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カフェインの摂取目的は主に「覚醒作用」「眠気解消」だと思います。
カフェインがこの2つの効果をもたらす理由は、カフェインがアデノシン(細胞のエネルギー源であるATP【アデノシン三リン酸】が分解されてできる物質)の構造に似ているからです。
アデノシンが分泌され、アデノシン受容体(アデノシンA1受容体)と結合するとノルアドレナリンなどの興奮性の神経伝達物質の放出を抑制します。
と同時に、アデノシン受容体(アデノシンA2A受容体)と結合し、視床下部の前部にある睡眠中枢を活性化させ、ノンレム睡眠を誘発させます。
つまるところ、アデノシンには神経を鎮静させる、眠りを誘う作用があります。
アデノシンと構造が似ているカフェインは、アデノシンより先にアデノシン受容体に結びついて、この働きを邪魔します。
出典元
カフェインの効果と摂取できる飲み物・食べ物5選!眠気には何が効く?
MediPalette(メディパレット)
(株)ロッテ
つまるところ、カフェインは
興奮性の神経伝達物質の放出を抑制を阻害する→脳を興奮させ疲労を感じさせなくする
睡眠中枢の活性化を阻害する→眠れなくさせる
働きをします。
さて、カフェインの効果は「覚醒作用」「眠気解消」だけではありません。「脂肪燃焼」もあります。
カフェインには「脂肪分解酵素リパーゼを活性化させる」「AMPKを活性化させる」「褐色脂肪細胞を活性化させる」働きがあるからです。
脂肪分解酵素リパーゼについては説明不要だと思います。
AMPKが活性化されると 【糖や脂肪の分解が促される&糖や脂肪の合成が抑えられる】ためにヤせます。
褐色脂肪細胞を活性化させると「脂肪を分解して熱を生み出す」ためヤせます。
基本 AMPKは栄養飢餓で、褐色脂肪細胞は寒冷刺激で活性化されます。カフェインにはこの状態にもってかなくとも活性化させる働きがあります。
以前はカフェインをわざわざサプリで取るなんて論外、コーヒーから取る量で十分だと思っていました。
【必要以上に摂取しない & 夜に取らない】この2点をしっかり守れば、エネジーやダイエット面でかなり有能な成分であるということに最近気づきました。
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※レビューの内容について
→個人の見解です。