DHA 血中中性脂肪低下作用

DHA

 

n-3系多価不飽和脂肪酸の1種

 

DHAとは

「DHAについて」の前に前提知識として「脂肪酸について」説明します。

脂肪酸の種類について

  • 脂質とは水に溶けず、有機溶媒に溶ける性質をもつ化合物の総称のことです。脂質は化学構造の違いにより大きく単純脂質複合脂質誘導脂質の3つに分けられます。
    • 単純脂質
      脂肪酸と各種アルコールのエステル

      例 中性脂肪、ロウ
    • 複合脂質
      単純脂質にリン酸、糖などが結合したもの

      例 リン脂質、糖脂質、リポたんぱく質
    • 誘導脂質
      単純脂質や複合脂質の加水分解や合成で生じるもの

      例 ステロール類、脂溶性ビタミン類、脂肪酸
  • 脂肪酸は脂質の主要構成成分で、脂質の性質を決定づける重要な要素となります。

  • 脂肪酸は炭素(C)、水素(H)、酸素(O)が鎖状につながった形をしています。炭素と水素が鎖状につながったもの(炭化水素鎖)の端にメチル基(CH3-)、もう一方の端にはカルボキシル末端(-COOH)が結合しています。

  • 脂肪酸は炭素の数つながり方【炭化水素鎖中の二重結合(C=C)の有無、二重結合の数、二重結合の位置】により種類わけされており、その性質が異なります。

    炭素の数

    • 短鎖脂肪酸
      炭素数 6個以下
    • 中鎖脂肪酸
      炭素数 8~10
    • 長鎖脂肪酸
      炭素数 12以上

    ※数字は書籍やサイトによりけり

    二重結合の有無

    • 飽和脂肪酸
      二重結合なし

    • 不飽和脂肪酸
      二重結合あり
    二重結合の数

    • 一価不飽和脂肪酸
      二重結合が1個
    • 多価不飽和脂肪酸
      二重結合が2個以上
    二重結合の位置

    • n-3系脂肪酸(ω-3脂肪酸)
      メチル基末端から数えて3個目の炭素に最初の二重結合がある

    • n-6系脂肪酸(ω-6脂肪酸)
      メチル基末端から数えて6個目の炭素に最初の二重結合がある

    • n-9系脂肪酸(ω-9脂肪酸)
      メチル基末端から数えて9個目の炭素に二重結合がある

    ※ここでは一価不飽和脂肪酸=n-9系脂肪酸で、多価不飽和脂肪酸=n-3系脂肪酸n-6系脂肪酸と捉えてください。

  • 脂肪酸は大別すると飽和脂肪酸不飽和脂肪酸にわけられます。
  • 飽和脂肪酸は短鎖・中鎖・長鎖脂肪酸に分類されます。不飽和脂肪酸はすべて長鎖脂肪酸です。

  • 飽和脂肪酸は体内で合成できる脂肪酸です。

  • 不飽和脂肪酸のうち一価不飽和脂肪酸は体内で合成できる脂肪酸です。

  • 不飽和脂肪酸のうち多価不飽和脂肪酸は体内で合成できない脂肪酸です。食事などで外から取り入れる必要があるため必須脂肪酸と呼ばれます。

  • まとめると以下になります。

    • 飽和脂肪酸
      炭素数 4~ (短鎖・中鎖・長鎖脂肪酸)
      二重結合なし

      体内合成 可

      代表 パルミチン酸、ステアリン酸、酪酸

    • 不飽和脂肪酸
      炭素数 18~ (長鎖脂肪酸のみ)
      二重結合あり

      二重結合の数(1→一価・2つ以上→多価)
      位置(ω-3位・6位・9位)により以下3つに分類

      一価不飽和脂肪酸(n-9系脂肪酸)
      体内合成 可

      代表 オレイン酸


      多価不飽和脂肪酸(n-3系脂肪酸)
      体内合成 不可

      代表 α-リノレン酸、DHA、EPA


      多価不飽和脂肪酸(n-6系脂肪酸)
      体内合成 不可

      代表 リノール酸、γ-リノレン酸

    ※主要な脂肪酸をベースとしています。

脂肪酸の働きについて

  • 脂質の主な働きはエネルギー源細胞膜の材料ホルモンの原料の3つです。
    これを前提として不飽和脂肪酸・不飽和脂肪酸の働き及び特徴を非常に簡単にまとめると以下になります。

    飽和脂肪酸

    働き

    • エネルギー源
    • 細胞膜の材料

     

    特徴

    • 常温で個体
    • 動物性の油に多い
    • 酸化しにくい
    • 取り過ぎると血液中の中性脂肪やコレストロールを増やす
    不飽和脂肪酸

    働き

    • エネルギー源
    • 細胞膜の材料
    • ホルモンの原料

     

