Nature’s Way カイエンフルーツ

※180粒入り

ダイエットのお供に ※使用上の注意あり

★★★★★

唐辛子はダイエット効果が高い食品です。
なぜなら、唐辛子に含まれる主成分カプサイシンは

  • 白色脂肪細胞において脂肪の分解を惹起する
  • 褐色脂肪細胞において熱産生を促進させる

からです。

まずは脂肪細胞について簡単に説明します。

脂肪細胞

脂肪細胞には
大きな脂肪滴が1つある白色脂肪細胞
中小の脂肪滴&ミトコンドリアが多数存在する褐色脂肪細胞
の2種類があります。


出典元
第6回 3色の脂肪 予防医学としての食を学ぶ
インターネット公開文化講座
愛知県共済生活協同組合

白色脂肪細胞の機能は、余剰なエネルギーを中性脂肪の形で溜め込む です。
褐色脂肪細胞の機能は、脂肪エネルギーを熱として散逸させる です。

最近の研究により、第3の脂肪細胞が存在することが明らかになっています。

それがベージュ脂肪細胞と呼ばれるものです。

ベージュ脂肪細胞は、白色脂肪組織中に「褐色脂肪細胞」が出現したものです。
褐色脂肪細胞と同じように脂肪エネルギーを熱として散逸させる 機能をもちます。

褐色脂肪細胞およびベージュ脂肪細胞での【熱産生の流れ】は次です。


出典元
褐色脂肪組織による熱産生と体温・体脂肪調節
PDFページ 2/7
J-STAGE

寒冷刺激および食品による刺激を受ける

→刺激を感知するTRPチャンネルが活性化される
交感神経が亢進される
ノルアドレナリンが放出される
ノルアドレナリンβアドレナリン受容体に結合する

ホルモン感受性リパーゼが活性化される
脂肪分解が起こる

脂肪酸が遊離する

褐色脂肪細胞およびベージュ脂肪細胞で生じた脂肪酸は酸化分解されて熱産生の基質となります。
と同時に、特異的なミトコンドリア熱産生タンパク質UCP1を活性化して発熱をひき起こします
ノルアドレナリンが白色脂肪に作用すると、同様に脂肪分解が起こります。生じた脂肪酸は血中に放出され、褐色脂肪などで消費されます。


出典元
褐色脂肪組織でのエネルギー 消費と食品成分による活性化
PDFページ 2/7
J-STAGE

褐色脂肪細胞およびベージュ脂肪細胞の【脂肪エネルギーを熱として散逸させる】機能は、ミトコンドリア内膜に特異的に存在するUCP1によるものです。UCP1は酸化的リン酸化のエネルギーを生成する前に ミトコンドリア内膜での酸化的リン酸化反応を脱共役させ、エネルギーをATPとしてでなく熱として散逸させることができるタンパク質です。

 

ここで、食品による刺激 に注目してください。
この代表といえるのがカプサイシンです。

カプサイシンはTRPチャネルの1種「TRPV1」を活性化させます。

TRPチャネル

TRPチャネルはヒトでは27チャネルあります。27チャネルは大きく6つのサブファミリー TRPC、TRPV、 TRPM、TRPML、TRPP、TRPAに分かれています。

TRPチャネルは一つのサブユニットが6回の膜貫通領域を有するCa2+ 透過性の高い非選択性陽イオンチャネルであり,TRPスーパーファミリーは哺乳類では大きく TRPC, TRPV, TRPM, TRPML, TRPP, TRPA の6つのサブファミリーに分かれ,ヒトでは27の分子がセンシングをはじめとするさまざまな細胞機能にかかわることが明らかになっている

引用元
植物由来の食品成分と温度感受性TRPチャネル
PDFページ 1/3
J-STAGE

27チャネルあるうち、温度感受性TRPチャネルは9ないし10種類【TRPV1、 TRPV2、 TRPV3、 TRPV4、 TRPM2、 TRPM3、TRPM4、TRPM5、TRPM8、TRPA1】あります。
※書籍サイトによりTRPM3が含まれていないケースあり

