カカオポリフェノール

カカオポリフェノールの評価 A+

カカオポリフェノール

カカオポリフェノールとはポリフェノールの一種で、チョコレートやココアの原料となるカカオ豆に含まれています。
ポリフェノールは植物が光合成を行う際に作られる色素、苦味、渋みの成分のことです。この色素、苦味、渋みといった成分は植物の花、葉、樹皮などに含まれているもので、紫外線からの活性酸素や外敵からの攻撃などから植物が自らを守るための生体防御物質です。

カカオポリフェノールは、カテキン類とプロシアニジン類から構成されています。

カテキン
主にお茶に含まれているポリフェノールの一種でお茶の渋味、苦味となっている成分です。カテキンは総称のことでいくつか種類があります。
茶葉のなかに含まれているのがエピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートの4種類で、この4種類が変化したもの(お茶飲料が作られる工程中の加熱処理で一部形が変化)がカテキン、ガロカテキン、カテキンガレート、ガロカテキンガレートです。カテキンはこの8種類の総称のことをいいます。

プロシアニジン
カテキン(主にエピカテキン)がいくつか結合した構造をもつ化合物です。強い抗酸化力をもっています。

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カカオ

カカオの樹はアオギリ科に属する常緑樹で、カカオ豆はその果実の中にある種子のことです。カカオの樹は学名を「Theobroma cacao(テオブロマ・カカオ)」といいます。テオブロマという名前は、ギリシャ語で「神様の食べ物」という意味を持っています。

カカオの樹は高さ7~10m、幹の太さは30~40cmに生長します。カカオの樹は無数の白い花を幹、枝の区別なく一年中開花させていて、その数は1本の樹で年間5000~15000個ともいわれています。ただし、花のうち実をつけるのは70~300個程度だといわれています。

 

 

カカオの果実は、カカオポッドともいわれます。カカオポッドは長さ20cm、直径15cmくらいのラグビーボールのような形をしていて幹や枝にぶら下がるように実っています。
カカオポッドの中にカカオ豆が20~40粒ほど入っており、発酵、乾燥という過程を経てチョコレートやココアの原料となります。

カカオマス

チョコレートはカカオ豆をすりつぶした「カカオマス」とカカオ豆の脂質部分の「ココアバター」に糖分やミルクを付け加えられ作られます。
糖分しかつけ加えられないのがビターチョコレートで、糖分もミルクも付け加えられるのがミルクチョコレートです。
カカオ分(カカオマス+ココアバター)が70%以上配合のものをハイカカオチョコレートといいます。

ココアはカカオマスから一定量のココアバターを取り除いてパウダー状にした「ココアパウダー」に糖分やミルクを付け加えられて作られています。ココアパウダーに何も付け加えられていないものは純(ピュア)ココアといい、糖分やミルクを付け加えられているのを調整ココアといいます。

カカオポリフェノールの摂取目的

「抗酸化」、「美肌」、「普段」です。

 摂取目的
肌  「美肌」
体力 「普段」
その他「抗酸化」

カカオポリフェノールの効果・効能

抗酸化作用
ポリフェノールは植物が自身を活性酸素から守るためにつくりだす抗酸化作用をもった物質のことです。その一種であるカカオポリフェノールも当然ですが抗酸化作用があります。

活性酸素が過剰に発生すると細胞を酸化させ肌や身体にダメージを与えます。これが肌トラブルや生活習慣病につながってしまいます。
体内には活性酸素を除去するための抗酸化酵素が備わっていますが、この酵素だけでは処理できません。また加齢とともにその酵素は減っていきます。
そのため活性酸素の除去に働く抗酸化物質を積極的に取り入れる必要があります。
チョコレートやココアに含まれているカカオポリフェールは、手軽にとれる抗酸化物質の一つといえます。


カカオポリフェノールには肌に良い効果があります。カカオと肌の関連についての研究が行われたところ、次の2つの効果があることがわかりました。ちなみに、カカオポリフェノールを含むカカオ製品を12週間続けて摂取した後の調査結果です。

①保湿効果・・・・肌の角質層の水分量の低下を防いでいるとの報告がされています。

②紫外線紅斑抑制効果・・・・紫外線紅斑とは紫外線を浴びて皮膚が赤くなる症状のことです。紫外線を単回照射した24時間後に肌の紅斑形成が抑制されているとの報告がされています。

動脈硬化
カカオポリフェノールの抗酸化作用はLDLコレストロール(以下LDL)の酸化を防ぐ効果があります。この効果は動脈硬化予防につながります。
酸化LDLは動脈硬化を発症させる要因の一つにあげられます。

