2018年上半期 髪(白髪)部門ランキング 16~20位

髪(白髪)部門ランキング TOP20

ランキング内容の読み方を簡単に説明します。
より詳細はこちらに記載しています→勝手にランキングについて 髪(白髪)部門編

・主要項目とプラス項目
主要項目というのは次の評価対象項目のうちその項目をもとに髪(白髪)部門の点数や順位をつけているものです。
プラス項目とは点数や順位にあまり関係していないものです。

髪(白髪)部門の評価対象となる項目

  • メラニンの材料
  • チロシナーゼを活性
  • 抗酸化(過酸化水素)
  • メラノサイトを活性化
  • 細胞を活性化
  • 血流改善
  • ストレスを軽減
  • ケラチンの合成(材料or代謝)
  • その他

・白髪発生タイプ
評価項目をもとにその栄養成分が、つぎにあげるA~Fの白髪発生タイプのどれに効くかをあてはめています。

A メラニンの材料不足
メラニンの材料が足りていないため白髪が発生してしまうタイプです。
このタイプにはメラニンの材料となる成分が有効です。

B メラノサイトの機能低下
メラノサイトの働きが弱まっていることが原因で白髪が発生してしまうタイプです。
このタイプにはチロシナーゼを活性化する成分、過酸化水素を分解する成分、メラノサイトを活性化する成分(細胞を活性化する成分)が有効です

C 毛母細胞の不活性
毛母細胞の働きが弱まることで白髪が発生してしまうタイプです。
このタイプには細胞を活性化する成分(たんぱく質の合成を促す成分、核酸の合成を促進する成分、成長ホルモンの分泌を増やす成分など)が有効です。細胞を活性化する成分はBのメラノサイトを活性化する成分の構成要素にもなります。

D 血流の悪化
血液の流れが悪くなって細胞に必要な酸素や栄養素が届かず白髪が発生してしまうタイプです。
このタイプには赤血球を増やす成分、毛細血管を増やす成分、血流改善の効果がある成分が有効です。

E ストレス
ストレスが原因で自律神経が乱れて血行が悪くなったり、メラノサイト・毛母細胞の働きが弱まったりすることで白髪が発生するタイプをEタイプとします。このタイプにはストレスを軽減する成分が有効です。

F ケラチン不足
「髪」そのものが十分に作られず白髪が発生するタイプです。
このタイプにはケラチンのもととなる成分(18種類のアミノ酸)とそれらをケラチンに変える働きをする成分が有効です。
※このタイプは基本的に薄毛部門において評価されており、白髪部門においては優先順位が低くなっています

・サプリメントおすすめ度
サプリメントおすすめ度というのはその栄養成分を「食事から」「サプリメントから」どちらから取りやすいかの度合いです。

★★★★★ サプリメントでとったほうが良い サプリメントでしかとれない
★☆☆☆☆ 食事(食品)から手軽に取れる  サプリメントでは売っていない

・サプリメント購入経路
その栄養成分のサプリメントを購入する場合、
日本と海外どちらで購入できるか、あるいはどちらからが購入しやすいかを〇△✖であらわしています。

〇 ネットで普通に買える(日本の場合店舗でも) 取り扱っているメーカーが豊富
△ 取り扱っているメーカーがちょっと少ない 単体ではなく複合サプリだったらある
✖ 取り扱っているメーカーがわずか 探すのに苦労する そもそも売っていない

以上を踏まえて髪(白髪)部門ランキングのうち16位から20位までを発表します。

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髪(白髪)部門ランキング 16位~20

 

第16位 ビタミンB6 [⇩]前回順位 第9位

ビタミンB6 【ビタミン】

ビタミンB6の髪(白髪)評価5(前回5.5→5)

主要評価項目 ケラチンの合成(代謝)
チロシンの吸収を高める
他プラス項目  

・ケラチンの合成(代謝)
髪に着色するメラニン色素はメラノサイトでアミノ酸チロシンを材料に作られています。一方で髪の主成分であるたんぱく質(ケラチン)は毛母細胞で18種類のアミノ酸を材料に作られています。毛母細胞が分裂する過程で、髪の中にメラニンが定着して色のついた髪が生まれていきます。

