1周年 その1 ブログを始めたきっかけ エピローグ2

さて「ブログを始めたきっかけ」も残り2回となり、クライマックスが近づいてきました。
4月1日に前編の記事をあげてから早2週間以上がたちました。いや~このくだらない話、結構続きましたね~ 

・・・・・

えっ前回、今回で終わると言ったじゃんか!って?

ええ確かにいいました。エビデンスとしてその文言もしっかり残っています。
だがしかし、だがしかし今回も文字数が多すぎて分割することにしました。

えっ別に長くなっても今回で終わらせろ!って?

なんだかんだ言って、まだしっかりと書き終わっていないのです。なので時間稼ぎのためにも分割せざるえないのです。またこの「ブログを始めたきっかけ」は意外と評判がいいので少しでも長いほうが喜んでいただけるとも思い、もう1回引き延ばしてみました。

えっ何をもって評判がいいと言っているんだ!って?

えーと

・・・・・

・・・・・

とにかく前回の続きです。

出来事 本編

ごめん待った~ 

彼女との出会い、これが「出来事」の真の始まりであった。

映画「出来事」の本編はここからだ。

ネオン街を漂流、ザ・ペテンシーとの遭遇、キャバクラ突入、これらは映画でいうところの導入部分にすぎない。本編のスタートは彼女と出会うこのシーンからだ。

予めいっておくと
彼女が、20✖✖年アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した人物である。

はじめまして~

一方20✖✖年ゴールデンラズベリー賞最低主演男優賞を受賞したのは紛れもなく私だった。

お、おうよ!

それでは20✖✖年アカデミー賞2部門、ゴールデンラズベリー賞1部門受賞、全俺が泣いた映画「出来事」の本編をとくとご覧あれ。

ゴールデンラズベリー賞
アカデミー賞の逆バージョン、今年度の最低の映画を決めるアメリカの映画賞。ゴールデンラズベリー賞最低主演男優賞はゴールデンラズベリー賞の部門の一つで、その年最低の男優に贈られる名誉ある(?)賞である。

出会い その2

彼女と出会った瞬間、本能的にこの女をものにしたいと考えた。

・・・・・

一目ぼれだった。めっちゃタイプだった。

目と目があった瞬間に脳の前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉すべてが覚醒したような感じがした。この感覚が俗にいう「脳に電流が走る」というやつかもしれない。

そして出会ってわずか数秒間で脳みそをフル回転させてこの女をオトすにはどうすればいいのかを考えた。

ピ・ピ・ピ

コ・ノ・オ・ン・ナ・ト・ヤ・リ・タ・イ・!

脳にあるすべての神経細胞の突起がまるでフル勃起したかのように反り立ち始めた。

ピ・ピ・ピ

コ・ノ・オ・ン・ナ・ト・ヤ・ル・ニ・ハ・?

ピ・ピ・ピ

ピ・ピ・ピ ピカーン

イ・ツ・ワ・ル・イ・ツ・ワ・ル・イ・ツ・ワ・ル

彼女と仲良くなるためには、彼女と男女の関係になるためには特殊能力イツワールを使うしかないと閃いた。そしてイツワールのなかでも「スーパーイツワール」を使うことを瞬時に決めた。

(ついにスーパーイツワールを使う時がきた・・・)

ここでイツワールを説明しよう!

「イツワール」とは単に自分を偽ることである。通常のイツワールは、趣味、趣向、性格などを偽るだけだが、スーパーイツワールは名前、仕事、学歴、生い立ちなど自分のすべてを偽ることである。
※通常のイツワールは商談や面接(新卒、転職)時によく使用していた。

枝平八

彼女は私の隣に座り慣れた手つきでドリンクを用意しはじめた。

今ドリンクを作るね!焼酎 ふーふー割りでいい?

その一瞬のすきを見逃さなかった私は、名刺入れのなかの手持ちの名刺(仕事で交換した)のうち 皆が知っている超1流企業の名刺を1枚取り出して即座にポケットにしまった。
スーパーイツワールをいつどんな場面でも使用できるように、常日頃から、名刺は手前から有名企業順に並べて入れていたのだ。

(フフフ 〇〇商事さん使わせてもらいます)

そして、ドリンクを作り終えた彼女から例の質問がくるのを待った。
例の質問とは普段道を歩いているときに警察によく聞かれる質問だ。

彼女もきっとその質問をしてくるはず!

