提案1 30歳 OL シミ対策 後編

早くも時間稼ぎ(記事数稼ぎ)のにおいがプンプン匂っている「提案してみる」シリーズ。なぜか1つの提案に対して前編、後編と2つの記事を作ってしまいました。まあぶっちゃけるともう記事を書くのにいっぱいいっぱいになっているということです。
・・・・・えーとですね。ともかく「提案してみる」シリーズとはこのブログに登場している人たちの美容や健康に関する悩みを栄養成分を紹介することで解決していくという内容です。記念すべき1回目は30歳のお姉さんの「シミ」のお悩みでした。

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お姉さんの相談アンケートシートはこれです。相談内容はずばりシミを減らしたいとのことでした。

アンケート

  • 今回のお悩み

  シミが増えた気がする

  • 性別 女性
  • 年齢 30
  • 職業 OL
  • 趣味 映画鑑賞
  • だいたいの食生活(アバウトで結構です)朝 パン 昼 うどん 晩 ごはん
  • 運動の頻度  休日にウォーキング   
  • アルコール 毎日ビール2本     
  • たばこ 吸わない
  • 睡眠時間 7時間
  • サプリメントにかけられる1カ月の予算 2,000円

前回の復習

前回の復習

シミの原因は主にメラニンが過剰に作られることです。過剰に作られてそれが色素沈着することでシミとなります。

そもそもメラニンは皮膚にとって必要なものです。紫外線により発生する活性酸素から細胞を守る機能があり、皮膚がんなどの病気を防ぐ働きをします。肌トラブルや病気を守るためになくてはならない存在です。

メラニンは表皮の基底層にあるメラノサイトでつくられます。

メラニンが作られる場所がメラノサイトと考えてください。

そのメラノサイトでは体内にあるアミノ酸チロシンからメラニンが生成されています。
つまりメラニンの材料となっているのがチロシンということになります。
チロセナーゼという酸化酵素がチロシンに作用することで、チロシンがメラニンという黒い色素に変わっていきます。

冒頭でもいいましたが、メラニンは肌にとって大切です。しかし必要以上に作られることがシミの原因となります。

必要以上に作られる原因となるのが紫外線です。紫外線による活性酸素です。

紫外線を浴びることで肌に活性酸素が過剰に発生します。例えば活性酸素が肌の真皮層に発生すると、真皮層にある繊維芽細胞の細胞膜が酸化してしまい過酸化脂質にかわってしまい肌のハリや弾力を保つ成分コラーゲンとかエラスチンを破壊していきます。つまりハリや弾力が失われることにつながります。

この活性酸素から肌の細胞を守るのがメラニンの役目です。

表皮が紫外線を浴びると表皮の基底層にある角化細胞(ケラチノサイト)から、これまた表皮の基底層にあるメラノサイトに情報伝達物質が送られます。この情報伝達物質がメラノサイトに届くことによりメラニンが生成される仕組みとなっています。

とまあこれが前回までの復習です。

覚えている?

グーン!!

覚えているもクソもねぇよ! クソハゲ無駄に記事分割するんじゃねぇ!!
ちゅ・・ちゅいません
活性酸素から肌の細胞を守るのがメラニンってどういうことよ

まあそれを今回説明します。

メラニンが過剰につくられる理由

結局のところ本来は肌の細胞を守る役割をするメラニンが、過剰に生成されることがシミの原因であるのです。

で、過剰に生成されてしまう原因が紫外線ということです。

それさっきいった

紫外線を過剰に浴びると角化細胞にある情報伝達物質が「肌の色素をもっと濃くして、肌を守って!!」と指令をだします。

そうすることでメラノサイトはチロシナーゼという酵素を今まで以上に活性化させ、メラニンをたくさん生成するという働きをします。

できたメラニンは角化細胞に送られ、そこに留まり、紫外線(の活性酸素)から細胞を守るはたらきをします。

やっぱりメラニンいいやつじゃん!なんでシミの原因になるのよ

どういう風に守るかわかりますか?

