資料(ココナッツオイルの栄養成分レビュー)をもとに、オリジナルストーリー形式でココナッツオイルについて好き勝手に語っていきます。
ココナッツオイルについて
今回は趣向を変えてココナッツオイルについて語ります。
ココナッツオイルに関係してくる「ケトン体」についてオリジナルストーリーを作ってみました。
このオリジナルストーリーでケトン体の良い所・悪い所を知って頂いたうえで、最後にココナッツオイルについてまじめに語ります。
題して「ケトン臭は続くよどこまでも」です。
ケトン臭は続くよどこまでも
第一話 若ハゲのワークライフ
若ハゲは新卒の時 とあるAV機器メーカーの面接を受けました。
君 なんで「自己紹介して」で いきなり「好きな言葉」で始めるのよ~
もっと本音でぶつかってきてよ!!
こうして「社長とたまたまお気にのAV女優が一致した」といったコネ入社よりひどい経緯でAV機器メーカーに入社しました。
時は流れ
入社して早10年の歳月が流れました。
新卒同期が
主任や
係長や
下手したら
課長まで順調に昇進しているなか、
若ハゲはというと・・・・・・
能力的に正当な肩書に値しない かつ 年齢がソコソコいっている ため「ジュニアアドバイザー」という無理くりな肩書(ネーミング)を与えられていました。
(転職サイトに毎週人材募集している)ベンチャー企業によくあるこれだったらむしろ無いほうが良いじゃないかなあ~といった肩書です。
なので密に社内では「窓口のJA」というあだ名で呼ばれていました。
窓際が近いのとジュニアアドバイザー=JA=全国農業協同組合連合会からもじったあだ名です。
本人もそう呼ばれていることをウスウス感じていました。
第二話 若ハゲ ショックを受ける
ある日 若ハゲがたまたま給湯室の前を通りかかったときに
自分(JA)の話を女子社員たちがしているが聞こえてきました。
こっそりと内容を聞いてみると~
ヒソ ヒソ ヒソ ヒソ
(´・ω`・)エッ?
若ハゲは
仕事ができない&髪が薄いは自覚していました。
が、それに太っているが加わっているとはまったく思いもしませんでした。
女子社員たちの会話を聞いた後は あまりのショックで
その日は一日中 仕事が手につきませんでした・・
・・・・
キンコーン~
カンコーン~
定時になりました。
テンションだださがりの若ハゲは速攻に帰宅しました。
すると エレベーター前で
ヒソヒソ話をしていた女子社員の一人に遭遇しました。
テンションをなんとか上げ、
の一言を発しました。
・・・・・
が、あいさつもされずに・・
・・・・・(この場から逃げたい~)
まるで汚物にでも遭遇したかのように
目をそらされました。
その瞬間・・・
若ハゲのハート(コスモ)に火が付きました。
こうして若ハゲはダイエットすることを決心しました。
第三話 若ハゲ 学ぶ
若ハゲはまずはじめにどうすれば「脂肪を減らせるのか」を勉強しました。
エネルギーの順番
身体活動に使われるエネルギー源は主に糖質と脂質と考えてください。
短距離走や筋トレなど高強度の運動ではエネルギーとして糖質が優先的に使われます。
ジョギング・ウォーキングなどの有酸素運動では糖質、脂質が使われます。
体内に糖質が不足してくると脂質をエネルギーとして利用されるようになります。
よし! とりあえず軽い運動から始めるか・・・
うん?
ちまたで「糖質制限ダイエット」って流行っているよな~
よし!糖質制限についても調べてみよう!!