温度感受性TRPチャネルの1つTRPV143度以上の熱刺激酸(プロトン)、そしてカプサイシンによって刺激されます。
ちなみにTRPV1はカプサイシン受容体と呼ばれています。

 

9ないし10種類ある温度感受性TRPチャネルのうちTRPV1、TRPM8、TRPA1に交感神経活性化を介した褐色脂肪組織機能の活性化させる働きがあります。

TRPV1以外のTRPチャネルも食品成分によって活性化されることが知られている。TRPM8活性化作用を有するミントに含まれるメントールやTRPA1活性化作用を有する緑茶中のカテキン類、ワサビ中のアリルイソチオシアネート、ニンニク、タマネギ中のアリシンなどの食品成分についてもTRPV1と類似の交感神経活性化を介した褐色脂肪組織機能の活性化が期待されている 

引用元
褐色脂肪組織機能と食品成分による機能制御
一般財団法人食品分析開発センターSUNATEC

この流れ👇のTRPに当てはまるのはTRPV1、TRPM8、TRPA1で、


出典元
褐色脂肪組織による熱産生と体温・体脂肪調節
PDFページ 2/7
J-STAGE

それを活性化させる代表的な食品(成分)は、

TRPV1 唐辛子(カプサイシン、カプシエイト)
TRPM8  ミント(メントール)
TRPA1 ワサビ(アリルイソチオシアネート)

です。

補足

TRPV1、TRPM8、TRPA1以外の温度感受性TRPチャネルにも【交感神経活性化を介した褐色脂肪組織機能の活性化】があるかもしれませんが、とりあえずこの3つにあることを覚えておくとよろしいかと思います。

ということで、
カプサイシンを取ると
TRPV1を刺激し、交感神経を亢進させ、褐色脂肪を活性化させる
=エネルギーがATP合成を経ずに直接熱へと変換さる
=痩せます

 

サプリでカプサイシンを取るとしたらカイエンペッパーからとなるとなります。

iHerbで売っているカイエンペッパーサプリは、内容からして、Nature’s WayNowの2択になります(なると思います)。

コスパ的にいうと若干Nowなんでしょうけど・・・
そんなに差がないので、どちらでもいいと思います。

個人的にはNature’s Wayです。
ハーブ・スパイス系といえばNature’s Wayなんで。

ハーブ・スパイス系はこのメーカーで揃えています。

 

なお、空腹時に取らないようにしてください。
腹が痛くなります。

 

参照一覧
北海道大学が解明!唐辛子ダイエットが 脂肪がどんどん燃え上がるいちばん安心確実な方法だった
週刊現代

食べるだけ 脂肪を燃やす食品・ぐっすり眠れる食品
NIKKEI STYLE

食べて脂肪を燃やす 自律神経のスイッチ切り替え食品
日経BP

カプサイシンによる褐色脂肪細胞活性化機構
一般財団法人旗影会

トウガラシの辛味と痛みとエネルギー代謝
J-STAGE

脂肪細胞の褐色化に作用する天然物の探索とその制御機構の解析
J-STAGE

褐色脂肪組織による熱産生と体温・体脂肪調節
J-STAGE

熱産生における脱共役タンパク質の役割と適応進化
J-STAGE

Transient receptor potential(TRP)チャネルと咳嗽
J-STAGE

植物由来の食品成分と温度感受性TRPチャネル
J-STAGE

スパイスの化学受容と機能性
J-STAGE

食品成分による褐色脂肪組織機能亢進作用を介した熱産生機構
日本微量栄養素学会

影響は想像以上! 温度が左右する生体反応
ヤクルト本社

温度感受性TRPチャネル
天然薬物研究方法論アカデミー第19回岡崎シンポジウム

香辛料などの食品成分によるヒト褐色脂肪組織の活性化と肥満予防
原料・受託バンク

冬こそ代謝アップ!? TRPチャネルで脂肪を燃やす
マンダム

温度感覚の最先端研究から再考する伝統薬の価値~TRPチャネル~
アリナミン製薬

脂肪燃焼・体熱産生と食品機能: 健康維持・増進のための褐色脂肪の再生と活用
京都府中小企業技術センター
.

※レビューの内容について
→個人の見解です。

スポンサードリンク