きをします。

成長因子は体内で作られますが、加齢ととも減少していきます。10歳をピークに、20歳を超えると急激にへっていきます。成長因子が減る=細胞分裂が活性されないことにつながるためさまざまな老化現象を引き起こします。
わかりやすいところでいうと肌と髪です。
肌の表皮細胞の細胞分裂が活性されないと肌のターンオーバーが遅れてシワ、たるみ、シミといった肌トラブルを引き起こすことになります。
頭皮にある毛母細胞の細胞分裂が活性されないとヘアサイクルの成長期が短くなり抜け毛を増やします。成長因子は身体の内側から細胞レベルの生まれ変わりを促進する物質で、健康維持はもちろんのこと肌や髪といった見た目の若々しさ保つための重要な物質です。

加齢とともに減る成長因子をなんらかの方法で補うことが必要となりますが、その主たるものは成長因子を含んでいる栄養成分を摂取することです。
代表的なものはプラセンタ、コロストラム、燕の巣です。

プラセンタ
プラセンタとは英語で胎盤を意味します。化粧品やサプリメントとして利用されるプラセンタは豚、馬、羊といった哺乳類の胎盤から栄養素を抽出したプラセンタ(胎盤)のエキスです。プラセンタに含まれる栄養素は成長因子、10数種のアミノ酸、ビタミン、ミネラル、酵素、ムコ多糖類、ペプチド、核酸などです。
 
コロストラム
コロストラムとは初乳のことです。初乳とは産後すぐでる母乳のことです。出産後3日ほど経つと分泌されなくなり通常の母乳へ切り替わっていきます。コロストラムには、新生児が生きていくために必要な成分が豊富に含まれています。成長因子、免疫グロブリン、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、PRPsなどが含まれています。
サプリメントとして利用されるコロストラムは牛の初乳です。
 
燕の巣
燕の巣とは文字通りツバメの巣のことで、中国では高級食材とされています。食材として利用できるものは、アナツバメと呼ばれる燕です(日本で良く見られるツバメとは違います)。アナツバメの巣はアナツバメの唾液によって作られますが、この中に多くの栄養成分がふくまれています。成長因子、シアル酸、6種類の糖鎖栄養素などが含まれています。

※3つの栄養成分に含まれている成長因子は異なります。すべての種類の成長因子が含まれているわけではありません。


成長因子の摂取目的

成長因子(を含む成分)の一番の摂取目的は「肌(美肌)」です。

 摂取目的 
髪 「薄毛」★★★
髪 「白髪」★★☆
肌 「美肌」★★★
肌 「美白」★★★
体型「筋肉」★★★
体型「ダイエット」★★★

体力「普段」★★★
体力「夜のほう」★★☆
その他「成長ホルモン」★★★
摂取目的の見方

★★★ このカテゴリーを摂取目的とすることを特にお勧めする 一番の摂取目的としている   

★★★ このカテゴリーを摂取目的とすることをお勧めする 摂取目的としている

★★☆ このカテゴリーを摂取目的とするのは十分アリ 摂取目的の一つとしている場合もある

★☆☆ 何らかの効果があるのでこのカテゴリーを摂取目的としてもいい 個人的に摂取目的としていない  

☆☆☆ このカテゴリーに対する効果は期待しないほうがよい 摂取目的とする必要はないと思っている

成長因子の効果・効能

FGF(繊維芽細胞成長因子)
FGFはFibroblast Growth Factorの頭文字を取ったものです。繊維芽細胞を増殖する成長因子です。繊維芽細胞とは真皮にある美肌成分コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を生み出す細胞です。

繊維芽細胞と3つの成分

人間の皮膚は大きく3層にわかれています、外側から順に表皮、真皮、皮下組織という順になっています。

3層の中でも肌のハリ、弾力、潤いといった「美肌」に特に関係してくるのが真皮層です。

 

 

