今でしょ講座!みかんのオレンジ色のもとβクリプトキサンチン その3

今でしょ講座!みかんのオレンジ色のもとβクリプトキサンチン その2の続きから

今回(その3)は下記3つの特徴(改変Ver)のうち裏テーマその1「オレンジジュースから手軽に取れる」を解説しています。

βクリプトキサンチンの3つの特徴

  • βクリプトキサンチンは温州みかんに多く含まれる
    裏テーマ「βクリプトキサンチンはサプリで取る必要はない」

    • オレンジジュースから手軽に取れる
    • 冬場にみかんを食べればβクリプトキサンチンの効果を長期間得ることが出来る=⇩
  • 冬にみかんを食べたら血中のβクリプトキサンチンは9月までもつ
  • βクリプトキサンチンは生活習慣病予防などに最適な成分

「βクリプトキサンチン」サプリがほとんど市場に出回っていない

裏テーマ「βクリプトキサンチンはサプリで取る必要はない」の解説に入るまえに
その前提となる情報をお伝えしておかなければなりません。

まあ情報というのもアレなんですが・・・

とりあえず「前提」になることをいいます。

そもそも「βクリプトキサンチン」サプリってほとんど市場に出回っていないのです!!

 

βクリプトキサンチンがもつ動脈硬化予防・骨粗しょう症予防効果は、生活習慣病予防に取り組んでいる方にとっては非常に魅力的です。

 

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なので余裕で「βクリプトキサンチン」と銘打った
βクリプトキサンチンの単体サプリメントが市場に出回っていてもおかしくありません。

注意
単体サプリメントというのはここでは「ビタミンC」「カルシウム」とかのサプリメントだと考えてください。
ですがほとんど売っていません

ほとんどという副詞を足しているのは、

売ってなくはないからです。

たまに見かけます。たまにというかネット検索したらあることはあります

ただ日本&海外のメジャーどころのサプリメーカーで
「βクリプトキサンチン」サプリを販売しているところはありません(ないと思います)。

もちろんβクリプトキサンチンが含まれているサプリは売っています

カロテノイドの複合サプリとしてβクリプトキサンチンが含まれているものは売っています。

カロテノイドの複合サプリって文字通りいろんな種類のカロテノイドを集めたやつです。βカロテン・αカロテン・リコペン・ルテイン・ゼアキサンチンなどの主要なカロテノイドを一緒くたに配合しているやつです。

あえてはずして言いましたが、βクリプトキサンチンも主要なカロテノイドに入ります。
なのでここに一緒に含まれることもあります。

たとえばファンケルのカロテンAという商品には

1粒にβクリプトキサンチンが20μg配合されています。

 

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この主要なカロテノイドの名前を1つ1つもう一度よーくみてください。

βカロテン(& αカロテン)

リコペン

ルテイン・ゼアキサンチン

これらは単体サプリとしてネットでよく売っていますね?

ネットのみならず

ドラッグストアなどの小売店でもバリバリ売っていますよね?
※一部(ゼアキサンチン)バリバリ売っていないものあり

αカロテンは話の展開上、βカロテンと一緒にしちゃっています。αカロテンも「単体」に限定にするとたぶん売っていません。

 

一方で、βクリプトキサンチンは

(ほとんど)売っていません!!

ドラッグストアなどの小売店ではまずお目にかかることはありません。
ネットでくまなく探してようやく発見できるレベルです。

ざっと見た所、ずばりのβクリプトキサンチンのサプリはこのサプリぐらいです。

ということで「βクリプトキサンチンはサプリで取る必要はない」は
そもそもサプリとしてあまり売っていないないからという前提をつけ加える必要があります。

このことを頭の片隅でも置いておいて下さい。

それでは今回は「オレンジジュースで手軽に取れる」がメインの話なのでその説明に移ります。

 

オレンジジュースで手軽に取れる

βクリプトキサンチンを多く含まれている食品として5つあげました。

覚えていますか?

みかん・みかん以外の柑橘類・パパイヤ・柿・赤ピーマンの5つです。

で圧倒的に多く含まれているのはみかんと言いました。

みかんは皮をむくだけで手軽においしく食べれるフルーツです。
なのでとりあえずみかんを食っていればβクリプトキサンチンはGETできちゃうわけです。

が、さすがにみかんを1年中ってわけにはいきませんよね

手軽に食べれる時期はに限られます。

ということで前回

βクリプトキサンチンを取るベターな方法として

冬はみかん(これ鉄板)で
ほかの季節はみかん以外の柑橘類・パパイヤ・柿・赤ピーマンで上手くローテーションを組む

ことを勧めました。

これ一見すると簡単そうにみえますが、

冬以外の季節のローテンションを守るのって

ちょい厳しくないですか?

売ってなかったり、

価格が高かったり、

保管方法に難があったり、

包丁で剥く必要があったり、

味がいまいちだったり・・・

冬お手頃価格で箱買いでき
皮剥くだけでおいしく食べれる「みかん」と比べて
毎日実践することは ちょいハードル高くありませんか?

 

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そこでGOODな代替案があります。

ジュースです。

100%のオレンジジュースから手軽にβクリプトキサンチンがGETできるのです。

オレンジジュースなんて

コーヒーと同じぐらいに朝食の風景にありふれたものですよね?

とある1日の朝食風景

朝の目覚めは やっぱり一杯のコーヒーからやな~

ごく ごく

アレ これオレンジジュースやん!!
ママ~ またコーヒーとオレンジジュース間違えてるぞ~
ダーリン ごめ~ん

こんなことよくありますよね~

ありふれた朝の日常ですよね~

ぜってーねーよ!!という野暮なツッコミはここではナシでお願いします。

ということで

βクリプトキサンチンはオレンジジュースから手軽に取れる成分
なのです。

 

いやいや「なのです」じゃありませんよね?

