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NADはニコチンアミドアデニンジヌクレオチドの略称です。
NADはエネルギーを産生する際に中心的な役割を担っている補酵素です。
だけでなく、長寿遺伝子SIRT1の材料でもあります。
※SIRT1はNAD+依存性脱アセチル化酵素👈SIRT1はNADにより活性化される。
NAD+は,すべての生物種に存在する酸化還元反応で中心的役割を果たす古典的な補酵素であるとともに,サーチュイン(Sirtuins;SIRT1-SIRT7)に代表される NAD+依存酵素を介して,老化,代謝,概日リズム,炎症,分化などの多彩な生物学的局面において重要な役割を果たす.
引用元
超高齢社会日本における NAD+生物学 トランスレーショナル研究の意義と可能性
PDFページ 2/11
J-STAGE
NADの量は加齢とともに減少します。
ゆえに年を取ると、産生されるエネルギー量が低下します。だけでなくSIRT1の活性が低下します。イコール 元気がなくなる & 老化が促進するです。
NADを増やすためには、NAD合成に関わる物質を取る、NAD合成酵素を活性化させる 必要があります。
さて、こちらがNADの合成経路です。
出典元
Nmnat3を介したNADの合成経路と老化制御における役割
生化学
こちらに登場する物質を取る、酵素を活性化させると理論上はNADは増えます。
増やす方法のベストと言えるのはNMN(β-ニコチンアミドモノヌクレオチド)を取るです。
NAD合成酵素を活性化させるのは運動です。
運動をすると筋肉中のNAMPT(ニコチンアミド・ホスホリボシルトランスフェラーゼ)の量が上昇して、エネルギーの産生とサーチュイン(老化や寿命をコントロールする酵素)の活性化に不可欠なNAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)の量が増えます。NAMPTというのは、体の中でNADを合成するために必要な酵素です。
引用元
老化を遅らせる方法は? 先端研究者が勧める3大法則
日経Gooday 30+
まず前提として、de novo 経路よりサルベージ経路のほうが重要です。ここでは深く考えずにそういうものと捉えてください。
特に哺乳類では,PARPやサーチュインによるNAD+の消費に伴い産生されるNAMが再利用されるサルベージ経路がNADレベルの維持に非常に重要である.
引用元
Nmnat3を介したNADの合成経路と老化制御における役割
生化学
サルベージ経路は先の出典元の赤い点線部分です。
ご覧の通り、NMNはNADの直接的な前駆体です。
ということで、NADを増やすにあたりNMNを取るがベストです。
それ以外にもNMNがベストな理由があります。
トランスポーターの存在です。
NMNは、NRよりもNAD+の生成に近い物質であり、NMNを直接細胞内に取り込む特定のトランスポーターが同定されているため、NRよりも効果的に利用できる可能性があります。
引用元
NAD+は実際に効果があるのでしょうか。この補酵素がエイジングケアの鍵を握ると考えられる理由
iHerb.com
私たちの体には、NMNを速やかに体に取り込むトランスポーター(運び屋)となるタンパク質が備わっていて、口からNMNが入ると速やかに血中に取り込んでNADに変換するのです。
引用元
老化を遅らせ、元気続く 最新研究が示す抗老化物質
日経Gooday 30+
出典元
老化を遅らせ、元気続く 最新研究が示す抗老化物質
日経Gooday 30+
ということで、体内のNADを増やしたいならばNMNを取りましょう~
さて、NMNを取るならば、海外のサプリがおススメです。
コスパが違います。商品によっては圧倒的に違います。
日本のNMNサプリは全般的に高額です。
あと、日本のNMNサプリには不思議な現象があります。
現象というか・・・
サプリにおいて、パッケージ前面でアピールする量って1粒に含まれる量ないしは1回分の量だと思います。
例えば、こんな感じ(175mg)です。
日本で売っているNMNサプリの中には、なぜだかわかりませんが、1箱辺りの量をアピっている商品があります。例えば、NMN10000mgとかアピっているヤツです。これってどうなんですかね?
まあ~1粒ないしは1回分あたりの成分表示がきちんとある(たぶん)ので問題はないと思いますが、あれって何が目的なんでしょうか。
消費者が多く含まれていると勘違いするのが狙いなんでしょうか?
さて、今回のレビューです。
文句なしの★5つです。
Jarrow FormulasのNMNは、iHerbで売っているNMN商品でちょっと前まで、マイベストでした。
5月にProHealth Longevityが登場したことにより、マイベストから外れたんですけど、それでもベストの1つです。
※ベストの1つってなんやねん?ですが、なんとなくでお察しください。
前回レビューしたCGNの商品と比べると1粒あがりの含有量が少ないです。
向こうは175mgで、こっちは125mgです。
なので、価格はこっちのほうが安いですけど、コスパはCGNのほうが上です。
それでもこれを好んで購入していました。
理由は、2点あります。
①CGNよりは供給が安定している
これはまんまです。CGNより入荷される頻度が高いと思います。
②カプセルではなく錠剤
これ錠剤です。しかも非常に小さいです。
これ個人的にポイントでかいです。
というのも舌下錠としても活用できるからです。
舌下錠についてわかりやすく説明しているサイトがあったので、ご参照ください。
有効成分は胃酸で分解されてしまうため、噛み砕いたり、飲み込んだりすると、効果が低減してしまいます。
舌の下で溶かすと有効成分が胃酸の影響を受けることなく舌の下(裏)の粘膜から血管へ吸収され、患部に届いて効果を発揮します。
引用元
よくあるご質問(製品Q&A)
ヘモリンド
小林製薬(株)
出典元
ヘモリンド舌下錠 ヘモリンド作用イメージ
製品情報
小林製薬(株)
そもそも舌下錠のサプリとして販売されていないので、味は、まあ~不味いです。不味いというか、無です。舌下錠のサプリとして販売されている場合は、普通 味がつきます。
それでもこのサプリで舌下吸収を試しているのは、「NMNは舌下吸収のほうが良いんじゃないかな~」と思っているからです。
私たちの研究の結果、胃からの吸収(通常のカプセル)を1とした場合、舌下吸収では1.6倍、腸からの吸収で3.1倍も効率よく「NAD+」に変化していました(※当社調べ)。
引用元
NMNサプリメント『NMN Sirtuin(エヌエムエヌ サーチュイン)』が、価格はそのままにNMN吸収効率を3.1倍に高めた第3世代となる3Gを販売開始
バリュープレス
こうした考えは、私だけじゃないみたいです。iHerbのレビューを見るとこのサプリを舌下錠として利用している方そこそこいるっぽいです。
これだけで舌下吸収させるには味的にちょっとアレなんで、自分は他の成分の舌下錠タイプと一緒取るようにしています。
他のほうの味で、味の不味さが中和され、舌下吸収しやすくなると思います。自分はよくグルタチオンの舌下錠と一緒に取っています。
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グルタチオンとNMNの組み合わせはどうでしょうか。詳しくはわかりませんが、マイナスにはならないのではないでしょうか。
老化を遅らせたいならばNMNはとりあえず必須アイテムです。そのうえで、これは選択肢上位に確実に入る商品だと思います。
長々と書きましたが、まあ~おススメです。
参照一覧
老化関連疾患におけるNAD+合成系の役割と創薬標的としての可能性
生化学
NAD+は実際に効果があるのでしょうか。この補酵素がエイジングケアの鍵を握ると考えられる理由
iHerb.com
パワーサプライNMN
日清ファルマ
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※レビューの内容について
→個人の見解です。