真皮はいわば肌の本体といえる場所です。
真皮の厚さは2mm程あります。表皮の厚さは0.2㎜程なので皮膚の9割は真皮で占められていることになります。
真皮には肌を支え、そのハリや弾力、潤いを保つ働きがあります。この役割を主に担っているのが3つの成分(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸)とそれらを生み出す細胞(繊維芽細胞)です。

FGFを増やすことで繊維芽細胞が増えるためシワ、たるみなどの肌の悩みを改善する効果が期待できます。

ただしFGFといってもそれ1つではなく23種類あります。FGFは23種類のメンバーによるファミリー(グループ)を形成しており、このうちFGFR(線維芽細胞成長因子受容体)に結合するものが美容、健康の効果をもたらします。FGFR(線維芽細胞成長因子受容体)と結びつくことができるのがFGF-1~FGF-10です。
11~14は結びつかず、15番以降は最近発見されたばかりでその作用があまり解明されていません。

受容体
受容体はレセプターとも呼ばれます。主に細胞膜上に存在し、特定の物質と結合することで細胞にシグナルを伝え、細胞の反応を開始させるものです。細胞外のシグナルを細胞内シグナルに変換するものです。受容体とその物質が結合することでその効果が生まれます。

さきほど繊維芽細胞について話しましたが肌に対して高い効果を発揮するのは厳密にいうとFGF-1FGF-2です。
FGFは繊維芽細胞増殖因子と呼ばれていますが、FGFは線維芽細胞も含め、他にもさまざまな細胞に対して細胞分裂の活性化などの作用をもたらす成長因子でもあります。FGF-1~10のうち代表的なものを簡単に説明します。

  • FGF-1
    FGF-1は、aFGFとも呼ばれています。線維芽細胞の増殖を促進します。また血管新生作用があるともいわれています。FGF-1はスキンケア効果が高く化粧品によく含まれています。化粧品に配合されている場合の成分表示は、ヒトオリゴペプチド-13となっています。
  • FGF-2
    FGF-2は、bFGFとも呼ばれています。1と同様に線維芽細胞の増殖を促進します。また血管新生作用があるともいわれています。FGFのなかで線維芽細胞を増殖する作用がもっとも強いといわれています。
    FGFファミリーのなかで唯一医薬品として登録されています(化粧品としては使用は禁止されています)。
  • FGF-5
    FGF-5は脱毛の指令を行う因子です。髪の毛には髪が生え変わる周期=ヘアサイクルというものがあります。1本の髪の毛生まれ成長し抜けていく周期のことで、一般的には成長期(2~6年)→退行期(2週間)→休止期(3カ月)というサイクルをたどります。FGF-5は髪の毛が抜ける前に発生する事が確認できており、ヘアサイクルの成長期(髪が伸びていく)→退行期(髪が抜けていく)への切り替えのスイッチともいえる因子です。

    FGF-5S
    FGF-5の対極の立場にある因子で発毛因子と呼ばれるFGF-5Sというのもあります。
    FGF-5Sという因子は、FGF-5の働きを抑えて、抜け毛を防ぐ働きがあります。
    ※FGF-5S自体に発毛の効果はありません、あくまでも脱毛因子であるFGF-5の働きを止める役割です。
    FGF-5Sはもともと体内にありFGF-5Sがある限りFGF-5とのバランスつまり脱毛と発毛のバランスがとれています。
    ただしFGF-5Sは加齢などにより減ってしまいます。
    体内でこの2つの関係がFGF-5>FGF-5Sになることになり抜け毛が増えてしまいます。

  • FGF-7
    FGF-7は別名KGF(ケラチノサイト成長因子)、ヒトオリゴペプチド₋5と呼ばれています。FGF-7は、毛乳頭でつくられ、毛母細胞の細胞分裂を促進する成長因子です。
    毛母細胞が細胞分裂することにより髪は生まれ成長していきます。その細胞分裂を活性化するFGF-7は「発毛促進因子」とも呼ばれます。育毛剤に含まれてる成分として有名なミノキシジルやアデノシンは、FGF-7の産生を促進するといわれています。
  • FGF-10
    FGF-10は別名KGF-2、ヒトオリゴペプチド₋12とも呼ばれています。FGF-7と同様に毛乳頭で産生され、毛母細胞の細胞分裂を促進する成長因子です。こちらも発毛、育毛に関わっている成長因子といえます。