活性酸素って細胞を酸化させて、体をサビさせるといいましたよね。

メラニンは細胞の代わりに自らが酸化されることで活性酸素を除去するのです。

そしてメラニンが酸化されるというは肌が黒くなるということです。
メラニンが紫外線による活性酸素のダメージを引き受け、かわりに黒くなることで肌の細胞が酸化されるのを防いでいるのです。日焼けして肌が黒くなるのはこういった理由です。

で、過剰にできたメラニンが蓄積し色素沈着することでシミがおきるということです。

メラニンがつくられてそれがシミになる理由のはわかったけどさっきから解決策をなに一つ言ってないじゃない

そう焦らないでください!それをこれから説明します。ところで肌のターンオーバーってご存知ですか?

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肌のターンオーバー

今までの話の流れだと、メラニンは必要なものだけど過剰に生成されるのがよくないということですよね?

実は、通常メラニンは作られても自然となくなっていきます。角化細胞に送られたメラニンは肌の生まれ変わる周期すなわち肌のターンオーバーによって、アカと一緒に剥がれ落ちて行きます

なにー なら無問題やん!

肌のターンオーバーの話をします。

基底層で生まれた角化細胞が最終的にアカとなってはがれていく日数のことをターンオーバーといいます。

表皮の一番下にある基底層で角化細胞は生まれ、その角化細胞が細胞分裂をします。分裂した角化細胞のうちの一つは基底層に残って次の分裂のための準備をします。
細胞分裂で生まれたもう一つ角化細胞は表面に押し上げられていきます。図をみていただくとわかる通り、角化細胞が有棘層、顆粒層、角質層という順番で上に上にあがっていくのです。

角化細胞は→有棘細胞→顆粒細胞→角質細胞と変化していきます

表皮において基底層で生まれた角化細胞が角質細胞になる期間とできた角質細胞がアカとなって剥がれ落ちてしまう期間を足したのが肌のターンオーバーなのです。肌のターンオーバーはだいたい28日(4週間)です。

角化細胞が角質細胞に変化するのに14日かかります。、
角質細胞になったら角質層で皮膚のバリア機能、保湿機能という役割を果たします。この期間がおよそ14日で、役割を終えるとアカとなって剥がれていくのです。

肌のターンオーバーはわかったわ!文字数稼ぎはやめてさっさと先に進めなさい!

ターンオーバーが正常であれば、メラニンは、基底層から角質層まで押し上げられます。そして基底層で生まれた角化細胞とともに垢として剥がれ落ちるのです。

大事なのでもう一度いいます。

「ターンオーバーが正常であれば、メラニンは、基底層から角質層まで押し上げられます。」

この文で引っかかる部分ありませんか?

「正常であれば」でしょ!ご丁寧に文字でっかくしてるやん!
その通り!

加齢、ホルモンバランスの乱れ、不規則な食生活、睡眠不足などでターンオーバーが正常でなくなるつまりターンオーバーの周期が遅くなればなるほど、メラニンもうまく排出されなくなます。

すなわち表皮の中にメラニンが残ったままとなります。そしてその残ったメラニンがシミの原因となるのです。

ふへーー

なのでシミの原因には肌のターンオーバーの乱れもあてはまるということです。

ただターンオーバーが正常に働いてもメラニンが表皮に残ったままの場合もあります。それはどんな状況かわかりますか?

メラニンが過剰になっているとき?
正解!

そうです。例えターンオーバーが正常でも、表皮の中にメラニンがどんどん作られてしまうとその排出作業が追いつかないということです。

それでは復習を兼ねてもう一度聞きますよ!

メラニンの材料ってなんでしたっけ?

チロシン

そのチロシンはどうやってメラニンに変わるのでしたっけ?

チロシナーゼという酵素が活性化することで

何によってチロシナーゼが活性化するのでしたっけ?

活性酸素!

