ピクノジェノール 月経困難症・子宮内膜症改善効果

ピクノジェノール

フランス海岸松樹皮エキス

ピクノジェノールとは

フランス海岸松の樹皮から抽出したエキス

ピクノジェノールは、フランス南西部ボルトー地方に自生するフランス海岸松の樹皮の抽出物のことをいいます。


※写真は単なる松の樹皮

ピクノジェノールは商品名

ピクノジェノールは、スイスのホーファー・リサーチ社の登録商標です。なので厳密にいうとピクノジェノール®です(ピクノジェノールの後に特許マークがつきます)。

ピクノジェノールは、樹齢25年~30年のフランス海岸松の樹皮から抽出されます。その天然の植物由来成分を損なわないように、伐採後24時間以内に、特許化された抽出プロセスを経て、製品化されています。

 

松の樹皮の抽出物として他に、フラバンジェノールエンゾジノールパインバークといった商品があります。これらは、ピクノジェノールと抽出方法や産地が異なっています

フラバンジェノールもフランス海岸松の樹皮を使用していますが、抽出方法が異なります。この抽出方法=フラバンジェノール®は 日本の(株)東洋新薬の登録商標です。


エンゾジノールはニュージーランド産の松の樹皮が原料です。


パインバークは産地&抽出方法は関係なしに、とりあえず松の樹皮エキスのことです(詳細はわからず、おそらくです)。

 

ピクノジェノールに含まれる栄養成分

ピクノジェノールに含まれるのは、OPC(オリゴメックプロアントシアニジン)を主体とした約40種類の有機酸を含む生体フラボノイド複合体です。

ピクノジェノールの組成

  • プロアントシアニジン 約80~85%
  • カテキンおよびエピカテキン 5%
  • 有機酸 2~4%

ピクノジェノールは約80~85%のプロアントシアニジン,5%の カテキンおよびエピカテキン,2~4%の有機酸からなる。

引用元
フランス海岸松樹皮エキス投与による, 原発性月経困難症, 子宮内膜症の改善について
PDFページ 2/4
J-STAGE

OPCはプロアントシアニジンに含まれています

※数値は諸説あり。プロアントシアニジンの占める割合は約60~75%の説もあります。サプリの場合は60~75%が多いです。上記引用元の文献にて「ピクノジェノールの組成」についての記載があったので、今回は約80~85%を使用しています。

ここで、ピクノジェノールの主成分であるプロアントシアニジンおよびOPCについて説明します。

プロアントシアニジンについて

プロアントシアニジンとは、カテキン類(エピカテキンあるいはカテキン)が複数つながった重合体の構造を持つ化合物の総称のことです。
ポリフェノールのノンフラボノイドの縮合型タンニン類に分類されます。


出典元
プロアントシアニジン
ウィキペディア

プロアントシアニジンは炭素-炭素結合の開裂により、「アントシアニジン」を生成することからプロアントシアニジン【=アントシアニジンの前駆体】と呼ばれます。

アントシアニンはポリフェノールの一種で、紫色の色素成分です。ブルーベリーに多く含まれる成分としてご存知かと思います。

アントシアニンは、色素の本体であるアントシアニジン糖や有機酸などが結合した一群の天然化合物の総称をいいます。

アントシアニジンのことをアグリコンと呼びます。
アグリコンに糖や有機酸などが結合をしたものを配糖体と言います。

ということで、
アントシアニンはアントシアニジン配糖体で、アントシア二ジンはアントシアニンに結合している糖や有機酸を除いた部分です。

アントシアニジンはフラボノイドの基本骨格であるA環-C環-B環から成っています。
水酸基(-OH)やメトキシル基(-OCH3)などの数の違い・結合位置の違いにより、いくつかの種類が存在します。

主要なアントシアニジンはシアニジン、ぺラルゴニジン、デルフィニジン、ペオニジン、ペチュニジン、マルビジンの6つです。
この6つは、B環に付いている水酸基(-OH)およびメトキシル基(-OCH3)の数の違いにより、種類わけされています。
それぞれ異なる色調を発現します。

出典元
フラボノイド 
花き研究所 
農研機構

アントシアニジンの基本形はシア二ジン、ペラルゴニジン、デルフィニジンの3つです。それぞれを生成するものがプロシア二ジン、プロペラルゴニジン、プロデルフィニジンです。

なお、天然に存在するプロアントシアニジンの大部分はプロシアニジンです。

プロアントシアニジンは炭素-炭素結合の開裂により,アントシアニジンを生成する水溶性の抗酸化物質であるが,プロシアニジン,プロデルフィニジンおよびプロペラルゴニジンなどを含む.しかし,天然に存在するプロアントシアニジンの大部分はプロシアニジンである

引用元
今日の話題 
PDFページ 3/12
J-STAGE

注意

プロシアニジンは、あくまでもプロアントシアニジンの1種です。
ただ、ここでは、プロアントシア二ジン≒プロシアニジンとさせてください。
以降、時にプロアントシアニジンで説明したり、プロシアニジンで説明したりしています。
ここでは、深く考えず同じものととらえてください。
参照とした文献がプロシアニジンである場合、プロシアニジンで説明しています。

プロアントシア二ジンの欠点

プロアントシアニジンには強力な抗酸化作用があります。

それにより、酸化による「老化」や「病気」の予防効果が大いに期待できます。

ただしプロアントシアニジンには欠点があります。

 

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プロアントシアニジンは、基本 重合度7~9の縮重合体です。
こちらがプロアントシア二ジンの構造式の一例です。


出典元
プロアントシアニジンオリゴマーの生物活性
PDFページ 2/3
J-STAGE

欠点は、このような構造上(高分子のため)、吸収率が悪いことです。

なので「強力な抗酸化作用があるにもかかわらず、吸収率が悪いため体内で発揮する抗酸化力が期待されるほどでない」とされています。

ポリフェノールの吸収率は,その種類によって異なるが,概して高くない.カテキン,イソフラボン,イソフラバノールのアグリコンの吸収率は約5~30%であるが,アントシアニジンやプロアントシアニジンのような縮合型タンニンの生体移行率は約0.1%と極めて低いとも報告されている

引用元
腸管上皮における栄養機能的化学物質(ポリフェノール)の輸送と認識
PDFページ 3/8
J-STAGE

OPCはその欠点をなくした成分

OPCはこの欠点をなくした成分と言えます。

OPC=オリゴメックプロアントシアニジンの「O=オリゴメック」は低重合・低分子を意味します。
OPCは その文字通り 低重合のプロアントシアニジンのことです。

プロアントシアニジン(基本 重合度が7~9の縮重合体)の中でも、
重合度が2~4の縮重合体なのがOPCです。

プロアントシアニジンの中でも、特に重合度が2〜4の縮重合体をオリゴメリック・プロアントシアニジン(oligomeric proanthocyanidin;以下、OPCという)という。 

引用元
公開特許公報(A)_プロアントシアニジン含有組成物
国立研究開発法人科学技術振興機構

プロアントシアニジンは、その分子量の大きさによって、吸収率が異なります。

分子量が小さいもの➡OPCの体内吸収率は高く、
分子量が大きいもの➡プロアントシアニジンの体内吸収率は極めて低い
と言われてます。

それにより次の「差」が生まれます。

  • プロアントシアニジン
    経口した場合、吸収性が劣るため十分な抗酸化作用が期待できない
  • OPC
    経口した場合、吸収性が高いため十分な抗酸化作用を期待できる