EGF(上皮成長因子)
EGFはEpidermal Growth Factor の頭文字をとったものです。肌の表皮にある細胞の細胞分裂を活性化させ、表皮細胞の生まれ変わりを促進します。

表皮の細胞を活性化させることは肌の新陳代謝を促すことといえます。
なのでEGFには肌ターンオーバーを正常化させる働きがあるといえます。

 

 

 

ターンオーバーを正常化させることにより、肌トラブルが減り、ハリ、弾力、潤いのある美肌を保つことができます。

また美白にも関係してきます。シミの原因となるメラニンはターンオーバーとともに排出されるからです。

ターンオーバーが乱れているとメラニンが上手く排出されず表皮細胞に沈着してしまいシミとなってしまいます。

 

 

 

ターンーオーバーを正常化させることはシミの蓄積を防ぐことになります。

ターンーオーバーは加齢とともにその期間が乱れ(遅れ)てしまい、そのことが肌を老化につながります。
乱れる理由は、加齢とともに体内のEGFが減ってしまうからともいわれています。なのでEGFを含んだ栄養成分をとり体内のEGFを増やすことがエイジングケアにとって重要となります。

表皮細胞を活性化させるEGFはスキンケア商品として利用されていることも多いです。化粧品の成分表示はヒトオリゴペプチド-1(EGFの別名)となっている場合もあります。

IGF(インスリン様成長因子)
IGFはInsulin-like Growth Factorの頭文字を取ったものです。IGFは構造がインスリンに極めて似ている成長因子でIGF-1とIGF-2が存在しています。IGFR(インスリン様増殖因子受容体)に結合することで体内にある数多くの組織の細胞の増殖、分化を促進します。成長、発達に必要な成長因子で、成長ホルモンと深く関わっています。

  • IGF-1
    成長ホルモンは、ホルモンの一種で脳の指令を受けて脳下垂体で作られ、分泌されます。
    成長ホルモンが分泌されると組織の細胞分裂を促され、体を成長させたり、代謝を促進させたりします。
    成長ホルモンの作用として主に次の7つがあげられます。
成長ホルモンの作用

  1. 思春期の子どもの身長を伸ばす
  2. 細胞分裂を促し新しい細胞をつくる、細胞を再生する
  3. 骨形成を促進
  4. たんぱく質の合成
  5. 糖質、脂質のエネルギー代謝促進
  6. 血糖値をあげる
  7. 脂肪分解

この7つは「成長ホルモンそのもの」が器官に働きかけ直接作用を発揮する場合と
「成長ホルモンが分泌され、肝臓でIGF-1が作られ、それ(IGF-1)」が器官に働きかけ作用を発揮する場合があります。
成長ホルモンの作用はほとんどはIGF-1を介しても行われるため成長ホルモン≒IGF-1と考えてもいいかもしれません。
IGF-1については別途こちらで詳しく記載していますのよろしければご覧ください→IGF-1の栄養成分レビュー

  • IGF-2
    IGF-2はEGFやFGFなどの働きを強める成長因子で、美容に関係しています。コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成を増やし、肌のしわ、たるみ、乾燥の予防・改善に役立ちます。
    また記憶力向上や発毛(毛母細胞活性化)の効果もあるといわれています。

HGF(肝細胞成長因子)
HGFはHepatocyte Growth Factorの頭文字をとったものです。
HGFは肝細胞の細胞を増殖させる働きがあります。肝細胞を増殖する働きは非常に強く肝機能障害の改善の効果がある成長因子です。また肝細胞だけでなく様々な細胞の細胞分裂を促進します。

