亜鉛 たんぱく質の合成

亜鉛

 

16種類ある必須ミネラルの1種
そのうち9種類ある微量ミネラルの1種

 

 

亜鉛とは

亜鉛について

  • 生体を構成する主要4元素(水素・炭素・窒素・酸素)以外の元素を総称してミネラルといいます。
  • ミネラルの中で極めて少量しか存在しないものを微量元素と呼びます。

  • 亜鉛は微量元素のうち鉄の次ぎの2番目に多く存在します。

  • 亜鉛は成人の体内に約2g含まれています。
  • 筋肉に一番多く、次いで骨に多く存在します。
    筋肉には約60%、骨に約30%存在しています。
  • その他は皮膚や毛髪、肝臓、腎臓、脳などの様々な臓器に存在します。
  • そのほとんどはたんぱく質などの高分子と結合して存在しています。

  • 亜鉛は300種類以上の酵素の活性化に関わっています。
  • 生体内の亜鉛の主な働きは大きく構造機能【たんぱく質の構造維持】触媒機能【数多くの酵素の補酵素として】調節機能【シグナル伝達分子として】の3つです。

亜鉛の補足 

  • 食事より摂取した亜鉛は主として十二指腸や空腸から吸収されます。
  • 吸収された亜鉛の大部分はアルブミンと結合し肝臓に運ばれます。その後血流により各組織に運ばれます。
  • 腸管からの吸収率は摂取量や同時に摂取した他成分により異なりますが、おおよそ30%です。
  • 亜鉛は銅および鉄と拮抗するので、銅や鉄の影響で吸収率が変化します。
  • 食物繊維、フィチン酸、タンニンは亜鉛の吸収率を下げます。
  • クエン酸、ビタミンC、アミノ酸(メチオニン)は亜鉛の吸収率を上げます。

摂取量について

推奨量
10
/日(成人男性) 
8㎎/日(成人女性)
※70歳以上は男性9㎎/日、女性7㎎/日

耐用上限量
40~45
/日(成人男性)
35/日(成人女性)
※男性の場合、年代により異なります。18~29歳および70歳以上が40㎎/日です。

by 日本人の食事摂取基準(2015年版) 厚生労働省

不足や欠乏症

  • 味覚障害
  • 成長障害
  • 免疫機能障害
  • 生殖機能低下
  • 不妊症
  • 皮膚疾患
  • 創傷治癒遅延
  • 食欲不振
  • 貧血
  • 脱毛
  • 下痢
取り過ぎや過剰症

  • 腎障害
  • めまい
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 免疫の低下
  • 銅の吸収阻害による銅欠乏
  • 鉄の吸収阻害により鉄欠乏
  • HDLコレストロール低下

 

亜鉛の効果・効能

亜鉛の効果・効能 5つ厳選

  1. たんぱく質の合成
  2. 成長の促進
  3. 味覚機能維持
  4. 生殖機能維持
  5. 免疫機能維持

 

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そのうち3つを詳しく

①たんぱく質の合成

亜鉛はDNA・RNAの合成に必須の成分です。

まずこちらをご覧ください。

たんぱく質の合成

①核内のDNAが持つ設計図(塩基配列=アミノ酸の組み合わせ)が遺伝子の伝令役であるmRNAに転写されます。


※DNA鎖は二本一組となって二重らせん構造を取っています。転写ではそのうちの一本だけが写し取られます。転写は核内で行われます。

②設計図をコピーしたmRNAは核外にでて細胞質にあるリボゾーム(rRNA)へ移動します。tRNAはその設計図に応じてたんぱく質の合成に必要なアミノ酸をリボソームに運搬します。


Nucleus=核 Ribosome=リボソーム   ※ドイツ語

③リボゾームで設計図通りのアミノ酸がつなぎ合わされたんぱく質が合成されます。

さてこの流れ

DNA【塩基配列】→(転写)→RNA【塩基配列】→(翻訳)→たんぱく質の合成【アミノ酸配列】

 

