AMPキナーゼの評価 SS
AMPキナーゼ
AMPキナーゼとはAMP活性化プロテインキナーゼ(AMP-activated protein kinase)の略で酵素の一種です。さらに短縮してAMPKと呼ばれることもあります。
AMPキナーゼは簡単にいうとエネルギー源となる糖や脂肪の代謝を調節している物質です。体内でエネルギーが枯渇している場合にこの酵素が活性化され血液中のブドウ糖の細胞への取り込みを促進しエネルギーを作り出します。ブドウ糖を取り込んだ後に、脂肪酸の細胞への取り込みを促進しエネルギーを作り出します。
このような働きすることからAMPキナーゼは「細胞のエネルギーセンサー」と呼ばれています。
「細胞のエネルギーセンサー」の由縁を説明するために予備知識としてATP、ADP、AMPの説明をしたいと思います。
ATP
細胞内でエネルギーと深く関わっているATPという分子があります。
ATPは、アデノシン三リン酸(Adenosine TriphosPhate)のことで簡単にいうと細胞内でエネルギーを貯蔵している物質です。ATPは「エネルギーの通貨」と例えられ、エネルギーを必要とする生体内の反応過程には必ず使用されているものです。
少し難しくいうと
ATPはアデニンと呼ばれる塩基の一種にリボースと呼ばれる糖が結合し、そのリボースに3つのリン酸基が並んで結合している構造の物質です。※アデニンとリボースが結合したものをアデノシンといいます。
「3つのリン酸」というのがポイントで、リン酸が離れるとエネルギーが産生されるメカニズムとなっています。筋収縮などでエネルギーが必要となったときにATPが分解されリン酸が離れます。
ATPが分解されリン酸基が1つ離れるとADP +リン酸となります。
ADP
ADPは、アデノシン二リン酸(Adenosine Diphosphate)のことでATPからリン酸基が1つ切り離されたものです。
アデニンにくっついているリボースに2つのリン酸基が並んで結合している構造をしています。
ADPは細胞内で糖や脂肪を燃やす(=エネルギー産生)ときに生まれる物質です。筋肉の収縮、たんぱく質の合成、糖の分解、脳(神経細胞)の活動などによりATPがエネルギーとして使用されるとADPが増えていきます。
ただしATPは細胞内でADPとリン酸に分解されると呼吸で放出されたエネルギーを利用して直ちに再合成されます。なので細胞内でATP⇔ADPが繰り返し行われていることになります。
ATPからリン酸が離れる→エネルギーが放出される、ADPにリン酸がくっつく→エネルギーが貯蔵される、このサイクルを繰り返していることになります。
AMP
ADPからさらにリン酸が1つ離れるとAMPとなります。AMPは、アデノシン一リン酸(Adenosine MonophosPhate)のことでATPからリン酸基が2つ切り離されたものです。
アデニンにくっついているリボースに1つのリン酸基が並んで結合している構造をしています。リン酸が放出されているので、この過程でもエネルギーが産生されます。
通常は「ATPが分解されADP+リン酸」⇔「ADPがリン酸と結合してATP」というサイクルを繰り返しています。
このサイクルが乱れてADPがATPに戻らない場合(=ADPが分解されAMP+リン酸になる)があります。
どういった場合かというと飢餓状態のときです。飢餓状態つまりエネルギー不足の場合にAMPが増えていきます。ATP→ADPという流れでエネルギーをつくりだし、ADP→AMPという流れでさらにエネルギーを作りだしていきます。
エネルギーが不足しているときは、細胞内でエネルギーの貯蔵物質であるATPがどんどんと減っていきAMPがどんどん増えていくことになります。
AMP/ATP比が増加しているのは細胞内のエネルギーレベルが低下していることになります。
細胞のエネルギーセンサー
AMPが増えATPが足りていないことを感知するとAMPキナーゼが活性化されATPを合成するように命令をだします。
ATPが不足=エネルギー不足の時にAMPキナーゼは活性化され、活性化されると、血液中の糖や脂肪酸の細胞へ取り込みを促進させATPをつくりだします。