.
ということで、OPCはプロアントシアニジンの欠点である「強力な抗酸化作用があるにもかかわらず、吸収率が悪いため体内で発揮する抗酸化力が期待されるほどでない」を解決してくれる成分です。

ゆえに、OPCは「最強の抗酸化物質」と称されます。

 

ピクノジェノールは世界最強の抗酸化物質

ピクノジェノールに含まれるのは、OPC(オリゴメックプロアントシアニジン)を主体とした約40種類の有機酸を含む生体フラボノイド複合体です。

ピクノジェノールの組成

  • プロアントシアニジン 約80~85%
  • カテキンおよびエピカテキン 5%
  • 有機酸 2~4%

OPCはプロアントシアニジンに含まれています。

※数値は諸説あり。プロアントシアニジンの占める割合は60~75%の説もあります。サプリの場合は60~75%が多いです。

「最強の抗酸化物質」と呼ばれるOPCを主体としているピクノジェノールは、抗酸化物質として非常に強力ということになります。
ゆえに、ピクノジェノールは「現代最強の抗酸化物質」「世界最強の抗酸化物質」と呼ばれています。

 

OPCはどのくらい含まれるのか?

ただ、ピクノジェノールのなかにOPCがどれくらい含まれているかは定かではありません。
文献やサプリの成分表示に、ピクノジェノールのOPCの含有量の記載がないからです。
※探した限りありませんでした。

例えばピクノジェノールサプリでは、次のように成分表示がされています。

ピクノジェノールサプリの成分表示 パターン例

  1. 単にピクノジェノールの量を記載
    ピクノジェノール(Pinus pinaster)(フランス海洋松樹皮抽出物)30mg
  2. プロアントシアニジンの含有%を記載
    Pycnogenol®(フランスカイガンショウ)(100%松樹皮エキス)(65~75%プロシアニジン)
    100mg
  3. プロアントシアニジンの量を別途記載
    ピクノジェノール
    フランスカイガンショウ樹皮エキス 50mg
    プロアントシアニジン 30 mg

プロアントシアニジンの中にOPCが含まれているのは確かですが、その量や%まで記載していることはありません。

実際は、OPC以外=重合度の高いプロアントシアニジンのほうがかなり多いのではないかと予想されます

理由を説明します。

こちらはOligonolライチ果実松樹皮ブドウ種子の4つのポリフェノール組成を比較したグラフです。


出典元
新世代のポリフェノール“Oligonol(オリゴノール)”の機能
PDFページ 3/9
J-STAGE

ポリフェノールの組成ではありますが、これらのポリフェノールの大部分がプロアントシア二ジンなのでプロアントシアニジンの組成と捉えても問題ないと思います

なお、Oligonolはライチ果実由来のポリフェノールを低分子化した商品です。ここではスルーして、他3つに注目してください。
3つともDimer(二量体)、Trimer(三量体)の割合が非常に少ないことがわかります。
松樹皮は、ブドウ種子よりは多いものも、ライチ果実に比べるとかなり差があります。

プロアントシア二ジンの中で、二~四量体のものがOPCです。
OthersのなかにTetramer(四量体)がどれくらいあるか定かではありませんが、
OPC(二~四量体)は全体の割合からするとかなり少ないと予想されます。

以上より、ピクノジェノールに含まれるプロアントシアニジンは、重合度の高いプロアントシアニジンが大部分を占めると予想されます。

 

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と言っておきながらアレですが、ピクノジェノールのOPCの含有量はやっぱり多いかもしれません。

同じフランス海岸松樹皮エキスを原料とし、抽出方法が異なる特許商品「フラバンジェノール」は総ポリフェノールが約70%で、うちOPCが半分以上を占めているとの情報があるからです。

本試験で用いるフラバンジェノールは,その約70%がポ リフェノール類でOPC自体も35%以上含まれており,フラバンジェノールの抗酸化活性は,他のプロアントシアニジン含有素材と比較しても高いことが明らかとなっている

引用元
松樹皮抽出物のI型アレルギーに及ぼす影響
PDFページ 1/4
J-STAGE

そう考えると、ピクノジェノールにもOPCがそれなりの量が含まれると想定されます。
さきほどの4つのポリフェノール組成を比較したグラフの松樹皮が、単なる「松樹皮」であれば、
フランス海岸松樹皮エキスを原料とし、特別な方法で抽出される「ピクノジェノール」はそれには該当しない=OPCは少なくない といえそうです。

 

 

ここまで語っておいてナンですが、個人的にOPCの量をあまり気にする必要はないと思います。
理由は次の段落で説明します。

 

これ以降 
【通常】

  • 総称としてのプロアントシアニジン(OPCも含む)➡プロアントシアニジン

 

【OPCと重合度の高いプロアントシアニジンを比較するケース】

  • 重合度の高いプロアントシアニジンプロアントシアニジン 
  • プロアントシアニジンのうち2~4量体のもの➡OPC

として説明していきます。

プロアントシアニジンも魅力的

今まで
「プロアントシアニジンが高分子だから吸収率が悪い、だから低分子のOPCが良い」といった内容で話を進めてきました。

となると、ピクノジェノールに含まれるプロアントシアニジンが(仮に)低分子より高分子のほうが多いのであれば、ピクノジェノールって栄養成分として「たいしたものではないのでは?」と感じるかもしれません。

これは全くもって間違いです。
高分子、低分子にかかわらずプロアントシアニンジンは、数ある栄養成分の中でも、とても有能です。

その理由を説明します。

高分子プロアントシアニジンも魅力的の理由

もともと、「プロアントシアニジンは、低分子より高分子のほうが抗酸化活性が強い」です。
ただ、「低分子より吸収率が悪いため、抗酸化活性は期待されるほどに高くない」です。
ゆえに、「抗酸化作用に関しては、OPCのほうに分がある」です。

そもそも、
高分子プロアントシアニジンには抗酸化作用以外にもさまざまな生理作用があります。

オリゴマーであるプロシアニジンは抗酸化性が高いと期待できる.重合度の高い高分子化合物は,モノマーと比べると腸管からほとんど吸収されないと考えられるが,その一方で,さまざまな生理機能が報告されている.