腎臓、肺、皮膚などの組織や器官が傷付いた場合にその部分を修復して再生させるといった再生促進作用もあります。例えば皮膚が傷ついた時に、時とともに自然と治るのはHGFの再生促進作用といえます。
他にも抗アポトーシス作用、血管新生作用があります。

アポトーシス
遺伝子レベルでプログラムされている細胞死のことをアポトーシスと呼びます。
細胞はもともと自然と消滅する機能が備わっており、その機能がアポトーシスです。細胞の自殺のようなものです。

HGFは髪にも効果を発揮します。HGFはヘアサイクルにおいて休止期→成長期への移行を促す育毛作用があるといわれています。

PDGF(血小板由来成長因子)
PDGFはPlatelet Derived Growth Factorの頭文字をとったものです。血小板由来成長因子と呼ばれています。間葉系細胞(線維芽細胞、平滑筋細胞など)の成長因子です。

PDGFは血液が凝固する時に血小板が破壊されますが、そこから放出される成長因子です。血小板だけでなくいろんな細胞(線維芽細胞、平滑筋細胞、内皮細胞など)で生まれます。細胞遊走と細胞増殖により傷ついた組織の修復を促進します。

細胞遊走
細胞がある場所から別の場所に移動するプロセスのこと。創傷治癒、免疫応答、細胞分化、腫瘍転移などさまざまな生体現象で重要な役割を果たします。

PDGFは単独では遊走しかせず、増殖作用はEGFやIGFと結びつくことで行われます。傷ついた組織を修復する作用の他に、血管を新生したり、表皮細胞の細胞分裂を促進したり、コラーゲンの合成を促したりする作用があります。

PDGFには髪にも関係があります。毛乳頭にはPDGFの受容体があり、それと結びつくことでヘアサイクルを正常化させる働きや損傷を受けた頭皮や毛髪を修復する働きもあります。発毛や抜け毛予防の効果があるといえます。

VEGF(血管内皮細胞成長因子)
VEGFはVascular Endothelial Growth Factorの頭文字をとったものです。血管内皮細胞成長因子と訳されます。
VEGFは7種類のメンバーによるファミリーを形成しています。メンバーはVEGF-A~E、PLGF-1、2です。とくに指定もなくVEGFのことをいっている場合は、だいたいは-Aのことをいっていると思ってください。

VEGFは血管新生に関係している成長因子です。VEGFはVEGFR(血管内皮細胞成長因子受容体)と結びつくことで、血管内皮細胞の細胞分裂を促進し、新しい血管を作っていきます。血管新生の新しい血管を作る作用は毛細血管を生み出すことにも関係しています。

TGF(トランスフォーミング成長因子)
TGFはTransforming Growth Factorの頭文字をとったもので、トランスフォーミング成長因子と呼ばれています。
TGFは大きくαとβに分けられています。さらにβにも5種類あります。

TGFは、繊維芽細胞にコラーゲンやエラスチンの生産を増強させることを促し、コラーゲン繊維やエラスチン繊維の構造を強化させる働きがあります。これにより体内のコラーゲン、エラスチンが安定し、お肌にハリ、潤いを与えます。また抗炎症効果もあり、敏感肌の改善効果があります。
※TGFは数種類ありますが、個別の働きがあまりわからないためこのこれら肌に対する効果は大きな括りでTGFの働きと考えています。

NGF(神経細胞成長因子)
NGFはNerve Growth Factorの頭文字をとったものです。NGFは神経細胞の増殖に関わります。神経細胞を活性化させ自律神経やホルモンバランスを調整します。
NGFを増やすことはうつ病、アルツハイマー病、認知症の改善・予防につながります。

CSF(コロニー形成刺激因子)、IL(インターロイキン)
CSFはColony Stimulating Factorの頭文字をとったものです。ILはInterleukinの略語です。インターロイキンにはIL₋1、IL₋2、IL-3、IL-4の4種類があります。総じて免疫力を向上させる成長因子です。自然治癒力アップにつながります。
これらがどのように「免疫」に関与してるかをものすごく簡単にまとめたものがこちらです。