においてとても重要な酵素が二つがあります。DNAポリメラーゼRNAポリメラーゼです。

DNAポリメラーゼ

鋳型DNAに沿って5´→ 3´方向へのヌクレオチドの重合反応を触媒する酵素です。DNAの複製や修復において中心的な働きをしています。

RNAポリメラーゼ

DNAからmRNAへの転写を触媒する酵素です。RNAポリメラーゼは、DNA上を移動しながらその塩基配列をコピーしてmRNAを合成します。

簡単にいえばDNAの合成に関わるのがDNAポリメラーゼ RNAの合成に関わるのがRNAポリメラーゼです。
この2つは亜鉛含有酵素(亜鉛を活性中心にもつ)です。

なので亜鉛が不足するとたんぱく質の合成が十分に行われなくなります
新陳代謝が上手く行われなくなり髪、肌、筋肉などあらゆる臓器の衰えにつながります。

 

③味覚機能維持

舌には「味蕾」という味を感じる感覚器官があります。
味蕾は味を感知する味覚細胞とそれを支える支持細胞で形成されています。
味蕾が食べ物に含まれる味成分による味刺激を受けると、大脳の味覚中枢へ信号が伝わり味を感じるメカニズムとなっています。

味覚障害の原因はさまざまですが、一番多いとされるのが亜鉛不足です。理由は次です。

味蕾の中の味覚細胞は、非常に新陳代謝が活発な細胞で、約10日のサイクルで次々と新しい細胞に生まれ変わります。
細胞の新陳代謝に必須である亜鉛が不足するとこの「生まれ変わり」ができず味覚障害を引き起こします

 

体内の亜鉛が不足して、最初に影響受けるのは味蕾=味覚と言われています。

 

④生殖機能維持

亜鉛は生殖機能の維持に深く関わる成分です。
その理由は以下です。

亜鉛は性腺に多く存在する
亜鉛は性腺(男性:精巣 女性:卵巣)に多く存在します。亜鉛が不足すると性腺の発達障害や機能不全が起きます
男性であれば精子減少、インポテンツの症状が現れます。
女性であれば妊娠しにくくなります。
亜鉛不足は特に男性の性腺に影響を与えます。

下線部について説明します。

亜鉛は精液中に多く含まれる
亜鉛は精子形成に必ず必要とされます。血液よりも精液に多く含まれおり、その濃度は実に血液の170倍とされます。精液中の亜鉛濃度が低下すると、精子の運動率が下がるとされます。男性不妊の原因となります。

 

亜鉛はテストステロンの合成に関わる
テストステロンは主に精巣で作られる男性ホルモンです。テストステロンは「造精機能の促進」や「性欲の維持」に関わります。亜鉛が不足するとテストステロンの合成・分泌が低下し精子の数が減少&性欲が低下します。

 

亜鉛は酸化ストレスを軽減させる
精子の細胞膜は、主に不飽和脂肪酸で出来ています。不飽和脂肪酸は酸化しやすいといった特徴があります。そのため精子は酸化ストレスからのダメージを受けやすくなっています。その結果、男性不妊につながります。亜鉛は生体内の抗酸化酵素SODの活性に必要な成分です。

 

以上より亜鉛が不足すると性機能が低下する&性欲が低下するリスクが高まります
なお海外では亜鉛は「セックスミネラル」の異名を持ちます。

 

亜鉛の働き分析【見た目編】

合計 49.5/60点 

カテゴリー別 点数

薄毛 10点

白髪 8.5点

美肌 8.5点

美白 7.5点

筋肉 9点

脂肪 6点

 
 

薄毛

10点

「薄毛」改善 に関わる亜鉛の働きは主に次です。

  1. ケラチン
    髪の90%以上はケラチンというたんぱく質でできています。ケラチンは18種類のアミノ酸で構成されています。
    髪は栄養素(18種類のアミノ酸など)を受け取った毛乳頭が毛母細胞に発毛指令をだします。そして毛乳頭から栄養補給を受けた毛母細胞が分裂、増殖を繰り返すことで頭皮の内側から上へと押し上がっていき(=角化)、硬くなりケラチンとなります(=毛髪)。
    このケラチンの合成に亜鉛が必須です。


    【健康食品】 アンファー(ANGFA) スカルプD サプリメント 亜鉛EX 120粒(約60日分)

  2. 5αリダクターゼ
    酵素「5αリダクターゼ」は男性ホルモンをAGA(男性型脱毛症)の原因物質である「DHT」に変換する働きをします。
    DHTは毛乳頭細胞に働きかけ、ヘアサイクルの成長期を短くさせることで抜け毛を促進させます。