引用元
プロシアニジンの機能性
PDFページ 2/6
J-STAGE

そのなかには高分子であるがゆえにもたらされるものがあります。

例えば抗腫瘍作用は、
ある程度の重合度を有するプロアントシアニジンに活性があることが報告されています。

例えば腸内フローラ改善作用は、プロアントシアニジンが高分子であるがゆえ、腸管に到達して腸内フローラに直接作用することでもたらされます。

ということで、低分子、高分子にかかわらずプロアントシアニンジンは、とても有能です。

ピクノジェノールサプリを選ぶとき

(OPCの含有量は正確にわからない)ピクノジェノールサプリを購入する際は、プロアントシア二ジンの総量が多いのを選択すれば間違いないと思います。
例えば、次の①~③であれば、

ピクノジェノールサプリの成分表示 パターン例

  1. 単にピクノジェノールの量を記載
    ピクノジェノール(Pinus pinaster)(フランス海洋松樹皮抽出物)50mg
  2. プロアントシアニジンの%を記載
    Pycnogenol®(フランスカイガンショウ)(100%松樹皮エキス)(65~75%プロシアニジン)
    50mg
  3. プロアントシアニジンの量を別途記載
    ピクノジェノール
    フランスカイガンショウ樹皮エキス 50mg
    プロアントシアニジン 30 mg

②を選択するのがベストということになります。②にはプロアントシア二ジン(プロシアニジン)が32.5~37.5mg含まれているから=③より多い からです。

ちょい面倒ですが、①のメーカーにプロアントシア二ジンの量を確認するのもアリです。もし②③より多かったら①になります。

2大プロアントシアニジン含有成分

プロアントシアニジンおよびOPCが多く含まれるものは、何も松樹皮エキスだけではありません。
ブドウ種子、ライチ果実、リンゴ未熟果実などにも多く含まれます。

なので、プロアントシアニンジンおよびOPCのベーシックな働きを得たいと考えた場合は、
これらから取るという手もアリです。

特にブドウ種子から取るのは大アリです。メディアでの認知度やサプリの流通具合などから、松樹皮エキスとブドウ種子の2つが、2大プロアントシアニジン含有成分になると思います(個人感)。

ただ、松樹皮由来プロアントシアニジン(ピクノジェノール)とブドウ種子由来プロアントシアニジン(グレープシード)は基本 別ものと考えるべきです。
各々に含まれるプロアントシアニジンの組成が異なっているからです。

 

 

プロアントシア二ジンの種類

軽くおさらいです。

プロアントシアニジンとはカテキン類が重合した化合物のことです。そのうち重合度が2~4のものをOPCと呼びます。

カテキンの種類【カテキン・エピカテキン】重合度数【2~15】結合様式【C4‒C8あるいはC4‒C6結合 または C2‒O‒C7結合】によりその「組み合わせ」は数多くあります。

 

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プロシアニジンの種類には、
例えば、プロシア二ジンB1(二量体)プロシア二ジンB2(二量体)プロシアニジンB3(二量体)プロシアニジンC1(三量体)、シンナムタンニンA2(四量体)などがあります。
他にも、挙げればキリがありません。

各々のもつ「働き」が違っています。
つまり、プロシアニジンの種類カテキンの種類重合度結合様式】により生理機能が異なります

ピクノジェノールとグレープシードエキスに含まれるプロシアニジン類の組成は異なります。
なので、【共通の働きもありますが】それぞれ独自の働きをもっています。

ちなみに、ピクノジェノールの具体的なプロアントシアニジンの組成やOPCの含有量は不明です。
探した限りありませんでした。
唯一判明していることは、松樹皮に含まれる2量体プロアントシアニジンの主成分はプロシアニジンB1およびプロシアニジンB3であることです。

※(総プロアントシアニジンではなく)2量体のプロアントシアニジンに限定。

参照
作用機序に関する説明資料 ヘルシア プロシアニジン ポリフェノールの力 
花王(株)

 

ピクノジェノールの効果・効能

ピクノジェノールの効果・効能 5つ厳選

  1. 抗酸化作用
  2. 抗炎症作用
  3. 月経困難症・子宮内膜症改善効果
  4. NO(一酸化窒素)合成促進作用
  5. 結合組織の補強作用

 

 

そのうち2つを詳しく

①抗酸化作用

活性酸素は「酸化させる力」が非常に強い酸素のことです。その強い力で体内に侵入したウイルスや細菌を除去する役割があります。適量ならば細胞を守りますが、過剰に発生すると正常な細胞まで傷つけてしまいます。
過剰となった活性酸素は細胞のたんぱく質、脂質、DNAなどを酸化させることで細胞にダメージを与えます。

活性酸素から細胞を守るために抗酸化物質を積極的に取り入れる必要があります。

ピクノジェノールには強力な抗酸化作用があります。

ピクジェノールの抗酸化作用の特徴をざっとまとめます。

①活性酸素4つすべてに対応
狭義の活性酸素は【スーパーオキシド・過酸化水素・一重項酸素・ヒドロキシラジカル】の4種類があります。抗酸化物質はこのうちのどれか、あるいはいくつかを消去する力があります。
ピクノジェノールは4つすべての活性酸素を消去する力を有します
※過酸化水素については、グルタチオンペルオキシダーゼ・カタラーゼを増やすことで関与。次で説明。

 

②抗酸化酵素の発現を増やす
体内には活性酸素を除去する酵素(抗酸化酵素)が備わっています。加齢とともにその発現は減っていきます。なので老化が進行していきます。
ピクノジェノールは体内に備わっている抗酸化酵素【SOD・グルタチオンペルオキシダーゼ・カタラーゼ】の発現を増やす働きをします。

 

③ビタミンCを還元する
ビタミンCは自らの電子を与えて活性酸素を消去します。
また、自らの電子をビタミンEに受け渡すことで、ビタミンEの失われた抗酸化力を再生させます。
ビタミンCは、活性酸素を消去した後あるいはビタミンEの抗酸化力を復活させた後酸化されます

ピクノジェノールには酸化されたビタミンCを還元する力があります。
ビタミンCを再生させることは、ビタミンEの再生にもつながります。
ゆえにピクノジェノールはビタミンCとビタミンEをリサイクルする働きがあります。

参照
ピクノジェノール 
ユニキス(株)

.
このような特徴をもつことから、ピクノジェノールは「世界最強の抗酸化物質」「現代最強の抗酸化物質」と呼ばれます
なお、ピクノジェノールの抗酸化作用に大きく寄与するのは、主成分である「プロアントシアニジンおよびOPC」です。

 

 

②抗炎症作用

NF-κBが活性化されると炎症反応が誘導されます。
ピクノジェノールは、NF-κBの活性を阻害するため、抗炎症作用を有します。

まず初めに、NF-κBとは何かから説明します。

NF-κB
NF-κBは炎症反応・免疫応答・細胞分化や増殖などに関与している転写因子です。

転写因子

転写因子はDNAに特異的に結合するタンパク質の一群で、【DNAに結合して】遺伝子の活性を調節する重要な役割を担っています。

NF-κBは普段は細胞質の中で、
NF-κBの核内移行を阻害しているIκB(アイ・カッパー・ビー)などのNF-κB阻害因子とくっついた状態で存在します。

これが通常時=不活性型のNF-κBです。

出典元
NF-κBデコイオリゴ
開発パイプライン
アンジェス(株)

病原体感染・紫外線など細胞が外部からの刺激を受けると、
不活性型のNFκBは活性化されて、核内に移動し、転写因子としての機能
炎症反応を誘導
します。

出典元
NF-κBデコイオリゴ
開発パイプライン
アンジェス(株)

黄色部分をもう少し、コンパクトにして説明すると次となります。

炎症メカニズム

①刺激を受けるとNF-kBにくっついていたIκBが分解されます。

刺激の例

  • ウイルス
  • 紫外線
  • 活性酸素
  • 炎症誘発性サイトカイン(TNF-αおよびIL-1)

etc

②IκBが外れたNF-kBは活性化され、核内に移動します。

③NF-kBは、炎症性サイトカインなど炎症反応や免疫応答に関与する遺伝子を活性化させ、炎症反応を誘導します。

遺伝子の例

  • TNF-α
  • IL-1
  • IL-6
  • IL-8
  • iNOS
  • COX

etc

このうち、炎症反応の誘導に重要な役割を果たすのがCOX-2です。

シクロオキシゲナーゼ(COX)

