2018年 肌(美肌)部門ランキング 表皮編 6位~10位

肌(美肌)部門ランキング  表皮編 TOP15

6位~10位

 

第6位 システイン(シスチン)

システイン(シスチン)【アミノ酸】

美肌要素 潤い・透明感

関連場所 表皮

システイン(シスチン)の肌(美肌)評価6

評価項目 肌のターンオーバー

評価内容 ターンオーバーの正常化(軟ケラチンの材料)

角化細胞は、肌の表皮を構成する上皮細胞です。内部にケラチンを多く含み外部刺激から肌を守ったり、肌の内部に水分を保持する働きをします。
表皮細胞に分布するケラチンを軟ケラチン(ソフトケラチン)といいます。このケラチンを構成しているアミノ酸の一つシステインがジスルフィド結合(2つのシステイン間に形成される共有結合)によりケラチン線維どうしの結合を強固にする働きをしています。
角質層内のケラチン繊維の構造を強くするシステインは肌のターンオーバーを正常化させる働きに関係しています。

補足
ケラチンは硬ケラチン軟ケラチンの2種類があり18種類アミノ酸の構成率が異なっています。
硬ケラチンはイオウが多く含まれてるのが特徴です。髪の毛や爪があてはまり、燃やすと独特のにおいがします。
軟ケラチンはイオウの含有量が少なく、脂質が多いのが特徴です。皮膚の角質層にあるケラチンが軟ケラチンにあてはまります。

 

体内合成

可・不可

メチオニン、セリンから生合成

サプリメント おすすめ度 

★★★☆☆

サプリメント購入経路

日本 △
海外 〇

サプリメント 例

管理人より一言

髪のケラチン、肌のケラチンどちらのケラチンもシステインの存在が重要だす!!

詳細はこちら

システイン(シスチン)の栄養成分レビュー

 

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第7位 核酸

核酸 【遺伝物質】

美肌要素 潤い・透明感

関連場所 表皮

核酸の肌(美肌)評価5.5

評価項目 肌のターンオーバー

評価内容 ターンオーバーの正常化(細胞分裂を促進)

細胞内のたんぱく質が合成と分解を繰り返し細胞の生まれ変わりが行われています。新しい細胞に生まれ変わるときに必要となるのが核酸です。核酸とは、細胞内に存在しているDNA(デオキシリボ核酸)と細胞内外に存在しているRNA(リボ核酸)のことをいいます。
たんぱく質(アミノ酸の組み合わせ)の設計図の役割をしているのがDNAで、その設計図に基づいてRNAが細胞の材料となるたんぱく質(アミノ酸をもとに)をつくります
DNAとRNAが正しく作用することでたんぱく質の合成が上手くいき古い細胞から新しい細胞に生まれ変わることができています。
核酸が不足しているとこの細胞の生まれ変わりが上手くいかないことになります。肌でいえば肌の新陳代謝、すなわちターンオーバーが正常に行われなくなります。

体内合成

可・不可

ただし加齢とともに減少

減少理由 ピーク年齢 減少加速注意年代

体内の核酸の合成能力低下
20歳
40代前半

サプリメント おすすめ度 

★★★★☆

サプリメント購入経路

日本 〇
海外 △

サプリメント 例

管理人より一言

核酸は肝臓で作ることができます
ただ加齢とともに肝機能が衰え、それにともない核酸を作る力が衰えます

なので外から摂取することが大事となります!!

詳細はこちら

核酸(DNA、RNA)

 

 

第8位 アルギニン

アルギニン 【アミノ酸】

美肌要素 潤い・透明感

関連場所 表皮

アルギニンの肌(美肌)評価5.5

評価項目① 肌のターンオーバー

評価内容① ターンオーバーの正常化(成長ホルモンの分泌)

肌のターンオーバーとは簡単にいうと肌の細胞の生まれ変わりのことです。肌のターンオーバーは表皮で行われています。
表皮の一番下にある基底層にある細胞が細胞分裂することで新しい細胞が生まれます。その細胞が徐々に上へと押し上げられて「角質細胞」になり、最後は「アカ」になってはがれ落ちます。この細胞が生まれアカとなって剥がれる過程肌のターンオーバーです。ターンオーバーが正常に行われることで表皮のバリア機能、水分保持機能がしっかりと働き潤いや透明感を保つことができます。
ターンオーバーは主に寝てる間に行われます。より厳密にいうと寝てる間に成長ホルモンの分泌が活発になり細胞分裂が促進されることで行われます。なので成長ホルモンの分泌を増やすことがターンオーバーの正常化しいては美肌につながることになります。成長ホルモンの分泌を促す成分の代表格はアルギニンです。

 

評価項目② 保湿成分(NMF)

評価内容② 乾燥・くすみの予防

NMFの構成成分は次です。

そしてNMF内のアミノ酸の構成比率は次です。

アルギニンはNMFの構成成分としても重要な役割を果たしています。そうはいっても円グラフの中にアルギニンはみあたりません。というのもNMF内のアミノ酸組成でアルギニンの占める割合は3~5%ほどだからです。重要であることはまちがいないのですが、数値的にいうと「そこまで」と感じるかもしれません。