    亜鉛には5αリダクターゼの働きを阻害する作用があります。


    AGAエキスパート 亜鉛高含有 ノコギリヤシ コラーゲン サプリメント 全10種類 60粒 30日分 メンズ 1袋

 

白髪 

8.5点

「白髪」予防 に関わる亜鉛の働きは主に次です。

  1. 毛根の細胞を活性
    黒髪のもとなるメラニン色素はメラノサイトで作られます。メラノサイトでは毛乳頭から供給されたアミノ酸チロシンをもとに酵素チロシナーゼの働きによりメラニン色素が生成されます。
    そして毛母細胞が細胞分裂し髪が作られる過程で、メラニン色素が毛母細胞に取り込まれ髪が黒くなります。

    この毛根にある2つ細胞
    メラノサイト【黒髪のもととなるメラニンを作る】
    毛母細胞【メラニンを受け取り着色する役割を果たす】
    の両方あるいはどちらかの機能低下が白髪の発生原因となります。

    亜鉛は細胞分裂・細胞増殖に欠くことのできない成分です。毛根にある細胞の機能低下を防ぎます。白髪予防にも活躍します。


    ヘアケア ボリュームアップ サプリ 黒ゴマ アキョウ 亜鉛 銅 黒々美活 90粒 30日分

 

美肌

8.5点

「美肌」作り に関わる亜鉛の働きは主に次です。

  1. コラーゲンの合成
    コラーゲンは真皮層でハリや弾力を生み出すたんぱく質です。肌の美しさを維持するために欠くことのできない物質です。


    ※真皮層を拡大したイラストです。ひし形の線部分がコラーゲン。

    亜鉛はコラーゲンの合成に必要です。


    70歳からの健康・美肌ダイエット

  2. ケラチン
    肌の一番外側である角質層は繊維状のたんぱく質ケラチンがたくさん含まれています。


    ケラチンは水分と合わさると柔らかくなるという性質をもっています。角質層内にあるケラチンとNMF(天然保湿因子)のおかげで肌の潤いを保つことができています。皮膚のケラチンの合成にも亜鉛は必要です。

    同じケラチンでも髪の毛のケラチンとはアミノ酸組成が異なります。髪の毛のケラチンはハードケラチン(硬ケラチン)と呼ばれるのに対して皮膚のケラチンはソフトケラチン(軟ケラチン)と呼ばれます。

 

美白

7.5点

「美白」ケア に関わる亜鉛の働きは主に次です。

  1. 肌のターンオーバー
    メラニンが肌のターンオーバーとともに排出されずに、肌に滞留してしまうと肌の透明感は失われます。

    亜鉛は皮膚の新陳代謝に関わる成分です。摂取することで肌のターンオーバーを促進させます。


    イオンベール薬用美白美容液 潤白 -Jyunpaku- 100mL (医薬部外品)

  2. SOD
    しみのもととなるメラニンは体内で発生する活性酸素の攻撃を受けると過剰に作られます。活性酸素の攻撃から細胞を守るために、体内にはSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)などの抗酸化酵素が存在します。亜鉛はSODの補酵素として活躍します。

 

筋肉

9

「筋肉」増強 に関わる亜鉛の働きは主に次です。

  1. アナボリックホルモン
    効率的に筋肥大をさせるためには、筋肉の合成を促す【=たんぱく質の同化作用を有するアナボリックホルモンの分泌を促進させる】ことが大事となります。以下、代表的なアナボリックホルモンです。

    テストステロン
    テストステロンには筋肉の合成を高める同化作用があります。筋肥大に欠かすことができない男性ホルモンです。亜鉛はテストステロンの生成に関与します。


    成長ホルモン
    脳下垂体から分泌されるたんぱく同化作用を有するホルモンです。この作用はIGF-1を介して行われます。成長ホルモンが分泌されると筋肉からIGF-1が分泌されたんぱく同化作用を発揮します。亜鉛の欠乏は成長ホルモンの分泌低下につながります。


    IGF-1
    IGF-1は肝臓や骨格筋で分泌される成長因子で、筋たんぱくの合成を高めます。亜鉛が不足するとIGF-1の分泌が低下します。


    インスリン
    インスリンの分泌が促されると血液中の様々な栄養素が細胞に取り込まれます。 筋肉においては、糖をグリコーゲンとして貯蔵します。また筋肉に必要なアミノ酸の取り込みを促進させます。このアミノ酸はたんぱく質として同化されます。
    亜鉛は膵臓でのインスリンの合成・分泌促進に関与しています。