    特徴

    • 常温で液体
    • 植物性の油に多い
    • 酸化しやすい
    • 血液中の中性脂肪やコレストロールを低下させる
    ※脂肪酸の種類により生理作用が異なります。
    なので、上記が必ずしもあてはまるわけではありません。例えば不飽和脂肪酸の一価は多価に比べると酸化しにくい脂肪酸です。

  • 飽和脂肪酸は主にエネルギー源として、不飽和脂肪酸は主に生理活性物質およびその前駆体として「脂質」の役割を果たす といえます。

脂肪酸の摂取について

  • 飽和脂肪酸の過剰摂取は動脈硬化のリスクを高めます。一方で不飽和脂肪酸の適量摂取は動脈硬化の予防になります。

  • 現代の日本人の食生活においては 飽和脂肪酸を取り過ぎている&不飽和脂肪酸が不足しがちな 傾向があります。なので飽和脂肪酸を減らし、不飽和脂肪酸を増やすことが大切です。
  • とはいえ、飽和脂肪酸が不足、不飽和脂肪酸が過剰でも体にとってはマイナスとなります。摂取するバランスがとても重要です。

  • 3大栄養素のうち脂質から摂取する比率は25%未満に抑えることを前提として

    エネルギー産生栄養素バランス

    脂肪酸の理想の摂取バランスは以下です。

    飽和脂肪酸:一価不飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸=3:4:3

  • 多価不飽和脂肪酸のうち日本人が取りすぎている傾向があるのがn-6系多価不飽和脂肪酸です。理由としては日本人がn-6系多価不飽和脂肪酸のリノール酸をよく取るからです。
    なので多価不飽和脂肪酸にも理想の摂取バランスがあります。

    n-6系多価不飽和脂肪酸:n-3系多価不飽和脂肪酸=2~4:1

    ※リノール酸は紅花油、ひまわり油などの植物性油脂に多く含まれている脂肪酸です。

  • つまるところ飽和脂肪酸とn-6系多価不飽和脂肪酸の摂取を減らして、n-3系多価不飽和脂肪酸の摂取を増やすことが大切となります。

 

DHAについて

  • DHAとはDocosahexaenoic acidの頭文字を取った略称で、ドコサヘキサエン酸のことをいいます。

  • 炭素数22、二重結合が6個のためドコサヘキサエン酸です。
    ギリシャ語 

    22個→ドコサ 二重結合→エン 6個→ヘキサ

  • 不飽和脂肪酸の多価不飽和脂肪酸で、うちn-3系に分類されます。
  • n-3系多価不飽和脂肪酸なので必須脂肪酸(体内で合成できない脂肪酸)となります。食事などから体内に取り入れることが必須です。

  • DHAは必須脂肪酸ですが、厳密にいうと同じn-3系多価不飽和脂肪酸のα-リノレン酸から生合成することが可能です。
    n-3系の生合成経路を簡略したのは以下です。

    α-リノレン酸→ステアリドン酸→EPA→DPA→DHA

    ※EPAからDPAを経由しないでDHAに変換される経路もあるので代謝経路は2つと考えてください。

  • α-リノレン酸から生合成は可能ですが、EPA以降の変換率は10~15%とされています。なので体内での合成のみで必要量を賄うことはほぼ 不可能と考えてください。外から積極的に取る必要があります。

  • DHAには血中中性脂肪低下作用脂肪燃焼促進作用があります。

 

 

摂取量について

目安摂取量
2g~2.4g
/日 成人男性
1.6g~2g/日 成人女性
n-3系脂肪酸としてです
※目安摂取量は年代により異なります

by 日本人の食事摂取基準(2015年版) 厚生労働省

 

 

DHAの効果・効能

DHAの効果・効能 5つ厳選

  1. 血中中性脂肪低下作用
  2. 脂肪燃焼促進作用
  3. 脳機能維持作用
  4. 視力低下抑制作用
  5. 抗炎症&抗アレルギー作用

そのうち2つを詳しく

①血中中性脂肪低下作用

DHAおよびEPAは血中中性脂肪を下げる機能がある成分として大変有名です。
※以降 EPAは省略します。

DHAに以下の働きがあるからと考えられます。

①脂肪酸合成系酵素の遺伝子の発現を減少させる
SREBP-1cのプロモーター活性を減少させることで

②β酸化系に関わる酵素の遺伝子の発現を増やす
PPARαのリガンドとして機能することで

 

SREBP-1cPPARαについて簡単にまとめてみました。

SREBP

bHLH-Zipファミリーに属する転写因子
bHLH-Zip=basic-helix-loop-helix-leucine zipper

転写因子

DNAの塩基配列をRNAにコピーすることを転写といいます。もう少し具体的にいうとRNAポリメラーゼによってDNAの塩基配列をmRNAにコピーすることをいいます。

転写因子は、DNAに結合して「転写反応」を活性化する因子のことで、転写反応の制御に重要な役割を担っています。
DNA上のプロモーター領域(各遺伝子の上流に存在する転写開始に関与するDNA上の領域)に対して塩基配列に特異的に結合したり、転写因子どうしが相互作用することで【RNAポリメラーゼによる遺伝子の転写を促進あるいは抑制して】転写の調節を行います。


