★★★★☆
PQQはピロロキノリンキノンの略称です。
キノプロテインと呼ばれる微生物由来の補酵素です。
PQQはヒトの体内にも存在する成分で、14番目のビタミンになる可能性があると報告されています。
←これ、2003年に報告されていますが、今だビタミンに認定されていません。
理由は、「PQQを補酵素として利用する酵素がヒトから発見されていない=PQQを補酵素として利用する酵素が、バクテリアからしか見つかっていない」からです。
2003年にPQQがヒトにとって新規のビタミンである可能性が提唱されました。その後も様々な議論が行われていますが、未だにPQQは新規ビタミンとして認定されていません。その理由の一つとしてPQQを補酵素として利用する酵素が、バクテリアからしか見つかっていないことが挙げられていました。
引用元
きのこ由来新規ピロロキノリンキノン(PQQ)依存性糖酸化酵素の発見
東京大学
ちなみに、2003年 AAS脱水素酵素の補酵素としてPQQが働いていることが示唆されたことが、「14番目のビタミンになる可能性がある」のきっかけとなりました。
ということで、【PQQはヒトの体内に存在はする(←母乳中に特に多い)のですが、】
現在のところ、ビタミン様物質に分類されています。
ヒトから PQQ を補酵素とする酵素が発見されていないことと,欠乏症が発見されていないことから,ビタミンと認定されていない理由だと思います.
引用元
2. ピロロキノリンキノン(PQQ)生合成に関わる新規遺伝子の発見 (ビタミンB 研究委員会、第443 回研究協議会研究発表要旨)
J-STAGE
参照
半世紀ぶりの新種ビタミン PQQ(ピロロキノリンキノン)
理化学研究所
PQQに関する研究では、脳機能改善(神経細胞保護作用、神経成長因子の増強作用)、抗酸化作用、ミトコンドリア機能賦活作用、ミトコンドリア新生作用などが報告されています。
つまるところ、PQQを摂取すれば、これら効果を得られる可能性があります。
アメリカでは2008年にFDA(米国食品医薬品局)より新規食品素材として認められ、
日本では2014年に、厚生労働省から食品としての使用が認められています。
現在、脳機能改善効果が高い成分として大変注目をされています。
そんなPQQですが、珍しい成分というわけで決してなく、普段から口にする食品に含まれています。
ただし100ng/g以上で含まれている食品はありません。
多いとされる納豆で~61ng/gです。
PQQの効果を得るに必要とされる1日の推奨摂取量は10~20mgとされています。
正確な必要摂取量はまだ確定されていませんが、1日せいぜい10〜20mcg程度ではないでしょうか。それを大きく上回る量(1日10〜20mgなど)のサプリメントを摂取することで、かなりの効果が示されています。高用量のPQQは超生理学的な効果を発揮します。
引用元
次なるサプリメントのスーパースター:PQQが脳の若返りに期待できる理由
iHerb.com
20mgを取るには、納豆 約6557パック(1パック50g)を要します。
多いとされる納豆ですら、コレです。なので、サプリから取ることを推奨します。
参照
〈機能性表示食品〉記憶名人
ナチュラス
サプリの原料は、おおかたPQQ二ナトリウム塩=PQQ Disodium Saltです。
そのうえで、品質にこだわるのであれば、三菱ガス化学の登録商標BioPQQを選択するのがベターだと思います。
理由は次の3つです
- PQQのパイオニア
- Novel Foodとして承認
- インフォームドチョイスの認証取得
当社は、ピロロキノリンキノンを食品用原料として世界で初めて開発したパイオニアであり、BioPQQTMは日、米、欧当局が食品用として使用を認めた唯一の食品用ピロロキノリンキノンです。
引用元
BioPQQ(TM)を機能性関与成分として含有する機能性表示食品の届出が受理されました
ニュースリリース
三菱ガス化学
EFSAによる安全性評価は世界で最も厳しいとされ、これまで100余りの食品・食品原料しかNovel Foodとして認められておりませんが、「BioPQQ™」は2017年11月にEFSAの安全性評価で安全性が認められ、2018年6月の欧州委員会においてNovel Foodとして承認されました。
引用元
機能性食品素材「BioPQQ™」が 欧州委員会から新規食品(Novel Food)として承認
ニュースリリース
三菱ガス化学
また、「BioPQQ™」は国際的なアンチドーピング認証である「インフォームドチョイス」の認証も取得致しております。
これはアスリート向け食品の原材料としてお使いいただけることに加え、全ロット製品について第三者による品質評価がなされた安心・信頼のブランドとしての国際認証の取得であり、今後多くの方々の健康の維持・増進に役立つ素材としての活用が期待されます。引用元
「食品開発展2020」出展のお知らせ ~機能性食品素材「BioPQQ™」などをご紹介~
ニュースリリース
三菱ガス化学
PQQは、サプリとしての使用が認められたのが比較的最近です。
なので、品質面は少し気にしたほうがよろしいかと思います。
この商品は、三菱ガス化学の登録商標BioPQQです。
ただ、原料がBioPQQである商品は、国内外問わずけっこうあります。
となると、この商品は他のPQQ商品と比較すると「強み」がございません。
強味がない←これについて軽く語ります。
①10mgよりは20mg
PQQの効果をがっつり得たいと考えるならば、BioPQQの10mg/粒ではなく20mg/粒を選択すべきです。
同じJarrow Formulas PQQの商品で20mgのタイプがあります。PQQの効果をがっつり得たいと考えるならば、こっちを選択するのがよろしいかと思います。
②10mgだったら別の安いやつ
PQQの効果をとりあえず得たいと考えるならば、別にBioPQQにこだわる必要はありません。この場合、10mg/粒の価格が安いのを選ぶのがよろしいかと思います。
こちらのLake Avenue NutritionのPQQ 10mg(26円/1個)は、Jarrow Formulas PQQ 10mg(47円/1個)と比較して、1個あたりの単価が約55%です。半値に近い金額になっています。
※価格はレビュー作成時です。ちなみこれ原料 PQQナトリウム塩=PQQ Sodium Salt です。PQQ二ナトリウム塩=PQQ Disodium Salt が主流の中、これが効果にどう影響するか不明です。
・・・ということで、☆4つです。
①②どちらも理不尽なイチャモンと言ってしまえば、そうなんですど・・・・
まあ、俗にいう「個人の見解です」ってやつです。
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※レビューの内容について
→個人の見解です。