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ブラックジンジャー(学名 Kaempferia parviflora)は、日本では 黒ショウガ、黒ウコン と呼ばれています。 タイ名ではクラチャイダムです。
(ブラックジンジャーと黒ショウガは別として、)一見すると別々の成分と思われる【黒ショウガ、黒ウコン、クラチャイダム】はすべて同じ成分です。
この中で、最も世間に浸透している呼称って、へたしたらクラチャイダムかもしれません。
クラチャイダムってあっち界隈(滋養強壮・強精)でかなり浸透しています。
とりあえず、はじめは黒ショウガで説明していきます。
途中で、黒ウコンで説明するようになります。
あまり 気にしないでください。
参照・引用元の関係で、使い分けています。
黒ショウガには滋養・強壮、強精、抗疲労、美肌などの効果があります。
その他、黒ショウガには他の栄養成分ではなかなか見られない効果がいくつかあります。
それらをぱっぱと紹介したいと思います。
①薄毛・白髪
毛包において、黒ショウガには男性ホルモン受容体の結合阻害作用(←薄毛予防)とメラニン産生促進作用があるとのことです。
そこでリーブ21では、白髪・薄毛など頭髪の老化を改善する作用を有する天然植物の探索を長年継続しておりましたが 最近、タイ原産の黒ショウガ(学名 Kaempferia parviflora )抽出物が、毛髪の黒色のもととなるメラニンの産生促進、および、男性ホルモンと受容体の結合阻害作用を有することを発見しました。
引用元
黒ショウガにアンチエイジング効果・加齢による頭髪の悩み「白髪と薄毛」の対策に期待!!
PR TIMES
②抗肥満作用
脂肪細胞には大きな脂肪滴が1つある白色脂肪細胞と中小の脂肪滴&ミトコンドリアが多数存在する褐色脂肪細胞の2種類があります。
白色脂肪細胞の機能は、余剰なエネルギーを中性脂肪の形で溜め込む です。
褐色脂肪細胞の機能は、脂肪エネルギーを熱として散逸させる です。
最近の研究により、ベージュ脂肪細胞と呼ばれるものが存在することが明らかになっています。
出典元
過栄養状態では脂肪細胞のPin1が増加し、PRDM16分解を誘導することで熱産生が低下する
温度生物学(新学術領域研究)
ベージュ脂肪細胞は、白色脂肪組織中に散在的に存在し、寒冷刺激などにより交感神経を刺激されることで、「褐色化」され、褐色脂肪細胞と同じように脂肪エネルギーを熱として散逸させる 機能をもつ脂肪細胞のことをいいます。
褐色脂肪細胞・ベージュ脂肪細胞を活性化させる(ここでは増やすも同じ意味)ことは、ダイエットにつながります。
動物試験にて、黒ショウガを摂取することにより褐色脂肪細胞を増加させる可能性があることが確認されています。
これらの結果から、黒ショウガを摂取することで褐色脂肪組織を増加させる可能性が示唆された。
引用元
黒ショウガ摂取が”脂肪を燃やす組織”を増加させることを確認 ‐ 東洋新薬
マイナビニュース
こっから黒ウコンで説明
③抗糖化作用
黒ウコンはアミノグアニジン(強い抗糖化作用を示す物質で、抗糖化活性を調べる際の基準となる物質)の5~7.5倍の抗糖化作用を持つとされています。
④長寿遺伝子活性化
黒ウコンに含まれるポリメトキシフラボノイド【ケルセチン 3,5,7,3′,4′-ペンタメチルエーテル(略称 KPMF-8)】に長寿遺伝子を活性化させる働きがあることが確認されています。
その力はレスベラトロールより上とのことです。
一方、本研究により、黒ウコン由来のポリメトキシフラボノイドKPMF-8がカロリー制限とは異なる作用機序でSIRT1活性化に効果的であることが示されました。KPMF-8はレスベラトロールよりもSIRT1活性化効果が高い食品由来成分であると言えます。
引用元
黒ウコンのポリメトキシフラボノイドが「長寿遺伝子」産物SIRT1を活性化する
東京大学大学院農学生命科学研究科·農学部
他になかなか見られない効果は以上です。
どうでしょうか?