このようにAMPキナーゼは細胞のATPの量(エネルギー量)を管理、調整しているセンサーのような役目を果たしているので「細胞のエネルギーセンサー」と呼ばれています。
AMPキナーゼを活性化させるには基本的に運動や食事制限などをして飢餓状態にもっていく必要があります。ただそれ以外にもAMPキナーゼを活性化させる方法があります。
AMPキナーゼを活性化させる栄養成分を体内に取り入れることです。
上記の通りAMPキナーゼが活性化されることで血液中の糖や脂肪酸の細胞へ取り込みを促進されるので、
AMPキナーゼの活性化させる栄養成分を摂取することは糖・脂肪の代謝を促進することにつながります。
代表的な成分は次のものです。
- リジン
- ヘスペリジン
- アマチャヅル
- ローズマリーエキス
- ローズヒップエキス
- レスベラトロール
- クルクミン
- カテキン
- アントシアニン
- カカオポリフェノール
- ブラックジンジャー
- ※βコングリシニン
- ※EPA
- ※マグネシウム
- ※オスモチン
※はアディポネクチンというホルモンの分泌を増やす栄養成分です。アディオポネクチンにAMPキナーゼを活性化させる働きがあります。
今回はAMPキナーゼの働きに焦点をあて、AMPキナーゼを活性化させることで生じる効果・効能をまとめていきます。AMPキナーゼを活性化させる栄養成分のレビューという感覚でご覧ください。
AMPキナーゼの摂取目的
AMPキナーゼの摂取目的は「体型(ダイエット)」です。
髪 「白髪」★☆☆
肌 「美肌」★★☆
肌 「美白」★★☆
体型「筋肉」★☆☆
体型「ダイエット」★★★
体力「普段」★★★
体力「夜のほう」★☆☆
★★★ このカテゴリーを摂取目的とすることを特にお勧めする 一番の摂取目的としている
★★★ このカテゴリーを摂取目的とすることをお勧めする 摂取目的としている
★★☆ このカテゴリーを摂取目的とするのは十分アリ 摂取目的の一つとしている場合もある
★☆☆ 何らかの効果があるのでこのカテゴリーを摂取目的としてもいい 個人的に摂取目的としていない
☆☆☆ このカテゴリーに対する効果は期待しないほうがよい 摂取目的とする必要はないと思っている
AMPキナーゼの効果・効能
インスリン
体内に取り入れられた糖質はブドウ糖に分解され、小腸に吸収され血流に乗って全身の細胞に運ばれエネルギーとなります。
このとき血液中のブドウ糖をエネルギーに変えるのはインスリンというホルモンです。食事によって血糖値が上がるとすい蔵からインスリンというホルモンが分泌され、インスリンの働きによってブドウ糖が全身の細胞に取り込まれエネルギーに変換されます。
今までは「インスリンの働き」をこのように簡潔に述べてきました。今回もう少し詳しく説明したいと思います。
インスリンが分泌されると血液中のブドウ糖が全身の細胞に取り込まれるといいましたが、詳しくいうとインスリンが分泌されると骨格筋、心筋や脂肪の細胞内にあるGLUT4が細胞表面上に移動してブドウ糖を筋肉組織や脂肪組織に取り込むようになります。
※細胞表面上に移動することをトランスロケーションといいます。
つまり インスリン分泌→GLUT4の発現→細胞へブドウ糖が取り込まれる→エネルギー産生という流れになっています。
GLUTとはglucose transporter(グルコーストランスポーター)の略で、 文字通り細胞内にブドウ糖を取り込む役割をしている糖輸送担体のことです。GLUTは10種類以上あり組織ごとに備わっているものが異なっています。体の中で特に重要な役割を果たしているのが1~4で発現部位を簡単にまとめると次です。
GLUT1 全組織、胎盤、腎臓、脳血管など
GLUT2 肝臓、心臓、腎臓など
GLUT3 脳など
GLUT4 筋肉、脂肪
インスリンの標的臓器となっているのが筋肉や脂肪組織です。運動不足、食べ過ぎ、遺伝などが原因で標的臓器にインスリンが十分作用しないことがあります。その状態をインスリン抵抗性といいます。
インスリン抵抗性があると、標的臓器のインスリンに対する感受性が低下しているため血液中のブドウ糖が取り込まれなくなります。その結果、血液中にブドウ糖があふれ血糖値が下がらず2型糖尿病を引き起こします。
さきほど、エネルギー産生の流れとして以下のように説明しました。