【種類】

  • SREBP-1a
  • SREBP-1c
  • SREBP-2

の3種類

※-1・-2の2種類とし、-1がさらに2種類に と捉えてください。

※以降SREBP-1aはスルー

【主な発現場所】

  • SREBP-1c
    肝臓、副腎など
  • SREBP-2
    各組織

【主な作用】

  • SREBP-1c
    脂肪酸、中性脂肪合成系の酵素遺伝子の転写を活性
  • SREBP-2
    コレストロール合成系の酵素遺伝子の転写を活性

 

PPAR

ペルオキシソーム増殖薬活性化受容体
ステロイドホルモン受容体スーパーファミリーに属する核内受容体

核内受容体

核内受容体はステロイドホルモン、脂溶性ビタミン類、脂肪酸などの脂溶性低分子化合物の受容体をいいます。これら脂溶性低分子化合物をリガンドとして結合することで転写調節因子として機能します。PPARはペルオキシソーム増殖薬の転写活性作用を介する受容体です。

ペルオキシソーム増殖薬

ペルオキシソームとは細胞小器官の1つです。多様な物質の酸化反応を行っています。

その代表的な機能は脂肪酸のβ酸化、コレストロールの合成、胆汁酸の生合成などがあげられます。ペルオキシソーム増殖薬とはペルオキシソームを増殖させる作用を持つ化学物質の総称です。

※脂肪酸のβ酸化といえばミトコンドリアで行われるというイメージですが、ベルオキシソームでも行われています。ベルオキシソームでは長鎖脂肪酸、極長鎖脂肪酸がβ酸化されます。


【種類】

  • PPARα
  • PPARγ
  • PPARβ/δ

の3種類

【主な発現場所】

  • PPARα
    肝臓、腎臓、心臓、骨格筋、褐色脂肪組織
  • PPARγ
    肝臓、腎臓、心臓、脂肪組織
  • PPARβ/δ
    普遍的に発現

※PPARγには少なくとも3種類のアイソフォームがあります。PPARγ1は多くの組織、PPARγ2 は脂肪組織、PPARγ3 はマクロファージ、大腸などと発現場所は異なります。が、ここでは一緒くたにして「PPARγ」とします。次の作用もどうようです。 

※以降 PPARβ/δはスルーします。

【主な作用】

  • PPARα
    脂質代謝に関与

    例 脂肪酸のβ酸化を促進させる。
  • PPARγ
    糖・脂質代謝に関与

    例 脂肪細胞の分化を促進させ、肥大化した脂肪細胞を正常の小型脂肪細胞にする。小型細胞からアディポネクチンなどが分泌されインスリンの感受性を高める。


【リガンド】

長鎖脂肪酸および脂肪酸代謝物

長鎖脂肪酸、とくに多価不飽和脂肪酸がPPARのリガンドとして作用するとされています。
種類によってPPARの親和性や活性化の度合いが異なります。

リガンド

特定の受容体に特異的に結合する物質のことです。受容体に結合し、受容体を活性化させます。リガンドの例としてホルモン、神経伝達物質などがあげられます。
内因性のリガンドは体内で産生され、体内の受容体に結合するものです。
外因性のリガンドとは体外から取り込まれ、体内でリガンドとして働くものをいいます。

受容体に結合しリガンドと同じように作用(受容体を活性化)する物質をアゴニスト
受容体に結合しリガンドの働きを弱める物質をアンタゴニスト
といいます。

 

DHASREBP-1cプロモーター活性を減少させることで & PPARαリガンドとして機能することで脂質の代謝を促進および改善させ血中の中性脂肪を減らします

 

 

EPAのみ?

ここでは

①脂肪酸合成系酵素の遺伝子の発現を減少させる
SREBP-1cのプロモーター活性を減少させることで

②β酸化系に関わる酵素の遺伝子の発現を増やす
PPARαのリガンドとして機能することで

 

により血中中性脂肪を下げると説明してきましたが、
はごろもフーズさんのラット実験(参照 シーチキンのまぐろから搾ったDHA +EPA)では②に関してはEPAのみでDHAにみられないとのことです。

ただし
・DHAはPPARαのリガンドである(程度の差はあれ関与していると考えられる)
・この【血中中性脂肪低下作用】の説明はEPAのレビューと併用している
のでこのまま記載しています。

とりあえず血中中性脂肪低下作用に関してはDHA< EPAだと考えていいかもしれません。
というかPPARの親和性や活性化の度合いはDHA< EPA な感じで、糖・脂質代謝関連の働きは全般的にEPAのほうが上の気がします。

