★★★★★
昨今 メガビタミン療法を取り入れている方、けっこういらっしゃるかと思います。
ライフスパン LIFESPAN 老いなき世界を読んでから、カロリー制限を行っている方 & NMNを取っている方、けっこういらっしゃるかと思います。
アンチエイジング界隈において、これらはもう常識になりつつあります。
ここらを実践しただけでは、見た目年齢や健康長寿に大きな「差」をつけられないのではないでしょうか?
「差」をつけるならば、まだ、そんなに浸透していないカテゴリーに取り組むべきではないでしょうか?
そんなに浸透していないカテゴリー
それは老化細胞(除去)
※ここまでかなりの個人の見解です。
テロメアは染色体末端を保護する & 線状染色体の末端を完全複製する の2つの役割を果たしています。 細胞が細胞分裂するたびにテロメアは短くなります。

テロメアがある程度まで短くなると、細胞分裂は行われなくなります。 細胞分裂が停止した状態 を細胞老化といいます。
細胞老化はテロメアの短縮以外の外的ストレスによるDNA損傷により誘導されることも明らかになっています。
細胞老化を起こした細胞を「老化細胞」と言います。
老化細胞の蓄積は炎症性サイトカインやケモカインなどの炎症性物質を分泌する Senescence-associated secretory phenotype (SASP)と呼ばれる現象を引き起こします。
その結果、見た目の老化および加齢性疾患のリスクを加速させます。
現在、老化細胞を取り除く「老化細胞除去薬(セノリティクス)」の開発が進んでいます。
セノリティクスは、老化細胞のみを選択的に死滅させる薬剤のことを言います。
天然成分で老化細胞除去作用を有する成分といえば、【ケルセチン】と【フィセチン】です。
老化細胞除去に関連する数々のサイトで、2つの名前が挙がっています。
ほんの一例を紹介します。
参照
Anti-ageing treatments: these two drug types are being investigated
The Conversation
また、ケルセチンと同様にセノリティクス活性のあるポリフェノールを解析したところ、10種類のポリフェノールの中でフィセチンが最も強力なセノリティクス活性を持つことが判明したといったような内容の記載があります。
参照
セノリティクス薬がアンチエイジングの未来を切り開く?
NOMON
ケルセチンと同様のフラボノイドの一種であるフィセチン(Fisetin)にも、老化細胞除去効果があり,これを餌に混ぜて与えたマウスでは寿命が延長することも報告されている.
引用元
血管内皮細胞老化について
PDFページ 6/8
J-STAGE
ケルセチンとフィセチン、この2つは老化細胞除去作用をもつ2TOP天然成分と覚えておいてください、もとい覚えておいたほうがよろしいかと思います。
Senolytic Activatorには、(当然といえば当然ですが、)この2つがバッチリ含まれています。
Senolytic Activatorの成分表示はこちらです。3粒での内容です
以下を含む独自ブレンド 18%のフィセチン(56mg)[ハゼノキエキス(茎)由来]、35%のガラクトマンナン(109mg)[フェヌグリーク(種子)由来] |
312mg |
テアフラビン[カフェインレス紅茶エキス(葉)由来] | 275mg |
バイオケルセチンフィトソーム(ケルセチン25mg[エンジュ濃縮物(花芽)由来]、ホスファチジルコリン複合体[ヒマワリ由来]を配合) | 74mg |
アピゲニン | 50mg |
ケルセチン(25mg)、フィセチン(56mg)ともに1粒あたりの量は多くはありません。
※3粒の量なので、1粒あたりは÷3してみてください。
ただ2つとも吸収率を高めたタイプです。
その結果、
標準のケルセチンよりも最大50倍生物学的利用能をもたらす
Standard quercetin is hard to absorb. But this formulation features our new quercetin phytosome, a phospholipid sphere that encases the quercetin, aiding in its absorption and making it up to 50 times more bioavailable.
引用元
Senolytic Activator®
Life Extension Explore
標準のフィセチンよりも最大25倍利用可能となる
Doing so makes it up to 25 times more readily available than standard fisetin.
引用元
Senolytic Activator®
Life Extension Explore
量の少なさはまったくもって気にする必要はないと思います。
ケルセチンとフィセチンの他に
【テアフラビン】と【アピゲニン】が含まれています。
この2つに関して、ちょっと語ります。
テアフラビンに関しては、Senolytic Activator®のサイト以外に老化細胞除去に関わっている情報は見当たりません。
Senolytic Activator®のサイトによると「最新の研究にて、テアフラビンが老化細胞の負担を減らすのに特に役立つことを示している」とのことです。
New research indicates that theaflavins may be especially helpful for reducing senescent cell burden. In pre-clinical models, theaflavins helped powerfully inhibit the accumulation of particular cell senescence biomarkers.
引用元
Senolytic Activator®
Life Extension Explore
アピゲニンは、老化細胞除去に間接的に関わっています。
【老化細胞が蓄積することで生じるSASPによって、NAD分解酵素CD38が多く発現する】アピゲニンはNAD分解酵素CD38を抑制する。
出典元
なぜNAD+は低下するのか?
NOMON
Senolytic Activator®のサイトでも、アピゲニンは老化細胞がSASPを生成するのを阻害するといったような内容の記載があります。
Apigenin helps inhibit remaining senescent cells from making SASP to support cellular and tissue health—a critical aspect of healthy aging.
引用元
Senolytic Activator®
Life Extension Explore
まとめます。
Senolytic Activator®は、老化細胞除去に関与する4つの成分が組み合わさったスペシャルなサプリです。
老化細胞除去に力を入れている方は取って損はしないと思います。
そもそも論で、ケルセチン以外の3つの成分って、サプリでそんなに流通していない成分です。
iHerbでは、ぱっと調べたところ
テアフラビン単体サプリは1つ
アピゲニン単体サプリは0つ
※含まれている複合サプリはあります。
※見落としていたらごめんなさい。
貴重な3つの成分をこれ1本で取れるってだけでも、かなりGoodな商品だと思います。
いや~
これは個人的に、ヒット商品ですね~
しばらく取り続けたいと思います。
なお、メーカーは【週1回 3粒摂取】するように指示しています。
自分はこれを守らず、【1日 1粒摂取】でいきたいと思います。
理由はとくにありません。
※用法・容量をおまもりください。
参照一覧
細胞老化と慢性炎症
日本老年医学会
老化細胞を選択的に死滅させる薬剤候補を同定
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
細胞老化の謎を追い求めて〜健康長寿の増進、がん予防に挑戦〜
大阪大学
老化細胞の除去(senolysis)による加齢性疾患治療へのアプローチ
J-STAGE
見た目とアンチエイジングの考え方
J-STAGE
セノリティクス薬がアンチエイジングの未来を切り開く?
NOMON
Senolytic Activator®
Life Extension Explore
.
※レビューの内容について
→個人の見解です。
.