インスリン分泌→GLUT4の発現→細胞へブドウ糖が取り込まれる
実際、骨格筋、心筋や脂肪細胞へブドウ糖の取り込みを行っているのがGLUT4です。極端な話、インスリンが分泌されなくともGLUT4の発現量を増やすことができれば血液中のブドウ糖を細胞へ取り込むができることになります。
「筋収縮」がGLUT4の発現量を増やします。筋収縮されると、インスリンどうようにGLUT4のトランスロケーションを誘導することができます。
筋収縮という言葉を使いましたが、要は運動です。運動することでGLUT4の発現量を増やすことができます。
事実、糖尿病の患者であっても、運動時は健常者と同じくらいのブドウ糖の取り込みが出来ていることが研究によりわかっています。
それでは運動(筋収縮)によりなぜGLUT4を発現させることができるのかということになりますが、ここにAMPキナーゼが関係してきます。
AMPキナーゼは筋肉細胞に存在している酵素です。運動することでAMPキナーゼが活性化され、活性化されるとGLUT4のトランスロケーションを促進させます。
結果インスリンとは別経路でブドウ糖の細胞内の取り組みを促進させることになります。
AMPキナーゼを活性化させることはブドウ糖の細胞内の取り込みを増やすことになるため、糖のエネルギー代謝において非常に重要といえます。それだけでなく、糖尿病など病気予防の観点からも重要だといえます。
AMPキナーゼ活性化させるためには基本的に運動することが必要になります。ただしそのほかにもAMPキナーゼを活性化させる栄養成分を体内に取り入れるという方法があります。
AMPキナーゼを活性化させる成分を体内に取り入れることで運動をしなくともブドウ糖の細胞内へ取り込みを促進することができます。
AMPキナーゼを活性化させる成分は疲労回復(=エネルギー産生)、ダイエット、病気予防のなどあらゆる面において高い効果をもたらすといえます。
脂肪燃焼
AMPキナーゼはブドウ糖の細胞への取り込みに関わっているだけでなく、脂肪酸の細胞内への取り込みにも関係してきます。すなわち脂肪燃焼に関係しているといえます。
運動、食事制限などにより体内の糖が不足とするとすい臓からグルカゴンというホルモンが分泌されます。グルカゴンが分泌されると脂肪分解酵素のリパーゼが活性化され、体脂肪が脂肪酸とグリセリンに分解されます。分解されてできた脂肪酸は細胞内のミトコンドリアに取り込まれエネルギー貯蔵物質ATPに変換されます。ATPは筋肉を動かすなどエネルギーとして消費されます。
脂肪が分解され、その脂肪酸がエネルギー貯蔵物質ATPに変わり、筋肉を動かすためのエネルギーとして消費されるこの一連の流れが脂肪の燃焼といえます。
ここでATPの動きに注目したいと思います。
ATPがエネルギーとして消費されるとADPが、さらに消費されるとAMPが増えます。
ATPはアデニンと呼ばれる塩基の一種にリボースと呼ばれる糖が結合し、そのリボースに3つのリン酸基が並んで結合している構造をしている物質です。
ATPが分解されリン酸基が1つ離れるとADP となります。
ADPからさらにリン酸が1つ離れるとAMPとなります。
つまりエネルギーが必要となる場合は ATP→ADP +リン酸→AMP+2リン酸という流れで分解されていきます。
リン酸を放出する過程でエネルギーが産生されます。
ATPが減って、AMPが増えている状態はエネルギーが不足している状態になっているといえます。この状態に陥った場合にはエネルギー物質であるATPを作りださなければいけません。
この時に細胞のエネルギーセンサーの役割をしているのがAMPキナーゼという酵素です。ATPの減少を感知すると活性化され、ATPを増やすために脂肪酸の細胞内のミトコンドリアへの取り込みを促進します。そうすることでATPが作られていきエネルギー不足が解消されていきます。
このようにAMPキナーゼは脂肪酸の細胞内への取り込みを促進しています。一方で脂肪の合成や糖新生を抑制する働きもしています。
脂肪の分解を促進し、脂肪の合成を抑制するというのは運動している状態と同じです。
AMPキナーゼを活性化させる成分を摂取することは運動と同じ効果を得ているといえます。
まとめるとAMPキナーゼを活性化させることはつぎの効果をもたらすといえます。
