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さて、今回はパセリ(の葉)のレビューです。
パセリって、しょうもな~
そう思った方、コツンです。
大変恐縮ですが、ただいまより、コツンさせていただきます。
コツンじゃ~
はへ?
コツーン!!
あ痛~
パセリをなめたらあかんです。
パセリにはとある成分たちが多く含まれています。
それらがとっても素敵な働きをするのです。
その成分とはアピゲニンとルテオリンです。
ルテオリン,アピゲニンはパセリやセロリに多く含まれ,フィセチンはリンゴやイチゴに含まれている
引用元
アレルギーとフラボノイド
PDFページ 6/8
J-STAGE
アピゲニンとルテオリン
この2つめっちゃいいです。めっちゃお気に入りの成分です。
この2つものすごい働きを持っています。
共通して です。
その1 オートファジー活性化
アピゲニンとルテオリンにはオートファジーを活性化させる働きがあります。
ここでは、とりあえず、(程度の差はあれ)2つともオートファジーを活性化させる成分って捉えちゃってください。
一応エビデンスを載せておきます。
◆アピゲニン オートファジー
アピゲニンは強力な抗炎症因子であるとともに、皮膚におけるオートファジー誘導成分としても注目されています。
引用元
食用黄菊由来原料がシワ・シミケア:独自技術で高浸透化 ~ 低分子黄菊アピゲニン ~
サティス製薬
近年、アピゲニンはオートファジーと呼ばれる過程を誘導する効果を持つことが明らかとなり、化学的疾病予防剤となる可能性があると同時に化学療法への抵抗を誘導する作用を持つことを説明できるようになった
引用元
アピゲニン
ウィキペディア
◆ルテオリン オートファジー
本方法を用いてポリフェノール化合物 47 種類のオートファジー誘導活性評価を行ったところ、ルテオリンおよびその細胞内代謝物である3’-メチル化ルテオリンがより強力なオートファジー誘導活性を有することが明らかとなった。
引用元
ミトコンドリア品質管理機構を標的とする食品成分の新機能探索
PDFページ 3/5
KAKEN
その2 CD38阻害作用
NADはSirt1の基質です。NADを取るとSirt1が活性化され、抗老化効果を手に入れることができます。
CD38とはNAD分解酵素のことです。
言わばルネッサンスを迎えた近年の NAD+生物学研究の爆発的な展開により,ヒトを含めた哺乳動物において,老化に伴う Nicotinamide phosphoribosyltransferase(NAMPT)を含むNAD+生合成酵素活性の低下,あるいは CD38 に代表される NAD+分解酵素活性の亢進により,全身性に臓器 NAD+量が減少することが明らかとなった
引用元
超高齢社会日本における NAD+生物学トランスレーショナル研究の意義と可能性
PDFページ 1/11
J-STAGE
ちょっとNADの話をさせてください。
アンチエイジング界隈のみんなが大好きなNADは加齢ともに減少します。
それは加齢とともに
- NADの消費が亢進する
PARPはDNA修復を担う酵素です。活動時にNADを消費します。加齢とともにPARPの活動が高まるのでNADの消費が増えます。イースト菌やハエ、マウスなどで老化を遅らせ寿命を延ばす働きがあると報告されているタンパク質「SIRT1」は、NADによってその活動が活発化する。DNA修復を制御するタンパク質「PARP1」も、活動時にNADを消費する
引用元
老化防止のカギ解明、DNA修復力向上をマウスで確認 – ハーバード大など
マイナビニュース - NADの合成が低下する
NAMPTは哺乳類のNAD合成系の律速酵素です。加齢とともにこの酵素が減少します。 - NADの分解が亢進する
NAD分解酵素CD38は老化(老化細胞の蓄積)や炎症によって増加します。
から です。
こちらをご覧いただくと今の話が一発です。
出典元
なぜNAD+は低下するのか?
