肌(美白)部門ランキング TOP30
6位~10位
第6位 ビタミンC
ビタミンC【ビタミン】
ステップ2 4位
ステップ4 7位
美白ステップ1.5・2・4
美白アプローチ
・体内に発生する活性酸素を除去
・メラニン大量生産を抑制する
・過脂化メラニンを防ぐ
ビタミンCの肌(美白)評価6
評価内容① 水溶性エリアで働く抗酸化物質の代表
体内の水分領域において活性酸素から攻撃を防ぐ代表的な抗酸化物質といえばビタミンCです。水溶性であるビタミンCは水に溶けるため身体の大部分に行き渡り活性酸素と戦ってくれます。ビタミンCは体内に取り入れられるとビタミンC自体が活性酸素の攻撃を受ける(自ら酸化される)ことで、スーパーオキシドやヒドロキシラジカルといった活性酸素種を無毒化します。
評価内容② ビタミンEの再活性
ビタミンEは活性酸素(フリーラジカル)に電子を与えて無毒化します。そうするとビタミンEは電子が1分子のビタミンEラジカルとなります。ビタミンEはビタミンEラジカル(抗酸化作用を失ったもの)となることで他の分子の電子の奪い合いの連鎖を防ぎます。ここでビタミンEに電子を与える成分があればビタミンEの抗酸化作用が復活することになります。ビタミンCは自らの電子を与えることでビタミンEを再び抗酸化物質に戻します。
評価内容 チロシナーゼ活性を抑制
チロシナーゼが活性されることでメラニンがたくさん作られてしまいます。作られたメラニンが肌のターンオーバーとともに排出されず肌細胞に沈着することでシミとなります。なのでチロシナーゼの活性を阻害することがメラニンを「たくさん」作らせないという点で重要となります。チロシナーゼ活性阻害成分の代表はビタミンCです。
評価内容 ビタミンEのリサイクル
ビタミンEは活性酸素(フリーラジカル)に電子を与えて無毒化します。そうするとビタミンEは電子が1分子のビタミンEラジカルとなります。ビタミンEはビタミンEラジカルとなることで他の分子の電子の奪い合いの連鎖を防ぎます。ビタミンCは自身の電子をビタミンEラジカルに与えビタミンEの失った抗酸化作用を蘇らせる働きをします。
極端なことをいうとビタミンCが体内にある限りビタミンEの抗酸化作用(脂質が過酸化脂質に変わるのを防ぐ)が延々と続くことになります。
サプリメント おすすめ度
★★★☆☆
サプリメント購入経路
日本 〇
海外 〇
サプリメント 例
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第7位 αリポ酸
αリポ酸【ビタミン様物質】
ステップ1.5 2位
美白ステップ1・1.5
美白アプローチ
・紫外線から発生する活性酸素を除去
・体内に発生する活性酸素を除去
αリポ酸の肌(美白)評価6
評価内容 一重項酸素の除去
肌に紫外線が直接あたることで皮膚組織に一重項酸素が大量に発生し、表皮にあるケラチノサイト、真皮にある繊維芽細胞を刺激します。この2つの細胞は刺激されるとエンドセリンなどの情報伝達物質を生み出します。情報伝達物質はメラノサイトを刺激しメラニンをたくさん作るように命じます。たくさんできたメラニンはシミの原因となります。
シミ予防の第一歩は紫外線を浴びて肌に発生した一重項酸素を可能な限り除去することです。αリポ酸は一重項酸素を除去する働きをします。
評価内容① 活性酸素の除去範囲
抗酸化物質は水溶性(親和性)か脂溶性(疎水性)かでその抗酸化力を発揮する場所が異なります。抗酸化物質のほとんどはどちらかの性質しかもっていません。αリポ酸は水溶性、脂溶性両方の特性をもっています。そのため細胞質、細胞膜といった一部でなく細胞のあらゆるところで抗酸化作用を発揮します。
評価内容② グルタチオンの産生・再活性
グルタチオンは肝臓などで生成される物質で、グルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸で構成されているペプチドです。細胞内において最も重要な抗酸化物質と位置付けられています。
αリポ酸はグルタチオンの生産を高める働きがあるといわれています。それだけなくグルタチオンの抗酸化力のリサイクルも促進します。
評価内容③ 抗酸化物質の再活性
αリポ酸はグルタチオンの抗酸化力をリサイクルするだけではなく他の抗酸化物質の抗酸化力もリサイクルする働きがあります。他の抗酸化物質とはビタミンC、ビタミンE、コエンザイムQ10です。
