美と若さの新常識 赤血球の元気の源は鉄とEPA その2の続きから
今回(その3)は下記テーマのうち3番目のついでに赤血球のしなやかさも重要となる 鍵を握るのが「EPA」を解説しています。
総まとめもしています。
- 赤血球は肌の輝きに深く関係してる
- それには赤血球の色が重要となる 鍵を握るのが「鉄」
- ついでに赤血球のしなやかさも重要となる 鍵を握るのが「EPA」
ということで
美と若さのため「鉄」と「EPA」を意識してとりましょう
ついでに赤血球のしなやかさも重要となる 鍵を握るのが「EPA」
くどいようですが赤血球は体の隅々に酸素を届ける役割をしています。
当然ですが「血管内を通って」の体の隅々に届けています。
イメージとしてはこんな感じです。
このイラストでは余裕で血管内を通過しているのですが、
中には赤血球の直径より狭い血管を通らなければいけない場合があります。
赤血球の直径は7.5μmに対して
毛細血管は5~7μmです。
通るものの大きさより
通り道のほうが小さい(狭い)状況となっています。
それでは
この道(毛細血管)を赤血球はどのようにして通過しているのでしょうか?
変形して通過している
赤血球は毛細血管の中を通過するときは
変形して中を通っています。
赤血球というのは「基本」柔らかいのです。
柔らかくて変形能力に富んでいるのです。
なので自分よりも小さな場所(毛細血管内)も通ることができるのです。
赤血球は真ん中がへんこんだ円盤状のような形をしています。この形は固定されているのではなく血管を通るときは丸まったり、折れ曲がったりします。このように変形する性質を変形能といいます。
膜が不健康だと硬くなる
膜が「健康である」って
またなんか抽象的な表現を使ってしまいました。
ここでの健康であることは「やわらかいこと」と捉えてください。
膜が健康であれば
赤血球の変形能(しなやかさ)が高まり
狭い通路(毛細血管)もなんなく通ることができます。
では
膜が健康でなくなると・・・
つまるところ膜が硬くなると・・・
膜が健康でなくなる(=硬くなる)と赤血球の変形能が衰えます。
変形能が衰えると摩擦が増え毛細血管内をスムーズに通過できなくなります。
このように赤血球は次から次へとに流れくるので
前の赤血球の通過が遅くなると
後ろの赤血球が詰まって毛細血管内が渋滞することになります。
渋滞がおきると毛細血管の先に血液(栄養素)&赤血球(酸素)が届かなくなります。
硬くなる原因は
膜が不健康になる
=膜が硬くなる原因は
ズバリ
そしてもっとも大きな原因となるのがコレストロールの取り過ぎです。
コレストロールは細胞膜の材料です。
が、
コレストロールが血液中に増えすぎてそれが赤血球の膜にどんどん取り込まれると膜全体が硬くなります。
なぜならコレストロールが硬い性質をしているためです。
大事なことなのでもう一度声を大にしていいます。
赤血球の膜が硬くなると
本来もっている赤血球の変形能が衰え、
しなやかさが失われ、
赤血球は毛細血管をスムーズ通過できなくなります。
EPAが柔らかくする
EPAには硬くなった細胞膜を和らかくする働きがあります。
EPAを摂取すると細胞膜に取り込まれ赤血球の変形能をあげ柔らかくさせます。
赤血球が硬くなってもEPAを摂取して柔軟さを取り戻すことができれば、毛細血管内をスムーズに移動できることになります。
肌に酸素がたくさん届けば~
というわけでこの段落をまとめます。
- 肌の輝きの決め手(その2)は赤血球の変形能(しなやかさ)
- コレストロールを取り過ぎると赤血球の膜が硬くなり変形能が衰える
- EPAには細胞膜に入りこみ膜を柔らかくさせる働きがある
- EPAを取れば赤血球の変形能が上がりスムーズに毛細血管内を移動できる(肌に酸素をじゅうぶんに供給できる)
- 赤血球が明るくなる(血液の色が明るくなる)→肌が輝く
総まとめ
「美と若さの新常識 赤血球の元気の源は鉄とEPA」の内容の解説がすべて終わりました。
最後に総まとめとして放送された内容の感想文を書きたいと思います。
感想文のもと
対象番組
増やせ!元気でかわいい赤血球
放送日 2018年 7月31日(BS)&11月3日(NHK)
放送局 NHK
番組HP 美と若さの新常識
ピックアップした放送部分
肌の輝きの決め手は赤血球の色としなやかさ
- 話題 美肌
- 栄養成分 鉄 EPA
- キーワード 肌の輝き 赤血球 酸素
内容
- 赤血球は肌の輝きに深く関係してる
- それには赤血球の色としなやかさが重要となる
- 赤血球の色としなやかさのカギを握るのが「鉄」と「EPA」
ということで
美と若さのため「鉄」と「EPA」を意識してとりましょう
内容 通信簿 16点/25点
通信簿対象カテゴリー「美肌」
重要度
★★★☆☆
内容が「美肌」にどれくらい重要なことか
意外性
★★★★☆
内容と「美肌」との関係は意外であったかどうか(知っていてもお初情報と仮定して判定)
影響力
★★☆☆☆
放送されたことにより社会(肌に悩んでいる人)に影響を及ぼしたか or 及ぼしそうか
新鮮度
★★★★☆
内容は知っていた情報か否か
実践進捗度
★★★☆☆
内容を見た後に具体的にアクションを起こそうと感じたか
すでにがっつり起こしている場合は5点、そこそこ起こしている場合は4点
これから起こす場合は3点
起こすかどうか悩んでいる場合は2点、起こさない場合は1点
※この通信簿は管理人基準です
感想文
今回とりあげた美と若さの新常識の「増やせ!元気の源となる赤血球」の回の内容は実にスぺクタルでした。
まあスぺクタルというか切り口がすごい新鮮でした。
「赤血球」を話題の中心とするならば、内容は「貧血」一本しかないと思います。
一本しかないわけではありませんが貧血から疲労や倦怠感とかに話を展開していくのが定番だと思います。
ド定番だと思います。
ただ今回はあえて赤血球を美(肌の輝き)に結びつけ話をすすめていました。貧血とかにも触れていましたが、メインとなっていたのは「美(肌の輝き)」でした。
こういうちょっと違う切り口で攻めているのって結構好きです。
内容も面白かったと思います。
「肌の輝き」を赤血球&赤血球関連成分(鉄とEPA)を結びつけるって
今まであまり考えたことなかったのですが、
言われてみればそうだな~って感じでした。
とにかく鉄とかEPAって
ガッツリ美肌、ガッツリ薄毛予防に関わる成分ではないのですが(ないと思いますが)、
深読みすると深く関わっているので
美と若さを保つためには重要な存在といえます。