体型(ダイエット)部門 評価指標物質とりまとめ15 その10~その12

体型(ダイエット)部門 評価指標物質 とりまとめ15 その10~その12

 

 

その10 レプチン

レプチン【ホルモン】 

脂肪細胞から分泌される生理活性物質「アディポサイトカイン」には、悪玉と善玉があります。中性脂肪が内臓に蓄積されるとアディポサイトカインのうち悪玉アディポサイトカインの分泌が増え、善玉アディポサイトカインの分泌が減る仕組みとなっています。レプチンは善玉アディポサイトカインの1つです。
 
 
中性脂肪改善 重要度合 B 
特に貢献している箇所 脂肪合成を抑制すること
糖代謝を促進するなどで脂肪の合成を抑制する

食欲を抑える働きをして中性脂肪を増やさない
 
評価項目
 
【これから】中性脂肪を増やさない

満腹中枢を刺激する

【いまある】中性脂肪を減らす 

交感神経を刺激する

【いまある】中性脂肪を減らす 

AMPキナーゼを活性&PPARαを発現

 

評価内容
満腹中枢を刺激する

血糖値が上昇し、インスリンの刺激を受けると脂肪細胞からレプチンが分泌されます。レプチンは血中を通り視床下部(満腹中枢)にある受容体に働きかけ食欲を抑制させます。

注意
レプチンは脂肪細胞が多い(=肥満)ほど分泌されますが、脳に一度に運ばれると受容体の働きが悪くなり逆効果(食欲を抑制できない)になります

肥満の人が【レプチンがたくさん出ているにも関わらず】食欲を抑えることができないのはこういった理由からです。

 
 
交感神経を刺激する
 
レプチンは交感神経も刺激します。交感神経を刺激することで、脂肪燃焼を促進し、エネルギー消費を亢進する作用ももたらします。

 
 
AMPキナーゼを活性&PPARαを発現

レプチンは骨格筋でAMPキナーゼ(とりまとめその1)を活性させます。またPPARα(とりまとめその7)の発現を誘導します。
この点からしてもレプチンの分泌は脂肪の燃焼を促進することになります。

 
 

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感想(9件)

 

ダイエットつぶやき

レプチンを味方につければ ダイエットは楽になる

これダイエット名言です

 
レプチンの分泌を増やす方法
①ゆっくりとよく噛んで食事をとる
②睡眠を十分にとる
③レプチンを活性化させる成分をとる
 

 

その11 GLP-1

GLP-1【ホルモン】 

インスリン分泌を促進する働きをもつ消化官ホルモンを総称してインクレチンといいます。
GLP-1(グルカゴン様ペプチド1)は主要なインクレチンです。
GLP-1はβ細胞に入りインスリン分泌を促進し血糖値をさげる働きをします。
 
 
中性脂肪改善 重要度合 B 
特に貢献している箇所 脂肪合成を抑制すること
糖代謝を促進するなどで脂肪の合成を抑制する

肥満の原因となる食後の血糖値の急上昇を防ぐ
 
評価項目
 
【これから】中性脂肪を増やさない

血糖値の急上昇を抑える

【これから】中性脂肪を増やさない

満腹中枢を刺激する

 

評価内容
血糖値の急上昇を抑える

肥満の原因の一つに食後、血糖値が急上昇しインスリンが大量に分泌されることがあげられます。
インスリンは、血液中の糖をエネルギーとして筋肉や肝臓に運びますが、糖が多い場合余った分を脂肪細胞に運び、体脂肪として蓄える働きをするからです。
GLP-1は血糖値の上昇に応じてインスリンの分泌を促します。それにより糖が腸で緩やかに吸収されるようになります。
 
GLP-1は食後の血糖値の急上昇を抑えることで肥満を予防します。
 

 

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満腹中枢を刺激する

GLP-1が多く分泌されると満腹中枢が刺激されます。
これにより満腹感を高め、食欲を抑えることができます。
 
逆にいえばGLP-1の分泌が不足すると満腹感を満たすことができず食べ過ぎにつながってしまいます。
 
 

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感想(2件)

 

ダイエットつぶやき

痩せるホルモンとして、たびたびTVで話題になるGLP-1

GLP-1を増やすのはサバの水煮缶

もといサバの水煮缶に豊富に含まれるとある成分

 

GLP-1を活性させる方法
①小腸の細胞を刺激する栄養成分をとる
 

 

その12 FGF21

FGF21【成長因子】 

FGFはFibroblast Growth Factorの頭文字を取ったものです。線維芽細胞などの細胞に対して増殖や分化を促進する因子です。細胞表面に存在するチロシンキナーゼ型受容体FGFR(線維芽細胞成長因子受容体)に結合すると活性されます。23種類あるうちの一つFGF21は主に肝臓から分泌され、抗肥満効果があることが判明しています。

中性脂肪改善 重要度合 B 
特に貢献している箇所 脂肪燃焼メカニズム プロセス③
血中に放出された遊離脂肪酸は必要な器官・組織に届けられ細胞内に入り燃焼される
 
白色脂肪の褐色化を誘導する=脂肪燃焼促進
 
評価項目
 
【今ある】中性脂肪を減らす

白色脂肪の褐色化を誘導

 

評価内容
白色脂肪の褐色化を誘導

脂肪細胞には脂肪を貯める白色脂肪細胞と脂肪を燃焼する褐色脂肪細胞の2種類あります。
白色脂肪細胞は、血中に流れる中性脂肪を体脂肪として貯蔵する働きを持っています。
褐色脂肪細胞は脂肪を燃焼し熱を産生する働きをします。
 
最近の研究で褐色脂肪細胞ような機能をもつベージュ脂肪細胞が存在していることが明らかになりました。
これは白色脂肪細胞がもとになっています。
 
つまり白色脂肪細胞をベージュ脂肪細胞に変えることができれば脂肪の燃焼効率が高まり肥満を予防できるといえます。
※変換することを「褐色化」といいます。
 

 

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FGF21は白色脂肪細胞の褐色化を誘導します。FGFが分泌されるとPGC₋1αの発現を介して白色脂肪組織で脂肪細胞の褐色化が促進されます。
 
PGC₋1α
PPARγのコアクチベーター(転写を活性させる転写制御因子)。褐色脂肪細胞や骨格筋などの代謝の活発な部位に多く存在しています。寒冷刺激により褐色脂肪細胞や骨格筋に発現、運動により骨格筋に発現します。
発現するとミトコンドリア活性(ミトコンドリアの数の増加&機能向上)させます。白色脂肪細胞においてはUCP1の発現量の増加させるなどによりベージュ脂肪細胞への変換を促します。
UCP-1
褐色脂肪細胞のミトコンドリアに存在する脱共役たんぱく質です。褐色脂肪細胞の脂肪を燃焼する作用はUCP-1の働きにより行われます。寒冷刺激などを受けると白色脂肪細胞でUCP-1の発現が誘導されベージュ脂肪細胞へ変換されます。

 
FGF21の分泌を増やす方法は空腹状態にするかFGF21の分泌を増やす成分を取ることです。
 
 

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感想(0件)

ダイエットつぶやき

FGF21を分泌させる方法は
絶食する or FGF21の分泌を促進する栄養成分をとる
のどちらかです

どちらを選択するかはいうまでもありません

 

FGF21を活性させる方法
①絶食する
②FGF21の分泌を促進する栄養成分をとる
 

 

 
 

体型(ダイエット)部門 評価指標物質とりまとめ15 

 

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