 

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②脂肪燃焼促進作用

血中に限らず、DHAおよびEPAには体内に蓄積された中性脂肪(皮下脂肪や内臓脂肪)を減らす働きがあります。※以降 EPAは省略します。

DHAにはUCP-1の発現を増やす作用があるからです。

UCP-1について非常に簡単にまとめてみます。

UCP

脱共役たんぱく質

脱共役たんぱく質

ミトコンドリアの内膜に存在するたんぱく質です。酸化的リン酸化のエネルギーを生成する前に ミトコンドリア内膜での酸化的リン酸化反応を脱共役させ、エネルギーをATPとしてでなく熱として散逸させることができるたんぱく質です。Uncoupling proteinの頭文字を取ってUCPと略します。


【種類】

  • UCP-1 
  • UCP-2
  • UCP-3
  • UCP-4
  • UCP-5

の5種類

※以降 4、5をスルーします。

【主な分布場所】

  • UCP-1 
    褐色脂肪細胞
  • UCP-2
    白色脂肪組織、骨格筋など
  • UCP-3
    主に骨格筋

※以降 2、3はスルーします。

【UCP-1の主な作用】

  • UCP-1 
    脂肪を酸化分解して余剰エネルギーを消費・散逸する

    2種類の脂肪細胞

    脂肪細胞には脂肪を貯める白色脂肪細胞と脂肪を燃焼する褐色脂肪細胞の2種類あります。

    白色脂肪細胞は皮下や内臓に分布し、余剰となったエネルギーを脂肪として蓄積する& 必要時に血液中に遊離脂肪酸として放出する役割を果たします。

    褐色脂肪細胞は主に鎖骨付近や胸まわりに分布し脂肪を分解して熱(エネルギー)を産生する=白色脂肪細胞から遊離された脂肪酸を取り込み、エネルギーに変換する役割を果たします。

    褐色脂肪細胞のこの作用
    は、褐色脂肪細胞のミトコンドリア内膜に特異的に存在するUCP-1によるもの
    です。

     

【UCP-1を活性化させるには】

褐色脂肪細胞のβ₃アドレナリン受容体を刺激する

β₃アドレナリン受容体が刺激されると以下の流れ(一連の酵素の活性化)をたどります。

→AC(アデニル酸シクラーゼ)活性化

 【細胞内のcAMP濃度の上昇】

→PKA(プロテインキナーゼA)活性化

→HSL(ホルモン感受性リパーゼ)活性化

HSLが活性化すると中性脂肪を分解して脂肪酸が放出されます。遊離した脂肪酸はβ酸化により代謝されてエネルギー源となるとともに、UCP1に直接作用してプロトンチャネル機能を活性化させ熱(エネルギー)となります。
つまるところHSLが活性化すると白色脂肪細胞から脂肪酸が放出される→その脂肪酸が全身の筋肉・他のエネルギー源となる & 褐色脂肪細胞に取り込まれUCP-1の働きにより熱に変えられる ということになります。

β₃アドレナリン受容体を刺激するには

①交感神経の活動を高める 
例 寒冷刺激、多食、運動
ノルアドレナリの分泌量を増加させる

②β₃アドレナリン受容体のアゴニストを投与

 

脂肪細胞は
【余剰となったエネルギーを脂肪として蓄積する& 必要時に血液中に遊離脂肪酸として放出する役割をはたす】白色脂肪細胞 とその【白色脂肪細胞から遊離された脂肪酸を取り込み、エネルギーに変換する】褐色脂肪細胞 の2種類といいましたが、
最近の研究により第3の脂肪細胞が存在することが明らかになっています。

それがベージュ脂肪細胞と呼ばれるものです。
簡単にいうと、ベージュ脂肪細胞とは白色脂肪細胞が「褐色化」しUCP-1が発現し褐色脂肪細胞と同じようにエネルギー消費能をもつ脂肪細胞のことをいいます。
ベージュ脂肪細胞は、常温では白色脂肪細胞ですが、寒冷刺激などにより「褐色化」します。

ということで

UCP-1の発現が増える(褐色脂肪細胞で or 白色脂肪細胞で=ベージュ脂肪細胞が増える)と脂肪を分解してできたエネルギーが【ATPを介せず】直接熱に変換され散逸消費されていく
ことになります。

これは簡単にいうと

UCP-1の発現が増える(褐色脂肪細胞で or 白色脂肪細胞で=ベージュ脂肪細胞が増える)と脂肪細胞の代謝が活発になって【体温が上昇し】脂肪が勝手に燃焼されていく
です。

動物実験により魚油(DHA・EPA)には褐色脂肪組織および白色脂肪組織でUCP-1とβ₃アドレナリン受容体の発現を増やすことが確認されています。
魚油は「胃や小腸に分布するTRPV1を介した交感神経の活性化」により発現を増やすとされてます。