酸化LDLと動脈硬化の関連

活性酸素などにより血管の内側に傷ができると、そこにLDLコレストロールが入り込みます。
入り込んだLDLが活性酸素と結びつくと酸化LDLにかわります。

白血球の一種で、貧食細胞と呼ばれるマクロファージは、この酸化LDLを異物と見なして、自分の中に次々と取り込んでいきます。

 

大量の酸化LDLを取り込んだマクロファージはやがて死に、その残骸がプラーク(こぶ)となり血管の壁に蓄積されます。結果、血管を狭くなり、動脈硬化が引き起こされます。

高血圧
高血圧の原因の一つは血管の炎症です。血管壁に炎症が生じると、血管が狭くなり赤血球が通り抜けにくくなってしまいます。

血中に取り込まれたカカオポリフェノールには、炎症を沈め血管を広げしなやかにする効果が期待できます。これによって、スムーズに血液が流れる(赤血球が通りやすくなる)ようになります。

 

 

 

カカオポリフェノールを摂取することは高血圧予防にもなります。

BDNF
BDNFは「脳由来神経栄養因子」と呼ばれるタンパク質です。BDNFは海馬部分に多く存在しており、神経細胞の成長、維持、再生などに深く関わっています。
BDNFは加齢とともに減ってしまいます。それによりアルツハイマー型認知症やうつ病などの発症リスクが高めることになります。
国内で行われたチョコレート(高カカオチョコレート)摂取による健康効果に関する実証研究では高濃度のカカオポリフェノールがBDNFの減少を抑制したり、認知能力の低下を防ぐ可能性があることが報告されています。

IGF-1
IGF-1は、数多くの細胞の成長に関わる成長因子で、髪の毛を生み出す細胞「毛母細胞」にも関係してきます。
IGF-1は毛母細胞を活性化させ、その細胞分裂を促します。IGF-1が分泌されることは薄毛改善につながることになります。

基本的に、成長ホルモンが分泌されることで肝臓でIGF-1が作られるメカニズムになっていますが、「CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)」という物質からもIGF-1を作ることができるといわれています。CGRPが放出されると毛乳頭内の細胞に作用し、毛根のIGF-1を増加させます

カカオポリフェノールは、マウス実験によりCGRPという物質を増やすことが確認されています。つまりIGF-1を増やす可能性がある成分といえます。
※可能性という言葉を使っているのはあくまでもマウス実験でのみ確認されているためです。

アレルギー
花粉、ハウスダスト、ダニなどアレルギーの原因となる物質をアレルゲンといいます。
例えば花粉症の場合、花粉(アレルゲン)が目や鼻の粘膜に付着すると、体内にIgE抗体が作られます。その後、再び花粉(アレルゲン)が侵入し、鼻粘膜の肥満細胞にあるIgE抗体と結びつくと、肥満細胞からヒスタミンなどのアレルギー誘発物質が分泌されます。これにより目のかゆみ、くしゃみ、鼻づまりといった花粉症の症状を引き起こされます

カカオポリフェノールにはアレルギー症状を起こす過剰な活性酸素を除去したり、IgE抗体の産生を抑制したり、肥満細胞からヒスタミンなどのアレルギー誘発物質が分泌されるのを防ぐ効果があります。

カカオプリフェノールのサプリメントによくあるキャッチフレーズ集

  • 手軽においしく健康に
  • 美味しく食べれるので毎日続けやすい
  • 美味しく食べて美しくなれる
  • 生活習慣病予防に
  • 脳の活性化にも?集中力を高めたいときに
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カカオポリフェノールの摂取量、不足、過剰

カカオポリフェノールの摂取量
厚生労働省が策定している「食品摂取基準」で特に定められていません。日本チョコレート・カカオ協会によると1日に200mg~500mgぐらい摂取することでカカオポリフェノールの効果を期待できるとされています。
 
カカオポリフェノールの不足
カカオポリフェノールはファイトケミカルのポリフェノールの一種です。ポリフェノールは健康促進、病気予防、美容効果アップなどの機能をあげるための「機能性成分」という位置づけのため特に不足のことを考える必要はありません。
ただしポリフェノールは強い抗酸化作用をもった物質です。ポリフェノールが不足していることはこの作用を得ることができず活性酸素の攻撃に細胞がさらされやすいといえます。つまり肌などの見た目が老化したり、がんや動脈硬化といった病気にかかりやすくなります。
カカオポリフェノールはチョコレートやココアから手軽にとれるポリフェノールです。積極的に取り入れることをお勧めします。
 