  • CSF ・顆粒球、マクロファージなどの幹細胞の増殖
  • IL₋1 ・リンホカインの産生促進 ・好中球の活性 ・T細胞、B細胞、NK細胞に作用
  • IL₋2 ・T細胞、B細胞の増殖 ・NK細胞、マクロファージの活性
  • IL₋3 ・造血幹細胞の分化 ・肥満細胞の増殖
  • IL₋4 ・B細胞の増殖 ・抗体産生細胞の分化誘導 ・マクロファージの活性

成長因子のサプリメントによくあるキャッチフレーズ集

※成長因子を含んでいるサプリメントによくあるキャッチフレーズ集

  • ワンランク上の美容を追求
  • 内側からのエイジングケア
  • 体の中からキレイに
  • 細胞レベルで若返る
  • 加齢とともに減っていく成長因子を補う
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成長因子の摂取量、不足、過剰

成長因子を含む栄養成分のレビューを参照してください。

プラセンタの栄養成分レビュー

コロストラムの栄養成分レビュー

※燕の巣はありません。

成長因子の豆知識

成長因子のイメージ

胎盤に含まれている

細胞レベルで若返る

成長因子と相性の良い成分

成長因子が含まれている成分と相性が良い成分

・コラーゲン
・エラスチン
・ヒアルロン酸
・ビタミンC

成長因子の勝手にランキング

成長因子のレーダーチャート解説

評価基準

  • 6 
    このカテゴリーに効果があることで有名。即効性があったり、継続して摂取することで効果を感じる
  • 5 
    このカテゴリーに効果があることで有名。継続して摂取することでなんとなく効果を感じる

  • このカテゴリーに効果があるといわれている。効果が得られることを期待して飲んでいる
  • 3.5 
    このカテゴリーに効果があるといわれているが、個人的に摂取目的としていない

  • このカテゴリーになんらかの効果があるもの

  • このカテゴリーとはあまり関係ないと思われる

  • このカテゴリーとは関係ないと思われる

※4以上が摂取目的となっているカテゴリー 

 

 

成長因子 総合評価 SS 18

 総合評価について
5つのカテゴリーのうち、評価が高い上位3つのカテゴリーを足したものです。「B~SS」でつけています。
SS  18点
S  16点以上
A+ 14点以上
A  12点以上
B+ 10点以上
B  9点以下

髪(薄毛)評価6
成長因子には、頭皮にある細胞(毛母細胞、毛乳頭細胞)の細胞分裂やヘアサイクルの正常化に関係しているものがあります。成長因子を増やすことは発毛、育毛効果が見込まれ薄毛の予防・改善に大きく関係しています。

その成長因子をいくつか紹介します。紹介する前に前提知識として髪が生まれ育だつメカニズムとヘアサイクルについてを簡単に説明します。

髪が生まれ育だつメカニズム
髪を生み出し、成長させるのが毛母細胞毛乳頭(毛乳頭細胞)です。18種類のアミノ酸を毛乳頭が受け取り、毛母細胞に受け渡しすることで髪を生み出すように指示します。毛母細胞は毛乳頭から送られた18種類のアミノ酸をもとにして、細胞分裂を繰り返すことで髪の毛を生み出し、成長させていきます
※毛乳頭に18種類のアミノ酸(+その他髪に必要な栄養素と酸素)を届けるのが毛細血管です。
髪のヘアサイクル
髪の毛には髪が生え変わる周期=ヘアサイクルというものがあります。1本の髪の毛生まれ成長し抜けていく周期のことで、一般的には成長期(2~6年)→退行期(2週間)→休止期(3カ月)→成長期というサイクルをたどります。AGAなどにより成長期が短くなることで抜け毛が促進されてしまい薄毛になってしまいます。