    ご覧の通りすべてに亜鉛は関与しています。

    参照
    筋肉を思うなら摂り漏らすな! 筋合成を高める「微量栄養素」リスト
    Tarzan Web 株式会社マガジンハウス


    Kentai PUMP UP(パンプアップ)分包 グレープフルーツ 6.3g×15包


 

脂肪

6

「脂肪」減少 に関わる亜鉛の働きは主に次です。

  1. アディポネクチン
    脂肪細胞からさまざまな生理活性物質が分泌されています。脂肪細胞から分泌される生理活性物質を総称してアディポサイトカインといいます。
    アディポサイトカインには善玉と悪玉があります。アディポネクチンは善玉アディポサイトカインの1つで動脈硬化を防ぐ働きをします。


    超善玉ホルモン「アディポネクチン」で健康長寿になる (らくらく健康シリーズ)

    よくダイエットを特集したTV番組でアディポネクチンが「痩せホルモン」として紹介されています。理由はアディポネクチンに脂肪を燃焼させる&脂肪の蓄積を防ぐ働きがあるからです。
    もう少し掘り下げるとアディポネクチンにAMPキナーゼを活性させる作用があるからです。

    AMPキナーゼ

    AMPキナーゼは、細胞のエネルギーセンサーのような役割を果たしている酵素です。運動などをしエネルギーが不足するとこの酵素が活性され、【糖の筋肉細胞へ取り込み・脂肪酸のβ酸化・糖新生の抑制】が促進されます。糖に関してはインスリンを要せずにです。

    簡単にいうとAMPキナーゼが活性化されると脂肪の蓄積をやめ脂肪の燃焼を促進する【=痩せる】です。


    医学のあゆみ AMPキナーゼと医学 269巻12号[雑誌]

    AMPキナーゼは基本 運動などをし栄養飢餓状態にもっていくことで活性化されるものですが、アディポネクチンには飢餓状態にもっていかなくとも活性化させる作用があります。
    なので分泌を促進させれば運動しているのと同じ効果を得れる=痩せることができるので「痩せホルモン」といわれています。

    アディポネクチンが肝臓や骨格筋などの細胞膜にあるアディポネクチン受容体に結合することで、細胞内でAMPキナーゼが活性化して脂肪の燃焼が促進されます。

    亜鉛イオンには、アディポネクチン受容体の立体構造を内側から支える可能性が示唆されています。

    下線部をもう少し
    アディポネクチン受容体はAdipoR1、AdipoR2があります。

    AdipoR1に関しては亜鉛イオンはAMPキナーゼの活性化に直接的には必要ではなく、構造維持に働くことが示唆されています。
    AdipoR2に関しては亜鉛イオンは構造維持のみならずシグナル伝達経路に直接的に影響あたえることが示唆されています。AdipoR2を介したUCP2の発現に亜鉛イオンが関与していることが示唆されています。

    UCP(脱共役たんぱく質)

    ミトコンドリアの内膜に存在するたんぱく質です。酸化的リン酸化のエネルギーを生成する前に ミトコンドリア内膜での酸化的リン酸化反応を脱共役させ、エネルギーをATPとしてでなく熱として散逸させることができるたんぱく質です。Uncoupling proteinの頭文字を取ってUCPと略します。UCP2は白色脂肪細胞、骨格筋、脾臓、小腸などに存在します。

     

    参照
    糖・脂質代謝に重要なアディポネクチン受容体の立体構造を解明 -メタボリックシンドローム・糖尿病の治療薬の開発へ前進-  理化学研究所HP

    脂肪細胞の新たな視点―アディポネクチン受容体の作用機序解明と臨床応用 JステージHP

    アディポネクチン受容体の構造がついに明らかに! JステージHP

 

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亜鉛の働き分析【中身編】

合計 51/60点

カテゴリー別 点数

身体 9.5点

エネ 6点

病気 9点

体質 10点

精力 10点

健脳 6.5点

 