①体脂肪減少・・・・脂肪酸の細胞内の取り込みを増やす
②運動と同じ・・・・脂肪の分解を促進し、脂肪の合成を抑制する
なのでAMPキナーゼを活性化させる成分を摂取することはダイエット、肥満予防につながると考えられます。
AMPキナーゼのサプリメントによくあるキャッチフレーズ集
- 代謝を調整するマスタースイッチの役割をする酵素を活性
- エネルギー代謝の恒常性を維持
- 細胞を活性化させ若々しく
- 老化した細胞の再活性化をサポート
- 加齢に伴う様々な老化原因となるものを除去
AMPキナーゼの摂取量、不足、過剰
AMPキナーゼを活性化させる栄養成分の摂取量、不足、過剰に関しては以下に記載しています。よろしければご覧ください。
- リジン
- ヘスペリジン
- アマチャヅル
- ローズマリーエキス
- ローズヒップエキス
- レスベラトロール
- クルクミン
- カテキン
- アントシアニン
- カカオポリフェノール
- ブラックジンジャー
- ※βコングリシニン
- ※EPA
- ※マグネシウム
- ※オスモチン
※はアディポネクチンというホルモンの分泌を増やす栄養成分です。アディオポネクチンにAMPキナーゼを活性化させる働きがあります。
AMPキナーゼの豆知識
メトホルミンにはAMPキナーゼを活性化させる作用があります。インスリンとは異なる経路でブドウ糖の細胞内の取り組みを促進させ血糖値を下げるようにします。
メトホルミンを飲むことで乳酸アシドーシスという重い副作用を引き起こすリスクが高まります。
アシドーシスとは、簡単にいえば血液が正常よりも酸性に傾くことです。
乳酸アシドーシスとは乳酸が溜まることで血液が酸性化し、腹痛、嘔吐、倦怠感を起こす状態です。症状が重いと過呼吸、痙攣を引き起こします。最悪の場合は昏睡状態に陥り、死に至ります。
前者はアマチャヅルとローズヒップエキスが主原料で、後者はアマチャヅルとヘスペリジンが主原料となっています。
AMPキナーゼのイメージ
アマチャヅルのエキスはAMPキナーゼを活性化させる成分
運動しているのと同じ効果
AMPキナーゼを活性化させる成分
- リジン
- ヘスペリジン
- アマチャヅル
- ローズマリーエキス
- ローズヒップエキス
- レスベラトロール
- クルクミン
- カテキン
- アントシアニン
- カカオポリフェノール
- ブラックジンジャー
- ※βコングリシニン
- ※EPA
- ※マグネシウム
- ※オスモチン
※はアディポネクチンというホルモンの分泌を増やす栄養成分です。アディオポネクチンにAMPキナーゼを活性化させる働きがあります。
AMPキナーゼの勝手にランキング
AMPキナーゼのレーダーチャート解説
- 6
このカテゴリーに効果があることで有名。即効性があったり、継続して摂取することで効果を感じる - 5
このカテゴリーに効果があることで有名。継続して摂取することでなんとなく効果を感じる - 4
このカテゴリーに効果があるといわれている。効果が得られることを期待して飲んでいる - 3.5
このカテゴリーに効果があるといわれているが、個人的に摂取目的としていない - 3
このカテゴリーになんらかの効果があるもの - 2
このカテゴリーとはあまり関係ないと思われる - 1
このカテゴリーとは関係ないと思われる
※4以上が摂取目的となっているカテゴリー
AMPキナーゼ 総合評価 SS 18
5つのカテゴリーのうち、評価が高い上位3つのカテゴリーを足したものです。「B~SS」でつけています。
SS 18点
S 16点以上
A+ 14点以上
A 12点以上
B+ 10点以上
B 9点以下
髪 (薄毛) 評価3.5
髪の毛の主成分はケラチンというたんぱく質です。ケラチンは18種類のアミノ酸で構成されています。
食事などでたんぱく質を取ると一度アミノ酸に分解されます。分解されたアミノ酸がケラチンというたんぱく質に再合成されることで髪の毛ができあがります。
というわけで髪の毛を作り上げるにはその材料であるたんぱく質と合成する際に働くビタミン、ミネラルなどの栄養素が必要となります。
ここでAMPキナーゼが関係していることがあります。たんぱく質の合成の部分です。たんぱく質の合成にはエネルギーが必要となります。そのエネルギーはATPが分解されることで生まれます。それではATPが不足していたらたんぱく質の合成が上手くいかず健康な髪を作れないことになります。