重要なのはどのくらいの量が取れるんかって話ですよね?

実際どのくらい含まれているかを数値で示したいと思います。

目安となる数値はこちらです。

オレンジジュースに含まれるβクリプトキサンチンの量

バレンシアオレンジのストレートジュース 100g当たりで39 mcg

バレンシアオレンジの濃縮還元ジュース  100g当たりで52 mcg

参考元 果物情報サイト 果物ナビ

どうでしょうか?

これだけの量がオレンジジュースから取れるのです。

39 mcg 52 mcg

果たして この量は多いんか?それとも・・・・・

 

ちょっと39 mcgのほうで計算してみましょう。

例えばβクリプトキサンチンの骨粗しょう症予防の効果が期待できるには3mg/1日の摂取が推奨されています。

1mcg = 0.001mgなので・・・39 mcgだとすると

100gあたり 0.039mg

3mgをとるとなると・・・

少な!!

 

 

さきほどのはとにかく「目安」の数値です。

 

オレンジジュース100ml辺りでβクリプトキサンチン1mg以上配合の商品は余裕であります。

例えば

POMアシタノカラダみかんジュースなんかは1本(125ml)あたり3mgのβ-クリプトキサンチンが含まれています。

パッケージの上部に「β‐クリプトキサンチンは、骨の良好な代謝を助けることにより、骨の健康維持に役立つことが報告されています。」と表示し、みかんジュースが骨の健康維持に役立つことをアピールしています。更年期以降の女性や骨の健康が気になる方にぴったりの商品です。1本あたり(125ml)みかん約3個分のβ‐クリプトキサンチン3mgを含み、カロリーはみかん約1個分55キロカロリーに抑えています。

引用元
POM アシタノカラダ みかんジュース( 125ml紙パック )
POM通販オリジナル商品サイト えひめ飲料 

※上記商品はPOM通販のみでしか買えないようです。

 

 

具体的な数値の記載はありませんが、

βクリプトキサンチン含有をアピールしている商品もあります。

 

実際どれくらかはわかりませんが、そこそこの量はGETできると思います。

 

みかんジュースをちゃっかりオレンジジュースと一緒に紹介しているのは表題を「オレンジジュースで手軽に取れる」としている都合上です。βクリプトキサンチンをできるだけ多くとりたいのであれば「みかんジュース」と銘打っているほう(温州みかんが原料)選択してください。
当たり前ですがオレンジジュースでもみかんジュースでも果汁100%の選択してください。

 

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え~さっきからジュースをすごい推しているのは

実は手軽さだけではありません。


ほかの理由もあります!!

果物に含まれている成分により(生より)加工しているジュースのほうが含有量や吸収率が優れている場合があります。

例えばトマトに含まれるリコピンなんてそうです。リコピンを取るなら生よりジュースのほうが断然多く含まれています。

で、これ

オレンジ & βクリプトキサンチンに関しても、似たようなことが言えます

βクリプトキサンチンが同量の
オレンジとオレンジジュースの摂取後のβクリプトキサンチンの血中の濃度を比べたらジュースのほうが高いという実験結果もあるようです。

◆12人がオレンジまたはオレンジジュースを摂取

研究班は次のようにβクリプトキサンチンの取り込まれやすさを調べました。

12人のボランティアが、744μgのβクリプトキサンチン摂取にあたる、生のネーブルオレンジまたは加熱処理されたオレンジジュースのどちらか一方を2食摂取した。

12人の参加者に、同じ量のβクリプトキサンチンが含まれるオレンジまたはオレンジジュースを摂取してもらい、血液中のβクリプトキサンチンの量に違いがあるかどうかを調べました。

◆オレンジジュースが1.8倍 

次の結果が得られました。

βクリプトキサンチンの生物学的利用能は加熱処理されたオレンジジュースで生のオレンジの1.8倍高かった(P=0.011)。

βクリプトキサンチンは、オレンジジュースから摂ったときのほうが1.8倍高い割合で血液中に取り込まれていました

引用元
オレンジジュースと生のオレンジ、ビタミンAを摂るにはどっち?βクリプトキサンチンの生物学的利用能
MEDLEY (株)メドレー

 

手軽に取れ かつ吸収率もすぐれているのならば

ジュースから取ったほうがいいですよね?

 

あと肥満を気にしている方もジュースからとったほうがいいケースもございます。

βクリプトキサンチン3mg/1日ってみかんでいうところのMサイズ3個です。
Mサイズのみかんのkcalはだいたい30~35kcalです。
×3となると100kcal近くいってしまいます。

さっき紹介したPOMアシタノカラダみかんジュースはβ‐クリプトキサンチン3mgを含みながら、カロリーはみかん約1個分55キロカロリーに抑えています。

1本あたり(125ml)みかん約3個分のβ‐クリプトキサンチン3mgを含み、カロリーはみかん約1個分55キロカロリーに抑えています。

引用元
POM アシタノカラダ みかんジュース( 125ml紙パック )
POM通販オリジナル商品サイト えひめ飲料 

なので肥満を気にされている方はジュースから取るというのも一つの手です
さっきからPOMアシタノカラダみかんジュースを推していますが、管理人はえひめ飲料とは一切の関係はありません。

 

裏テーマ「βクリプトキサンチンはサプリで取る必要はない」の理由その1「オレンジジュースから手軽に取れる」の解説は以上です。

次回は裏テーマその2「冬場にみかんを食べればβクリプトキサンチンの効果を長期間得ることが出来る」
3つの特徴その2「冬にみかんを食べたら血中のβクリプトキサンチンは9月までもつ」を解説します。

今でしょ講座!みかんのオレンジ色のもとβクリプトキサンチン その4 に続く

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