身体

9.5点

「身体」の構成材料 に関わる亜鉛の働きは主に次です。

  1. たんぱく質の合成
    たんぱく質は筋肉、臓器、皮膚、骨、髪、血液など「体を構成するパーツ」の主成分となっています。

    体内にあるさまざまなホルモンや酵素の主成分もたんぱく質です。

    亜鉛が不足すると亜鉛酵素の活性が低下
    します。例えばDNAの合成に関与するDNAポリメラーゼ、RNAの合成に関与するRNAポリメラーゼといった酵素です。これら酵素の活性が低下することは体内のたんぱく質の合成全般が低下することになります。


    ザバス(SAVAS) プロ ホエイプロテインGP バニラ味 【40回分】 840g

 

 

エネ

6点

「エネルギー」生成 に関わる亜鉛の働きは主に次です。

  1. 乳酸脱水素酵素
    乳酸とピルビン酸との相互変換を触媒します。解糖系とTCA回路を結ぶ重要な調節酵素です。乳酸脱水素酵素は亜鉛酵素です。
  2. リンゴ酸脱水素酵素
    TCA回路内の酵素です。NADを補酵素としてリンゴ酸をオキザロ酢酸に酸化して、NADHを生成する反応を触媒します。

    リンゴ酸脱水素酵素は亜鉛酵素です。

 

病気

9

「病気」予防 に関わる亜鉛の働きは主に次です。

  1. 骨粗鬆症
    骨代謝に関与するアルカリフォスファターゼは亜鉛を必要とする酵素です。
    また骨密度を増やす作用がある成長因子IGF-1の合成・分泌に亜鉛は関与しています。
    なので亜鉛が欠乏すると骨形成に影響を及ぼすとされています。

    2019年2月5日に放送された「たけしの家庭の医学 3時間スペシャル」では、骨粗鬆症予防のための骨を強くする第3の栄養素(カルシウム、ビタミンDに次ぐ)として亜鉛が紹介されていました。亜鉛を十分に摂取すると1年後に骨量が2.5%あがるとのことです。

    参照
    心臓老化ストップ&認知症新原因&骨折予防SP 名医とつながる!たけしの家庭の医学


    ディアナチュラ カルシウム・マグネシウム・亜鉛・ビタミンD 180粒 (30日分)

  2. 糖尿病
    亜鉛はインスリンの材料です。不足するとインスリンの合成・分泌低下につながります。
    亜鉛は糖代謝の異常を防ぐ成分です。
    亜鉛の摂取は糖尿病予防になると考えられます。


    信じられないほどの効果がでる! 必須ミネラル「亜鉛」超健康法―高血圧・糖尿病・アトピー・花粉症…に驚くべき改善力! (ベストセラーシリーズ・ワニの本)

  3. 肝疾患
    慢性肝炎とは慢性的に肝臓に炎症を生じる疾患です。慢性肝炎が持続すると、肝臓は繊維化(肝細胞が壊れた跡に線維が沈着する)し、しだいに硬くなります。これがさらに進むと肝硬変になります。亜鉛には肝臓の繊維化を防ぐ働きがあります。


    肝炎が心配ならレバーにご用心!

  4. 動脈硬化
    2018年1月23日放送されたTV番組 名医とつながる!たけしの家庭の医学の「今年大注目の3つの老化ストップ法SP」では、亜鉛が血管の老化防止に絶対に欠かせない「最重要栄養素」として紹介されていました。亜鉛の抗酸化作用が血管の老化防止に、しいては動脈硬化予防に良いといった内容だったようです。

    亜鉛の抗酸化作用

    SODの補酵素
    抗酸化酵素SODの活性に亜鉛が必要です。

    ビタミンAの代謝
    亜鉛は抗酸化ビタミンの1つビタミンAの代謝を促します。

    参照
    今年大注目の3つの老化ストップ法SP 名医とつながる!たけしの家庭の医学

  5. 褥瘡治癒
    亜鉛は皮膚の新陳代謝に関わります。コラーゲンの合成に関わります。なので創傷の修復を促進する作用が期待できます。
    褥瘡の主な要因は亜鉛欠乏にある」とのことです。

    参照
    褥瘡治癒の決め手は「亜鉛」にあった 日経メディカルHP

  6. 加齢黄斑変性
    加齢黄斑変性とは、モノを見るときに重要なはたらきをする黄斑が、加齢とともにダメージを受けて変化し、視力が低下する病気のことです。

    網膜に高濃度で存在し、そこで抗酸化作用を発揮する亜鉛は加齢黄斑変性の予防成分の1つに挙げられます。

 