細胞のATPの量(エネルギー量)を監視するセンサーの役割をしているAMPキナーゼを活性化させることでATPのレベルを回復することできます。
髪のたんぱく質(ケラチン)の合成を考えた場合に、AMPキナーゼの存在は大切となります。
と長々と書きましたが、個人的には髪のためにはAMPキナーゼを活性化させる成分を取ってはいません。
肌(美肌)評価4.5
美肌をつくる、保つには肌細胞のエネルギー代謝を活発にしなければなりません。というのも肌細胞が行う必要な栄養素を取り入れる、不要な老廃物を取り除くといった作業にもエネルギーが使われているからです。
エネルギー物質であるATPが不足しているこの作業がスームズにいかなくなります。ようは肌のターンオーバーが正常に行われなくなるということです。ターンオーバーの乱れはさまざまな肌トラブルの原因となります。
そもそも体内でATPを増やすというのは細胞内のミトコンドリアが活性化している状態です。細胞分裂が活発になり新陳代謝が促進されている状態です。この状態は細胞レベルで若返っているといってもいいかもしれません。
ATPが不足している場合に糖や脂肪酸のミトコンドリアへの取り込みを促進させるのはAMPキナーゼの働きです。
こういったことからAMPキナーゼを活性化させる成分をとることは美肌づくりに十分に関係していると思っています。
体型(ダイエット)評価6
運動や食事制限などし、エネルギー不足となったとき糖の次に脂肪が燃焼されます。
もう少し詳しくいうとAMPキナーゼが活性化されて糖の次に脂肪が燃焼されます。
AMPキナーゼは細胞のエネルギーセンサーの役割をしていて、AMPが増えてくる(=エネルギーが不足)とそのスイッチが入り糖や脂肪酸の細胞へ取り込みを促進させATP(エネルギー物質)をつくりだします。
運動や食事制限などをすることで、AMPキナーゼは活性化されますが、この状態にもっていかなくとも活性化させることができます。それは活性化させる栄養成分をとることです。
AMPキナーゼを活性化させる栄養成分をとることは、いうなれば(運動をしていなくても)運動をしている、(食事制限をしていなくても)食事制限をしている効果を得ているようなものです。太りにくい体質を作り上げることができるためダイエットには最適です。
体力(普段)評価6
細胞のエネルギー代謝の調整において重要な役割を果たしているのがAMPキナーゼです。細胞内のATPの量が低下したら、AMPキナーゼが活性化され糖や脂肪酸の細胞内への取り込みを促進させエネルギー産生を増加させます。また糖、脂肪、たんぱく質の合成を抑制させエネルギー消費を阻害します。
毎日健やかに活動するためにはエネルギーが必要です。その管理、調整の役割しているAMPキナーゼの存在はとても重要です。常日頃から活性化させることを意識することが大切となります。
その他(代謝)評価6
代謝とは簡単に言ってしまえば、食事(糖質、脂質、たんぱく質)から取り入れたものを体に必要なものに合成したり、エネルギーに変換することです。
ATPを生産することをエネルギー代謝といいますが、この過程においてAMPキナーゼは重要な役割を果たしています。細胞のATPの量(エネルギー量)を監視するセンサーのような働きをしておりATPが不足すると活性化され、ATPを増やすよう指示する役割を果たしています。
AMPキナーゼはエネルギー代謝の恒常性維持するための重要な存在といえます。
AMPキナーゼ雑感
自分でいうのもなんですが、この年にしてはそこそこの体型を保っています。
えーもうちょいわかりやすくいうと
ちょっぴり筋肉質です。
お腹まわりは若い頃と比べると脂肪はついていますが、トータルするとあまり太っていません。
若い頃と比べてあまり体型は変わっていないので、いまだに大学時代に買った服をきています。
あいたた・・・です。
40にもなって、大学生が着るような服を着ているなんて・・・
ただ若作りのためというのでは決してなく
服にお金をかけるのがもったいないと思っているのとたまにしか外出しないというのが理由からです。
えーと・・・
いきなりこれ何の話?