白髪予防にはメラニン色素がしっかりとつくられることが大切となりますが、メラニンの転送さきである髪の毛本体が丈夫で健康的であることが大前提です。つまり主成分であるたんぱく質(ケラチン)が不足することなく生成されることです。
B6はたんぱく質の代謝に深く関係しているビタミンです。B6が不足することでたんぱく質の代謝がスムーズにいかなくなりケラチンの不足につながってしまいます。ケラチンが不足すると髪がやせ細り、抜けたり白髪になりやすくなります。

 

・チロシンの吸収を高める
メラニン色素のもととなるのはチロシンです。メラノサイトは毛乳頭からチロシン受け取り、それをもとに色のついた髪を生み出しています。B6はチロシンの吸収を高める働きがあります。なのでチロシンと一緒に摂取することをおすすめします。

白髪発生タイプ 

F(ケラチン不足)

サプリメント おすすめ度 

★★☆☆☆

サプリメント購入経路

日本 〇
海外 〇

サプリメント 例

 

管理人より一言

髪は何でできていますか?

答えはたんぱく質です
それではたんぱく質の代謝に重要なビタミンは?

詳細はこちら

ビタミンB6の栄養成分レビュー

 

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第17位 ポリアミン [⇩] 前回順位 第11位

ポリアミン 【炭化水素】

ポリアミンの髪(白髪)評価5(前回5.5→5)

主要評価項目 ケラチンの合成
細胞分裂を活性化(核酸の合成)
他プラス項目  

・ケラチンの合成
髪の毛は毛乳頭細胞から分裂の指令を受けた毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで形成されます。
毛母細胞に隣合って存在しているメラノサイトで作られたメラニン色素が、細胞分裂中の毛母細胞に取り込まれて色がつきます。
髪の毛の主成分となるのはケラチンと呼ばれるたんぱく質です。着色した髪をつくるには髪の主成分であるケラチンの合成がしっかりと行われることがなによりも大事となります。

たんぱく質の合成過程は翻訳と呼ばれています。翻訳を簡単にまとめると「たんぱく質の設計図DNAの情報をRNAにコピーし、それ元に必要なアミノ酸が細胞質にあるリボソームに集められてたんぱく質が合成される」です。

ポリアミンは細胞内に多く存在してそのほとんどはDNAとRNAと結合しています。主にRNAと結合してその構造をかえ翻訳精度をあげてたんぱく質の合成を促進しています。
ポリアミンは髪の主成分であるケラチンを生成するという点において欠くことのできない成分です。

白髪発生タイプ 

B(メラノサイトの機能低下)
C(毛母細胞の不活性)
F(ケラチン不足)

サプリメント おすすめ度 

★☆☆☆☆

サプリメント購入経路

日本 ✖
海外 ✖

サプリメント 例

 

管理人より一言

細胞を活性化させることは白髪予防にもなります!!
ポリアミンは細胞(を活性化させる)の代表ともいえる成分だす!!

詳細はこちら

ポリアミンの栄養成分レビュー

 

第18位 納豆菌 [NEW] 前回順位 

納豆菌 【細菌】※複合要素(納豆菌と納豆菌により生成される機能成分)

納豆菌の髪(白髪)評価5

主要評価項目 【ポリアミン】たんぱく質の合成 
【ポリアミン】細胞分裂を活性化(核酸の合成)
他プラス項目 【ナットウキナーゼ】血流改善

・細胞分裂を活性化(核酸の合成)
核酸は細胞核の中に存在しているDNAと細胞核と細胞質に存在しているRNAのことをいいます。すべての細胞内に存在し、細胞分裂を促進したり細胞を修復したりするのに必ず必要となる物質です。
核酸は体内(肝臓)で合成することができますが、その合成する能力は低下します。これは細胞の衰えに結びつきます。

