2018年上半期 髪(白髪)部門ランキング 1位~5位

髪(白髪)部門ランキング TOP20

ランキング内容の読み方を簡単に説明します。
より詳細はこちらに記載しています→勝手にランキングについて 髪(白髪)部門編

・主要項目とプラス項目
主要項目というのは次の評価対象項目のうちその項目をもとに髪(白髪)部門の点数や順位をつけているものです。
プラス項目とは点数や順位にあまり関係していないものです。

髪(白髪)部門の評価対象となる項目

  • メラニンの材料
  • チロシナーゼを活性
  • 抗酸化(過酸化水素)
  • メラノサイトを活性化
  • 細胞を活性化
  • 血流改善
  • ストレスを軽減
  • ケラチンの合成(材料or代謝)
  • その他

・白髪発生タイプ
評価項目をもとにその栄養成分が、つぎにあげるA~Fの白髪発生タイプのどれに効くかをあてはめています。

A メラニンの材料不足
メラニンの材料が足りていないため白髪が発生してしまうタイプです。
このタイプにはメラニンの材料となる成分が有効です。

B メラノサイトの機能低下
メラノサイトの働きが弱まっていることが原因で白髪が発生してしまうタイプです。
このタイプにはチロシナーゼを活性化する成分、過酸化水素を分解する成分、メラノサイトを活性化する成分(細胞を活性化する成分)が有効です

C 毛母細胞の不活性
毛母細胞の働きが弱まることで白髪が発生してしまうタイプです。
このタイプには細胞を活性化する成分(たんぱく質の合成を促す成分、核酸の合成を促進する成分、成長ホルモンの分泌を増やす成分など)が有効です。細胞を活性化する成分はBのメラノサイトを活性化する成分の構成要素にもなります。

D 血流の悪化
血液の流れが悪くなって細胞に必要な酸素や栄養素が届かず白髪が発生してしまうタイプです。
このタイプには赤血球を増やす成分、毛細血管を増やす成分、血流改善の効果がある成分が有効です。

E ストレス
ストレスが原因で自律神経が乱れて血行が悪くなったり、メラノサイト・毛母細胞の働きが弱まったりすることで白髪が発生するタイプをEタイプとします。このタイプにはストレスを軽減する成分が有効です。

F ケラチン不足
「髪」そのものが十分に作られず白髪が発生するタイプです。
このタイプにはケラチンのもととなる成分(18種類のアミノ酸)とそれらをケラチンに変える働きをする成分が有効です。
※このタイプは基本的に薄毛部門において評価されており、白髪部門においては優先順位が低くなっています

・サプリメントおすすめ度
サプリメントおすすめ度というのはその栄養成分を「食事から」「サプリメントから」どちらから取りやすいかの度合いです。

★★★★★ サプリメントでとったほうが良い サプリメントでしかとれない
★☆☆☆☆ 食事(食品)から手軽に取れる  サプリメントでは売っていない

・サプリメント購入経路
その栄養成分のサプリメントを購入する場合、
日本と海外どちらで購入できるか、あるいはどちらからが購入しやすいかを〇△✖であらわしています。

〇 ネットで普通に買える(日本の場合店舗でも) 取り扱っているメーカーが豊富
△ 取り扱っているメーカーがちょっと少ない 単体ではなく複合サプリだったらある
✖ 取り扱っているメーカーがわずか 探すのに苦労する そもそも売っていない

以上を踏まえて髪(白髪)部門ランキングのうち1位から5位までを発表します。

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髪(白髪)部門ランキング 1位~5位

 

第1位 チロシン [-] 前回順位 第1位

チロシン 【アミノ酸】

チロシンの髪(白髪)評価6

主要評価項目 メラニンの材料
ストレスを軽減
他プラス項目 ケラチンの合成(材料) 

・メラニンの材料
髪に色をつけるメラニンという色素はメラノサイトでアミノ酸チロシンを材料に作られています。

チロシンはアミノ酸フェニルアラニンをもとに体内で合成できます。なので必須アミノ酸ではありません。ですが条件付き必須アミノ酸に位置付けられることもあります。というのも食事などでチロシンを摂取しなければ、体内のチロシンの量はフェニルアラニンの量に左右されてしまうからです。

体内にチロシンが少ないのであれば必然的にメラニンの量も少なくなります。髪に色をつけるために必要な量が足りず、結果として黒髪が生まれなくなります。

チロシンは体内ではメラニンのもととなるだけでなく、甲状腺ホルモンや神経伝達物質の原料としての役割も果たしています。体内に取り入れられた栄養素はまず最初に生命維持や身体活動に関わる器官や組織に運ばれます。それが余った場合に髪、肌、爪などに運ばれることになります。
髪への供給は優先順位が低いためチロシンをしっかりと摂取しなければ、髪に色をつけるメラニンが不足して白髪になる可能性が高まると考えられます。

