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糖尿病治療薬のメトホルミン(AMPK賦活剤)、抗がん剤・免疫抑制剤のラパマイシン(mTOR阻害薬)。
この2つは別の使途で使われているのはよくご存知だと思います。
別の使途とは抗老化です。2つは「老化細胞」を制御するのに有効な薬としても使用されています。
生体にとって「正(抗ガン化作用など)」と「負」の作用を併せ持つ老化細胞を,特異的に死滅させる老化細胞除去(Senolytic)薬と対比して用いられる呼称である.現在,ドラッグ・リポジショニングの研究によって,mTOR 阻害薬であるラパマイシン(Rapamycin),AMPK 賦活剤であるメトホルミン(Metformin),JAK阻害剤であるルキソリチニブ(Ruxolitinib)などが有用視されている
引用元
老化細胞阻害(senomorphic)薬
J-STAGE
実際、アンチエイジングに力を入れているヒトたち(の一部)はアンチエジングのためにこれらを取っているとのことです。
- テック業界の大物たちは、自身のアンチエイジングのためにメトホルミンやラパマイシンなどの処方薬に目を向けている。
- これらの薬は加齢に伴う疾病の原因となる「ゾンビ細胞」を抑制するものだという。
- 新しい薬は体内の有害なゾンビ細胞を除去することができるかもしれないが、研究はまだ続いている。
引用元
テック界の大物がアンチエイジング薬に注目…研究者は「運動やダイエットでも効果がある」
Business Insider Japan
いうても薬です。なかなか手を出しづらいと思います。
薬ではなく できれば天然成分で効果を得たいと思うことは自然なことです。
Insilico MedicineやLife Extensionなどの研究機関が、メトホルミンとラパマイシンの天然成分の模倣物を特定しました。メトホルミンの強力な模倣物としてアラントインとジンセノサイド、ラパマイシンの強力な模倣物としてEGCGとイソリクイリチゲニン、両方の強力な模倣物としてウィザフェリンAの名前が挙がりました。
彼らの分析により、これまで報告されていなかった多くのメトホルミンおよびラパマイシン模倣物が特定されました。特に、彼らはアラントインとジンセノサイドがメトホルミンの強力な模倣物として、エピガロカテキンガレートとイソリクイリチゲニンがラパマイシンの強力な模倣物として、ウィザフェリン A が両方の強力な模倣物として同定された。
引用元
Scientists find natural mimetics of anti-cancer, anti-aging drugs metformin and rapamycin
Medical Xpress
特にウィザフェリンA(アシュワガンダに含まれる成分)とジンセノサイド(朝鮮人参に含まれる成分)が、2つの老化防止効果を模倣する最上位の天然成分の候補とのことです。
コンピューターモデリング研究により、アシュワガンダと高麗人参が、2 つの一般的な薬の老化防止効果を模倣する最上位の食事成分候補の 1 つであることが特定されました
引用元
アシュワガンダ、高麗人参は、2 つの薬剤の適応外アンチエイジング効果を模倣することが判明
NutraIngredients-USA.com
これはその2つが含まれているサプリです。
つまるところ(効力に違いはあれど)メトホルミンとラパマイシンのアンチエジング効果を模倣するサプリでございます。
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※レビューの内容について
→個人の見解です。