まあいいたいことは同年代と比べると全然太っていないということです。 自分をさらけ出してないことをいいことに好き勝手なことをいっていますが、たぶん客観的にみても太っているとは思われない自信があります。
で、ここに一つつけ加えておきたいことがあります。
まったく運動をしていないにも関わらず太っていないのです。
まあ「運動」の定義をどうとるかによりますが、
とりあえずマラソンをしたり、スポーツジムにいったり、腹筋・腕立てなど筋トレを毎日するといったことはまったくしていません。
ここ10年間まったくです。
お恥ずかしい話、
無職、NOフレンドのため、通勤やお出かけの時に「歩く」ということが皆無です。
(たまに一人でお出かけすることはありますが・・・)
ということで運動にあてはまりそうなことでは毎日必ずやっていることは、犬の散歩、胸筋ふんふん運動、ついでスクワット、寝る前のストレッチぐらいです。
掃除とか洗濯ものを干すとか日常的なもの除くと、1日の大半は椅子に座りながらorベットに横たわりながらパソコンとにらめっこをしています。
とにかくごく普通の成人男性と比べると圧倒的に体を動かしていないといえます。
ただなぜか太っていない(自称)のです!!
これだけ体を動かしていないのになぜ自分は太らないのか・・・
理由をいろいろ探してみると一つの結論にたどりつきました。
AMPキナーゼを活性化させる成分をよくとってるからじゃね?
という結論です。
もちろん
1日2食のため摂取カロリー自体がそんなに多くないというのもありますし、
他にもダイエットにつながる栄養成分をたくさんとっているのもありますし、
そこそこ筋肉質(昔筋トレをよくしていた)で、胸筋ふんふん運動とついでスクワットしかしなくなっても筋肉をつくる栄養成分をとっているため筋肉量があまり落ちていないというのもあります。
ちなみにさっきから言っている胸筋ふんふん運動ってこれです。
LAVIE アームバー50kg(ブラック×レッド) 3B-3039
ついでスクワットというのは何かのついで(例 トイレの後)にスクワットを10回するといったものです。
他にもいろいろ要因はあると思いますが、
太っていない(自称)のは「AMPキナーゼを活性化させる成分をよくとってる」が大きいと思っています。
ちょっとAMPキナーゼについて説明したいと思います。
AMPキナーゼとは細胞のATPの量の低下を感知したとき糖や脂肪酸の細胞へ取り込みを促進させATPレベルを回復させる働きをしています。感知した時に活性化されて糖や脂肪酸の細胞へ取り込みを促進させます。
・・・・・
うーんなんかわかりにくいですね~
もうちょいわかりやすく説明したいと思います。
AMPキナーゼはエネルギーの管理・調節をしているセンサーのようなものです。
エネルギーが不足しているときに、「やばいよやばいよ」とアラームがなりこのセンサーのスイッチが入ります。
スイッチが入るとミトコンドリアにエネルギーを作り出せ!とエネルギーを消費するな!の指令が伝わります。
エネルギーを作りだすこと→ATPの合成
エネルギーを消費すること→糖、脂肪、たんぱく質の合成
つまりエネルギー不足になった時にATPキナーゼが活性化され ATPの合成が増え、ATPの消費(糖、脂肪、たんぱく質の合成)が抑制されるというわけです。
ATPキナーゼが活性化されるって超大事
ということになります。
それじゃあエネルギーが不足しているってどういう時なのかというと
激しい運動している、食事制限をしている状態のことです。
こういった状態になるとAMPキナーゼが活性化され、糖や脂肪酸の細胞へ取り込みを促進してATPを増やしていきます。
ATPが増えるってエネルギーが作られることです。このことをミトコンドリア目線からいうと
・ミトコンドリアを活性化→代謝アップ
・ミトコンドリアを増やす→細胞を若返らせる
といった感じになります。
なので元気で健康的な毎日をすごすため、いつまでも若々しくいるためには常日頃からATPが満タン状態である必要があり、
そのためにAMPキナーゼを活性化させる必要があるということになります。
さきほどAMPキナーゼを活性化させる条件として激しい運動、食事制限の2つあげました。
ということは常日頃から活性化させるためこのうち少なくとも1つは実行し続けなければなりませんよね?