まあ、正直いうと①②③は言うほどではないんですけど、④はかなりキテると思います。
ということで、自分は「長寿遺伝子活性化」これ目当てで黒ショウガおよび黒ウコンサプリを探しました。
ただ、「長寿遺伝子活性化」これって普通に売っている黒ショウガサプリでイケるんでしょうか?
クラチャイダムとかで手に入る効果なんでしょうか?
長寿遺伝子活性化は、黒ウコンのポリメトキシフラボノイドに、ポリメトキシフラボノイドのなかでもKPMF-8にあるものです。
とりあえず
- ポリメトキシフラボノイドがしっかりと含まれている
- KPMF-8が含まれることが確証できる
これにあてはまる商品を探してみました。
そしたら、ありました。
常磐植物化学研究所の登録商標「SIRTMAX®」です。
SIRTMAX® は総ポリメトキシフラボノイド15%以上で規格した黒ウコンエキスです。
SIRTMAX®には、黒ウコンに含まれるポリメトキシフラボノイド(KPMF:PolyMethoxyFlavonoid from Kaempferia parviflora)のうち、KPMF-2、3、5、8、10の5種が合計15%以上含有されています。
SIRTMAX®
常磐植物化学研究所
その中にはバッチリKPMF-8が含まれています。
そもそも、東京大学大学院農学生命科学研究科·農学部のプレスリリース 黒ウコンのポリメトキシフラボノイドが「長寿遺伝子」産物SIRT1を活性化する の発表者の中にこの会社(の方)が含まれています。
間違いなく研究素材を提供した会社です(間違っていたらごめんなさい)。
ということで、原料にSIRTMAX®を使っている黒ショウガおよび黒ウコンサプリを探しました。
あまり期待もせずに探したら、なんとありました。
しかも、iHerb にです。
それがこれです。
この商品の成分表示にSIRTMAX® の記載があります。
MicroActive® Curcumin proprietary blend Turmeric root extract (curcuma longa) (standardized with 25% curcuminoids) | 500 mg |
Sirtmax® Kaempferia parviflora root extract (15% polymethoxy flavonoids) | 100 mg |
iHerbの商品説明には、さっきは述べた内容【●長寿遺伝子を活性化させる ●その力はレスベラトロールより上】の記載もあります。
Sirtmax®, a patented extract of a Thai herb, Kaempferia parviflora (also known as black turmeric), has been shown to have unprecedented power to activate SIRT1. In fact, it is 5x more powerful than resveratrol.
Quality of Life Labs, Yellow And Black Turmeric With Curcumin-SR, 30 Vegicaps
iHerb.com
というわけで、早速購入しました。
これ、黒ウコン(Sirtmax®)だけでなく、
ふつうのウコン(MicroActive®)、もといクルクミンも含まれています。
クルクミンもというよりは、Yellow And Black Turmeric の商品名から、黒ウコンと同列扱いです。
量的には黒ウコンより多いので、主役はMicroActive®のほうです。
MicroActive®Curcuminのサイトを覗いたら、悪くなさそうです。
- 通常のクルクミンの10倍の吸収
- 12時間以上の持続放出
などの特徴があります。
悪くないというか、いちクルクミンサプリとして、そこそこ優秀だと思います。
まあ クルクミンサプリとしては、価格が高いんですけど・・・
黒ウコン(Sirtmax®)が含まれていることを考えれば、許容範囲の価格だと思います。
このサプリ全然人気はありませんが、けっこういいサプリだと思います。
セールの時にまた買おう~
参照一覧
血糖改善素材 サートマックス(黒ウコン抽出物)
常磐植物化学研究所
MicroActive Curcumin® — SR
BioActives
Kaempferia parviflora (“黒ショウガ”) の機能性に関する研究
日本地域薬局薬学会
黒生姜含有組成物
GooglePatents
6.脂肪の褐色化による糖尿病治療
J-STAGE
寒冷適応と体脂肪制御における褐色脂肪組織の生理学的意義
J-STAGE
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※レビューの内容について
→個人の見解です。