アルギニンがNMFにおいてより重要な役割を果たしているのは実は違うところにあります。NMFの組成において7%を占める尿素の生成にあります。アルギニンは肝臓でアンモニアの解毒にかかわり尿素を作りだす働きをしています。尿素は強力な保湿効果をもっておりNMFの水分を保持する働きに大きく貢献しています。

アルギニンはNMFの組成において尿素の生成と原料(NMF内のアミノ酸として)の2つに貢献している成分です。

体内合成

可・不可

シトルリン、アスパラギン酸から生合成

サプリメント おすすめ度 

★★★☆☆

サプリメント購入経路

日本 △
海外 〇

サプリメント 例

管理人より一言

成長ホルモンは肌にも髪にも良いです
その分泌を促すアミノ酸といえばやっぱりアルギニンです!!

詳細はこちら

アルギニンの栄養成分レビュー

 

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第9位 納豆菌

納豆菌【細菌】※複合要素

美肌要素 潤い・透明感

関連場所 表皮

納豆菌の肌(美肌)評価5.5

評価項目 NMFを増やす

評価内容 乾燥・くすみの予防

NMFは肌に本来備わっているもので角質細胞に含まれている保湿成分です。ポリグルタミン酸には肌の表皮の角化細胞を活性化させNMF(天然保湿因子)を増やす働きがあります。ポリグルタミン酸は納豆菌の働きにより発酵過程で生成されます。

補足
NMFは角化細胞が角化する過程でたんぱく質から作り出されます。NMFの構成成分であるアミノ酸は顆粒層にあるフィラグリンいうたんぱく質が角質上層で分解することによって生まれます。フィラグリンは顆粒細胞のなかにあるケラトヒアリン顆粒から産生されます。 ケラトヒアリン顆粒には、フィラグリンの前駆物質であるプロフィラグリンが存在して、表皮の角化(ターンオーバー)に従って角質細胞に移行してからフィラグリンに変換されます。
フィラグリンは角質細胞の細胞質内でケラチンという繊維状のたんぱく質を凝固させる働きをして、最終的に角質上層で天然保湿因子へと分解されます。

 

体内合成

可・不可

サプリメント おすすめ度

★☆☆☆☆

サプリメント購入経路

日本 ✖
海外 ✖

サプリメント 例

管理人より一言

ポリグルタミン酸を取るには納豆菌もとい納豆がいいです
ちなみに納豆のねばねばしたところの主成分がポリグルタミン酸です

詳細はこちら

納豆菌の栄養成分レビュー

 

 

第10位 ポリアミン

ポリアミン【炭化水素】

美肌要素 潤い・透明感

関連場所 表皮

ポリアミンの肌(美肌)評価5.5

評価項目 肌のターンオーバー

評価内容 ターンオーバーの正常化(細胞分裂を促進)

細胞分裂を活性化し新陳代謝を促す働きがあるポリアミンは肌のターンオーバーに深く関係しています。

肌のターンオーバーは表皮の細胞が細胞分裂することにより行われます。

ターンオーバーの仕組みを簡単に説明します。

表皮の基底層の角化細胞が細胞分裂をして、新しい細胞が作られます。

分裂した角化細胞のうちの一つは基底層に残って次の分裂に備えます。

 

 

 

細胞分裂で生まれた角化細胞形を変えながら表面に押し上げられていきます。角化細胞が有棘層、顆粒層、角質層という順番で上に上にとあがっていき、最終的にはアカとなってはがれていきます。
このように基底層で生まれた角化細胞が最終的にアカとなってはがれていく過程のことを肌のターンオーバーといいます。

20代のターンオーバーの期間は約28日ですが、この期間は加齢とともに遅れていきます(20代は約28日→40代は倍の約55日)。ターンオーバーが遅れる理由は主に表皮細胞の細胞分裂する力が衰えるからです。その原因の一つは加齢とともに細胞分裂に関わるポリアミンが減っていくからと言われています。
ターンオーバーを正常化させるためには、体内のポリアミンの量を減らさないあるいは増やすということが大切になります。

体内合成

可・不可

アルギニン・オルニチン、グルタミン・グルタミン酸などから
腸内細菌(大腸菌を主)の代謝経路を経由して生合成

ただし加齢とともに減少

減少理由 ピーク年齢 減少加速注意年代

体内のポリアミン合成酵素の活性低下
20歳
30代後半~40代前半

サプリメント おすすめ度

★☆☆☆☆

サプリメント購入経路

日本 ✖
海外 ✖

サプリメント 例

 

管理人より一言

ポリアミンは加齢とともにへってしまいます
ポリアミンを作る力が衰えるからです

作る力が衰えたならそれを補うものをとればいいのです
ポリアミンが多く含まれている食品といえば納豆です

詳細はこちら

ポリアミンの栄養成分レビュー

 

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