糖質制限とケトン体
糖質を絶食しているとき脂肪酸のうち一部がケトン体という物質に変わります。ケトン体もエネルギーとして利用することができます(肝臓・赤血球以外で)。
生成されたケトン体(アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸)は血液の流れにより骨格筋・心臓・腎臓・脳などの組織に運ばれ、再びアセチルCoAに変換されてTCA回路に組み込まれエネルギーに利用されます。
特に脳にとってはケトン体は糖質が枯渇したときの唯一のエネルギー源となります。
脂肪酸→ケトン体の代謝経路はケトン体回路と呼ばれています。厳しい糖質制限などを行いこのケトン体回路が活発になる(ケトジェニック状態)とエネルギー源としてケトン体の合成が促進されます。
「ケトン体の合成が促進される」これはつまるところ「体脂肪が次々に分解され、遊離脂肪酸が放出され、肝臓でケトン体が合成される」という意味です。
ケトジェネックの状態にもっていくためにはとにかく糖質を減らす必要があります。単に減らすのではなく極端に減らす必要があります。
例えば糖質の1日の目安摂取量は約300gとなっていますが、これを1/5である60gまで減らすことでようやくケトン体回路が動き始めると言われています。
※糖質の1日の目安摂取量は年齢や性別、活動状況によりけりです。
※糖質を減らした分 脂質を取る・たんぱく質を多めに取ることが重要です。
糖質制限をするとケトン体の合成が活発になるってわけかあ~
脳のエネルギー源となるってとこもミソだな・・・
そうなると体脂肪が分解されてどんどんケトンを作りだす・・・
いったんケトン体回路がいったん活発に動き出すと・・
体脂肪が・・・
ドン ドン
こうして若ハゲは糖質制限をしてケトン体をめいいっぱい作りだすことを決意しました。
第四話 若ハゲ 糖質制限を実践
若ハゲはさっそく糖質制限に取り掛かりました。
糖質制限といえば糖質の摂取量を1/5まで減らすのが定番ですが・・
若ハゲはなんと1/10にまで減らしました。
毎日 1日1食 夕飯に ごはん100粒と 味噌汁1杯だけの生活です。
1杯の掛けそばならぬ1杯の味噌汁が若ハゲの唯一のよりどころ(栄養源)となりました。
糖質制限の「基本」はカロリーをあまり減らさず行うものです。
つまり糖質を減らした分をたんぱく質や脂質で補うのが「基本」です。
とくにたんぱく質を多くとるのが「基本」です。
糖質制限ではケトン体が主要なエネルギーとなるのですが、同時に体内では最低限の糖をつくるため糖新生という仕組みも行われます。筋肉から糖質をつくりだす糖新生という仕組みが働いちゃいます。
若ハゲはとにかく「基本」を怠りました。
ということで若ハゲが行ったの糖質制限ならぬ
極端なカロリー制限でした。
補足をしておくと 若ハゲが糖質制限を始めたのは12月です。
始めた最初の1週間ほどはこの生活でも・・
へばりながらなんとか出社することはできたのですが・・・
さらに1週間ぐらいたつとへばってでも出社することができなくなりました。
若ハゲはやむえず年末年始の休暇(1週間)の前に1週間の有給を取りました。
つまり年末最後の2週間まるまる会社に出社しませんでした。
この間、若ハゲはほとんど動ない生活をしていました。
若ハゲは糖質どころか栄養素をまったく取らなかったため、エネルギーがすっからかんになってしまったのです。
それでも 何かに憑かれたかのように食事(栄養素)を取り入れるのを拒みました。
1日1回 気分転換にと近所の公園まで足を運び
その公園に生えている野草一枚を、1日の食事とするまで若ハゲは己を追い込みました。
そんなこんなで年があけました。
オフィス街はいつも通りのにぎやかさを取り戻しました。
その中を明らかに浮いた存在が混ざりこんでいました。
若ハゲです。
ついに若ハゲは2週間ぶりに会社に出社してきました。
第五話 カオス化した社内
若ハゲが事務所に登場するや否や、
社内はざわつきました。
ござい・・ま・・・
なんと若ハゲは、もはや人間の姿とはほど遠い ゾンビのような姿になっていたのです。
ウォーキングデッドでいうと噛まれたてのゾンビ(ウォーカー)です。
社内がざわついたのは
見た目もさることながら若ハゲが発する「臭い」でした。
新年そうそう会社内に異臭が充満しました。
くっさ~
社内がすごく くっさ~い~
臭いの発生もと どこよ~
自分じゃ・・・わからない・・・
「臭い」という言葉の暴力で、
人間としての尊厳がすっからかんに奪われたゾンビ(若ハゲ)は
社内の端に身を隠しました。
そんなこんなで
新年そうそう
社内が異臭騒動でざわついていると
社長がさっそうと登場してきました。
もとい ジュニアアドバイザーから異臭がしま~す
オイラに任せとけ~
行動力がウリである社長は早々と「シマツ」に取り掛かりました。
