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毛細血管は各細胞に必要な栄養素や酸素を届け、不要となった老廃物や二酸化炭素を回収する【運搬】の役割を果たしています。
毛細血管にはわずかな隙間が存在し、そこから血液が適度に漏れることで周りの細胞に栄養や酸素を届けることができます。細胞が毛細血管からしみ出した栄養や酸素を含んだ血漿成分を吸収すると、自動的に老廃物や二酸化炭素が回収される仕組みとなっています。
出典元
生命活動のカギ!「 “毛細血管”のちから」
サントリー健康情報サポート
サントリー
毛細血管は内皮細胞と壁細胞との2重構造になっています。
一番上の濃いピンクの山が壁細胞、真ん中のうすいピンクの四角が内皮細胞、一番下の赤は血液とイメージしてください。
壁細胞から分泌される「アンジオポエチン-1」が、
内皮細胞に存在する受容体「Tie2」と結合すると、
Tie2が活性化されて、血管の構造が安定化(内皮細胞と壁細胞がぴったりと密着)します。
またTIE2の活性化は内皮細胞の生存を誘導する役割も示され,TIE2-アンジオポエチン-1による血管内皮細胞と壁細胞の接着およびこの細胞の生存維持が,血管構造の安定化に寄与するものと考えられる.
引用元
アンジオポエチンとTIE2受容体
PDFページ 4/9
J-STAGE
加齢・ストレス・紫外線などが原因でアンジオポエチン-1の分泌が減ります。
それよりTie2が活性化されなくなります。
=血管の構造が不安定(内皮細胞と壁細胞が離れる)になります。
白のT字から血液が漏れちゃっているとイメージしてください。
その結果、血液が過度に漏れて、その先(その周辺の細胞)に酸素や栄養素を含んだ血液が届かなくなってしまいます。
このことを毛細血管のゴースト化と呼びます。
※毛細血管の老化、毛細血管の減少とも呼びます。意味は一緒と思ってください。
毛細血管のゴースト化は、美容・健康にダメージを与えます。
美容に関して言えば、髪と肌への影響が大きいです。
肌(の細胞)に血液が届かなければ、肌に栄養が行き届かず、しわ、たるみ、シミが増える
逆を言えば、毛細血管のゴースト化を防げば、見た目年齢の若返りや健康長寿につながることになります。
栄養成分の中には、毛細血管のゴースト化を防ぐ成分があります。
つまるところ、Tie2を活性化させる成分です。
Tie2を活性化させる成分の有名どころは、シナモン、ヒハツ、ルイボスの3つです。
ルイボスティー、シナモン、ヒハツは、老化、劣化した毛細血管を若返らせる、毛細血管を増やすものとして強くおすすめしたい食材です。毛細血管の内皮細胞にある受容体Tie2(タイツー)は、毛細血管を強くするスイッチです。ルイボスティー、シナモン、ヒハツには、このTie2を活性化するピペリンという物質が含まれているのです。
引用元
健康のカギは#毛細血管が握っている! 毛細血管が若返ると免疫力もアップ
PR TIMES
この3つのうち、手軽にとれるのがシナモンです(だと思います)。
ということで、自分シナモンを毎日取っています。
シナモンは主にシナモンパウダーで取るようにしています。
あまりにもシナモンが好きすぎて、たまにサプリでも取っちゃっています。
いくつか購入したシナモンサプリのなかでもCinSulinはけっこういいです。
CinSulinは特許取得済みのシナモンの水抽出物です。
シナモン全体には、水溶性化合物や脂溶性化合物などが含まれていて、脂溶性化合物の中には不要なものあるみたいです。
特許取得済みの水抽出プロセスにより、不要な脂溶性化合物を減少させるみたいです。
ところで、シナモンを摂取する際、シナモンに含まれているクマリンという成分に注意する必要があります。
シナモンを過剰に取る≒クマリンを過剰に取る と肝臓に悪いです。
近年、シナモンの香りの成分の1つであるクマリンという物質を過剰に摂取することにより、肝障害が誘発されることがわかってきました。
引用元
シナモンの取りすぎは健康によくないのですか?【食品安全FAQ】
東京都福祉保健局
シナモン(の原料)はセイロンシナモンとカシアの2種類に大別されます。
カシアにはクマリンが多く含まれています。
- 調査の結果、平均値で、スパイスではクマリンをセイロンシナモン※から13.7ppm、カシア※から3257.5ppm検出しました(1ppmとは、1キログラムの食品から1ミリグラムのクマリンを検出すること)。また、シナモンを含む菓子では19.7ppm、サプリメントでは2640.0ppmのクマリンを検出しました。
- この値から体重50キログラムの成人の1日許容量を計算すると、セイロンシナモンでは364.6グラム、カシアで1.5グラム、菓子で253.3グラム、サプリメントで1.9グラムとなります。
引用元
シナモンの取りすぎは健康によくないのですか?【食品安全FAQ】
東京都福祉保健局
ということで、クマリンが気になる方はシナモンパウダーおよびシナモンサプリを選ぶ際、原料がカシアでなくセイロンシナモンであるものを選ぶことが大事です。
なお、CinSulinはクマリンの量も減らしているみたいです。
参照一覧
CinSulin®
CinSulin.com
老化につながる毛細血管の「ゴースト化」 何歳から?
NIKKEI STYLE
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※レビューの内容について
→個人の見解です。