★★★★☆
この商品は、前回レビューしたLife Extension トリプルアクション アブラナ科野菜エキスにレスベラトロールを配合した商品です。
まずは トリプルアクション アブラナ科野菜エキスについて 軽く語ります。
トリプルアクション アブラナ科野菜エキスの商品パッケージ前面に【For Cellular Protection & Optimal Hormone Balance】と記載されています。
メーカーの商品説明サイトでも【promotes cellular health and already healthy hormone levels】 と記載されています。
ということで、トリプルアクション アブラナ科野菜エキスの商品コンセプトは「細胞保護」と「最適なホルモンレベルを維持する」です。
トリプルアクション アブラナ科野菜エキスの成分表示はこちらです。
ブロッコリー超濃縮エキス(種子、植物)[グルコシノレートを含む] | 400mg |
I3C(インドール-3-カルビノール) | 80mg |
クレソン4:1エキス(ホールハーブ) | 50mg |
ローズマリーエキス(葉)[20%標準化ジテルペン化合物、カルノシン酸/カルノソール含有] | 50mg |
キャッツクローエキス(樹皮) | 50mg |
アピゲニン | 25mg |
キャベツエキス(葉) | 25mg |
DIM(3,3 ‘-ジインドリルメタン) | 14mg |
「細胞保護」と「最適なホルモンレベルを維持する」が、含まれるどの成分と結びつくかを説明します。
◆細胞保護
細胞保護は、主に ブロッコリー超濃縮エキスに含まれているスルフォラファンとローズマリーエキスに含まれるカルノシン酸が担当しています。
これはNrf2が関係してきます。
Nrf2は、生体防御系遺伝子の発現を誘導させる転写因子です。酸化ストレスや新電子性物質(電子を好む物質)により、活性化されます。
出典元
プロジェクトの概要
東北大学加齢医学研究所 加齢制御研究部門
遺伝子発現制御分野
Nrf2が活性化されるとグルタチオン合成酵素やチオレドキシン還元酵素やグルタチオン-S-トランスフェラーゼなどの抗酸化・解毒関連酵素群の発現が誘導されます。
また、インターロイキン6やインターロイキン1βといった炎症性サイトカイン遺伝子の発現を抑制します。
それより、細胞を保護します。
Nrf2は活性酸素種などの酸化ストレスや、親電子性物質によって活性化する転写因子であり、様々な局面で細胞を保護することが知られています。
引用元
Nrf2の活性化によるアルツハイマー病の改善作用の解明―酸化ストレスや炎症を標的とした新しい治療法に向けて―
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
とりあえず ここでは深く考えずに、
Nrf2活性化させる→抗酸化作用・解毒作用・抗炎症作用が高まる→細胞を保護する
ことと捉えてください。
Nrf2を活性化する物質は、自然界にも数多く見出されています。
その代表ともいえるのが、スルフォラファン、クルクミン、カテキン、ローズマリー由来のカルノシン酸の4つです。
これまでNrf2活性化物質としては、いくつかの成分が報告されている。食品由来のNrf2活性化成分としては、スルフォラファン、クルクミン、茶カテキンが知られており、最近ではローズマリー由来のカルノシン酸(Carnosic acid)が注目されている。
引用元
ローズマリー由来酸化ストレス防御活性化成分の新規機能に関する研究
PDFページ 2/4
KAKEN
このサプリには、スルフォラファンとローズマリー由来のカルノシン酸が含まれています。
※スルフォラファンの量に対しての見解は前回のレビューをご覧ください。
◆最適なホルモンレベルを維持する
ホルモンバランスの変化(乱れ)←これって老化の3大原因の1つとなっています。
老化を引き起こすのは、体の中で起きる「酸化」「糖化」「ホルモンの変化」だといわれています。これらの現象は若い体にも起こっていますが、特に40代以降の体にとっては、老化に直結する大敵です。
中年太りは老化現象のひとつ 「酸化」「糖化」「ホルモンの変化」を抑えて太らない体に!