薄毛予防に関連する成長因子は以下です。

  • FGF-7(KGF)は毛乳頭でつくられ、毛母細胞の細胞分裂を促進する成長因子です。毛母細胞が細胞分裂することにより髪が生まれ、育っていきます。
  • FGF-10(KGF-2)はFGF-7と同様に毛乳頭で産生され、毛母細胞の細胞分裂を促進する成長因子です。発毛に関わっている成長因子といえます。
  • IGF-1は、数多くの組織の細胞の増殖、分化を促進する成長因子です。毛母細胞の細胞分裂を促進し、発毛を促す成長因子として有名です。IGF-1を増やすことは、AGA(男性型脱毛症)治療につながります。
  • IGF-2は、毛母細胞の細胞分裂を活性化させます。
  • VEGFは、血管内皮細胞の細胞分裂を促進し、新しい血管を作っていきます。毛細血管を生み出すことにも関係しています。毛細血管は毛乳頭に髪に必要な酸素、栄養素を運ぶ重要な役割をしています。
  • HGF、PDGFはヘアサイクルを正常化させる働きがあるため育毛作用があるといわれています。

 

 

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肌(美肌、美白)評価6
成長因子を増やすことは肌の老化を遅らせることになります。肌に特に関係している成長因子FGF(FGF-1,2)、EGF、TGFを簡単に説明します。

・FGF
FGF-1、FGF-2は繊維芽細胞を増殖する成長因子です。

人間の皮膚は大きく3層にわかれています、外側(空気に触れる側)から順に表皮、真皮、皮下組織になっています。

 

 

 

3層の中でも肌のハリ、弾力、潤いといった「美肌」に特に関係してくるのが真皮層です。真皮には肌を支え、そのハリや弾力、潤いを保つ働きがあります。この役割を主に担っているのが3つの成分(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸)とそれらを生み出す細胞(繊維芽細胞)です。
3つの成分を生み出すためには繊維芽細胞を活性化する必要があります。
繊維芽細胞は加齢とともに減っていくので、その増殖を促すFGF-1、FGF-2はとても大切な存在といえます。

・EGF
EGFは肌の表皮の細胞分裂を活性化させ、細胞の生まれ変わり=肌のターンオーバーを促進します。

表皮の細胞を活性化させることは肌の生まれ変わり
すなわち肌のターンオーバーを促すことといえます。

 

 

 

表皮細胞を活性化させるEGFには肌のターンオーバーを正常化させる働きがあるといえます。

ターンオーバーを正常化させることは、メラニンの排出をスムーズにさせることにもなります。

メラニンはターンオーバーとともに排出されます
※メラニンは基底層で生まれた角化細胞とともに垢として剥がれ落ちていきます。

 

 

肌のターンオーバーを正常化させることはシミの原因となるメラニンの蓄積も防ぐため美白にもつながります。加齢とともに肌のターンオーバーの期間は乱れて(遅れて)しまいますが、その理由の一つは、体内のEGFが加齢とともに減っていくからともいわれています。体内の EGFを増やすことは肌のターンオーバーの観点からとても重要です。

・TGF
先ほどFGFの欄で繊維芽細胞がコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を生成するといいましたが、繊維芽細胞にそれらの生産量の増強を促しているTGFです。これにより体内のコラーゲン、エラスチンの量を増やし、その構造を安定化させます。

FGF、EGF、TGFを増やすことは、美肌づくりや美白対策にとってとっても重要となります。

体型(筋肉)評価6
IGF-1が筋細胞への筋たんぱく質のもととなる特定のアミノ酸の輸送を増加させ、筋たんぱく質の合成率を高めますなので筋肉作りに深く関係しているといえます。
筋たんぱく質の合成=分解の時は筋肉の量は一定で、合成>分解の時に筋肉が増えていき、合成<分解の時に筋肉が減っていきます。