 

 

DHAは先ほど説明したPPARのリガンドとしてUCP-1の発現を増やすとも言われています。

DHAは、ペルオキシソーム増殖因子活性化レセプターγ(PPARγ)のリガンドとしてUCP1を発現亢進し、脂肪燃焼を促進することが知られている。

引用元
海藻カロテノイドと不飽和脂肪酸代謝
化学と生物 Vol.54 (2016) No.5 
日本農芸化学会 

いずれにせよDHAはUCP-1の発現を増やす働きがあるので脂肪の燃焼を促進する効果が非常に高いといえます。

 

 

 

DHAの働き分析【見た目編】

合計 42/60点

カテゴリー別 点数

薄毛 6.5点

白髪 6.5点

美肌 6.5点

美白 6.5点

筋肉 6点

脂肪 10点

 
 

薄毛

6.5点

「薄毛」改善 に関わるDHAの働きは主に次です。

  1. 血液サラサラ
    髪は毛母細胞が細胞分裂することで生まれ成長していきます。もう少し詳しくいうと毛細血管を通じて栄養素を受け取った毛乳頭が発毛の「シグナル」をだし、そのシグナルを受け取った毛母細胞が細胞分裂をすることで髪は生まれ育っていきます。

    なので血流が悪くなると必要な栄養素が届かなくなり、健康な髪が育ちにくくなります。

    血流の悪化【=血液ドロドロ】は血液中に中性脂肪やコレストロールが増加することによるところが大きいです。
    脂質の代謝を改善する働きをするDHAは血液をサラサラにします。その結果、必要な栄養素が頭皮にしっかりと届くようになり健康的な髪が育ちやすくなります。

 

白髪 

6.5

「白髪」予防 に関わるDHAの働きは主に次です。

  1. 血液サラサラ
    黒髪のもととなるメラニンは毛包内の毛母細胞に隣に存在するメラノサイトでアミノ酸「チロシン」と酵素「チロシナーゼ」が結びつくことで生まれます。
    メラサイトにチロシンを届けるのは血液の役割です。なので血流が悪くなるとチロシンの供給が滞り、メラノサイトの機能低下による白髪が生じます。

    血液の流れをよくするDHAは白髪予防になります。

    TVでよく薄毛・白髪予防にイワシやサバの缶詰の摂取をすすめていますが、それはイワシやサバに血液の流れを良くするDHAやEPAが多く含まれているからです。

    TBS系列の健康番組「名医のTHE太鼓判!」で薄毛・白髪予防食としてイワシやサバが紹介されています。

    50歳になったら 栄養の取り方を変えようSP 2018年7月放送

    髪は健康のバロメーター! 薄毛・抜け毛・白髪 髪の悩み徹底解消スペシャル! 2019年2月放送

 

美肌

6.5点

「美肌」作り に関わるDHAの働きは主に次です。

  1. 肌の新陳代謝 
    肌の細胞に栄養素や酸素を供給するのは血液の役割です。不要なものを持ち運ぶのも血液の役割です。なので血流が滞ると肌の細胞の代謝がスムーズにいかなくなります。
    血液サラサラ効果(血中のコレストロールや中性脂肪を減らす 他)があるDHAは肌の新陳代謝UPに貢献する成分です。
  2. 細胞膜
    細胞膜は細胞内に必要なものを取り入れ、細胞外に不要なものを排出する役割を果たしています。なので細胞膜が健康であれば細胞の働きが活発になります。
    DHAには細胞膜を柔軟にする働きがあります。

    なお上記したDHAの血液サラサラ効果は赤血球の細胞膜を柔らかくすることによりも含まれます。

    赤血球膜がしなやかになると狭い毛細血管をスムーズに通りぬけることができます。

  3. 抗炎症作用
    抗炎症作用を有するDHAは日焼け(紫外線)による炎症を抑えます。

 

美白

6.5

「美白」ケア に関わるDHAの働きは主に次です。

  1. 抗炎症作用
    紫外線によって肌に炎症が起こると、メラニン色素が過剰に生成されます。それが肌のターンオーバーとともに排出されなければ、シミやくすみとなって肌の表面に現れます。


    ※活性酵素→活性酸素に訂正

    DHAには抗炎症作用があります。

  2. 肌のターンオーバー
    シミを減らすには紫外線対策などをして過剰に作らせないのが前提です(上記)。そのうえで、肌のターンオーバーを促進させることが大切です。メラニンは肌のターンオーバーとともに排出されるからです。DHAは血行を促進させることで肌の新陳代謝を促進させます。

 