NOMON
①~③すべて、基本「【NADの前駆体)NMNの摂取でNAD量を回復させる」で対応可能です。
※②のNAMPTに関しては、有酸素運動や筋トレでも増えることが分かっています。
参照
老化制御が研究から、社会実装段階に突入する
日経BP 総合研究所
が、やっかいなのが、③です。
CD38ってNADのみならず、その前駆体であるNMNを分解するとされています。
なので、せっかくNMNサプリを取っても、CD38が存在すると、効率的にNADを増やすことができないとされています。
NAD+を増加させるにはNMNのようなNAD+前駆体を摂取することは効果的と考えられますが、せっかく摂取したNMNもCD38のような分解する酵素の働きによってバラバラにされてしまったら、効率よくNAD+を増加させることができないかもしれません。
出典元
なぜNAD+は低下するのか?
NOMON
ということで、CD38の活性を抑えるって、「NMNサプリでNADを増やす」において超絶大事になります。
CD38阻害成分の代表とも言えるのが、アピゲニンです。
ここでは、そういうもの(代表である)と捉えてください。
CD38阻害成分として、かなり有名です。
で、ルテオリンにもCD38阻害作用があるとされています。
炎症老化が及ぼす結果の一つにNAD+の減少があります。炎症が起こるとCD38と呼ばれる細胞内酵素が増加し、この酵素がNAD+だけでなく、NAD+の前駆体も分解してしまいます。6,7幸い、レスベラトロール、ケルセチン、ルテオリンといった植物性ポリフェノールにはCD38の活性を抑える働きがあります。
引用元
NAD+は実際に効果があるのでしょうか。この補酵素がエイジングケアの鍵を握ると考えられる理由
iHerb.com
パセリにはそんなアピゲニンとルテオリンが多く含まれています。
ルテオリンはそうでもないですが、アピゲニンの含有量なんて、他の野菜と比べるとダンチです。
表1‐7.フラボンを高度に含有する農産物(USDA)
食材名 フラボン含量(mg/100g) セレリアック
セロリ(緑)
セロリ
コールラビ
オレガノ
パセリ
唐辛子
ローズマリー
タイムアピゲニン(2.41)
アピゲニン(19.0)、ルテオリン(3.5)
アピゲニン(4.61)、ルテオリン(1.31)
ルテオリン(1.30)
アピゲニン(3.0)、ルテオリン(1.5)
アピゲニン(302.0)、ルテオリン(1.24))
ルテオリン(5.11)
ルテオリン(4.0)
アピゲニン(5.0)、ルテオリン(51.0)
アピゲニンとルテオリンが多く含まれるパセリ
より、こっち👇の表現のほうがおそらくそそるのでは?
オートファジーを活性化する & CD38阻害作用をもつ成分が含まれているパセリ
どうでしょうか?
そそりました?
今日から毎日 パセリ イっちゃいます?
とはいえ、パセリって、イケます?
毎日、イケます?
パセリって毎日はイケなくありません?
そんな時は、サプリです。
これには450mg/粒のパセリ(の葉)が含まれています。
およそ0.5gというわけで、先ほどの文部科学省のアピゲニン・ルテオリンの含有量表にあてはめると、
あれ?
含有量表の単位(mg/100g)・・・
そもそも、パセリ1本の重さ=約6gより、450mgって全然アレだぞ・・・
参照
パセリの重さは1本、1束で何グラム、大きさやカロリーは?
生活知恵袋
というか、パセリの葉とパセリって同じ土俵にあげていいのでしょうか?
量をあわせて、戦わせていいんでしょうか?
えーと、
サプリってアレじゃないですか。
基本、食事からなかなかとれない量を手軽に取れるというのがコンセプトじゃないですか。
どんなサプリも、基本・・・
ということで、パセリの葉 450mg/粒ってめっちゃ多いんでないかな~と勝手に思っています。
食事からなかなかとれない量でないのかな~
なんといってもパセリの葉ですから。
とりあえず自分は、このサプリでパセリ(の葉)がそうとう量、アピゲニンとルテオリンがそこそこ取れると思っています。
正解はわかりませんが、サプリバカの私はそう思い込むようにしています。
コっ コツンおばさん・・なにしてんの?
パセリ いいでしょ?
うん、そそるね~
だしょ? 今晩一緒にパセる?
・・・・・
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※レビューの内容について
→個人の見解です。