食事制限だと必要な栄養素を体内に取り入れられなくなる可能性が高まるので、どちらかというとはげしい運動のほうが選択肢としてベターになります。
ということではげしい、
まあはげしいとまではいかなくとも、
少なからず「運動」をすることがAMPキナーゼを活性化させるために大切となります。
だからできるだけ毎日運動をしましょう!!
・・・・・・
・・・・・・
えーとなんか着地点が違うような・・・
・・・・・・
・・・・・・
そうそう思い出しました。
結局南極大冒険、運動とか食事制限をしなくてもAMPキナーゼを活性化させる方法があり、
それがずばりAMPキナーゼを活性化させる栄養成分をとることです。
たとえばダイエットの観点でいうとこういう流れとなります。
運動する→AMPキナーゼを活性化→脂肪燃焼
AMPキナーゼを活性化させる成分を体内に取り入れると
運動する→AMPキナーゼを活性化→脂肪燃焼
こうなるわけです。
これをもっと深読みすればこんな感じになるわけです。
AMPキナーゼを活性化する成分をとる→運動している
わたしが運動をしていなくとも太っていない理由は運動していなくとも運動をしているような効果をもたらすAMPキナーゼを活性化させる成分をたくさん体内に取り入れているからといえます。
で、ざっとAMPキナーゼを活性化させる成分を調べたところこれぐらいありました。
- リジン
- ヘスペリジン
- アマチャヅル
- ローズマリーエキス
- ローズヒップエキス
- レスベラトロール
- クルクミン
- カテキン
- アントシアニン
- カカオポリフェノール
- ブラックジンジャー
- ※βコングリシニン
- ※EPA
- ※マグネシウム
- ※オスモチン
※はアディポネクチンというホルモンの分泌を増やす栄養成分です。アディオポネクチンにAMPキナーゼを活性化させる働きがあります。
どんなメカニズムで活性化させるのか一つずつ説明しようと思いましたが、文字数が多くなったため割愛します。
※嘘です。面倒くさいので割愛します。
個人的におすすめは上位6つです。
- リジン
- ヘスペリジン
- アマチャヅル
- ローズマリーエキス
- ローズヒップエキス
- レスベラトロール
で現時点でサプリメントで摂取しているのは、リジン、ヘスペリジン、レスベラトロールです。
ローズマリー、ローズヒップは摂取経験はありますが、久しく摂取していません。そのうちまた取ろうと思います
アマチャヅルに関しては、たぶん未経験です。
※「たぶん」という表現をしているのは気づかないうちにとあるサプリに含有されていたというケースがよくあるからです。
個人的にAMPキナーゼを活性化させる成分として一番気になっているので、そのうちアマチャヅル(が含有されている)のサプリを購入したいと思います。
最後にいっておきたいことがあります。
自分は今現在AMPキナーゼを活性化させる成分をたくさんとっていますが、
これって結果論です。
すべて違う目的でとっていて、よくよく調べたらAMPキナーゼを活性化させる働きがあったという感じです。
ということで
知らず知らずのうちAMPキナーゼを活性化させる成分を体内に取り入れていたから
運動もしてないのに太っていない(自称)とほざいています。