アラキドン酸は、過剰に存在すると、エノコサイド【プロスタグランジン(PG)やロイコトリエン】といった炎症を起こす物質に代謝されます。このことをアラキドン酸カスケードと呼びます。アラキドン酸カスケード代謝を触媒する酵素がシクロオキシゲナーゼ(COX)です。
COXには2つのアイソザイムが存在します。
COX-1は全身の大部分の細胞に恒常的に発現しています。
一方、COX-2は通常は細胞内にはほとんど存在せず、炎症にともなって著明に発現します。

COX-1は恒常型で、生体保護にも働く→善玉作用もあります
なので、COX-1を阻害すると、抗炎症作用が得られるとともに、胃粘膜保護作用など生体保護に関連するPGの産生が抑制されることによる副作用もあらわれます。

COX-2は誘導型で、炎症に働く→悪玉
と考えてください

.
IκBが正常に働かない などの理由で、NF-κBが過剰に活性化すると、炎症反応が暴走化する状態が続き、アレルギー性疾患・炎症性疾患・自己免疫疾患・がん といった病気が発症します。および老化を促進させます。

NF-κBの活性化は例えるならば、炎症反応を誘導する「スイッチ」です。

    

スイッチのオン・オフが一過性となるように厳密に制御することが、正常な免疫応答を保つことに、しいてはさまざまな疾患の発症を防ぐことにつながります。

逆にいうと、スイッチがオンのまま【=NF-κBが過剰に活性化する】が「慢性炎症」の状態です。

 

この状態が続くと、生体組織の機能や構造に異常が生じて、さまざまな疾患の発症リスクを高めます&老化を促します。

ピクノジェノールにはNF-κBの活性を阻害する作用があります。

しかし、実際にヒトの体内でNFκBまたはNF-κBの影響で作られてくる炎症メディエーターの活性を抑制できることが証明されている機能性素材はただひとつだけで、それがフランス海岸松の樹皮から抽出される天然なエキス、ピクノジェノール®である[Grimmら、2006]。

引用元
パンフェノンS(ピクノジェノール含有) の抗炎症作用と鎮痛効果
動物医療研究会
公益財団法人 動物臨床医学研究所

実際、研究試験にて、ピクノジェノールを経口投与することでCOX酵素(NF-κBにより発現が調節される遺伝子のうち、炎症反応に特に関わっているとされるもの)が抑制されることが実証されています。

結果として、ピクノジェノール®の経口投与により、COX-1酵素またはCOX-2酵素がそれぞれ14.7%と22.5%不選択的に抑制された[Schaferら、2006]。

引用元
パンフェノンS(ピクノジェノール含有) の抗炎症作用と鎮痛効果
動物医療研究会
公益財団法人 動物臨床医学研究所

 

 

働き分析について

今回のレビュー【働き分析】では、次の3パターンの記載をしています。

  1. ピクノジェノール
  2. プロアントシアニジンまたはプロシアニジン
  3. ○○由来プロアントシアニジンまたは○○ポリフェノール

①はまんまピクノジェノールにある(と思われる)働きです。
②もピクノジェノールにある(と思われる)働きですが、その中でも主成分である「プロアントシア二ジン」を強調したい場合に、プロアントシア二ジンで説明します。

注意してほしいのは③です。

軽くおさらいです。
プロアントシアニジンには種類があり、カテキンの種類
重合度結合様式により生理機能が異なります
プロアントシアニジン高含有物として【松樹皮抽出物・ブドウ種子抽出物・アカシア樹皮抽出物・リンゴ・ライチ・クランベリー・カカオ・黒大豆】が有名です。
これら含有物は、プロアントシアニジンの組成が異なっており、(共通の働きもありますが、)独自の働きがあります。

③の○○由来プロアントシアニジンは、基本 それ由来のプロアントシアニジンがもっている効果・効能です。
例えば、リンゴ由来プロシアニジンの毛包上皮細胞増殖促進作用は、リンゴ由来のものからとるのがベストと想定しています。
同じ「プロアントシアニジン(総称)」を主成分としているピクノジェノールにも毛包上皮細胞増殖促進作用あるかもしれませんが、この作用を得たいならば、できればリンゴ由来プロシアニジン≒リンゴポリフェノールをとるようにしてください。

③の場合は、ピクノジェノールにはないかもしれないので説明が雑&点数が低めとなります。

 

ピクノジェノールの働き分析【見た目編】

合計 49/60点

カテゴリー別 点数

薄毛 7.5点

白髪 8点

美肌 9点

美白 10点

筋肉 7.5点

脂肪 7点

 

薄毛

7.5点

「薄毛」改善 に関するピクノジェノールの働きは主に次です。

  1. 抗酸化作用 
    髪は毛乳頭に運ばれた栄養素をもとに毛母細胞が細胞分裂をすることで生まれてきます。
    活性酸素は毛母細胞を酸化させ、その働きを弱めます。活性酸素を除去することは薄毛予防になります。
    ピクノジェノールは強力な抗酸化作用を有します。
  2. 血流改善作用
    髪に必要な栄養素および酸素は、毛細血管を通じて毛乳頭に運ばれます。

    毛乳頭は、その栄養素を毛母細胞に受け渡します。それにより毛母細胞が分裂し、そこから生じた細胞が毛髪を形成します。
    ピクノジェノールには毛細血管を強化する&末梢血管を拡張する作用があります。

  3. コラーゲン
    体を構成する全たんぱく質の30%はコラーゲンです。皮膚においては70%はコラーゲンで占められています。
    髪の土台となる頭皮の健康にもコラーゲンはなくてはならない存在です。
    ピクノジェノールにはコラーゲンの生成を促進する働きがあります。
  4. 毛包上皮細胞増殖促進作用
    育毛物質は大きく2つに分けられます。①男性ホルモンを抑制する系と②毛包を活性化する系です。

    リンゴ由来プロアントシア二ジンには育毛作用
    があります。それはリンゴ由来プロアントシアニジンに毛包上皮細胞増殖促進作用があるからです。

    筆者らが育毛活性を見いだしたプロアントシアニジンの育毛作用発現機構としては, 毛包上皮細胞に対する強力な増殖促進作用が休止期毛包の下方への伸張を助け,休止期毛包を成長期毛包へ誘導するメカニズムが示唆された

    引用元
    今日の話題
    リンゴから得られた育毛剤
    毛包上皮細胞の増殖を促進し, 休止期毛包を成長期に転換する育毛活性をもつプロシアニジンオリゴマー
    PDFページ 8/12
    J-STAGE

 

白髪 

8点

「白髪」予防 に関するピクノジェノールの働きは主に次です。

  1. 過酸化水素
    過酸化水素は白髪の原因となります。黒髪のもととなるメラニン色素の生成を阻害するからです。
    体内には過酸化水素を除去する抗酸化酵素「カタラーゼ」「グルタチオンペルオキシダーゼ」が存在します。
    ピクノジェノールはこれら抗酸化酵素の発現量を増やします

  2. 血流改善&抗酸化作用
    黒髪を保つために重要なことは、大きく3つあります。
    1. 黒髪のもとに栄養を届ける
    2. 黒髪のもとを守る
    3. 黒髪のもとを作りやすくする
    の3つです。
    この条件を満たす成分は血流改善効果や抗酸化作用を有するものとなります。
    プロアントシアニジンはどちらにも該当します。