体質

10点

「体質」改善 に関わる亜鉛の働きは主に次です。

  1. 味覚
    「味」は、舌にある味蕾と呼ばれる感覚器官で感じ取ります。味蕾の新陳代謝に亜鉛は必須です。亜鉛不足によって味覚障害になります。
  2. 成長
    成長期に亜鉛が不足すると身長の伸びが悪くなります。亜鉛が成長ホルモンの分泌・生成に関わっているからです。
  3. 免疫力
    亜鉛は免疫機能維持に不可欠なミネラルです。その理由は以下です。

    T細胞
    T細胞は免疫反応の司令塔のような役割をしています。
    亜鉛はT細胞の分化が行われる胸腺を活性化し、T細胞の機能を高めます。


    NK細胞
    NK細胞はリンパ球の1種です。異常のある細胞に対して強い殺傷能力を備えた免疫細胞です。常に体内をパトロールし、がん細胞やウイルスに感染した細胞などを見つけると直接攻撃して破壊します。亜鉛はNK細胞を活性させます。


    情報伝達
    亜鉛は免疫反応における情報伝達物質として働いていることが報告されています。

    参照 
    栄養素「亜鉛」は免疫のシグナル  理化学研究所HP



    このように「免疫」に深く関わる亜鉛が欠乏すると免疫力が低下します。その結果、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなります。


    [海外直送品] ナウフーズ  Elderberry and Zinc Zinc 90 LOZ

  4. 貧血
    亜鉛が不足すると赤血球膜の抵抗性が減弱し、壊れやすくなります。亜鉛欠乏性貧血は鉄欠乏性貧血と同程度に多いと言われています。
  5. 傷の回復
    亜鉛は皮膚の細胞の再生・修復に働きかけます。またコラーゲンの合成に関与します。亜鉛が不足すると傷の治りが遅くなります。
  6. 視力
    ビタミンAは視力を正常に保つうえで欠くことのできない成分です。

    亜鉛は、レチノール結合たんぱく質の構成成分です。
    またレチノールをレチナールに酸化するためのアルコール脱水素酵素の活性にも関わっています。

    ビタミンAについて補足

    ビタミンAはA1系とA2系とそれら誘導体の総称のことをいいます。

    A1系 レチノール・レチナール・レチノイン酸

    A2系 3-デヒドロレチノール・3-デヒドロレチナール・3-デヒドロレチノイン酸

    ビタミンAは一般的にはA1系のことを指します(体内での活性型がA1系の3種類です)。ビタミンAのほとんどはレチニル脂肪酸エステルとして肝臓に貯蔵され、必要に応じてレチノールに変換され、レチノール結合たんぱく質と結合して血中に放出されます。

    レチノールが酸化されるとレチナールに、レチナールがさらに酸化されるとレチノイン酸
    になります。レチノール・レチナール・レチノイン酸で生理作用が異なります。レチナールは視覚に関与するロドプシンの合成に必要です。

    一言でいうと亜鉛は視力にも関わっています。

  7. 口内炎
    亜鉛には粘膜を修復する作用や粘膜を保護する作用があります。口内炎の予防にも効果を発揮します。
  8. 皮膚炎
    皮膚の代謝に関与する亜鉛は皮膚炎(湿疹・かぶれ)の予防・改善につながります。


    【第3類医薬品】亜鉛華軟膏 50g

  9. 下痢
    亜鉛が不足すると腸粘膜が萎縮し消化管の働きが悪くなります。また腸粘膜の免疫機能が低下します。以上より下痢を起こしやすくなるとされています。
  10. 二日酔い
    アルコールを分解するアルコール脱水素酵素の活性化に亜鉛が必要です。不足すると二日酔いをおこしやすくなります。

 

精力

10点

「精力」増進&「性機能」向上 に関わる亜鉛の働きは主に次です。

  1. 生殖機能維持
    亜鉛は生殖機能を維持するために必須の成分です。亜鉛の不足は精子減少やインポテンツにつながります。詳しくは効果・効能欄をご覧ください。


    STRONG MACA PRO ストロング マカ プロ 有機 マカ 亜鉛 アルギニン トンカットアリ クラチャイダム シトルリン ドロマイト スッポン 雪蓮花 アカガウクルア ムイラプアマ サプリ 14種類 300mg×60粒 約30日分 サプリメント