白髪発生タイプ

A(メラニンの材料不足)
E(ストレス)

サプリメント おすすめ度 

★★☆☆☆

サプリメント購入経路

日本 △
海外 〇

サプリメント 例

 

管理人より一言

髪の色の「もと」が足りなければどうなるか・・・・・
もう言うまでもありません

詳細はこちら

チロシンの栄養成分レビュー

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第2位 銅 [⇧] 前回順位 第3位

銅 【ミネラル】

銅の髪(白髪)評価6

主要評価項目 チロシナーゼを活性
抗酸化(過酸化水素)
他プラス項目 血流改善(赤血球)

・チロシナーゼを活性
メラノサイトではチロシンをもとにしてメラニンが作られます。メラノサイトではチロシンが徐々にメラニンに変換されます。
その生成過程はチロシン→ドーパ→ドーパキノン→メラニンとなっています。

この過程でチロシナーゼという酸化酵素が深く関係しています。血中からメラノサイトに供給されたチロシンはメラノサイトに存在するチロシナーゼと結合することでドーパに、さらにドーパキノンへと代謝されていきます。

メラノサイトのメラニン産生機能が低下しているとチロシン→メラニンへの変換がスムーズにいきません。メラニン産生機能の低下とは簡単にいってしまえばチロシナーゼ活性の低下です。
なのでチロシナーゼを活性させる栄養成分を摂取すればメラノサイトのメラニン産生機能が高まりメラニンの量を増やすことができることになります。
チロシナーゼを活性させる栄養成分はズバリ「銅」です。銅はチロシナーゼの補酵素として働いています。
銅を摂取することはチロシナーゼの活性につながりしいてはメラノサイトの機能低下予防につながります

白髪発生タイプ

B(メラノサイトの機能低下) 

サプリメント おすすめ度 

★★☆☆☆

サプリメント購入経路

日本 △
海外 〇

サプリメント 例

 

管理人より一言

チロシナーゼを酸化酵素といったけど、これって銅含有酵素に変えてもいいっす!!
銅は白髪予防の影の支配者であ~る!!

詳細はこちら

銅の栄養成分レビュー

 

第3位 フェニルアラニン [⇩] 前回順位 第2位

フェニルアラニン 【アミノ酸】

フェニルアラニンの髪(白髪)評価6

主要評価項目 メラニンの材料
ストレスを軽減
他プラス項目 ケラチンの合成(材料) 

・メラニンの材料
メラニンの材料はチロシンです。チロシンは肝臓でフェニルアラニンを原料に生成されます。なので(チロシンを摂取していなければ)体内のチロシンの量はフェニルアラニンの量に左右されます。
このことは髪に色をつけるメラニンの量はフェニルアラニンの量に左右されるともいいかえることができるかもしれません。フェニルアラニンは体内で合成できない必須アミノ酸です。白髪予防のためには1日に推奨されている摂取量は必ず守りたい成分です。

フェ二ルアラニンの1日の推奨摂取量のは体重1㎏に対して25㎎となっています。

・ストレス軽減
フェニルアラニンは神経伝達物質の原料にもなっています。神経伝達物質のうち興奮性の神経伝達物質の原料です。
肝臓でチロシンへ変換されその後→L-ドーパ→ドーパミン→ノルアドレナリン→アドレナリンと代謝されていきます。

強いストレスにさらされるとアドレナリンは大量に分泌されます。分泌されると血管の収縮され血行が悪くなったり、活性酸素を過剰に発生させます。つまり頭皮にある細胞に大きなダメージを与えます。ストレスが髪を白髪に導くのはこのような理由からです。

そもそも論でストレスにさらされるとノルアドレナリン、アドレナリンが大量に消費されてしまいます。
これら神経伝達物質のもとはフェニルアラニンおよびチロシンです。なのでストレスにさらされればさらされるほどフェニルアラニン及びチロシンは消費されていくことになります。このことはメラニンが不足することにつながり白髪になる可能性を高めてしまいます。

白髪発生タイプ

A(メラニンの材料不足)
E(ストレス)

サプリメント おすすめ度 

★★☆☆☆

サプリメント購入経路

日本 △
海外 〇

サプリメント 例

 

管理人より一言

フェニルアラニンはあの「フェニルエチルアミン」の材料でもあります
フェニルエチルアミンが気になったらググってみて!