筋肉を増やすためには筋肉トレーニングなどにより、筋肉に高い負荷を与えることが必要です。筋繊維にダメージを与え、ダメージを受けた筋繊維を修復させる作業を繰り返し行うことが重要となってきます。というのも修復されることで筋繊維が以前よりも少し強く(太く)なる=筋肉がつくからです。
筋肉を修復させる作業には、栄養と休養が大事になります。栄養とはずばり筋肉のもととなるアミノ酸です。そのアミノ酸の取り込みを促進させるのが成長因子IGF-1です。

体力(普段)評価6
成長ホルモンは糖質の代謝に関わっています。糖質の代謝はエネルギーを生み出すために必須で、代謝がうまくいかなければ、効率的にエネルギーがつくられず疲労を感じやすくなります。成長ホルモンの糖質の代謝の作用はIGF-1を介しても行われます。
また成長因子CSFIL1~4はさまざまな免疫力を向上させる成長因子です。自然治癒力アップにつながり風邪などの感染症にかかりにくくなります。
成長因子NGF神経細胞の増殖にかかわりうつ病予防にもなります。
体内の成長因子を増やすことは、健やかなる毎日を過ごすために重要となります。

その他(成長ホルモン)評価6
成長ホルモンの作用はIGF-1を介している場合がほとんどです。成長ホルモン作用≒IGF-1の作用だと考えてもいいかもしれません。

成長因子雑感

成長ホルモンと成長因子の違いを上手く説明せよ!

以前の私はこういわれたら逃げます。

「あわわ、あわわ」といって逃げます。

 

時がたち私も成長しました。なんだかんだいってこのクソブログを1年間継続してきたからです。

今なら堂々とこう答えます。

成長ホルモンは成長や代謝を促進するホルモン

成長因子は細胞分裂を促進する因子

これが私の1年間の成長の跡です。

・・・・・

・・・・・

ビターーん

痛ったーーい

まだ続きがあるのに・・・・・

もう少しいう詳しく言うと

成長ホルモンは

成長ホルモン
子どものときだったら骨や軟骨に作用して身長を伸ばしたりする。大人だったら分泌されることでアミノ酸の取り込みをサポートしたんぱく質の合成を促進する作用、脂肪の分解に働き脂質からエネルギーを生み出す作用、血糖値が低いときに肝臓のグリコーゲンの分解を促しブドウ糖を生み出し血糖値を上げる作用がある。

成長因子は

成長因子
細胞分裂の指令を司る因子で、いわば身体の各部位の細胞分裂のスイッチのようなもの、細胞の種類(身体の各部位)によって働く成長因子がそれぞれ違いおのおの分泌されると細胞が増殖したり、分化したりする。つまり新陳代謝を促進させる作用を発揮する。

どうですか?

だいぶ違いを説明できていませんか?

 

(ここで私の心のなかのリトル私が登場します)

ならなんで成長ホルモンと成長因子を同じカテゴリーにしちゃっているの?
ギクッ

成長因子という項目を作らず、成長因子を増やす栄養成分をなぜか「成長ホルモン」で評価しています。

・・・・・

・・・・・

逃げろーー

・・・・・

捕まったー

観念しました。

正直にいいます。

はっきりいってほとんど同じものと考えてちゃっているもう一人の自分もいます。

先ほど成長ホルモンの作用として、骨や軟骨に作用して身長を伸ばす、たんぱく質の合成を促進する、血糖値をあげるとかいいましたが、これって成長ホルモンが分泌されて肝臓でIGF-1という成長因子が作られ、それが組織や器官に働きかけることでも発揮する作用でもあります。
つまり成長ホルモンの作用を成長因子IGF-1ももっているともいえます。
※ちなみに脂肪分解は成長ホルモン直接の作用といわれています。

この点でまず 成長ホルモンの作用って基本直接か間接(IGF-1を介する)かの違いで、つまるところ成長ホルモンと成長因子IGF-1はほとんど一緒と考えちゃっています。
※当然ですがこの考えは間違っています。

あと成長因子は細胞分裂を促進する因子というていで話をすすめていますが、成長ホルモンも細胞分裂を促進するホルモンです。
まあIGF-1との関係を考えればあたりまえで・・・
そもそもIGF-1って体内にある数多くの組織の細胞の増殖、分化を促進するものです。それを生成する成長ホルモンも当然ですが細胞分裂を促進するということになります。

ということで冒頭にループして

成長ホルモンと成長因子の違いを上手く説明せよ!