  2. PMS
    亜鉛といえば男性のイメージが強いですが、当然ですが女性にとっても大事なミネラルです。上の生殖機能維持は女性もあてはまります。亜鉛が欠乏すると妊娠しにくくなります。

    また亜鉛は生理不順とも関係しています。
    研究によりPMSの症状が重い人は鉄分と亜鉛が不足しているといったデータが報告されています。

    参照
    無月経で悩んでいる人が無意識に続けている食生活は? 生理のトラブルと食生活の切っても切れない関係
    日経doors HP

 

健脳

6.5点

「脳」の健康 に関わる亜鉛の働きは主に次です。

  1. インスリン
    すい臓でつくられるインスリンは体の細胞に「糖」を取り込み、血糖値を調整する働きをしています。脳細胞ではGLUT3を介したインスリン非依存性の糖の取り込みが行われています。
    ただしインスリンは脳においては糖エネルギー代謝を調整する作用や神経保護作用を発揮するとされています。亜鉛はインスリンの構成成分です。
  2. 神経伝達物質の調節
    亜鉛はグルタミン酸作動性ニューロンのシナプス小胞に含まれており、神経細胞の興奮時にグルタミン酸とともにシナプスより放出されます。

    放出された亜鉛はNMDA型グルタミン酸受容体やGABA受容体と結合し、それらの感受性を調節しています。

    参照
    生体反応における亜鉛シグナルの役割 JステージHP

  3. 記憶力
    脳において亜鉛は記憶を司る海馬に多く存在しています。亜鉛はシナプス神経伝達を調節する因子として学習や記憶に関与すると考えられます。亜鉛不足は記憶力低下につながります。


    亜鉛の機能と健康―新たにわかった多彩な機能

 

 

マイナスポイント

脳内の過剰な亜鉛は神経細胞死を引き起こすとされています。脳虚血状態の後の神経細胞死は脳血管性認知症の原因と言われています。

参照
亜鉛による神経細胞死と老年性認知症 JステージHP

 

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亜鉛のサプリメント分析

合計 17.5/20点

カテゴリー別 点数

継続(価格は安いか) 5点

手軽(購入ルートは多いか)5点

選択(品揃えは豊富か)5点

貴重(食品から取りづらいor不足しやすいか)2.5点

 
  • 継続
    2カ月分が約400円で購入可能です。


    ディアナチュラ 亜鉛 60粒 (60日分)

  • 手軽
    店舗・ネットで購入可能です。
  • 選択
    某ECサイトで「亜鉛 サプリメント」検索すると約6万件ヒットします。
  • 貴重
    亜鉛は、すべての細胞に存在しています。肉類・魚介類・ナッツ類・豆類など多くの食品に含まれています。特に多く含まれているものとして牡蠣が有名です。

    厚生労働省が推奨する摂取量に対して実際の平均摂取量はやや少なくなっています(by 平成27年国民健康・栄養調査)。
    亜鉛は栄養バランスのよい食事を1日3食とっていれば不足することありません。ただそれが難しい場合、サプリメントに頼るのも良いかもしれません。

 

 

亜鉛との組み合わせ

亜鉛と相性の良い成分    
5つ Pick up

  • クエン酸

  • ビタミンC

  • メチオニン

  • ビオチン

  • マカ

個人的によく組み合わせる成分 

※すでに組み合わさっているものも含む

  • クエン酸

  • ピコリン酸

  • セレン

  • クロム

  • メチオニン

  • ビオチン

  • マグネシウム

亜鉛のまとめ

亜鉛 評価

総合評価 SS 118点 

分析【見た目編】49.5

分析【中身編】51

分析【サプリ】17.5

 

亜鉛 たんぱく質の合成 参照一覧

亜鉛欠乏症の診療指針 2018 一般社団法人 日本臨床栄養学会 HP

亜鉛で元気 ノーベルファーマ(株) HP

亜鉛の働きと1日の摂取量 健康長寿ネット 公益財団法人長寿科学振興財団 HP

亜鉛 「統合医療」情報発信サイト HP

 

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