カカオポリフェノールの過剰
「カカオポリフェノール」限定でしたら、特に過剰による副作用は心配いりません。ポリフェノールは水溶性のため体内に蓄積されることはなく、過剰となっても尿や汗などともに排出されます。

ただしチョコ-レート、ココアからカカオポリフェノールを摂取するとなると、他に含まれている成分が過剰になることとで体に害を与えます。
特にチョコレート。チョコレートをたくさん食べることでと糖質、脂質の過剰摂取につながります。すなわち肥満になるということです。ハイカカオチョコレートは普通のチョコレートに比べ脂質の量が1.2~1.5倍あるといわれていますので要注意です。
ハイカカオチョコレートにはカフェインも多く含まれています。100gあたり70mg~120mgのカフェインが含まれています。カフェインの過剰は不眠症、下痢、吐き気などの症状があらわれます。この症状は特に一度に大量の量を取った時に現れやすいので注意です。
またテオブロミンも含まれています。テオブロミンの過剰は興奮作用を高めたり、利尿作用を促進したりします。幼児、妊娠中、授乳中の女性、気管支拡張剤を使用している方は特に注意してください。

カカオポリフェノールの豆知識

チョコレート
チョコレートからカカオポリフェノールを取ることを考えた場合、ハイカカオチョコレートやビターチョコレート、ダークチョコレートを選択してください。
ハイカカオチョコレートとは例えば「カカオ分72%」などと明記されているチョコレートのことです。ミルクチョコレートにもカカオポリフェノールは入っていないことはないのですが、ハイカカオチョコレートなどと比べるとかなり少ないです。
ホワイトチョコレートにはほとんど入っていないと考えてください。
 
ココア
ココアからカカオポリフェノールを取る場合は、純ココアを選択ください。調整ココアより4倍ほど多くカカオポリフェノールが含まれています。
 
小まめに
カカオポリフェノールを摂取する場合は、一度にたくさん取らず、1日に何回か分けて取ることをお勧めします。カカオポリフェノールをはじめポリフェノールは水溶性のため体に蓄えることはできません。2~3時間おきになど取るのがベストです。
 
2時間
カカオポリフェノールに含まれているエピカテキンの血中濃度が最大になるのは摂取後2時間後です。2時間後がピークとなりそこから徐々に減って24時間後にはほとんどなくなっていきます。そう考えると毎日、2時間~3時間おきに分けて摂取するのがベストといえそうです。
 
テオブロミン
チョコレートやココアにはテオブロミンも含まれています。
テオブロミンは血流を良くする効果(血管や気管支を拡張して)、集中力や記憶力をアップさせる効果(大脳皮質を刺激して)、ダイエット効果(脂肪分解を促進して)などがあります。一見よさげな効果ばかりですが過剰摂取は要注意です。テオブロミンの過剰は興奮作用を高めたり、利尿作用を促進したりします。

カカオポリフェノールのイメージ

チョコレートとココア

美味しく手軽に抗酸化

カカオポリフェノールと相性の良い栄養成分

チョコレートの場合
赤ワイン、コーヒー

ココアの場合
コーヒー、プロテイン、ケール

カカオポリフェノールの勝手にランキング

ランクイン部門なし

カカオポリフェノールのレーダーチャート解説

評価基準

  • 6 
    このカテゴリーに効果があることで有名。即効性があったり、継続して摂取することで効果を感じる
  • 5 
    このカテゴリーに効果があることで有名。継続して摂取することでなんとなく効果を感じる

  • このカテゴリーに効果があるといわれている。効果が得られることを期待して飲んでいる
  • 3.5 
    このカテゴリーに効果があるといわれているが、個人的に摂取目的としていない

  • このカテゴリーになんらかの効果があるもの

  • このカテゴリーとはあまり関係ないと思われる

  • このカテゴリーとは関係ないと思われる

※4以上が摂取目的となっているカテゴリー 

 

 

カカオポリフェノール 総合評価 A+ 14

 総合評価について
5つのカテゴリーのうち、評価が高い上位3つのカテゴリーを足したものです。「B~SS」でつけています。
SS  18点
S  16点以上
A+ 14点以上
A  12点以上
B+ 10点以上
B  9点以下