    参照
    白髪を増やさない 血流アップ&抗酸化【日経ヘルス19年2月号】 黒髪を保つ3つのポイント
    日経doors 日経BP

美肌

9

「美肌」作り に関するピクノジェノールの働きは主に次です。

  1. 3つの美肌成分
    肌の真皮の主成分となっているのが、3つの美肌成分①コラーゲン【皮膚のハリや弾力の維持に必須】②エラスチン【皮膚の弾力の維持に必須】③ヒアルロン酸【皮膚の水分保持に必須】です。
    これらの量が減少するまたは質が低下すると、肌の老化が進んでしまいます。

    ピクノジェノールには結合組織(コラーゲン・エラスチン)の補強作用があります。
    また、ヒアルロン酸の生成を促進する働きがあります。

  2. 抗酸化作用
    紫外線などで発生する活性酸素は、肌の細胞にダメージを与えます。活性酸素を除去するのが抗酸化物質です。プロアントシアニジンは数ある抗酸化物質の中でも「最強」と言われています。
  3. NF-κBの活性化阻害作用
    長期間にわたり太陽光線を受けると、皮膚に次の変化を引き起こします。

    • 黄色調となり、様々な色素班が増える
    • 微細なシワや深いシワが増える
    • 皮膚の光沢がなくなり、粗造、乾燥してくる

    このような皮膚の変化を光老化と言います。

    光老化にはNF-κBが関与しています。

    NF-κBは炎症に関連して活性化する転写因子です。
    皮膚の表皮細胞に存在し、皮膚に紫外線があたると活性化されます。その結果、炎症が起こります。
    炎症が起きることで、皮膚の角化異常メラノサイト増殖異常コラーゲンの分解などが生じます。

    なので、NF-κBの過剰発現およびその作用を抑制することが、肌の老化を予防することになります。

    紫外線による皮膚老化とNF-KBの関連を研究し,皮膚の光老化など多くの炎症性疾患を改善するためにはNF-KBの過剰発現およびその作用を抑制することが重要であることがわかってきた

    引用元
    天然成分を利用した機能性活性成分の開発
    PDFページ  1/6
    J-STAGE

    ピクノジェノールにはNF-κBの活性化を阻害する作用があります。

 

美白

10点

「美白」ケア に関するピクノジェノールの働きは主に次です。

  1. エンドセリン受容体発現抑制
    紫外線を浴びると表皮の基底層にあるケラチノサイトからメラノサイトに「メラニン」を作るよう指令が送られます。この指令をだしているのがエンドセリンなどの情報伝達物質です。


    ※活性酵素→活性酸素に訂正

    エンドセリンがメラノサイト内のエンドセリン受容体に作用すると指令がでます。その結果、メラニンの合成や増殖が促進され過剰にメラニンが作られてしまいます。

    フラバンジェノールにはエンドセリン受容体の発現を抑制する働きがあります。
    メラニン生成のプロセスの最初の段階である「生成の指令」を遮断することで、メラニンが過剰に作られるのを防ぎます。

    この作用はフラバンジェノールで確認されています。同じフランス海外松の樹皮エキスが原料であるピクノジェノールにもあると推測されます。

    参照
    東洋新薬 『フラバンジェノール®』の新たな美白メカニズムを解明―紫外線ダメージの記憶「エンドセリン」の受容体発現を抑制―
    (株)東洋新薬

  2. チロシナーゼ活性阻害作用
    情報伝達物質によりメラノサイトが刺激されるとメラノサイト内にある酵素チロシナーゼが活性されます。この酵素がメラノサイト内にあるチロシンと結合することでメラニンが生成されます。
    チロシナーゼが活性されると肌にたくさんメラニンが作られることになります。
    プロアントシアニジンにはチロシナーゼ活性阻害作用があります。

    樹皮中のプロアントシアニジンに,チロシナーゼ阻害が見られる。これらは樹皮成分由来の天然美白化粧材としての可能性が期待される。

    引用元
    樹木抽出成分の生理作用と効用
    PDFページ 2/2
    J-STAGE

  3. ビタミンCの生体内作用に対する増強作用
    ビタミンCには、シミをつくらせない効果とシミを薄くする効果のWの美白効果あります。

    シミを作らせない
    メラニンはチロシンとチロシナーゼ酵素が結合することで作られます。チロシナーゼが活性されるとシミのもととなるメラニンがたくさん作られてしまいます。
    なので、チロシナーゼの活性を阻害することがメラニンの大量生成を防ぐうえで重要となります。ビタミンCはチロシナーゼ活性阻害成分の1つです。
     
    シミを薄くする
    メラノサイトの中にあるチロシンがチロシナーゼにより酸化されることでメラニンは生成されます。
    チロシン→ドーパ→ドーパキノン→黒色メラニンという代謝過程を経て作られていきます。
    ビタミンCは中間代謝物であるドーパーキノンをドーパに還元する作用があります。
    また、メラニンに直接働きかけ黒色メラニンを無色に還元する(淡色化)作用ももっています。

    .
    ピクノジェノールには酸化されたビタミンCを還元する働きがあることが確認されています。
    これは、ビタミンCの生体利用率を高める=ビタミンCのもつ美白効果UPに貢献することにつながります。

  4. 抗酸化作用
    メラニンが肌のターンオーバーとともに排出されずに、肌に滞留してしまうとシミとなり肌表面に現れます。

    メラニンは、紫外線などが原因で皮膚組織に発生する活性酸素の攻撃を受けることにより、たくさん作られます。
    なので、いかにして活性酸素の攻撃を防ぐかが美白ケアの「前提」です。

    プロアントシアニジンは数ある抗酸化物質の中でも最強と称されます。
    プロアントシア二ジンの抗酸化力はビタミンCの20倍、ビタミンEの50倍とされています。

    ゆえに、活性酸素に対する美白効果は、ビタミンCより上と考えられます。

    5・4 美白効果
    プロアントシアニジンがカテキンやアスコルビン酸に比し,著しく強い美白効果を示すことが明らかになった

    引用元
    プロアントシアニジンの抗酸化機能および疾病予防機能とその利用 
    PDFページ 4/11
    J-STAGE

    ピクノジェノールの主成分がプロアントシアニンジンです。

筋肉

7.5点

「筋肉」増強 に関するピクノジェノールの働きは主に次です。

  1. NO産生
    筋トレで負荷を与え続けることによって、血液中に乳酸などの代謝物質が溜まっていきます。乳酸などが溜まると水分を引きこんで筋肉が膨れ上がります。この状態をパンプアップといいます。

    筋肉が大きく膨らんでみえるのは一時的な現象ですが、パンプアップを起こすことで、間接的に筋肥大の効果があるといわれています。

    パンプアップの間接的な筋肥大効果

    パンプアップが間接的に筋肥大につながるとされているのは以下の流れで です。

    1. 負荷を与えた筋肉に乳酸が溜まる→
    2. 成長ホルモンが分泌される→
    3. IGF-1が分泌される→
    4. その筋肉に必要な特定のアミノ酸の輸送が促進される→

