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✅ベタインは、アミノ酸のアミノ基に3個のメチル基が付加した化合物の総称。
✅タコ、イカなどの頭足類、エビ、カニなどの甲殻類や植物に広く存在する。
✅体内では食物からの摂取あるいは生体内におけるコリンの代謝物として組織中に存在する。
✅ベタインには
肝臓から脂肪排出を促進する&肝臓へ脂肪流入を抑える作用がある
グルタチオンを産生を維持する働きがある
✔ゆえに脂肪肝予防効果や肝障害抑制効果が期待できる。
これらの結果から、ベタインは肝臓からの脂肪排出を促進、または肝臓への脂肪流入を抑制して脂肪沈着(1st hit)を低減させる効果と、脂肪肝から肝炎への進行にあたり解毒作用を有するGSH産生を維持して酸化ストレス(2nd hit)を除去し、炎症や肝細胞障害、肝の線維化への進行を防ぐ効果があることが示唆され、脂肪肝予防効果や肝障害抑制効果を持つことが明らかとなりました
引用元
てん菜を原料とした機能性素材
独立行政法人農畜産業振興機構
✅ベタインの主要な機能の1つにメチル基の供与がある
✔ベタインはメチオニン代謝経路にてホモシステインにメチル基を供与し、メチオニンの再合成を進めることによりホモシステインを減少させる。
出典元
統合失調症の新しい治療薬候補の発見―天然代謝産物ベタインの可能性―
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
さて、このサプリはベタインHCLです。
ベタインHCLは塩酸とベタインを結合させた化合物で、古くから胃液の酸度を調節する医薬品として利用されています。
ベタインHCLには【塩酸(HCL)を補給することで】胃酸の分泌を促進し、胃酸の濃度を高める作用があります。
なのでベタインHCLのサプリを摂取は加齢による胃酸分泌の低下を予防することが期待できます。
塩酸は極めて酸性度の高い物質であるため、もし非結合型の純粋な塩酸をそのまま摂取すると、口や喉に穴が開いてしまうでしょう。ベタインHCLは、ベタインと塩酸をいずれも安全に摂取できるサプリメントです。ベタインHCLが塩酸を胃に届けると、胃の内側を覆う特殊な細胞や化合物が、強力な酸による胃へのダメージを防ぎます。
引用元
ベタインHCLとは:胃酸不足を補い消化を改善できるのでしょうか?
iHerb.com
塩酸(HCL)の効果のほうに目がいきがちですけど、
普通にベタインとして効果も得ることができます。
塩酸ベタインは経口投与後胃内において加水分解され塩酸を遊離する。
この塩酸は有害細菌類の繁殖を阻止し、異常発酵や腐敗を防ぐ。また顆粒Bに配合された耐酸性消化酵素の活動に適度な酸度を与え、消化を促進させる。
更に無機物質の多くは胃液中の塩酸によって可溶化され吸収されているので、カルシウムや鉄分等ミネラルの吸収にも役立つ。
遊離するベタインはメチル基供与体としてメチオニン、コリン同様の作用を示し、肝機能の改善、脂質代謝の改善に寄与する。引用元
ビオペア【動物用医薬品】
パンフレット
東亜薬品工業(株)
自身はベタインHCL よく取っています。
ごめんなさい、ベタインHCLと限らず、ベタイン(TMG)をよく取っています。
ベタインHCLであれば、HCLのほうが摂取目的ではないでしょうか。
つまるところ胃酸の分泌のサポートです。
自分の摂取目的はベタインのほうで、その機能「メチル供与体として」を得るためです。
ベタインは構造内に メチル基をもつ。 ベタインのメチル基は種々の生合成に必要で,ベタインは優れたメチル基供与体である。
引用元
ベタイン(Betaine)
J-STAGE
参照一覧
ベタイン(Betaine)
J-STAGE
ベタインHCLとは:胃酸不足を補い消化を改善できるのでしょうか?
iHerb.com
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