1周年 その1 ブログを始めたきっかけ エピローグ3

さて「ブログを始めたきっかけ」も残り2回となり、クライマックスが近づいてきました。
4月1日に前編の記事をあげてから早2週間以上がたちました。

って、前回とまったく同じ書き出しとなりました。

つまり今回で終わる予定がまたしても終わらなかったというわけです。
この場を借りてお詫び申し上げます。もう言い訳はつきてしまいましたので、さっさと進めます。

前回の続きからです。

社会人となってから貯めに貯めたお金のおかげで、なんとか〇〇商事の営業部長枝平八を演じきることができた。

そしてついに彼女のハートを掴むことに成功した。

キャバクラに通いつづけて早3週間、ラブストーリーは突然にやってきた!!

夢にも思っていなかったセリフが彼女の口からこぼれ落ちた。

平八ちゃんの彼女になっていい?

リ・リカ・・・

自分はドラマの主人公にでもなった気分だった。

お、おうよ!

そう90年代のトレンディドラマの最高傑作「東京ラブストーリー」の主人公カンチになった気分だった。

東京を舞台としたラブストーリー「東京ラブストーリー」の内容を軽く3文でまとめると・・・

①カンチは同じ職場のリカに一目ぼれされたが違う女が好きだったため、最初はリカのことを好きにならなかった。
②リカのほうからグイグイとこられるうち、リカの明るさや純粋さに惹かれていき、しだいに好きになって付き合った。
③最終的にはカンチがもとから好きだった女のほうに走ってしまい別れてしまうことになる

※補足
当時リカを演じた鈴木保奈美がとにかく健気でかわいかった

こんな感じだ。

まあこうやって私が文章にするとクソつまらない話のように思えるが、ドラマはかなり面白かった。 今はズタボロな月9の枠で放送されていたのだが月曜の夜は街からOLが消えると言われていたくらい社会現象となったドラマであった。

「カンチ S〇Xしよ!」という衝撃的なセリフが話題となったドラマでもある。

彼女はなんとなくだが、東京ラブストーリーのリカっぽかった・・

東京ラブストーリーではカンチのほうから別れを切り出すのだが、この時私は誓った。

絶対自分からは別れない!
S〇Xするまで絶対別れない!

 

私が彼女の手をギュッと握りかえし、恋人という名の取引を正式に認めたことを暗に伝えた。

こうして彼女と付き合うことになった。

 

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夜が明け、始発にのりこんだ私は有頂天だった。ハイテンションで自宅に帰った。

その日は平日で出勤日だったが有給休暇をとることに決めた。

彼女と付き合うことになった記念日、平八を演じきった自分へのご褒美だと考え休みを取ることにした。

電車に乗っているとき、ウズウズしてたまらなかった。

走り出したかった。

なので自宅の2駅手前で下車し、そこから走って帰った。

なぜだがわからないがとにかく走りたい気分だった。
重力を感じることがない、まるで未知の惑星でもいるような気分だった。
それぐらい体が軽やかであった。

今までのクソみたいな人生が一変した日だった。

うれしくてうれしくて仕方なかった。

家に着くと同時に

鏡の前でボルトの勝利のポーズを披露した。

今までとはわけがちがうオリンピックという大舞台で世界新記録を出した時に披露する勝利のポーズだった。

彼女とデート

付き合いはじめてからすぐにデートをした。

2回、3回、4回と何度もデートを重ねた。

ただ不思議なことにデートする場所はすべて彼女の勤務先(キャバクラ)であった。

彼女いわく忙しいから店内でデートしようということだった。

名目上キャバクラ譲と客という間柄ではなくなったため、親密さが深まり、以前よりスキンシップが多くなった

が、

当然キャバクラには客として来店しているため 

毎回必ずお金が発生していた。

・・・・・

・・・・・

以前と変わらず金を払った。

(特に恋人割引もされていないし・・・前と変わらないな・・・)

そう思い

これってデートっていえるのか?

と自問自答したが

次は火曜日の20時にここでデートしよう!!

彼女のつぶらな瞳に見つめられると何も言い返せない自分がいた。

恋愛偏差値39の私は、とにかく彼女がデートといっているのだからこれはデートなんだと自分に言い聞かせることにした。

ところで彼女の名はマリアといった。

名前は聖母マリア様からあるいはAYUの歌「M」の歌詞にでてくるマリアから取ってきたと思いきや、なぜか北斗の拳の登場人物(ユリアとマミア)をもじってつけた名前とのことだった。

彼女の年齢は、北斗の拳世代とはかけ離れているので、なぜ知っているのか不思議だった。

自分は北斗の拳好きなのでそれはそれで話が盛り上がると思いちょっとネタを振ってみたが、

俺、雲のジュウザに憧れているんだよね・・
クマのギョウザ? なにそれ?