こう言われたら

すいません! 勘弁してください!と平謝りします。

 

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さて本題に入ります。

本題というかこっからはかなり勝手かつ偏った変な考えで話をすすめていきます。なので真に受けないでください。こんな考えかたする人もいるんだと「へえ~」いう感覚で斜め上から見下ろしてください。

成長ホルモン、成長因子も似たようなもんでしょ!的な感覚はありつつ、4つのカテゴリーにおいてはこの2つは明確に区別しています。

2つというより成長ホルモンと成長因子のうちIGF-1、FGF-1、2(以下FGF)、EGFのみをピックアップし、これらを次のように4つのカテゴリーににあてはめています。

  • 髪にいいのは 成長ホルモン IGF-1 
  • 肌にいいのは FGF  EGF
  • 筋肉&ダイエットにいいのは 成長ホルモン IGF-1
  • 普段の生活を快適に過ごすために必要なのは その他成長因子

つまり

薄毛予防や薄毛対策のためには、成長ホルモンの分泌を増やす栄養成分、IGF-1を増やす成分をとる。

美肌づくり、美白対策のためにはFGFとEGFが含まれている成分をとる。

体型維持(筋肉、ダイエット)のためには、成長ホルモンの分泌を増やす栄養成分、IGF-1を増やす成分をとる。

と考えています。

まあ成長ホルモンと成長因子とわけているより

成長ホルモン&成長因子IGF-1 と 成長因子FGF&EGF &その他 という感じに自分の中で勝手にグループわけしちゃっているということです。

ちなみに

成長ホルモンの分泌を増やすためにとっている成分は主にアルギニン、オルニチン、リジンなどのアミン酸です。

IGF-1を増やす成分は知覚神経を刺激する成分、例えばイソフラボン&カプサイシン、タウリンなどです。成長ホルモンの分泌を増やせればIGF-1も増えるのでさっき言ったアミノ酸も当てはまるともいえます。

FGFとEGFが含まれている成分がプラセンタ、コロストラム、燕の巣です。
※コラストラムはEGFのみ含まれています。

成長因子を増やす栄養成分としてプラセンタとコロストラムをとっていますが、この2つは成長因子全般というよりFGF、EGFを増やすために取っているという感覚です。

プラセンタには成長因子全般が含まれているといわれています。FGF、EGFだけでなくIGF、HGF、NGF、IL1~4も含まれているといわれています。
コロストラムにはEGFだけでなくIGF-1、IGF-2、TGF-βも含まれているといわれています。

プラセンタ、コロストラムにはいろんな成長因子が含まれているので肌以外の効果も当然見込めるのですが・・・

自分の中ではなぜかFGF、EGFのみに焦点をあてています。

まあ成長因子の中でもIGF-1は別格として考え、そのほかの成長因子はこの2つに的を絞っているという感じでしょうか・・・

・まとめ

成長因子って加齢とともにへってしまいます。へっていくと美容や健康がやばいことになります。特に肌(見た目)に大ダメージを与えるが成長因子のなかでもFGF、EGFだと思っています。

FGF、EGFをなんらかの方法で補うことは細胞レベルで肌が若返ることができると思っています。

で補う方法ってプラセンタ、コロストラム、燕の巣を摂取するぐらいしか思いつきません。だからこれら栄養成分をしっかり取ることを心がけています。
※燕の巣は除く

ここ1年でとってきたプラセンタたちです。

細胞レベルから肌の老化を遅らせるため加齢ともに減る成長因子、特にFGF、EGFを増やすことが重要で、個人的にその鍵を握るのがプラセンタ、コロストラムと考えています。

 

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