前回からカロテノイド編のキサントフィル類の紹介に入っています。
が、ハゲ茶瓶が睡眠薬を飲まされ寝ている間、お兄さん(若ハゲ)が勝手に独学で勉強し始めてしまったためキサントフィル類とはなにかをしっかりと説明できていませんでした。なのでこの場を借りて「キサントフィル類とは」を簡単に説明したいと思います。
その前に「カロテノイドとは」をざっと説明します。カロテノイドとは 野菜、果物などの植物や動物に含まれる黄色、赤色などの色素成分の総称でその種類は600種類以上あるといわれています。
少し専門的なことをいうとカロテノイドは、化学式C40H56の基本構造を持つ化合物の誘導体のことをいいます。このうち炭素と水素原子のみでできているものをカロテン類とし、それ以外(酸素原子など)のものを含んでいるのをキサントフィル類にわけています。
カロテノイドのうちアルコールに溶けるほうがカロテン類で、アルコールに溶けないほうがキサントフィル類とわけることもできます。
以上を踏まえて説明すると、キサントフィル類とはカロテノイドの一種で、カロテンと似た構造をしていてアルコールに溶けるものということがいえます。
また動物性食品のカロテノイドが多くあるという点もキサントフィル類の特徴の一つです。さきほどカロテノイドを説明する際に「動物に含まれる」という言葉を使用しましたが、特にこの言葉が当てはまっているのはキサントフィル類です。
前回キサントフィル類のルテインとゼアキサンチンを紹介しましたが、この2つは動植物性食品である卵黄にも多く含まれています。
※ただし動物は体内でカロテノイドを生合成できません。なので動物に含まれているカロテノイドは、その動物がカロテノイドを含む食物から摂取したものから作られています。
昨日の続きで今回はカプサイシンだ!!
※こっからはこの若ハゲが読んでいる本の文章と若ハゲの独り言で話しが進んでいきます。
カプサイシン
カプサイシンは唐辛子の主成分です。唐辛子の「辛味」をもたらす成分で、辛味成分の8割~9割はカプサイシンによるものです。
唐辛子の辛味成分であるカプサイシンは、数々の健康効果をもたらします。
特に有名なのは脂肪燃焼効果です。中枢神経を刺激して副腎皮質からアドレナリンなどのホルモンの分泌を促し、脂肪分解酵素リパーゼを活性化させ、脂肪を分解してエネルギーを生み出す働きを促進します。
脂質のエネルギー代謝を促進するカプサイシンを摂取することは、脂肪燃焼効果があるため肥満予防やダイエットにつながるといえます。
その他に血流改善、冷え性改善、食欲増進、疲労回復などの効果があげられます。
唐辛子
唐辛子はナス科トウガラシ属の植物のことをいい、世界中で栽培されています。「唐辛子」と一言でいってもいろんな種類(品種)があります。その種類は数百~数千種類といわれています。
唐辛子の種類で有名なものをざっとあげていくとハラペーニョ、島唐辛子、タバスコ(ペッパー)、鷹の爪、ハバネロといったものがあげられます。
世界一辛い唐辛子はキャロライナ・キーパーと呼ばれるもので、これは世界一辛い唐辛子としてギネスに認定されています。
ピーマンもナス科トウガラシ属にふくまれますが、辛味成分であるカプサイシンはほとんどふくまれていません。ちなみにピーマンやパプリカは唐辛子の品種改良品です。
スコヴィル値
唐辛子の「辛さ」を判断する一つの基準があります。この基準のことをスコヴィル値といいます。 スコヴィル値は唐辛子の辛さを測る単位で、唐辛子に含まれるカプサイシンの割合を示しています。単位はスコヴィル辛味単位(SHU)です。
さきほどあげた唐辛子の種類のスコヴィル値をあげると
ハラペーニョは約2,500~8,000SHU、
島唐辛子は約15,000~30,000SHU、
タバスコ(ペッパー)は約30,000〜50,000SHU、
鷹の爪は、約40,000〜50,000SHU、
ハバネロは約100,000~350,000SHUとなっています。
世界一辛い唐辛子といわれるキャロライナ・キーパーはなんと3,000,000SHUです。この唐辛子は口に入れた瞬間気絶し、目に入れると失明の危険があるいわれています。へたしたら命を落とす危険もあります。
はい!
カプサイシンは抗酸化作用のある物質とされてはいますが、あまりそこはアピールされていません。「抗酸化」を期待するよりダイエットとか、肥満防止とか脂肪燃焼効果を期待して摂取したほうがいいと思います。
誰?
カチャ!!
カラン、コロン
ちょっと見てくる!!
携帯もった女が逃げていった・・・