細胞が衰えること=細胞の分裂する力が弱まることです。髪でいうと毛母細胞の働きが弱まって、細胞分裂がしにくくなることです。ヘアサイクルの成長期が通常よりも短くなって髪は弱々しくなり抜けやすくなったり、白髪になりやすくなったりします。

核酸の合成、たんぱく質の合成を促進するポリアミンは細胞増殖因子として機能しています。
つまり細胞を活性化させるには、ポリアミンが必要不可欠だと考えられます。

ポリアミンを多く含む食品の代表は納豆です。ポリアミンは大豆と納豆菌両方に含まれていて、一緒にして発酵する過程でさらに増えます。

白髪発生タイプ 

B(メラノサイトの機能低下)
C(毛母細胞の不活性)
F(ケラチン不足)

サプリメント おすすめ度 

★☆☆☆☆

サプリメント購入経路

日本 ✖
海外 ✖

サプリメント 例

 

管理人より一言

納豆菌もとい納豆はとにかく髪(薄毛・白髪)にいい!!
納豆には髪の若さを保つのに必要な栄養素が豊富に含まれています

詳細はこちら

納豆菌の栄養成分レビュー

 

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第19位 コラーゲン [⇧] 前回順位 圏外

コラーゲン 【ペプチド】

コラーゲンの髪(白髪)評価5

主要評価項目 細胞を活性化(幹細胞の維持)
他プラス項目  

細胞を活性化(幹細胞の維持)
幹細胞とは、分裂によって自分のコピーを生み出す「自己複製能」と、分化によって自分とは異なる細胞を生み出す「分化能」をもつ細胞のことです。

幹細胞は他の細胞のもととなる細胞を生み出すことで、傷ついたり古くなったりした細胞を入れ替え新しい細胞を作る働きをします。
幹細胞はどこにでも存在できるわけではなく、その性質を維持できる場所「微小環境(ニッチ)」で存在しています。

メラノサイト(色素細胞)を生み出しているのは色素幹細胞です。色素幹細胞の微小環境(ニッチ)はバルジ領域です。

バルジ領域は毛球部より少し離れた位置にあります。

毛球部は黒の膨らみ
バルジ領域は濃いピンクの膨らみです。

 

 

 

 

 

毛球部にあるメラノサイトが傷がついても、そのもとである色素幹細胞に問題がなければ新たなメラノサイトが供給されることになります。
逆をいえば色素幹細胞に問題があれば、メラノサイトの供給がストップすることになり白髪になるといえます。

色素幹細胞に問題がおきるパターンは2つ考えられます。色素幹細胞自体に問題あるパターンと微小環境(ニッチ)に問題あるパターンです。
幹細胞の場合は加齢によりDNAが損傷を受けることなどが挙げられます

微小環境(ニッチ)の場合が少し複雑なので、詳しく述べます。

色素幹細胞の微小環境(ニッチ)=バルジ領域には毛包幹細胞も存在しています。毛包幹細胞は髪を作る毛母細胞を生み出しています。実は色素幹細胞の維持にこの毛包幹細胞が関係しているのです。
毛包幹細胞がTGF₋βというたんぱく質を介して色素幹細胞の未分化性と休止状態を維持するのに重要な役割を果たしていることが研究により判明されたのです。
※色素幹細胞が未分化性を失うと微小環境(ニッチ)の中で分化してしまい、枯渇してしまいます。その結果メラノサイトの不足=メラニンの不足につながり白髪になります。

毛包幹細胞は毛髪のもととなる毛母細胞の供給源となるだけなく、色素幹細胞の維持という役割も果たしています。
つまり色素幹細胞は同じ微小環境(ニッチ)に存在する毛包幹細胞の幹細胞として機能に大きく左右されることになります。それでは、もし毛包幹細胞に問題があったならば・・・これが色素幹細胞に問題がある2つのパターンのうちの微小環境(ニッチ)に問題あるパターンの話です。

毛包幹細胞の維持に関わるのが17型コラーゲンです。毛包幹細胞は17型コラーゲンを高レベルで発現して、毛包幹細胞の幹細胞性の維持しいては色素幹細胞の維持という役割を果たしています。