第六話 収束
1時間後
事務所内は業者により
徹底的に 殺菌されました。
一方で若ハゲは男性社員により
拘束され
素っ裸にされ
シャワー室に放り込まれ
体臭を取り除くために
真冬のなか強制的に冷水を浴びさせられました。
こうして社内でおきた「騒動」は収束しました。
若ハゲは糖質制限ダイエットもとい極度のカロリー制限をすることによりデブの称号は取り除くことに成功しましたが、
その代わり あらたに「クサ」の称号を手に入れました。
仕事できない・ハゲ・クサの新トリプルスリーです。
この騒動後、まもなくして若ハゲの「窓口のJA」という社内でのあだ名が
窓際のトットちゃんならぬ
「窓際のケトンちゃん」にかわっていました。
まとめ(真面目に)語る
ここでいいたいことは何事も「適度」が大事ということです。
極端すぎると体になんらかのマイナスが生じるということです。
糖質の代わりにエネルギー源となるケトン体もそれにあてはまります。
ケトン体を増やすことは大きくプラスになりますが、増やしすぎるとマイナスになります。
下記、ケトン体の短所が目立つようになります。
- ケトン体は肝臓以外の組織のエネルギー源となる
ケトン体(アセト酢酸、b-ヒドロキシ酪酸)は血液の流れにより骨格筋・心臓・腎臓などの組織に運ばれ、再びアセチルCoAに変換されてTCA回路に組み込まれエネルギー生成に利用されます。 - ケトン体は脳のエネルギー源となる。
ケトン体は水溶性物質です。そのため血液脳関門を通過できます。飢餓時および糖尿病などで脳のエネルギー源としてグルコースが利用できない場合に、ケトン体が代わりに利用されます。ケトン体は糖質が枯渇したときの脳の唯一のエネルギー源です。
- ケトアシドーシス
血液のPhが酸性に傾いた状態をアシドーシスと言います。アシドーシスになると意識障害、昏睡をきたし、最悪の場合死に至ることもあります。
ケトン体が過剰になると血液が酸性に傾きます。ケトン体の過剰によるアシドーシスをケトアシドーシスと言います。 - ケトン臭
ケトン体は血液の中に増えると、呼気、汗などで排出されるようになります。その結果、吐く息、体臭が果物が腐ったような臭いになります。この臭いのもととなるのはケトン体(アセトン)です。ダイエットをし過ぎると口や体から臭いを発します。そのためダイエット臭とも呼ばれます。
それでは「適度」な糖質制限とはこれ如何に?
所説ありますが、
1日の糖質摂取量を約300gとした場合、およそ1/3の100~130gに減らす
ということではないでしょうか。
糖質制限の「度合い」の個人的な感覚は
- 適度な糖質制限 通常の1/3
- キツイめな糖質制限 通常の1/5
- 極端な糖質制限 通常の1/10
下にいくほどケトン体は作りだしやくダイエット効果は高くなりますが、その分臭いのデメリットが生じやしくなります。下手したら健康を脅かすことになります。
上にいくほど速攻のダイエット効果はでませんが、その分デメリットはほとんど生じないと思います。
さて糖質制限は実行すること&それを続けることはなかなか難しいといえます。そこでおすすめなのが中鎖脂肪酸を摂取することです。中鎖脂肪酸には糖質制限の「制限」を緩和する働きがあります。
摂取した中鎖脂肪酸は大部分はミトコンドリアのマトリックスに運ばれβ酸化を受けてアセチルCoAに代謝されます。このアセチルCoAは主にTCA回路に組み込まれエネルギー源となる or ケトン体生成経路に向かいケトン体になります。
引用元
脳の栄養不足を助ける 「MCT」
MCTサロン 日清オイリオグループ(株)
簡単にいうと中鎖脂肪酸は、「体内で糖質が枯渇していなくてもケトン体を作り出す働きをする」成分です。
中鎖脂肪酸をとることでさっきの「度合い」を
- 適度な糖質制限 通常の1/3→1/2
- キツイめな糖質制限 通常の1/5→1/4
- 極端な糖質制限 通常の1/10→1/8
※根拠はありません。あくまでも個人的な感覚です。
当然ですが、糖質を減らす方法は「糖質を取らない」だけではありません。運動をすることで体内にある糖質を枯渇させれば「取っていない」と同じのようなもんです。
※実際は「取っていない」とは違います。
なので無理な制限をせずとも、そこそこの糖質制限+毎日の運動+中鎖脂肪酸の摂取で、かなり効率的に脂肪を燃焼できると思います。
さて中鎖脂肪酸を取ると考えた場合、
選択肢はMCTオイルorココナッツオイルの2つです。
※他にもあります。
前者が中鎖脂肪酸100%で後者が約60%です。
中鎖脂肪酸の働き「体内で糖質が枯渇していなくてもケトン体を作り出す」を最大源に得たいと考えた場合、MCTオイルのほうがベストです。
が、ココナッツオイルから取るメリットもありますので、その辺は個人の判断となります。