    筋肥大

    NO(一酸化窒素)の生成を促し血管が拡張されると、負荷を与えた筋肉への血流が増え、パンプアップ状態になりやすいといわれています。
    ピクノジェノールにはNOの産生を促進させる作用があります。

  2. 筋膜
    筋膜とは筋肉を覆っている膜のことです。
    筋膜は浅筋膜、深筋膜、筋外膜、筋周膜、筋内膜の5層になっています。

    筋膜には、筋肉を保護する作用や筋収縮時の滑りを助ける作用があります。
    また組織と組織に仕切りを作る、組織同士をつなぐ、血管や神経やリンパ管を支えて通過させるなどの役割も持ちます。
    筋膜がないと筋肉などを支えることができないので「第2の骨格」の異名を持ちます。

    さて、筋膜(筋内膜以外)はコラーゲンとエラスチンなどでできています。ピクノジェノールには結合組織(コラーゲン・エラスチン)の補強作用があります

  3. 筋損傷
    運動誘発性の筋損傷は激しい運動後に生じます。主たる原因は激しい運動を行うことで発生する酸化ストレスです。

    プロアントシアニジンには強力な抗酸化作用があります

 

脂肪

7点

「脂肪」減少 に関するピクノジェノールの働きは主に次です。

  1. GLP-1分泌促進
    GLP-1は代表的なインクレチンです。GLP-1は消化官内に栄養素が流入すると消化官粘膜上皮から分泌されます。
    次の働きをするGLP-1を分泌させることは肥満予防につながります

    • 血糖値の上昇を抑える
      GLP-1はすい臓に作用しインスリンの分泌を促進させ血糖値の上昇を抑えます。
      このインスリン分泌促進作用は血液中のグルコース濃度の上昇に応じて行われます。
      つまり、血糖値が高いときにインスリンの分泌を増やす、血糖値が低い状態ではインスリンの分泌は増やさないといった血糖値の上昇に応じて行われるメカニズムとなっています。
    • 食後の血糖値の急上昇を抑える
      上記の働きをもつGLP-1が分泌されることで余分な糖が腸でゆっくりと吸収されるようになります。なのでGLP-1を活発に分泌させれば食後の血糖値の上昇がゆるやかになります。その結果、食事をしても太りにくくなります。
    • 満腹中枢を刺激する
      脳の視床下部には、空腹を感じる「摂食中枢」と満腹を感じる「満腹中枢」が存在します。摂食中枢が刺激されれば空腹感を、満腹中枢が刺激されれば満腹感を感じるようになります。GLP-1が多く分泌されると満腹中枢が刺激されます。満腹感を高め、食欲を抑える作用があります。

    このような働きをするGLP-1は「痩せるホルモン」としてメディアで大変注目されています。

    GLP-1は分泌された後に、DPP-4と呼ばれる酵素の働きによって数分以内に速やかに分解され失活します。なので、すい臓に到達するGLP-1は、当初分泌された量の約10%ほどです。

    カカオ由来プロシアニジンにGLP-1分泌促進作用が、グレープシード由来プロシアニジンにGLP-1分泌促進作用&DPP-4阻害作用があることが確認されています。

  2. UCP発現増加
    UCPについて簡単にまとめました。まずはこちらをご覧ください。

    UCP

    脱共役たんぱく質

    脱共役たんぱく質

    ミトコンドリアの内膜に存在するたんぱく質です。酸化的リン酸化のエネルギーを生成する前に ミトコンドリア内膜での酸化的リン酸化反応を脱共役させ、エネルギーをATPとしてでなく熱として散逸させることができるたんぱく質です。Uncoupling proteinの頭文字を取ってUCPと略します。


    【種類】

    • UCP-1 
    • UCP-2
    • UCP-3
    • UCP-4
    • UCP-5

    の5種類

    【主な分布場所】

    • UCP-1 
      褐色脂肪細胞
    • UCP-2
      白色脂肪組織、骨格筋など
    • UCP-3
      主に骨格筋

    .
    UCP-1は褐色脂肪組織において、脂肪を原料として熱を発生させます=エネルギーをATPとしてでなく熱として散逸させます。
    UCP-2は脂肪細胞でエネルギー代謝を調節します。

    つまるところこの2つのUCPの発現が増えれば、脂肪のエネルギー代謝が活性化され、痩せます
    黒豆ポリフェノールは、UCP-1・UCP-2の発現を増やします。
    カカオポリフェノールは、白色脂肪組織にてUCP-1の発現増加を誘導します。

 

ピクノジェノールの働き分析【中身編】

合計 52.5/60点

カテゴリー別 点数

身体 7点

エネ 6.5点

病気 9.5点

体質 10点

精力 10点

健脳 9.5点

 

身体

7点

「身体」の構成材料 に関わるピクノジェノールの働きは主に次です。

  1. コラーゲン
    人間の体を構成しているたんぱく質のうち30%はコラーゲンでできています。体内にあるコラーゲンのうち、約40%が皮膚に、骨・軟骨に約10~20%、血管に約7~8%が存在しています。

    コラーゲンの体内構成比率
    コラーゲンの体内構成比

    ※%はおおよそです。
    ピクノジェノールにはコラーゲン分解酵素の働きを阻害する働きがあります。コラーゲンの減少を防ぎます。

  2. 結合組織補強作用
    コラーゲンやエラスチンを保護する働きをするピクノジェノールには結合組織(真皮、軟骨、血管の外膜など)を補強する作用があります。

    また、ピクノジェノール(登録商標)補助食品は、酵素分解防止作用を有するコラーゲン及びエラスチンを保護するプロシアニジンを含んでいる。

    引用元
    勃起障害症状改善のために、刺激物質の活性成分としてプロアントシアニジン、一酸化窒素源としてlアルギニン又はその塩の使用
    JP2003534286A
    Google Patents

 

エネルギー

6.5点

「エネルギー」生成 に関わるピクノジェノールの働きは主に次です。

  1. 持久系パフォーマンス向上
    意外かもしれませんが、ピクノジェノールは持久力アップやパフォーマンス向上といったエネルギー関連にも活躍する成分です。
    これらはピクノジェノールのもつ強力な抗酸化作用と血流改善作用のWの働きにより、もたらされる効果と考えられます。

    小林製薬(株)がアスリートのために考えたスポーツサプリ「ピクノレーサー」はピクノジェノールが主成分の1つとして配合されています。

    ピクノレーサー
    小林製薬の通販販売
    小林製薬(株)

    上記 通信販売サイトによれば、「日々のトレーニングとともに、ピクノジェノールを100mg/日摂取するとパフォーマンス向上につながる」ことがヨーロッパの大学の研究にて、判明しているとのことです。
    持久系スポーツのパフォーマンスUPを目的に、ピクノジェノールを取るのはアリです。

  2. AMPK
    AMPKはAMP活性化プロテインキナーゼ(AMP-activated protein kinase)の略で、エネルギー源となる糖や脂肪の代謝を調節している酵素のことを言います。そのため、AMPKはよく「細胞中のエネルギーセンサー」などと呼ばれています。

    AMPKは細胞内エネルギーレベルの低下【=AMP:ATP比の上昇やクレアチン: クレアチンリン酸比の上昇】およびAMPKK(上流のキナーゼ)のリン酸化により、活性化されて、異化の亢進と同化の抑制をもたらしATPレベルを回復させます。