筋肉

6

「筋肉」増強 に関わるDHAの働きは主に次です。

  1. 持久力
    DHAは赤血球の膜を柔らかくする働きがあります。この働きはイコール「全身への酸素の供給」をスムーズにさせることにつながります。トレーニング前に摂取することで持久力を向上させます。
  2. 筋肉痛
    抗炎症作用を有するDHAには筋肉の損傷や炎症を抑える効果が期待できます。筋トレ前あるいは後に取ることで筋肉の回復が早まると考えられます。

 

脂肪

10点

「脂肪」減少 に関わるDHAの働きは主に次です。

  1. 血中中性脂肪低下作用
    DHAには血中の中性脂肪を減らす働きがあります。詳しくはこちらをご覧ください。

  2. 脂質代謝促進作用
    DHAには皮下脂肪や内臓脂肪を減らす働きがあります。詳しくはこちらをご覧ください。

 

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DHAの働き分析【中身編】

合計 53.5/60点

カテゴリー別 点数

身体 7.5点

エネ 7.5点

病気 10点

体質 10点

精力 8.5点

健脳 10点

 

身体

7.5

「身体」の構成材料 に関わるDHAの働きは主に次です。

  1. 細胞膜やホルモンの原料
    ω3系脂肪酸であるDHAは細胞膜やホルモンの原料として活躍しています。体内ではほとんど合成できない必須脂肪酸のため食事などから取り入れる必要があります。

    必須脂肪酸にあてはまるω6系脂肪酸もどうように細胞膜やホルモンの原料として機能しますが、まったく正反対の働きをします。例えば細胞膜でいえばω3系が柔らかくして、ω6系が硬くします。

    日本人はω6系を取り過ぎている傾向があるのでDHAやEPAといったω3系脂肪酸を意識して摂取する必要があります。

 

エネ

7.5点

「エネルギー」生成 に関わるDHAの働きは主に次です。

  1. エネルギー源
    脂質は3大栄養素の中で一番のエネルギー源となります。1gあたり9kcalのエネルギーを産生します。
    糖質、たんぱく質は1gあたり4kcalです。脂質のうち脂肪酸がエネルギー源として利用されます。DHAは脂肪酸の1種です。n-3系多価不飽和脂肪酸に分類されます。

    ※ただし、下記エネルギー摂取量に関する「脂肪酸の理想の摂取バランス」では一番比率が少ないので、脂肪酸の中でエネルギー源としてはあまり活躍はしていないと言えるかもしれません。

    脂肪酸の理想の摂取バランス

    飽和脂肪酸:一価不飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸=3:4:3

    n-6系多価不飽和脂肪酸:n-3系多価不飽和脂肪酸=2~4:1

  2. 脂質代謝を促進
    DHAはエネルギー源としてよりは、むしろエネルギー産生を促すで活躍するといえます。生理活性物質として脂質の代謝を促進させます。

 

病気

10点

「病気」予防 に関わるDHAの働きは主に次です。

  1. 動脈硬化
    DHAには血中の中性脂肪やコレストロールを減らす作用があります。血小板凝縮抑制作用があります。赤血球の細胞膜を血管壁の細胞膜を柔らかくする作用があります。

    よくDHAのキャッチフレーズに「血液サラサラ」が使われますが、この言葉は決して言い過ぎではないと思います。
    DHAの摂取は動脈硬化関連疾患の予防になります。

  2. 心臓病
    ω3系列多価不飽和脂肪酸には、抗炎症作用心血管保護作用があります。心臓病の予防にもなります。実際、厚生労働省の研究によりDHAの摂取が心臓病のリスクを低下させることが確認されています。

    ドコサヘキサエン酸(DHA)など魚介類に含まれる不飽和脂肪酸を日頃から多く食べれば、脳卒中や心臓病など循環器系疾患で死亡する恐れが少なくなる-。こんな研究結果を、厚生労働省の研究班が24年間にわたる追跡調査で突き止めた。

    引用元
    「頭が良くなる」どころか!DHA、EPAで脳卒中、心臓病の死亡リスク2割低下 厚労省研究班調査
    産経ニュース (株)産経新聞社

    ※ω3系脂肪酸の摂取は心臓病の予防にならない説もございます。

  3. がん
    必須脂肪酸のω6系(リノール酸、アラキドン酸など)とω3系(DHA・EPAなど)は、体内で拮抗するように働きます。 前者は血液を凝固させたり、炎症を促進したりする働きがあります。後者は、血液の凝固や炎症を抑える働きがあります。

    がんは慢性的な炎症状態の継続とも考えられます。
    なので炎症を促すω6系は細胞のがん化やがん細胞の増殖を促す働きがあり、炎症を抑えるω3系はがんの発症を抑制する働きがあると捉えることができます。

