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まずはグルタチオンについて簡単に。
グルタチオンは3つのアミノ酸【グルタミン酸・システイン・グリシン】のトリペプチドです。この3つのアミノ酸を原料に酵素(γ-グルタミルシステイン合成酵素とグルタチオン合成酵素)の働きによって、合成されます。
出典元
2-アミノ酪酸による新たなグルタチオン代謝制御機構を発見 -錆びない体づくりの秘訣として期待-
研究ニュース
神戸大学
グルタチオンの合成
①グルタミン酸+システイン→γ-グルタミルシステイン
②γ-グルタミルシステイン+グリシン→グルタチオン
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①の反応はγ-グルタミルシステイン合成酵素により
②の反応はグルタチオン合成酵素により行われます。
①、②の反応ともにATP1分子が必要です。
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3つのアミノ酸【グルタミン酸・システイン・グリシン】👈当然ですが、3つとも大事です。
が、どれが一番かとなるとシステインです。
システイン(Cys)が律速基質だからです。
GSH生合成は,律速基質であるCysの供給に大きく依存しており, 近年,GSH代謝やCys供給(Cys availability)にかかわる酵素やトランスポーターが,抗がん剤などの重要な創薬ターゲットとして注目されている
引用元
グルタチオン代謝とチオールケミストリー
PDFページ 1/8
J-STAGE
ちなみに、律速酵素はγ-グルタミルシステイン合成酵素(GCS)です。
γ-グルタミルシステイン合成酵素(GCS)は、グルタチオン合成反応の律速段階を触媒することから、体内グルタチオンレベルを保つための中心的な役割を果たしており、また抗原虫薬や抗ガン剤のターゲットの一つとなる酵素である。
引用元
γグルタミルシステイン合成酵素の基質特異性に関する構造生物学的研究 研究課題
KAKEN
ということで、「グルタチオンを増やす」と考えた場合は、まずはN-アセチルシステイン(NAC)です。
当然ですけど、グルタチオンそのものを取るのもアリです。
アリっていうか・・・
とにもかくにも、サプリでグルタチオンを増やす方法の2大はNAC・グルタチオンだと思います。
さて、グルタチオンサプリには大きく3つの形態があります。
リポソーム化されたもの、舌下のもの、通常のものです。
※ここでの「もの」は液状、粉末、カプセル、錠剤いずれかです。
同じ含有量であれば、この順に効力が高いと思います。
グルタチオンサプリにおいて、グルタチオンの効力を最大限に得たいと考えるならばリポソームタイプで取るのがよろしいかと思います。
とはいえ、リポソームタイプのグルタチオンって値段が高いんですよね~
高いので、滅多に買いません。自分 だいたい通常のものですませております。
まあ~リポソームタイプを買うとしたらコレでしょうか。
リポソームタイプのグルタチオンの中では、お手頃価格だと思います。
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※レビューの内容について
→個人の見解です。