サワイ健康推進課
沢井製薬
老化の三大要因には、以下が挙げられますが、AGEsは、体の中の生理現象にさまざまな悪影響を与えることが、近年明らかになっています。美容面では、皮膚のくすみやたるみの原因になると言われています。
- 喫煙、ストレス、紫外線による「酸化」
- 代謝が低下し、ホルモン分泌が減少する「加齢」
- 糖分の摂りすぎと栄養バランスの乱れによる「糖化(AGEs生成)」
引用元
Vol.244 健康と美容を守るためのコツ -老化はあなたの体から-
健康コラム
日本生命
ということで、最適なホルモンレベルを維持することが老化現象を遅らせるにつながります。
最適なホルモンレベルを維持する は主に I3C、DIMの働きです。
I3Cは肝臓で余分なエストロゲンを無毒化し、危険な代謝物に変換されるのを防ぎます。健康なエストロゲン代謝を促進する成分です。
でも、アブラナ科の野菜(ブロッコリー、芽キャベツ、キャベツ、カリフラワー、コラードの葉、ケール、かぶ、大根、青梗菜など)には、スーパーパワーの「インドール-3-カルビノール」が含まれています。肝臓で余分なエストロゲンを無毒化し、危険な代謝物に変換されるのを防ぎ、下半身を細くしていくための必須条件である、エストロゲン:プロゲステロンの比率をキチンと整えてくれるのです!
引用元
下半身やせはホルモンバランスを整えるとうまくいく!
講談社 くらしの本
I3Cの代謝物であるDIMも同様に、健康なエストロゲンの代謝を助ける成分です。
I3CおよびDIMのこの作用は、どちらかというと女性にメリットがあると思われるかもしれません。
当然 男性に対してもあります。
女性ホルモンは、男性も分泌しています。
※その逆(男性ホルモンは、女性も分泌)もしかりです。
出典元
ホルモン療法は 老年病予防の切り札となるか!?
ヤクルト
「健康なエストロゲン代謝を助ける」ことは「体内のエストロゲンとテストステロンのバランスを正常に保つ」ことにもなります。
DIM(ジインドリルメタン)は、ブロッコリーやキャベツなどアブラナ科の野菜に多く含まれている植物栄養素。女性ホルモンのエストロゲンや男性ホルモンのテストステロンなど、ホルモンバランスの調整役として注目されています。
引用元
DIMの働きとサプリメント一覧
SAPOO
つまるところ、男女共に「最適なホルモンレベルを維持する」です。
男性に対してはテストステロンの分泌が少ないときは、増やす効果をもたらすものと捉えてください。
ブロッコリーに含まれるジインドリルメタン、インドール3カルビノールという成分は、エストロゲンという女性ホルモンを抑え、テストステロンという男性ホルモンを増強する効果がある。
引用元
ブロッコリーで筋肉がつく?筋トレに効果的な食べ方も紹介!
オリーブオイルをひとまわし
ディライトクリエイション
今回のレビューは、今説明したLife Extension トリプルアクション アブラナ科野菜エキスにレスベラトロールを配合した商品です。
レスベラトロールには長寿遺伝子を活性化させる働きがあります。
ということで、トリプルアクション アブラナ科野菜エキス レスベラトロール配合は「細胞保護」「最適なホルモンレベルを維持する」これに「長寿」を加えた、アンチエイジングを求める方にとってヨダレものサプリです。
この商品は、トリプルアクション アブラナ科野菜エキスに含まれてる成分
ブロッコリー超濃縮エキス(種子、植物)[グルコシノレートを含む] | 400mg |
I3C(インドール-3-カルビノール) | 80mg |
クレソン4:1エキス(ホールハーブ) | 50mg |
ローズマリーエキス(葉)[20%標準化ジテルペン化合物、カルノシン酸/カルノソール含有] | 50mg |
キャッツクローエキス(樹皮) | 50mg |
アピゲニン | 25mg |
キャベツエキス(葉) | 25mg |
DIM(3,3 ‘-ジインドリルメタン) | 14mg |
に、レスベラトロール(トランスレスベラトロール)が20mg/粒 加えられています。
レスベラトロール以外は、含まれている成分も量もまったく同じです。
iHerbでの値段はというと、
トリプルアクション アブラナ科野菜エキスは、約2060円です。
トリプルアクション アブラナ科野菜エキス レスベラトロール配合は、約2740円です。
※レビュー作成時
これってどう思います?
レスベラトロールが20mg加えられただけで、約700円値上がりしちゃっています。
一粒あたりの単価だと約11円UPしちゃっています。
レストベラトロールたかが20mgで、です。
これだったらトリプルアクション アブラナ科野菜エキスとレスベラトロールの単体サプリを買ったほうが全然お買い得だと思います。
トリプルアクション アブラナ科野菜エキス レスベラトロール配合という商品しか存在しないのであれば、3000円でも全然高いとは思いません。
内容からいって☆5つをつけていると思います。
トリプルアクション アブラナ科野菜エキスという比較対象がある上で、レスベラトロールの量の少なさや値段の高さを評価材料とすると☆4つになります。
.
※レビューの内容について
→個人の見解です。