    カカオ由来および黒大豆種皮由来プロシアニジンにはAMPKのリン酸化を亢進させる働きがあります。

    参照
    プロシアニジンの機能性
    J-STAGE

    プロシアニジンの新たな生体機能調節
    J-STAGE

    黒大豆ポリフェノールの機能性に関する研究
    J-STAGE

病気

9.5点

「病気」予防 に関わるピクノジェノールの働きは主に次です。

  1. 動脈硬化 その1
    コレストロールには、コレステロールを全身の組織に運ぶLDLコレステロールと、全身の組織で余ったコレステロールを回収するHDLコレステロールといった2種類のコレストロールがあります。

    • LDL(悪玉コレストロール)
      LDLはコレストロールを必要とする組織に運搬する働きをします。そのコレストロールは細胞膜やホルモンの材料として使用されます。なのでLDLそのものは「悪玉」ではありません
      それなのに悪玉と呼ばれている理由は「余った」場合に体に悪影響を及ぼすからです。余ったLDLは血管壁に溜まり動脈硬化を進行させます
    • HDL(善玉コレストロール)
      HDLは全身をめぐって血液中にたまったコレストロールを肝臓に運び戻す働きをします。単に運び戻すだけでなく、動脈硬化が起きている場所(プラーク)からコレステロールを引き抜き、肝臓に回収し胆汁として排泄する働きをします。

    LDLが過剰になるとコレストロールが血管壁にたまり、アテローム硬化というタイプの動脈硬化を進行させます。


    松樹皮由来ポリフェノールにはLDLが正常域で高めの方のLDLの値を下げる機能があります。
    脂質異常症が原因の動脈硬化予防になります。
    ※松樹皮由来なのでピクノジェノールにもあると思います。


  2. 動脈硬化 その2
    血液中にLDLが増え、それが血管壁に入りこみ、活性酸素により酸化され、酸化LDLに変わるとプラークと呼ばれるこぶを形成するようになります。そうなると血管の内側は細くなって動脈硬化を引き起こします。

    なので、動脈硬化を予防するにはLDLを増やさないことはもちろんのこと、LDLの酸化を抑制することも重要となります。強力な抗酸化作用を有するプロアントシア二ジンはLDLコレストロールの酸化を防ぐ働きをします。
    活性酸素が原因の動脈硬化予防になります。


  3. がん その1
    がんの原因はDNAの複製エラーが大半を占めるとされます。複製エラーの主な原因となるのが活性酸素によるDNAの損傷です。
    強い抗酸化作用をもつプロシア二ジンは酸化的DNA損傷を効果的に抑制します。ガン予防が期待できます。
  4. がん その2
    「変異原性」とは遺伝情報に損傷を引き起こし突然変異をひき起こす性質(あるいはその作用の強さ)のことをいいます。放射線、たばこの煙、汚染物質、食品添加物などに存在します。
    変異原性物質=発がん物質ではありませんが、変異原性物質には発がん性のものが多くなっています。
     プロシアニジンは抗変異原性を示します

  5. 糖尿病
    血糖値が高い状態が続くことにより、さまざまな合併症を引き起こす病気が糖尿病です。
    プロアントシアニジンには血糖値上昇抑制作用があります。

    糖尿病の3大合併症の1つ糖尿病網膜症は、糖尿病によって網膜の血管が傷つき、視力が低下する病気です。進行すると硝子体出血や網膜剥離を起こします。そして最悪の場合、失明に至ります。日本における中途失明原因の第2位となっています。
    ピクノジェノールには糖尿病網膜症の防止作用があります。

    参照
    再公表特許(A1)_血糖値上昇抑制剤
    国立研究開発法人科学技術振興機構

 

体質

10点

「体質」改善 に関わるピクノジェノールの働きは主に次です。

  1. 冷え性
    ストレス・寒さなどにより末梢血管が収縮し血流が悪くなると「冷え」が生じます 
    プロシアニジンには末梢血管を拡張し、手足の血流を促す働きがあります。冷え性の予防・改善に有効です。
  2. 喫煙
    喫煙は、血小板の凝集を高めるため、血栓症を起こしやすいとされています。
    ピクノジェノールには血小板凝集阻止能があります。
    実際、臨床試験にて、ピクノジェノールが喫煙に伴う血小板凝集を抑制することが示されています。
  3. 静脈瘤
    下肢静脈瘤とは足の静脈が太くなって、こぶ状に膨らんだ状態のことを言います。
    下肢静脈瘤は足の血管の病気ですが、放置しても命にかかわることはまずありません。
    治療する目的は、かゆみや痛みやだるさといった症状の改善以外にも、美容面(浮腫)があります。

    ピクノジェノールには下肢静脈瘤に伴う症状(かゆみ・痛み・浮腫など)を改善する働きがあります。

  4. 花粉症
    マスト細胞(肥満細胞)は、脱顆粒反応によりヒスタミンなどアレルギー症状をひきおこすケミカルメディエーターを放出することで、アレルギー反応を引き起こします。

    脱顆粒反応

    マスト細胞は、その細胞表面上に高親和性IgE受容体(FcεRI)を発現しています。
    アレルゲンを認識するIgEがFcεRIと結合した後、再び同じアレルゲンに暴露されると、マスト細胞が活性化して、ヒスタミンなどの化学伝達物質を含んだ顆粒を細胞外に放出させます。

    ピクノジェノールにはヒスタミンの放出を抑える働きがあります。

  5. 不眠症
    ピクノジェノールには睡眠の質を改善する効果があります。不眠症の改善が期待できます。

    また、摂取群では睡眠の質にも改善が認められたことから、ホーファーリサーチ社では「ピクノジェノール摂取による睡眠改善効果が、認知機能改善にも関わっている」と示唆している。

    引用元
    ピクノジェノール 中高年の認知機能改善
    健康産業流通新聞

  6. こむら返り
    自分の意志とは関係なく、足の筋肉が突然痙攣をおこすことを「足がつる」または「こむら返り」といいます。
    ピクノジェノールはこむら返りの治療に用いられています。
  7. 更年期障害
    「更年期」とは、閉経を挟んだ前後約10年間のことをいいます。
    「更年期症状」とは、更年期にて、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が急激的に減ってくることによりあらわれるさまざまな症状(異常発汗、イライラ、重だるさなど)の中で他の病気に伴わないものを言います。
    「更年期障害」とは、更年期症状の中でも症状が重く、自分自身やその周り(身内)の日常の生活に支障をきたす状態を言います。

    ピクノジェノールは、更年期障害の症状を和らげる働きをします。

精力

10点

「精力」増進&「性機能」向上 に関わるピクノジェノールの働きは主に次です。

  1. 月経困難症
    月経困難症とは、月経の直前あるいは開始とともにおこる病的な状態を言います。
    病的な状態とは下腹部痛、腰痛など一般に月経痛とよばれる症状に加えて、悪心、嘔吐、頭痛などです。
    この状態において【他の婦人科疾患が認められないもの】【日常生活に支障をきたすほど症状の重いもの】が月経困難症です。
    ピクノジェノールには月経困難症(の苦痛)を緩和する効果が期待できます。
  2. 子宮内膜症
    子宮内膜症は、本来は子宮の内側にしか存在しないはずの子宮内膜組織が子宮以外の場所にできる病気です。下腹部痛、腰痛といった症状が現れます。
    また子宮内膜症は生理痛、性交時痛、不妊症の原因になります。
    ピクノジェノールには子宮内膜症(の苦痛)を改善する効果が期待できます。