詳細はこちら

フェニルアラニンの栄養成分レビュー

 

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第4位 亜鉛 [⇧] 前回順位 第5位

亜鉛 【ミネラル】

亜鉛の髪(薄毛)評価6

主要評価項目 抗酸化(過酸化水素)
メラノサイトを活性化
細胞を活性化
他プラス項目 ケラチンの合成(代謝)

・抗酸化(過酸化水素)
メラノサイトの機能を低下させる原因として活性酸素があげられます。活性酸素は紫外線、大気汚染、たばこの煙、ストレスなどから発生します。また呼吸で取り込んだ酸素のうち約2%が活性酸素になります。生きている限り発生は避けては通れないもので、いかに過剰に発生させない過剰に発生してしまったものを除去するかが大切となります。

活性酸素は主に4種類(スーパーオキシド、過酸化水素、一重項酸素、ヒドロキラジカル)あり、このうち過酸化水素の蓄積がチロシナーゼの減少につながります。チロシナーゼはメラノサイトでチロシンをメラニンに変える働きをしているためチロシナーゼの減少はメラニンの減少=白髪につながってしまいます。
亜鉛の抗酸化作用は過酸化水素の蓄積の予防効果があります。

白髪発生タイプ 

B(メラノサイトの機能低下)
C(毛母細胞の不活性)
F(ケラチン不足)

サプリメント おすすめ度 

★★★★☆

サプリメント購入経路

日本 〇
海外 〇

サプリメント 例

 

管理人より一言

亜鉛は髪(薄毛・白髪)にとってスペシャルな存在!!
絶対に不足させてはなりません!!

詳細はこちら

亜鉛の栄養成分レビュー

 

第5位 鉄 [⇧] 前回順位 13位

鉄 【ミネラル】

鉄の髪(白髪)評価5.5(前回5→5.5)

主要評価項目 抗酸化(過酸化水素)
血流改善(赤血球)
他プラス項目  

・抗酸化(過酸化水素)
活性酸素のうち過酸化水素はチロシナーゼ酵素の形成を破壊する働きをします。チロシナーゼはメラノサイトのメラニン産生機能に関わっているため過酸化水素の増加は白髪を増やす原因となります。

過酸化水素は通常は体内にある抗酸化酵素カタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼにより日々分解されているため、過剰に発生することはありません。ただこれら抗酸化酵素は加齢とともに減少してしまいます。減少すると過酸化水素を分解できなくなり蓄積してしまい、チロシナーゼを減少させます。
カタラーゼはたんぱく質と補酵素で作られています。ここで補酵素として働くのが鉄です。
なのでカタラーゼを増やすには鉄が必要となります。

カタラーゼの増加は過酸化水素の蓄積を予防することになりチロシナーゼの活性低下(メラノサイトの機能低下)を防ぐことになります。

・血流改善(赤血球)
材料をもとにしてメラノサイトではメラニンが、毛母細胞ではケラチンが作られています(メラニンの主たる材料はチロシン、ケラチンの主たる材料は18種類のアミノ酸です)。そして毛母細胞が細胞分裂する過程でメラニンが取り込まれて色がついた髪が作られます。
ここで材料の他に必ず必要となるものがあります。それは酸素です。細胞は酸素によってエネルギーを作り出しているため酸素が不足すると機能不全となってしまいます。なので酸素が不足しているともととなる材料が豊富にあっても「メラノサイトでメラニン」を、「毛母細胞でケラチン」を作ることができなくなります。

酸素を運ぶのは血液の役割です。より具体的にいうと血液の細胞成分の96%を占めている赤血球の役割です。さらに詳しくいうと赤血球の構成成分であるヘモグロビンの役割です。
ヘモグロビンの主成分は鉄です。鉄が不足するとヘモグロビンが不足することになり赤血球が減少したり、赤血球の酸素を運搬する能力が低下したりします。
この状態を貧血といいますが、つまるところ貧血は白髪につながりやすいと言えます。

実際、貧血の症状のひとつに白髪の発生があげられます
鉄といえば貧血予防が有名ですが、白髪予防にもなります。

白髪発生タイプ 

B(メラノサイトの機能低下) 
D(血流の悪化)

サプリメント おすすめ度 

★★★★☆

サプリメント購入経路

日本 〇
海外 〇

サプリメント 例

 

管理人より一言

鉄といえば貧血予防!!
だけでなく白髪予防にもなります!!

詳細はこちら

続きはこちら→鉄の栄養成分レビュー

髪(白髪)部門ランキングはこちら

髪(白髪)部門ランキング 6位~10位

髪(白髪)部門ランキング 11位~15位

髪(白髪)部門ランキング 16位~20位

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