抗酸化物質は細胞の代りに自らが酸化されることで、活性酸素を除去します。そうすることでその物質がもつ抗酸化作用は失われます。還元型αリポ酸は抗酸化物質の失った抗酸化力を蘇らせます。
サプリメント おすすめ度
★★★★☆
サプリメント購入経路
日本 〇
海外 〇
サプリメント 例
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第8位 リコピン
リコピン【カロテノイド】
ステップ2 8位
美白ステップ1・2
美白アプローチ
・紫外線から発生する活性酸素を除去
・メラニン大量生産を抑制する
リコピンの肌(美白)評価6
評価内容 一重項酸素の除去
トマトなどに含まれているリコピンは数ある抗酸化物質の中でも抗酸化力が非常に強いことで有名な成分です。その理由が一重項酸素を除去する力が高いからといえます。その除去能力はβカロテンの約2倍、ビタミンEの約100倍あるとされています。
評価内容 チロシナーゼ活性を抑制
リコピンは一重項酸素と呼ばれる紫外線から発生する活性酸素を除去する抗酸化作用をもったカロテノイドです。この作用だけでも美白部門において十分な評価に値しますが、リコピンはチロシナーゼの活性を抑制する作用も持ち合わせています。一重項酸素の除去とチロシナーゼ活性抑制といったWの美白効果をもっている成分は他になかなか見当たりません。
サプリメント おすすめ度
第9位 ナイアシン
ナイアシン【ビタミン】
ステップ4 6位
美白ステップ2・4
美白アプローチ
・メラニンの輸送を妨げる
・過脂化メラニンを防ぐ
ナイアシンの肌(美白)評価6
評価内容 メラノソームトランスファーを抑制する
メラノサイトでメラニンが作られると述べてきましたが、より詳しく言うとメラノサイトに存在する「メラノソーム」と呼ばれる細胞内小胞体内でメラニンが合成されます。メラノソーム(メラニンを貯蔵している)がメラノサイトの樹状突起から隣接するケラチノサイトに受け渡され、そこで沈着することで肌にシミやくすみが生じます。
ここでメラノソーム→ケラチノサイトの移動を妨げることができたらケラチノサイトが受け取るメラニンの量が少なくなります。
このメラニンの輸送を妨げる成分がナイアシンです。ナイアシンにはメラノソームトランスファーを抑制する作用があります。表皮のケラチノサイトに受け渡されるメラニンの量を減らすことで色素沈着する可能性を減らします。
評価内容 グルタチオンペルオキシダーゼの補酵素
ナイアシンは補酵素としてグルタチオンペルオキシダーゼの「過酸化脂質を無毒化」する働きに貢献しています。
グルタチオンペルオキシダーゼは還元型グルタチオンを使用して過酸化脂質を無毒化します。過酸化脂質に作用した還元型グルタチオンは酸化型グルタチオンに変化してしまいます。つまり抗酸化作用を失ったグルタチオンになるわけです。ナイアシンはNADPHの形として酸化型グルタチオンを還元型グルタチオンに戻す働きをしています。NADPH はグルタチオンに電子を渡すことでグルタチオンを再生させます。
サプリメント おすすめ度
★★☆☆☆
サプリメント購入経路
日本 △
海外 〇
サプリメント 例
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第10位 βカロテン
βカロテン【カロテノイド】
ステップ1.5 9位
美白ステップ1・1.5
美白アプローチ
・紫外線から発生する活性酸素を除去
・体内に発生する活性酸素を除去
βカロテンの肌(美白)評価6
評価内容 一重項酸素の除去
無毒化する抗酸化酵素が体内に存在しない一重項酸素を除去するためには一重項酸素を除去する力をもった抗酸化物質を取る必要があります。
βカロテンは緑黄色野菜などに多く含まれるカロテノイドの一種で一重項酸素を除去する能力を有しています。
評価内容 ヒドロキシラジカルの除去
ヒドロキシラジカルはスーパーオキシドや過酸化水素の一部が金属イオンと反応することで生まれます。4つの活性酸素のなかでももっとも毒性が強く体内の脂質、たんぱく質、DNAを簡単に酸化させます。いうなれば一番凶悪な活性酸素といえます。美白の観点からするとヒドロキシラジカルを除去することがメラニンの過剰生成を防ぐことになります(メラニンは活性酸素の攻撃を細胞の代りに受けるために作られます)。
βカロテンはこのヒドロキシラジカルを除去する働きをもっている抗酸化物質の一つです。
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