    厚生労働省によれば

    乳がんコホート研究のメタ・アナリシスで、EPA及びDHA摂取量との間に負の関連が認められ、最大摂取群は最少摂取群に比べ、14%のリスク減少が認められている。また、結腸直腸がんコホート研究のメタ・アナリシスでは男性において、n-3系脂肪酸(α-リノレン酸を含む)摂取量が多い群で平均13%のリスク減少が認められている。日本人でもJPHC研究の期間の観察により、男性で魚由来 n-3系脂肪酸摂取の最大摂取群で近位大腸部のがんのリスク減少が、摂取量が1.06g/日の群で直腸がんのリスク減少が認められた。また、JPHC研究で魚由来n-3系脂肪酸摂取量用量依存性に、肝がん罹患が減少することを認めている。

    引用元 
    脂質 
    PDF版 厚生労働省

    とのことです。

    バランスが大事

    かといってω3系が過剰に、ω6系が不足になるのもよくありません。摂取バランスが重要となります。理想はこちらです。

    n-6系多価不飽和脂肪酸:n-3系多価不飽和脂肪酸=2~4:1

    日本における通常の食生活ではω6系が過剰ぎみでω3系が不足しがちです。DHAやEPAを意識して多めに取っても良いと考えられます。

 

体質

10点

「体質」改善 に関わるDHAの働きは主に次です。

  1. 抗アレルギー
    DHAは以下により抗アレルギー効果があります。

    ①アラキドン酸カスケードの競合作用
    ω6系のアラキドン酸を原料としてプロスタグランジンロイコトリエンが生成されます。アラキドン酸由来のこれら物質はアレルギー反応に深く関与する生理活性物質です。
    ω3系のDHAやEPAは競合的に作用しアラキドン酸からのプロスタグランジンやロイコトリエンの産生を抑制します。


    ②プロテクチン

    DHAの代謝物プロテクチンに抗炎症作用があります。

    以上よりアレルギー性の喘息・アトピー・花粉症などの予防・緩和・改善効果が期待できます。

  2. 視力
    網膜のリン脂質にDHAが豊富に含まれています。【網膜の正常な発達と機能 & ロドプシンの再生】にDHAが深く関わっていると示唆されています。

    数々の動物実験やヒト実験で【DHAの摂取が視覚機能の改善に or DHAの減少が視覚機能の障害に】の結果報告がなされています。DHAは視力回復効果が見込まれる成分として非常に有名です。

    ロドプシン

    ロドプシンは、杆体細胞に存在する光を感知する光受容タンパク質です。

    ロドプシンは「視覚」のために重要な物質です。ここでいう「視覚」とは対象物を光の情報として、それを電気信号化し、その信号を脳に伝えることで像として認識することをいいます。ロドプシンが光によって分解されることで、脳に信号が伝わりその結果として「視覚」が生じます。

    分解されたロドプシンは次の分解に備え、自動的に再合成されるようになっており、ロドプシンが分解と再合成を繰り返すおかげでいろいろなもの「見る」ことができます。

  3. 不眠症
    DHAには不眠症の改善に効果があることが示唆されています。中途覚醒に関与する遺伝子が変異することで睡眠の断片化(一度に寝ていられる時間が短くなる、睡眠が途切れてしまう)が起こるのですが、この変異の部位はDHAの結合部位とのことです。

    実験でその効果が確認できています。

    血中のDHAの濃度が低い子どもは、睡眠の状態が悪くなる傾向が強かった。さらに、睡眠時間を厳密に測定できる活動量計を着けて実験を行ったグループ(43人)を調べると、DHAを摂った子どもは睡眠時間が約1時間長く、中途覚醒が減った。

    引用元
    眠りたいのに眠れない…つらい「不眠症」を招く遺伝子を発見!DHAで改善できる?
    Business Journal (株)サイゾー 

  4. インフルエンザ
    体内でDHAから作られるプロテクチンD1には、インフルエンザウイルスの増殖を抑制する働きがある可能性が示唆されています。DHAの摂取はインフルエンザ予防になるかもしれません。
  5. 冷え性
    血液には栄養素や酸素だけでなく熱を運ぶ役割があります。DHAの血流改善効果は当然ですが、末端まで及びます。「熱」が手足の隅々まで流れることで冷え性の予防・改善につながります。

 

精力

8.5点

「精力」増強&「性機能」向上 に関わるDHAの働きは主に次です。

  1. 生理痛
    生理痛の原因物質はプロスタグランジンです。プロスタグランジンは子宮を収縮させる作用があり、それにより下腹部痛や腹痛などの月経痛を生じさせます。DHAはプロスタグランジンの働きを和らげます。

  2. 妊活
    研究によりω3系脂肪酸の摂取量が多いほど妊娠率、出産率が高まることが判明されています。これはDHAやEPAのもつ血液サラサラ効果(子宮や卵巣の血流が改善する)によるものだと考えられます。