北斗の拳に関してはまったくといっていいほど無知であった。

この時、彼女のほうから北斗の拳好きの誰かが彼女の名づけ親として存在していたというヒント(ぼろ)をだしていたのだが、それに気づかなかった・・・・

ちなみにこの名前の話はもちろんキャバクラでの源氏名の話だ。

付き合ってからもなぜか源氏名で呼ぶことになっていた。

彼女の本名はつきあってから別れるまで、一度も知ることがなかった・・・・

彼女とデート2

ほどなくして、彼女とのデートがバージョンアップされた。

外で「お買い物をする」というデートだ。

彼女のキャバクラ出勤日の2時間前に職場近くのブティックで一緒に買い物するデートだった。

もちろん一緒に買い物するといっても自分はしないで、彼女の買い物につきあうという感じだった。

 

あの洋服いいな~

彼女からははっきり「欲しい」とはいわれなかった。

そういえば、同僚のキラリは彼氏にあのアクセサリー買ってもらっていたな~ 

彼女からははっきり「買って」とはいわれなかった。

・・・・・

・・・・・

ただ彼女は私が買わざる得ない状況に追い込むのが非常にうまかった。

・・・・・

・・・・・

ということで支払いはほとんど私だった。

ほぼ私だった。

ほぼというのがミソで、彼女は、決まって1000円札(30000円~50000円の商品に対して)をだしてくれた。
彼女にとっての精一杯のやさしさだったかもしれない。

そのくらいの金額だったら、「だされない方がマシや!」と思いながらも、
申し訳ない程度に1000円札をだす彼女の仕草が妙に可愛らしく、
デート(外)のたびに洋服やアクセサリーなどを買ってあげた。

 

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こんな状況が1カ月も続いたある日、

(そろそろBぐらいはいいだろう!)

と意を決して、デート(店外)中に接吻をすることを試みた。

一緒にお店(キャバクラ)に向かう途中、近くの公園に彼女を誘いこみ

そこで、突然 木(キ)ドンをした。

少しぐらい強引なところを見せつけないとだめだ!

そう思い強引に彼女の唇を奪おうとした。

マリア 愛している!

突然の出来事で彼女は肩をそぼめながら、私の接吻を受け入れる仕草をした。

彼女のほうも待っていたのだ。平八(私)のほうから強引に接吻をしてくるのを・・・・・

(いったれーーー)

次の瞬間

 

目つぶしから~の

ビンタを食らった

しかも往復

見事なトリプルコンボだ。

 

思わず

なんで??

と聞くと

強引な人は苦手!ちゃんとした場所でそういうことしたいの~

と答えるだけだった。

・・・・・

・・・・・

まあいい!

時間はたっぷりある。

すぐに男女の関係を求めず、あせらず、ゆっくりと・・・時間をかけて彼女との距離を縮めていこうと考えた。

ただ時間をかければかけるほどマネーはどんどん減っていった。

事態が急変

接吻を迫った日以降になぜか急に彼女の周辺がザワザワと騒ぎ始めた。

接吻を迫った日以降は外のデートは中止となり、基本的にお店のみとなった。

そして店内でデートをしていたある日いきなりこんな愚痴をこぼし始めた。

今月指名が少なくて家賃が払えないよ~ 家賃代の一部おねがいできないかな~

マリアは確かに美人であったが、そのキャバクラではナンバー1ではなかった。だいたいTOP3に入るか入らないかぐらいの位置につけていた。

いきなりのお金の相談とはびっくりしたが、
まあ彼女が困っているときに助けるのは彼氏の役目と思い

これでも使ってくれ!!

飲食代とは別に、お金を渡した。

今までそれらしい(お金の)ことは匂わせてきたが、具体的に要求することはなかったのでショックを受けたが、

そのうちお邪魔することになる家の家賃代を少しぐらいだすのは、別にいいだろう!
S〇Xするためのホテル代だと考えればたいしたことはない!

と思うことにした。

家賃の一部を払うっていうのはまだ可愛いものだったのだが・・・・

 

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日を追うごとに彼女の周辺はドンドンとあわただしくなっていった。

お金を渡してからわずか1週間後、再び彼女からお悩み相談をうけた。

妹が重い病気になってその治療費を払わないといけないの・・・

以前(家賃)とは比べ物にならないくらいディープな悩みだ。

いきなり妹が登場し、しかも登場するやいなや、重い病気を患っているとのことだった。

(妹?・・・・病気?・・・・)

さすがに勘ぐってしまった。

妹って・・・いたのかのよ? そんな話一度もでてこなかったぞ・・・

まだマリアの本名すら教えてもらっていないのに・・・

 