そう読んでポケットの中に手をいれ名刺をスタンバイさせていた。

「ところで・・・」

お兄さん、普段何やっている人?

キタ――(゚∀゚)――!!

案の定、お決まりの質問がきた。

その人の人となりを知るために最も重要な「何やっているんですか?」という質問。当時は働いているので何とも思わなかったが、無職である現在は一番聞かれたくない質問だ。

初対面の女(デリヘル嬢に限る)との会話のやり取りに慣れていた私は、最初の質問をあらかじめ予想していたのだ。

そして見事的中させた。

それ聞く?ん、じゃ名刺いる? 

余裕をぶっこき社会の成功者を気取った私は、さっとポケットから一枚の名刺を取り出し渡した。

彼女は名刺をもらうことを望んでいたわけではない。
だが、客のほうから名刺を渡すことはよくあることだし、この時は我ながらナチュラルかつスムーズにできた行動だったと言える。

なくすなよ!

 

スポンサードリンク

 

彼女は名刺を見るやいなや

え~すごい!

お兄さん〇〇商事??

と想像通りの反応を返してくれた。

まあ〇〇商事といえば、合コンしたい企業、結婚したい男性の就職先、抱かれてもいい会社など数々のランキングでTOP10に必ず入る企業だ。とにかく世間一般の女性にものすごく受けがいいので、彼女の反応は当然のことといえる。

あらためて〇〇商事の偉大さを思い知った。
そして彼女からこのような反応を引き出すことに成功した我がスーパーイツワールの力を誇らしげに思った。

ところで お兄さんいくつ?

・・・・・

うん? なにそのどうでもいい質問。

〇〇商事への食いつきはもうおわり?
もっと〇〇商事に対して興味を示せよ!
もしかしておバカちゃんなの?

と思いつつも素直に30であることを答えた。

30だけど・・なにか? 

実はこのやり取りが映画「出来事」の最も重要なシーンの一つであった。
このよくあるたわいもない質問とその返しが、「ブログでお金を稼ぐ方法」という本を買ったキッカケとなる出来事のキーポイントであった。そのことを頭の片隅にでも入れておいてほしい。

・・・・・

・・・・・

平八さん その年で〇〇商事の営業部の部長?? すっご~~い!!

・・・・・

ヘ・平八?

・・・・・

ぶ・・部長?

・・・・・

 

やべっ・・・・) 

自分を偽るための名刺を選ぶ際、企業名のみを重視してしまったせいか、うっかり役職まで確認せず名刺を渡してしまった。
まして名前を確認することもなく・・・

(こんな凡ミスを犯すとは・・・・)

リクナビネクストに毎週掲載している離職率90%のベンチャー企業とは違い、〇〇商事で「30部長」は絶対ありえない肩書だ。

しかもよりによって名前は枝平八(えだへいはち)という、男塾塾長「江田島平八」をオマージュしたかのようなかなり古くさい名前、あきらかに50代より上の名前だった。

しくじった・・・

 

スポンサードリンク

 

こうして私は、枝 平八という

30の割にかなり古風な名前で、〇〇商事内であり得ないほどのスピードで出世している人物を演じることになってしまった。

夢のようなひととき

最初は自分のことを平八という呼ぶ失態を犯しながらも、

へへへ 平八が30で部長になったのは〇〇商事創業以来の快挙っていわれているんだ
お兄さん ローラみたいに自分のこと名前で呼ぶんだ・・・
てへぺろ!って 言うと思った!?

とにかくなんとかその場を取り繕った。

とにかく彼女のほうも気づいたかどうかわからないが、それ以降は深く突っ込むことをしなかった。

こうして(偽)枝平八=私は、なんとかその場をしのいだ。

・・・・・

・・・・・

・・・・・

それ以降お酒が加わったこともあり会話は弾みに弾んだ。

始発までの1時間あまり彼女と一緒に時を過ごした。

彼女は会話のラリーが続きやすいように、常にやまなりの球を投げてくれた。
会話が途切れてしまってもまるで人気番組のMCにように、上手く会話をきりだし、次から次へとネタを提供してくれた。

時間よ止まれ!