その活性酸素は何からうまれる・・

紫外線だろ! この流れ もういい加減にしろ!
すいません

長々と話をしてきましたが、
実は今までの流れでシミの改善策はとうに見つかっているのです。

なにーー

お姉さんのシミを減らす改善方法は大きく2つあります。
1つは肌のターンオーバーを正常化させる
もう1つはメラニンができるメカニズムから改善を導き出すということです。

お姉さんのアンケート用紙をもう一度見ます

アンケート

  • 今回のお悩み

  シミが増えた気がする

  • 性別 女性
  • 年齢 30
  • 職業 OL
  • 趣味 映画鑑賞
  • だいたいの食生活(アバウトで結構です))朝 パン 昼 うどん 晩 ごはん
  • 運動の頻度  休日にウォーキング   
  • アルコール 毎日ビール2本     
  • たばこ 吸わない
  • 睡眠時間 7時間
  • サプリメントにかけられる1カ月の予算 2,000円
ところで週何回やります? あっちのほうです
さりげなく何聞いてんだ!クソハゲ!!
テヘペロ

・・・・・

えーとですね。お姉さんの年齢と普段の生活からみて肌のターンオーバーはそんなに乱れていないきがします。なのでこれはメラニンができるメカニズムからの改善がいいとおもいます。

で、メラニンができるメカニズムからの改善策として次があげられます。

  • メラニンのもとであるチロシンを作らない(取らない)ようにする。
  • チロシンをメラニンに変える酵素チロシナーゼを活性化させないようにする
  • 紫外線を極力あびないようにする
  • 紫外線から発生する活性酸素を除去する
  • メラニン合成とメラノサイト増殖の指令をだす情報伝達物質を抑制する

まあ一番上のアミノ酸のチロシンを作らない(取らない)ようにするというのは非現実的なので、まずは却下です。そして紫外線を極力あびないようにするというのはお姉さんがもうすでにしていることです。情報伝達物質を抑制する成分は主に化粧品で、顔につけるものです。

ということでお姉さんにおすすめなのはこの2つに関する栄養成分を取ることです。

  • チロシンをメラニンに変える酵素チロシナーゼを活性化させないようにする
  • 紫外線から発生する活性酸素を除去する
その根拠は!
私の勘です

バチーん

まあいいわ!でそれに効く栄養成分はなに!

システインビタミンCです。

栄養成分レビューのシステインとビタミンCから下記をチロシナーゼと抗酸化に関わる部分を抜粋してきました。

システインの栄養成分レビュー

システイン
システインは、メラニンの生成を抑える効果があります。体内で、チロシンというアミノ酸がチロシナーゼという酵素の働きによりメラニンになります。紫外線を過度に浴びた時に、このメラニンが過剰に生成され、それが色素沈着しシミ、そばかすにつながります。
システインはメラニンの生成にかかわるチロシナーゼという酵素が活性化するのを抑制します。メラニン色素の沈着をふせぎシミ、そばかすの予防になります。またできてしまったシミを薄くする効果もあります。

ビタミンCの栄養成分レビュー

ビタミンC
ビタミンCはチロシナーゼの働きを阻害することによって、メラニンの生成を抑制します。
また細胞を活性化させて肌のターンオーバーを整え、メラニン排出を促進し、出来てしまったシミ・そばかすを徐々に薄くする働きをします。ビタミンCが持つ抗酸化力は、活性酸素の増加を抑えて老化を予防します。
システインとビタミンC・・・・

ビタミンCのサプリメントはメーカーによりますが1か月分で300円ぐらいです。
システインのサプリメントはメーカーと含有量によりますが1カ月分で1000円~1300円ぐらいです。

お姉さんのサプリメントにかけられる予算2000円ということで、予算内に十分収まる金額です。

ですが

システイン単体のサプリメントは海外のメーカーしか販売していない(たぶん)ので、これを海外から買うには送料がかかってしまいます。

なので結論としてはこの2つ成分が入っているハイチオールCでも買えばいいと思います。


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ハイチオールC?
わーい!紹介してくれてありがとう!!って・・・・

ゴッツーン

渾身のヘッドバットでもくらえ!!
さんざんやってきてハイチオールCだと!!なんのひねりもねえやんけ!
時間の無駄や!!もう帰る!!バーカー! 毛根200本抜きや!!
・・・・・

こうして相談教室の船出はさんざんなものになってしまいました。

ちなみ今回の話でよくでてきたチロシン(メラニンのもと)も栄養成分レビューにのっています。

チロシンの栄養成分レビュー

おしまい

 

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