  3. 赤ちゃんの栄養素
    DHAは赤ちゃんの脳や網膜に多く含まれています。赤ちゃんの脳・目の発達にとって大事な栄養素です。胎児に必要な栄養素は胎盤を通じて母体から運ばれます。妊娠中および授乳期のお母さんは意識して摂るとよろしいかと思われます。

    ※サプリから取る場合は、かかりつけの医師にご相談ください。

 

健脳

10

「脳」の健康 に関わるDHAの働きは主に次です。

  1. 脳機能維持
    脳は臓器の中で最も脂質を多く含んだ組織といわれています(脂肪組織を除いて)。成人の脳の乾燥重量の約6割は脂質で構成されています。
    脳に最も多く含まれている多価不飽和脂肪酸がDHAです。その6割はDHAが占めていると言われています。
    DHAの脳神経系の働きは、膜流動性の維持、神経新生、シナプス形成、抗炎症作用、アミロイドβ沈着抑制、BDNFの増加など数多く挙げられます。

    DHAの摂取は脳機能維持効果が大いに期待できます。

  2. 認知症
    認知症にはいくつか種類があります。DHAの摂取はアルツハイマー型認知症と脳血管性認知症の予防・軽減に有効と考えられます。

    ・アルツハイマー型
    アルツハイマー型は脳の神経細胞が死んで萎縮することにより起こります。DHAには神経新生促進作用などがあります。

    ・脳血管性認知症
    脳血管性は脳の血管障害で起きる脳の病気(脳梗塞や脳出血)が引き金となり起こります。DHAには血中脂質低下作用や抗血栓作用などがあります。

 

 

DHAのサプリメント紹介

 
DHAがメイン成分のサプリメントを紹介します。
 
Now Foods

本製品のソフトジェルに使用されている天然フィッシュオイル濃縮物は、厳格な品質管理基準の下で製造されています。有害となりうるレベルの汚染物質(水銀、重金属、PCB、ダイオキシン、その他の汚染物質)が含まれていないことを検査済みです。

引用元
Now Foods, オメガ3、180 EPA/120 DHA、ソフトジェル200粒
iHerb.com

 
 
Now Foods

 

オメガ-3ソフトジェルで使用される天然フィッシュオイル濃縮物は、厳格な品質管理基準の下で製造されています。有害となりうるレベルの汚染物質(例えば、PCB、ダイオキシン類、水銀およびその他の重金属)は試験により含有されていないことが証明されています。当製品のゼラチンは牛や豚由来ではなく、魚由来です。

引用元
Now Foods, ウルトラオメガ‐3、500 EPA/250 DHA、フィッシュオイルソフトジェル180粒
iHerb.com

 

DHAが含まれているサプリメントを紹介します。

Jarrow Formulas

 

クリルオイルは豊富な南極オキアミ(学名Euphausia superba)を低温濃縮したもので、潤沢なオメガ-3 PUFA(EPAおよびDHA)を含む特別なリン脂質を含有しています。

最新の科学が、クリルオイルの以下のようなポテンシャルを示しています:

  • 脂質管理 – クリルオイルは健康な血中脂質をサポートします。
  • 脳の栄養 – クリルオイルは超強力な海洋リン脂質を含んでいて、正常な脳機能を維持します。
  • 代謝の健康 – クリルオイルはグルコース代謝と困難に面した肝臓の対応力を改善します。

 

引用元
Jarrow Formulas, クリルオイル、ソフトジェル60錠
iHerb.com

 

商品説明文の引用元 iHerb.comでも購入可能です。その際 iHerb紹介コード=ALH5806 ご利用いただけたら幸いです。 リンクから飛んでいただくと、自動的にコード適応になります。

 

 

 

 

DHAのまとめ

分析【見た目編】42.5

分析【中身編】53.5

 

 

DHA 血中中性脂肪低下作用 参照一覧 

シーチキンのまぐろから搾ったDHA +EPA はごろもフーズ 

DHAのチカラ マルハニチロ(株)

ドコサヘキサエン酸(DHA),エイコサペンタエン酸(EPA)の生理機能 J-STAGE

心血管疾患の新規治療標的としてのmicroRNA-33a/b J-STAGE 

PPARsと免疫・炎症システム―関節疾患治療への応用― J-STAGE 

脂肪燃焼組織・褐色脂肪の食品成分による活性化と抗肥満効果 (一財)食品分析開発センターSUNATEC 

シリーズ生活習慣病にならないために 第3回肥満 ヘルシスト(株)ヤクルト本社 

豚肉のチカラ 公益財団法人日本食肉消費総合センター

魚油摂取は交感神経を介して、「脂肪燃焼細胞」を増やす-「魚油」の効果で体脂肪燃焼を促す新メカニズムを解明 研究成果 京都大学 

魚を食べると体脂肪が燃焼するメカニズムを解明 EPAとDHAの効果 
「保健指導リソースガイド 」 日本医療・健康情報研究所/創新社 

 

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