心のそこからそう思った。
ちなみにこのフレーズは永ちゃんの歌のほうではなくAVにあるシリーズのほうのやつだ。

楽しい時間はあっという間に過ぎていった。

 

スポンサードリンク

 

夜が明け始発の電車が走り始めた。

店の外にでた瞬間は、深い眠りからパッチリ目を覚ましたようだった。一睡もしていないにも関わらず、気分爽快だった。

夢のようなひとときだった。

お兄さん!また来てね~!

こうして彼女との別れの時間を迎えた。

 

自宅に帰る道中は、脳のなかにはすでに彼女のことしかインプットされていなかった。

カ・ノ・ジ・ョ・ト・ヤ・リ・タ・イ・!

残業したことも、ネオン街を歩いたことも、ザ・ペテンシーの存在もすべて忘れていた。

〇〇商事の営業部の部長 枝平八という人物を演じることとなってしまったことを後悔しながら、このチャンス絶対逃してはいけないと感じた。

自宅に着くと同時に、

アイム、ヘーイーハーチー

すでに彼女をGETしたかのような気分になっていた私は鏡に向かってボルトの勝利のポーズを恥ずかしげもなく披露するほどテンションがあがっていた。

新・枝平八

本当はその3日後ぐらいにも彼女に会いにいきたかったが、ちょっと時間をあけた。

どうしても時間が必要であった。

枝平八を演じるための材料をそろえるための時間が・・・

彼女との出会い以降、仕事以外の間は枝平八になるための情報収集に時間をさいた。

〇〇商事の仕事、商社の仕事、部長の仕事、商社でよく使うビジネス用語など徹底的にしらべた。

〇〇商事に入社する人物とはどういうやつかをヤフー知恵袋で質問したりもした。

そして用もないのに〇〇商事に訪問し、受付のお姉さんにさりげなく社風などを聞いたりもした。

また本社からでてくる若手社員を尾行し、商社マンはどのような場所にたむろするのかなどを調査することもした。

30にもなりなぜか就活のようなことをしていた・・・・
新卒時より真剣に・・・・

ただ彼女を落とすためと思ったら、こんなことは大変ともなんとも思わなかった。

とにかく〇〇商事の30営業部長の肩書をあたかも本物であるかのように偽るために1週間ほど情報収集に力を注いだ。

こうして無事〇〇商事の枝平八となった(つもりの)私は1週間後再び、彼女のもとを訪れるべく繁華街へと繰り出した。

1週間後

1週間前は、生まれたての小鹿のようにネオン街キョロキョロして歩いていたが、今度はオードリー春日のように胸をはって肩で風を切るように歩いた。

僅か1週間で、別人と化した。

身も心もすべて枝平八と化していた。

ちなみにうる覚えだが枝平八はこんなやつだった。

アイム
ヘーイーハーチー

確かハーフで、彼もまた「枝平八」という名前がまったく合っていない風貌をしていた。

 

 

繁華街を歩くこと30分、例のキャバクラに到着した。

馴染みのないボーイにまるで常連かのように「トゥース」と挨拶し、ずかずかと店内に入っていった。
ちなみにザ・ペテンシーは、その日は不在だった。というか初日以降、キャバクラではザ・ペテンシーに会うことは一度もなかった。

2度目とあってか、今度は余裕があった。

常連かのごとく彼女を指定し、案内もされていないのにこないだと同じ奥のソファーに勝手に座った。

1週間前とはまるで別人、まさしく〇〇商事の営業部長というようなデカい態度で彼女を待った。

待つこと5分。

よっ 久しぶり!

ついにご対面だ。

また来てくれた!うれしい!

1週間まちにまった夢の時間のスタートだ。

枝平八が枝平八であるために

身も心もすっかり枝平八となった私は、自分を大きく見せるためにタバコをふかしはじめた。
商社マンに多いといわれるヘビースモーカー感を醸し出すため彼女がライターを差し出す前にすばやく自分で火をつけた。

練習してきたライター着けが上手くいき、慣れた手つきでタバコを吸い(ふかし)始めた。

この日のためにイメージトレーニングを何度もしてきた。今日はそれを実行すればいいだけの話だ。

 

そしてすべて上手くいけばきっと彼女は私のとりこになる。

そう自分に言い聞かせ前回と違い今度は私が会話の主導権を握った。

最初はたわいもない芸能ニュースなどの話をしリラックスさせたところで、
話題を徐々に枝平八の自己紹介のほうに移行させた。

私は 枝平八 超一流企業の〇〇商事の社員、しかも30という年齢でありながら営業部長

このことを証明するために・・・準備してきた「技」を次々に披露していった。

 