  3. NO産生
    陰茎海綿体に血液が充満し勃起が起こるメカニズムを簡単に説明します。

    勃起が起こるメカニズム

    性的な刺激により脳が興奮するとその信号(興奮)が脊髄を伝わり勃起神経に到達します。
    すると陰茎の動脈は拡張し陰茎海綿体へ流入する血液が増えます。
    と同時に陰茎海綿体の平滑筋が弛緩され、海綿体は流れ込んだ血液を吸収し大きく膨らみます。
    イコール勃起です。

    このメカニズムにおいて、陰茎海綿体の平滑筋を弛緩させる働きをするのはcGMPです。
    cGMPを生成するのがNO(一酸化窒素)です。
    性的な刺激により信号(興奮)が勃起神経に伝わると、神経終末と血管内皮細胞からNOが放出されてcGMPが生成される流れとなっています。
    ピクノジェノールは血管内皮型一酸化窒素合成酵素=NOSを活性化させ、NOの産生を促進させます。ED予防効果が期待できます。

    参照
    勃起障害症状改善のために、刺激物質の活性成分としてプロアントシアニジン、一酸化窒素源としてlアルギニン又はその塩の使用
    JP2003534286A
    Google Patents

  4. 男性不妊
    NOは血管内皮細胞で NOサイクルにより産生されます。

    出典元
    動脈硬化とアルギニン,シトルリン
    PDFページ 3/8
    公益社団法人日本生化学会

    NOサイクルのアルギニン→シトルリンの代謝において、アルギニンがNOSと結びつくことでNOが産生【=NOはNOSの働きによりアルギニンを基質として合成】されます。
    ③で説明しましたが、ピクノジェノールはNOSを活性化させます。

    ということで、アルギニンとピクノジェノールを同時に取れば、NOの産生量は大幅に増えることになります。

    実際 男性不妊患者にピクノジェノールとアルギニンを投与したところ、造精能(精子を製造する能力)とIIEF(国際勃起機能スコア)の改善が確認されたとの研究報告があります。

    参照
    ピクノジェノールが男性不妊を改善、独協医大が学会発表
    日経バイオテク

 

健脳

9.5点

「脳」の健康 に関わるピクノジェノールの働きは主に次です。

  1. 脳機能維持
    脳は体内で最も酸素を消費する場所です。これは活性酸素が大量に発生している場所と言い換えることができます。
    脳は臓器の中で最も脂質を多く含んだ組織といわれています。これは酸化されやすい物質が多い組織と言い換えることができます。

    ということで、脳において活性酸素を除去する抗酸化物質の存在が非常に重要になります。

    さて、抗酸化物質はいろいろありますが、血液脳関門を通過できるものは限られています。

    血液脳関門

    血液脳関門とは、脳毛細血管の内皮細胞同士の密着結合により形成されているバリア機能のことです。

    血液脳関門は脳に有害な物質を通さないために、その物質が脳に必要なものかを判別している「関所」とよく例えられます。

    ピクノジェノールは血液脳関門を通過できる(可能性のある)成分です。脳において強力な抗酸化作用が発揮されるので、脳機能維持や記憶力向上効果が見込まれます。

    さらに、フランス海岸松の樹皮の抽出物は、血液脳関門を通過できるため、脳と神経細胞を酸化から守ることができる。加えて、フランス海岸松の樹皮の抽出物の抗酸化作用はビタミンEの50倍で、活性酸素の攻撃から血管の細胞膜を保護する作用がある。

    引用元
    公開特許公報(A)_活性酸素除去剤、肌の弾力保持剤、抗酸化作用補助剤
    国立研究開発法人科学技術振興機構

  2. アルツハイマー型認知症
    認知症はアルツハイマー型認知症、脳血管型認知症、その他の3つに大別されます。認知症の半分以上はアルツハイマー型認知症です。

    アルツハイマー病はアミロイドβの凝集体が原因で発症する
    とされています。
    アルツハイマー病の脳では、アミロイドβの断片が処理されずに蓄積され、老人斑というゴミの塊を形成します。
    このゴミがたまると【神経細胞が傷害を受ける→神経細胞が死滅する→脳が萎縮する→脳の機能障害が起こる】といった流れをたどります。

    ピクノジェノールにはアミロイドβの脳の蓄積を抑制する働きがあることが、研究により確認されています。

    また、細胞培養による研究で、アルツハイマー症の要因とみられているアミロイド・ベータ・タンパクの脳への蓄積の抑制に関与することも報告されています。

    引用元
    ピクノジェノール(フランス海岸松樹皮抽出物)
    特定非営利活動法人 日本食品機能研究会

  3. 脳血管性認知症
    脳血管性認知症は、脳梗塞や脳出血など脳の血流障害で起こる認知症です。
    ピクノジェノールに老人の脳血流障害改善効果がある
    ことが報告されています。
  4. ADHD
    ADHDは、(注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害)は、「不注意(集中力がない)」「多動性(じっとしていられない)」「衝動性(思いつくと行動してしまう)」を主な特徴とする発達障害の概念のひとつです。
    ピクノジェノールにADHDへの改善・治療効果があることが報告されています。

 

 

ピクノジェノールのサプリメント紹介

ピクノジェノールのサプリメントを紹介します。
 
Now Foods

 

Now Foods, Pycnogenol(ピクノジェノール)、100mg、ベジカプセル60粒
iHerb.com

 

Source Naturals

 

Source Naturals, ピクノジェノール、 100 mg、 60タブレット
iHerb.com

 

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ピクノジェノールのまとめ

分析【見た目編】49

分析【中身編】52.5

 

 

ピクノジェノール 月経困難症・子宮内膜症改善効果 参照一覧

PYCNOGENOL® ホーファーリサーチ社

フランス海岸松樹皮エキス投与による, 原発性月経困難症, 子宮内膜症の改善について J-STAGE

婦人科ホルモン療法の副作用に対する,フランス海岸松樹皮抽出物の抑制効果について J-STAGE

ピクノジェノール®の口腔細菌に対する抗菌効果に関する研究 J-STAGE

ラット循環機能に対するピクノジェノールとブドウ種子エキスの2週間反復摂取の影響 J-STAGE

松樹皮抽出物のI型アレルギーに及ぼす影響 J-STAGE

プロアントシアニジンの抗酸化機能および疾病予防機能とその利用 J-STAGE

プロシアニジンの機能性 J-STAGE

プロアントシアニジンオリゴマーの生物活性 J-STAGE

生活習慣病予防に資するポリフェノールの食品機能学的研究 J-STAGE 

腸管上皮における栄養機能的化学物質(ポリフェノール)の輸送と認識 J-STAGE

新世代のポリフェノール“Oligonol(オリゴノール)”の機能 J-STAGE

リンゴポリフェノールの健康機能性とその活用 J-STAGE

りんごポリフェノール「アップルフェノン®」の生活習慣病に対する有用性 J-STAGE

今日の話題 J-STAGE

視床下部 AMP キナーゼによる摂食調節機構  J-STAGE

運動による骨格筋5’AMP-activated protein kinase活性化と糖取り込みの促進 J-STAGE

 

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