巷ではそんなに知られていないリグナンというポリフェノール(個人的意見です)。リグナンはポリフェノールの非フラボノイド系(フェノール酸)に分類されるものです。
リグナンはいわゆる総称のことで、このリグナン類に含まれるものはすごく有名なものがあります。
例えばゴマリグナン。
・・・・・すいませんゴマリグナンもそんな有名ではありませんでしたね。このゴマリグナンの構成成分の1つががとっても有名なものなのです。
ずばりセサミンです。ゴマリグナンの50%占めているのがセサミンという成分です。セサミンはだれもが一度は聞いたことがある栄養成分だと思います。
すいません。この前説というか序文というか・・ともかくあんまり出だしの文章を書くのが上手くないのでまた一人芝居みたいになっちゃいました。
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えーとリグナンの効果・効能をもう一度復習します。
リグナンの復習
リグナンには高い抗酸化力が備わっており、体内に過剰に発生する活性酸素を除去する働きをします。活性酸素は肌の細胞にダメージを与え、シミやたるみの原因となるものですから、この除去の働きをするリグナンは肌の老化を防ぐ働きがあります。
またリグナンは体内に取り込まれると腸内細菌の働きにより女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをするようになります。
エストロゲンの働きは、女性らしい丸みをおびた体つきをつくったり、乳腺の発達を促し乳房をふくよかにさせたりします。また美肌成分であるコラーゲンなどの生成をサポートするので「美肌ホルモン」の異名を持っています。
それだけでなく生理不順の改善やPMS(月経前症候群)の症状緩和などの働きをします。
PMSって生理前にイライラしたり憂鬱な気分になってしまったり、まあ大変な症状なのですが、それってエストロゲンの分泌が急激に減ることによって起こることなのです。
エストロゲンが減ると神経伝達物質の「セロトニン」も減り、精神のあらゆる不調があらわれてしまうのです。
セロトニンは脳で作られ、脳内に分泌される神経伝達物質の一つです。「ノルアドレナリン」や「ドーパミン」とともに、三大神経伝達物質といわれています。
セロトニンは精神の安定や睡眠の質向上に効果があるといわれいます。セロトニンが不足するとうつ病や不眠症などになりやすいといわれています。
とにかくエストロゲンは女性の美と健康を司るホルモンといえます。その働きと似た働きをするリグナンは女性の美や健康に大きく貢献をする成分といえます。
「たわわな果実」とか「多い日も安心」とか隠語で話さなければいけないの?
ところでエストロゲンの効果ってなにも女性オンリーにプラスに働くわけではありません。男性でも肌を美しくしたいとか、髪をキレイにしたいという願望がある人は、エストロゲンと同様の効果をもっているリグナンを摂取すべきです。
エストロゲンは美肌のもとであるコラーゲンの生成や髪の成分であるケラチンの生成に関わっているため美肌や美髪に導く効果があるからです。
なにより我々薄毛に悩んでいるものたちは、女性ホルモンと似た働きをするリグナンを積極的にとるべきです。
AGA(男性型脱毛症)って男性ホルモンテストステロンが5αリダクターゼという酵素の働きによりDHT(ジヒドロテストステロン)に変わってしまうことで発生します。
もう少し詳しくいうとDHTが毛乳頭にある男性ホルモン受容体(レセプター)と結びつき、TGF-βと呼ばれるたんぱく質を作りだしてしまうことで抜け毛が増えてしまいます。
TGF-βが毛乳頭に脱毛するよう指令をだすからです。その指令が毛母細胞に伝わり毛母細胞は細胞分裂をストップさせてしまうからです。毛母細胞が細胞分裂をするのを止めるということは、髪の成長が止まってしまう、つまり髪が抜けてしまうということになるからです。
女性ホルモンエストロゲンには5αリダクターゼの働きを阻害して男性ホルモンテストステロンがDHTへ変換されるのを抑制する働きがあります。なのでその働きと似たリグナンを摂取することは同様の効果が期待できるというわけです。
なんで繰り返すの?
そんなの百も承知です。
用語としてはマイナーなリグナンというものの効果・効能がいかにすごいかを改めて知っていただきたく前回やったことに肉付けをして話しました。決して文字数を稼ぐためではありません。
ところで、リグナン類にゴマリグナンというものがあるからには、他にも○○リグナンというものが存在するのは想像できるとも思います。
実は、ゴマよりこの「リグナン」の含有量が多いものあるのです。
それが亜麻です。
亜麻リグナン
亜麻リグナンとは、亜麻の種子に多く含まれるリグナンのことです。亜麻リグナンにはSDG(セコイソラリシレジノールジグルコシド)というリグナンが一番多く含まれています。ほかにもマタイレジノール、ピノレジノール、ラリシレジノールなどのいろいろな種類のリグナンが含まれています。
その通りです。
で、この亜麻にふくまれているリグナンの量が結構すごいのです。亜麻の種子1粒に含まれているリグナンの量はゴマ1粒に含まれているリグナンの量の47倍といわれています。
亜麻の種子は食品のなかでトップクラスでリグナンを含有しています。
えーとたぶん亜麻です。
まあ確信がもてないためトップクラスという表現を使いました。
カッチーん
・・・2人のくだらないやり取りをビーチの人たちは明らかにおかしいと感じ始めました。
そしてビーチの人たちはこの怪しげな2人の不審な行動の証拠写真、証拠動画を取り始めました。
そんなこととはつゆ知らず授業を続ける2人・・・
で話は亜麻リグナンに戻るのですが・・・・
とくにこれといって説明することがありません。
だってさっきリグナンの段落で説明した効果や働きが亜麻リグナンのそれだからです。
あっ!でもちょっといいたいことがあります。
前回からリグナン類が持っている「女性ホルモンエストロゲンと似た働き」をべた褒めしていましたが、これってあくまでも適量摂取した場合ですからね!
女性ホルモンエストロゲンに似た作用をもつリグナン類を過剰にとることは、女性ホルモンのホルモンバランスを崩すことにもなります。
なので過剰に摂取するとかえって生理不順になったりする可能性があるとされています。
めんご めんご。
えーとリグナン類でゴマ、亜麻の他に有名なものは梅なんかがあります。梅に含まれるリグナンはそのまんま梅リグナンと呼ばれています。
えーとポリフェノールの非フラボノイド系(フェノール酸系)のリグナン類についての説明は以上です。
ポリフェノールのうち非フラボノイド系が占める割合は1割ですが、まだ有名なものがありますので、それは次回にします。
それでは一旦休憩にしましょう。
こんな何気ないやりとりが行われているなか、ビーチの人たちの中についに警察に連絡をした人がでてきました。
ハゲ茶瓶とお兄さんの運命は果たしてどうなってしまうのでしょうか・・・・
続く