 

聞かれてもいないのに、突如、今やっている仕事(架空)の話をし始めた。

でさあ~ こんどのカンファレンスでさ~ 部の売上のコミットを発表しないといけなくて・・・

会話のフシブシに「私仕事できますよ」的なビジネス用語を頻繁にとりいれた。
他にもコンプライアンス、エビデンス、アジェンダ、シナジー、スキームなどをところどころにちりばめて話をした。

話をどんどん飛躍させていき、海外での商談(架空)の話に持って行った。

こないださ~10個上の部下が、アメリカでの商談しくじってさ~

次々に繰り出される平八のハチャメチャビジネスライフの話に彼女はポカン顔をしながらも、耳を傾けてくれた。

・・・・・・・
1000ミスったんだよ!1000だよ、1000億

〇〇商事に関して情報収集したことは、とにかく海外でデカい仕事をしているということだった。そこで私が考えついたのが、「海外企業との1000億円取引」の話で、今考えるとあきらかにオッペケペーな内容だった。

ただこの話に信憑性をもたせるために更なる仕掛けをしていた。

プルル~ プルル~

プルル~ プルル~

突然、私の携帯のバイブが動いた。

ハロー!アイム ファイン

 

われながらグッドタイミングだった。

電話がなったのではなくバイブの目覚まし設定をしていたのだ。
バイブが鳴っている携帯を彼女みせつけてから、電話を取り、話しているフリをした。

ひたすら英語でしゃべり海外の取引先とデカい商談をしている姿(フリ)を彼女に見せつけた。

スーパーイツワールの真骨頂ここにあり。

彼女の羨望のまなざしをあびながら、独り言をすること5分

いやー今、部下がしくじったアメリカでの1000億円の契約 電話一本でとったよ!

・・・・・・

・・・・・・

今思えば小学生でもわかる三文芝居だったが
30で〇〇商事の部長を信じてもらうために、必死こいて真面目に演じていた。

間があくと彼女が冷静になって「話おかしいんじゃねえか?」と考えてしまうと思い
矢継ぎ早やに次々とスーパーイツワールを繰り出した。

イッツワールド(枝平八)

テレレレ テレレーレレ

テレレレ テレレーレレ

テレレ テレレ テレレ テレレ レ レ~

イッツワールド(枝平八)へようこそ!

ねえ!こないだ行った海外出張の写真みてよ!

彼女が望んでいないのにいきなり海外の写真を見せつけた。

求められていないのに海外の写真をみせ、頻繁に海外出張をしている商社マンであるかの印象づけをした。もちろんいったことはなくネットからパクったやつだった。

イッツワールド(枝平八)はまだまだこれで終わらない。

そうそう 俺の高校の時の写真見てよ

出会って2回目で唐突に高校時代の写真を見せるというわけのわからないことをした。

これにはちゃんとした理由があり小学校から高校まで、向こう(海外)ですごしていたよという帰国子女アピールだった。〇〇商事は帰国子女が多いとの情報を手に入れた私は、まんまそれを活用した。

ちなみにこの写真は高校の修学旅行で取った写真だ。
実際は沖縄なのだが、海外のリゾート地だと勘違いすると思う写真をピックアップしてもってきた。

とにかくスーパーイツワールを連発することで、

彼女の正常な思考を破壊していった。

お兄さん すっご~~い!!!

くいついてきた!

すごくくいついてきた!

これはチャンスと感じた私はさらに畳みかけた。

東大卒、悪そうなやつはだいたい友達、友達の友達がジャニーズ事務所に所属など

女子が好きそうな網(肩書)を次々と放り投げた。

マジ すっご~~い 尊敬する~

見事に網にひっかかった。

スーパーイツワールという能力を駆使しながら、枝平八を演じることで彼女との距離を縮めることに成功した。

 

トースト!

その日から足しげくキャブクラに通うようになった。週1回、2回と通うようになった。

毎回そこそこの金額を使ったが、数年間貯金し続けた努力のたまものかなんとか〇〇商事の部長を演じきることが出来た。

金の力、肩書の力は偉大なのか、ほどなくして彼女のハートを掴むことに成功した。

1周年 その1 ブログを始めたきっかけ エピローグ3に続く

スポンサードリンク