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酸化ストレスとは生体内で「活性酸素の生成」が「抗酸化の力」を上まわっている状態です。
細胞は酸化ストレスを感知して、素早く応答する【生体防御機構】を働かせることで恒常性を維持しています。この機構の中心的役割を担っているのはKeap1-Nrf2システムです。
酸化ストレスを感知するのが、Keap1というたんぱく質です。生体防御系遺伝子の発現を誘導させるのが、Nrf2という転写因子です。Nrf2が活性化されるとグルタチオン合成酵素やチオレドキシン還元酵素など抗酸化酵素群の発現が誘導されます。これら抗酸化酵素は酸化ストレスを直接あるいは間接的に軽減し、細胞を保護します。
出典元
プロジェクトの概要
東北大学加齢医学研究所 加齢制御研究部門
遺伝子発現制御分野
細胞は酸化ストレスがない時からNrf2を合成しています。が、ストレスのない状態(出典元 イラストの非ストレス存在下)では、Keap1はNrf2を分解してその働きを抑制しています。細胞にストレスが加わるとKeap1のNrf2の分解は停止します=Nrf2が活性化します。
さて、天然化合物の中にはKeap1へ作用することで、Nrf2を活性化させる働きをもつものがあります。
こちらは、Nrf2活性化作用をもつ天然化合物の一例です。
スルフォラファン(ブロッコリー)
★他 有名なやつ
アリルイソチオシアネート(わさび)
カルノシン酸(ローズマリー)
レスベラトロール(ブドウ)
クルクミン(ウコン)
カテキン(緑茶)
★調べたところ一応あるとされている
ケルセチン(たまねぎ)
シリマリン(オオアザミ)
ショウガオール(しょうが)
イチョウ葉エキス(イチョウの葉)
※有名は個人の見解です。最後の★は「ある」可能性があるぐらいに考えてください。
これらは天然物由来の「Nrf2活性化剤」と呼ばれます。これらのどれかあるいはいくつかを取れば、体内の抗酸化力が自然と高まるので、老化現象や様々な疾患を予防できるとされます。このサプリ「スーパーアンチオキシダント」には上記した10つの化合物のうち7つが含まれています。
私は、Nrf2活性化させる成分を複数とれるこのサプリを【あと一歩のNrf2活性化剤サプリ】と捉え、かなりの頻度で購入しています。
あと一歩の理由は明白です。一番有名なスルフォラファンが含まれていないからです。
逆を言えば、これとスルフォラファンのサプリを一緒にとることで【真のNrf2活性剤サプリ】に変貌するといえるのかもしれません。
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※レビューの内容について
→個人の見解です。