5大栄養素とは、炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルのことです。
人が生命を維持し、身体活動を行うにはエネルギーが必要です。そのエネルギー源となっているものが、炭水化物、脂質、たんぱく質です。エネルギー源をエネルギーとして使えるようにする(代謝を手伝っている)のがビタミン、ミネラルです。
これら5大栄養素はエネルギーづくりに関係しているだけでなく体の材料(たんぱく質、脂質)となったり、体の機能を調整(ビタミン、ミネラル)したりする働きをもっているため生きるために必要不可欠の栄養素といえます。なので5大栄養素と呼ばれているのです。
ところでなんでまた5大栄養素の話なんかしてんだよ
あっ!別に5大栄養素の話をするというわけではなく、ちょっと今回学ぶことの話に関係あるために前説として使っただけです。
今回学ぶのは「ファイトケミカル」です。
この「ファイトケミカル」って7大栄養素のひとつとされています。
7大栄養素とは5大栄養素に「食物繊維」と「ファイトケミカル」をプラスしたもののことをいいます。
この2つは近年その重要性が判明し「栄養素として大事じゃね」と考えられ7大栄養素として位置づけられるようになった感じです。
ただ7大栄養素って考えは3大栄養素、5大栄養素のように一般的なものではありません。7大栄養素の6つ目はだいたいは食物繊維ですが、7つ目は「ファイトケミカル」とされていたり、「水」とされていたり、「酵素」とされていたりまちまちです。まあファイトケミカルが7大要素の7つ目としては一番浸透していると思いますが・・・
ちなみにポリフェノールやカロテノイドはファイトケミカルの一つです。
これらってかなり世間に知られているものですよね?
まあ今は興味がなくても、この授業が終わるころにはファイトケミカルのとりことなっているはずです。
任せてください。それではファイトケミカルについて学んでいきましょう!
ファイトケミカルとは
ところでファイトケミカルときいてどんなイメージがわきますか?
そしてケンカが始まった・・・・
うーーーー
ファイト!!
10分後
ファイトの意味はそっちではなくギリシャ語で植物という意味です。スペルはphytoです。ここでのケミカル(chemical)は化学物質とか化学成分とかいう意味です。つまりファイトケミカルとは植物由来の化学物質のことをいいます。ちなみに英語にするとphytochemicalです。
そうです。
ファイトケミカルとは野菜、果物、豆類などの植物性食品の色素、香り、アク、辛味などからの成分から発見された化学物質の総称のことをいいます。
色素とか香りとかアクとか辛味ってその植物自身が紫外線、有害物質、害虫などから身を守るために作り出しているものです。つまり植物自らの生命維持のため作り出している物質のことです。
・・・・・・・・・・
紫外線とか有害物質とかから身を守るって、具体的には「酸化」や「菌」から身を守っているということです。これってどういうことを意味しているか解りますか?
つまり植物が作り出している色素、香り、アク、辛味って抗酸化力や免疫力があるということです。なのでそれらを含んでいる植物性食品を取ることは抗酸化力アップや免疫力アップなどにつながるというわけです。
なのでファイトケミカルは生命維持や身体活動のために必須な成分ではありませんが、その抗酸化作用などが美容、健康に良い影響を与えるものとしてすごく注目されているのです。
ファイトケミカルって何種類あると思いますか?
もし当たったらハワイ旅行です。まあはずれても残念賞としてファイトケミカルをさしあげます。
20種類ぐらいだろ! 20!!
それでは正解を発表します。
ジャララーン
ジャララーン
ジャン!!
ファイトケミカルって何かな?
・・・・・
・・・・・
・・・・・
ファイトケミカルは自然界には数千種類あるといわれています。下手したら1万以上あるかもしれません。
今回はこの辺にして、次回その種類を紹介したいと思います。
いやいやそんなわけないじゃないですか。
次回からはファイトケミカルの代表的なものを数種類紹介していきます。