ならば17型コラーゲンを取れば、体内で増やすことができればすべて解決するという話になります。

ここまで長々と書いておきながら大変いいにくいのですが、現時点では17型コラーゲンは体内で増やすための方法ありません。

コラーゲンは19種類の型が存在しています。
17型コラーゲンは豚や鳥の軟骨に含まれていますが、取ったところで増えることはないそうです。
サプリメントにおいては主に美容目的として使用されているのが1型コラーゲンで、主に関節痛目的として使用されているが2型コラーゲンです。17型コラーゲンが含まれているものは販売されていません。
ということで現時点では残念ながら増やす方法はありません。

それではなぜコラーゲンがこの順位に入っているかというと「今後の期待を込めて」です。

そもそも体内にある全たんぱく質の30%を占めているコラーゲンを取ることは当然髪にもプラスになります。
また体内でコラーゲンが量が多ければ、17型コラーゲンの量も多くなるみたいな関係性がのちのち判明する可能性がないとは言い切れません(これはかなりの願望です)。

たとえ体内のコラーゲンを増やすことが白髪の改善につながらなくとも、薄毛の予防や美肌作りにつながりますので摂取することはけして無駄にはならないと思います。

白髪発生タイプ

B(メラノサイトの機能低下)
C(毛母細胞の不活性)

サプリメント おすすめ度 

★★★☆☆

サプリメント購入経路

日本 〇
海外 〇

サプリメント 例

 

管理人より一言

現時点では「コラーゲンといえば肌」です

もし17型コラーゲンを何らかの形で増やすことができれば
「コラーゲンといえば髪」という時代がくるかもしれません

詳細はこちら

コラーゲンの栄養成分レビュー

 

第20位 マカ [NEW] 前回順位 

マカ 【ハーブ】

マカの髪(白髪)評価5

主要評価項目 【アルギニン】細胞分裂を活性化(成長ホルモン) 
【銅】
チロシナーゼを活性など
【亜鉛】メラノサイトを活性化など
【鉄】抗酸化(過酸化水素)など
他プラス項目 【BG】細胞分裂を活性化(成長ホルモン)

・細胞分裂を活性化(成長ホルモン)
成長ホルモンは脳下垂体から分泌されるホルモンで、骨の伸長(成長期)や組織の成長や代謝を促進する働きをしています。
成長ホルモンが減ると、骨が減ったり、筋肉が衰えたり、肥満や病気になりやすかったりします。この他にも白髪になりやすいというもあげられます。

そもそも成長ホルモンは体のあらゆる細胞に作用し分裂を促進し新陳代謝を活発にさせます。髪に関連する細胞もしかりです。なので髪の健康や色を維持するのに欠くことのできないホルモンです。
実際、成長ホルモンの分泌量の減少が白髪の原因の一つとはっきりといわれています。

成長ホルモンの分泌量は加齢とともに減っていきます。10代をピークに40代でその半分の量まで落ちます。分泌量を増やすための対策の一つは成長ホルモン分泌を促す成分を取ることです。その筆頭となるのがアミノ酸のアルギニンです。アルギニンは成長ホルモンの分泌を促進するアミノ酸として大変有名です。

マカ特有成分であるBG(ベンジルグルコシノレート)にも成長ホルモンの分泌を促進させる作用があります。他にも白髪予防に効く成分(亜鉛、鉄、銅)が複数含まれています。
マカといえば精力増強のイメージがありますが、白髪予防にも効果を発揮すると考えられます。

白髪発生タイプ 

B(メラノサイトの機能低下)
C(毛母細胞の不活性)

サプリメント おすすめ度 

★★★★★

サプリメント購入経路

日本 〇
海外 〇

サプリメント 例

 

管理人より一言

マカといえばビンビンをイメージすると思います
ところがどっこいよーく考えると白髪予防に良い成分がいっぱい含まれているのです

詳細はこちら

マカの栄養成分レビュー

 

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