その反応をみて、彼女は泣きだした。

ウェーーン 

ウェーーン

うえーん・・・。・゚・(ノД`)・゚・。

周りの客、他のキャバ譲、ボーイたちの視線が一斉にこちらに向けられた。

これはまずいと思い

どんな病気で、治療費はいくら・・・・

その話を具体的に聞くことにした。

すると驚きの返答がきた。

病名はわからないの・・・とにかく100万円がかかるの・・・

なぜかお金のほうがクローズアップされていた。

現代医学において、いまどき病名ぐらいわかるだろう・・・

それがわからないって・・・

しかも100万円ってなんともキリがいい数字だった。

ドカベンの殿馬の秘打「G線上のアリア」のごとく、私が一度に出せる最高金額ギリギリのラインを突いた数字だ。

G線上のアリア
ファウルライン上にボールがちょうど停止する殿馬必殺の絶妙のセーフティバント

カタカタ カタカタ

カタカタ カタカタ

・・・・

100万という金額を聞いて、グラスを持つ手が震えた。

・・・・・

・・・・・

もちろん「ごめん出せない」といえばいい話だが・・・

なんとなくだが出しちゃう気がした・・・

自発的に・・・

平八ちゃん お願いできる?

・・・・・

・・・・・

カタカタ カタカタ

カタカタ カタカタ

・・・・・

手が震えることで焼酎水割りがポタポタとズボンに落ち、水が湿ったズボンの冷たい感覚でなんとか意識を保っていられた。

これって・・・

さすがに・・・

と思い

断ろうとしたが

ねえ?平八ちゃんは将来 子供何人欲しい?

・・・・・

・・・・・

唐突に飛び出た彼女からの質問に、断りの返答が遮断されてしまった。

妹の病気の話から、180℃変わり
まさかの2人の将来(みらい)の話!!

・・・・・

・・・・・

ガ、ガ、ガッデーーム!!

・・・・・

・・・・・

残りはカード 12回の分割払いでいい?

思わず。その場でOKをしてしまった。

100万円を払う約束を・・・

ただこの返答が彼女との交際(約3カ月)に終止符がうたれるシグナルとなった。

カード12回分割払いという用語を聞いた彼女は少しの間無言になり、札束(5枚)をひん剥いたあとしばらく私の目をみつめた。

ありがとう・・・

心がこもっていない「ありがとう」の返信がきた。

彼女は私からむしり取るお金がそろそろなくなってきていることに気づいた

アナザーストーリー

ところで前回この「出来事」という映画は、20✖✖年アカデミー賞2部門、ゴールデンラズベリー賞1部門受賞した映画と述べた。

アカデミー最優秀助演女優賞を受賞したのがマリアで、ゴールデンラズベリー賞最低主演男優賞を受賞したのが私だ。

ここでちょっと気づいてほしい。

アカデミー賞をもう1部門獲得しているということに。

それはいったいどんな賞なのか?

作品賞?

NO 

脚本賞?

NO NO

答えは最優秀助演男優賞だ。

20✖✖年アカデミー最優秀助演男優賞も獲得していたのだ。

いったい誰が?

私?

私がまさかのW受賞?

NO NO NO

私がゴールデンラズベリー賞最低主演男優賞と一緒にアカデミー最優秀助演男優賞も受賞したのではない。

では誰が? 

他にそれらしい登場人物はいたのか?

 

 

いた!

ひとりいた!

やつだ!

夜の繁華街で私に声をかけてきたキャバクラのキャッチ

その名もザ・ペテンシーだ。

実は私が知らないうちにもうひとつのストーリーが進行していた。

そのアナザーストーリーの主人公がザ・ペテンシーとマリア。

結論を先にいってしまうと

彼(ザ・ペテンシー)と彼女(マリア)2人で私(カモ)をだましていたのだ。

なんのことはないザ・ペテンシーとマリアはぐるだったのだ。いやぐるという表現はここでは逃げだろう。まあ簡単にいうと2人はお付き合いをしていた。

後から分かったことだが、ザ・ペテンシーとマリアはとある悪徳企業の上司と部下であり、かつ恋人同士だった。
そして彼らの裏の顔としてキャバクラのキャッチとキャバクラ譲という肩書をもっていた。

そっちの肩書をつかってカモを見つけては共犯して金をむしり取るだけむしり取るという犯罪すれすれの行為を行っていた。

ザ・ペテンシーはカモを見つける選球眼が優れており、
マリアはザ・ペテンシーがつれてきたカモに恋愛感情を抱かせ金を貢がせる特技をもっていた。

 

スーパーイツワールを駆使して、
私は彼女をだましていると思いきや、すっかり彼女にだまされていた。

 

私が知らないうちに、アナザーストーリーは着々と進行していた。

もしもし ダーリン カモDもう限界だわ 最後の仕事にとりかかろう!!
OK! 例の部屋に連れてこい!

ちなみに私は彼らにカモDというあだ名をつけられていた。

Dというアルファベットから察するに少なくとも同じ境遇のカモが3人いたことがわかる。

会ったことも見たこともないが3人とは仲良くやっていけそうな気がした。

 

とにもかくにも彼らの会話ででた最後の仕事とやらが始まった。

これから映画「出来事」は目が離せないとてつもなくスリリングな展開となっていく。

1周年 その1 ブログを始めたきっかけ エピローグ4に続く

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