髪 評価3
カカオポリフェノールの抗酸化作用は髪の発毛、育毛にかかわる細胞(毛母細胞、毛乳頭細胞など)を活性酸素によるダメージから防ぐ効果があります。
また血管拡張作用があるので、髪に必要な酸素や栄養素を運ぶ血液の流れをスムーズにします。
そしてカカオポリフェノールには毛母細胞の細胞分裂を促進させる成長因子IGF-1を増やす効果があると言われています。

これだけ見ると薄毛予防のために取るべき成分といえますが、実際カカオポリフェノールを取るとしたらチョコレートやココアからになります。
チョコレートやココアには過剰摂取することで髪に悪影響を与えそうな成分(カフェイン、テオブロミン)が含まれています。もちろん適量ならば問題ありませんが・・・個人的にはあえて薄毛予防・改善を目的として摂取する必要はないと思います。

肌(美肌)評価4
カカオポリフェノールの抗酸化作用は肌の細胞が酸化されるのを守りしわ、たるみを防ぐ効果があります。
またカカオポリフェノールを含むカカオを製品を3カ月間摂取した結果、保湿効果が高まったり紫外線による紅斑を抑制する効果が見られたとの調査報告もあります。
チョコレートはニキビができやすいといわれていますが、その関連性はないというのが研究により証明されているので、美肌目的で摂取してもいいかもしれません。

体型 評価2
カカオポリフェノールにはLDLコレストロールの酸化を防いだりすることで脂肪の蓄積を防ぐ働きがあります。また血管拡張作用は基礎代謝をアップさせるためこれもダイエットにプラスに働きます。
ただしカカオポリフェノールを摂取するとなるとチョコレートやココアからとなります。特にハイカカオチョコレートには脂質が多く含まれているため、それからカカオポリフェノールを摂取することは肥満につながりやすいとも言えます。

ハイカカオチョコレートに含まれている脂質はオレイン酸(コレステロール減少効果がある)とステアリン酸(吸収されにくい)が多かったりします。また一緒に含まれているカフェイン、テオブロミンなどの成分には脂肪分解の効果があります。
そう考えると決してダイエットにマイナスになることばかりではありませんが、やはりチョコレートから摂取することは肥満のリスクを多少なりともあげることになると思います。

体力(普段)評価4.5
カカオポリフェノールの抗酸化作用により、動脈硬化、高血圧を予防する効果があります。また認知能力を低下するを防いだり、アレルギーの予防となったりと快適な生活をおくるのにプラスとなる働きが多くあります。
カカオポリフェノールを摂取することはチョコレートかココアから取ることになりますが、このカテゴリーにおいてはこのことがものすごくプラスになります(あくまでも適量です)。
チョコレートやココアにはリラックス効果がありストレスを軽減させます。また冷え性改善や便秘改善効果などもあります。
欧州ではチョコレートやココアの摂取量が多い人ほど、少ない人と比べて心臓病の発症が少ないという研究結果が報告されています。カカオポリフェノールを含むチョコレートやココアを健康目的でとるのはお勧めといえます。

その他(抗酸化)評価5.5
カカオポリフェノールはこの部門ではかなりの高評価です。ただその抗酸化力というよりは、違う一面で高く評価しました。
抗酸化物質のなかでもいつでも、手軽に、おいしく取れるという点です。ここではサプリメントから摂取するのではなく食材から取ることを考えます。
ポリフェノールをはじめとする抗酸化物質は果物、野菜からの摂取が多いですが、果物の食べられる時期はそれぞれ限られています。またポリフェノールが多く含まれている部分は皮の部分であったりするためその部分をたべることは少なからずおいしさは減ります。
野菜であったら調理する手間もかかります。野菜嫌いの人には野菜からポリフェノールを取ることは結構きついかもしれません。
カカオポリフェノールはチョコレートやココアから取ることになります。オールシーズンとれますし、手軽にとれますし、おいしく食べれるもの(甘いものが嫌いという人以外)です。このように考えて高評価にしました。

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カカオポリフェノール雑感

ココア歴は長いです。かなり昔の20年以上前からとっています。その間は欠かさずとってきたわけでなく、とらなかったりする時期もありました。まあここ数年は必ずとっています。

ただしカカオポリフェノールの効果を期待してというよりは単に「ココアは健康に良い」と世間で言われているので、それに流されてとっていた感じです。

まあぶっちゃけると今でもそんな感覚でとっています。

そもそもココアをそのものを取ろうというより、ある成分にプラスαする目的でココアを摂取してきました。

ある成分というのがこれです。

 

 

 

 

 

朝食の主食であるプロテインです。23年前ぐらい(高校2年ぐらい)からお付き合いしているプロテインです。

このブログをよく読んでくださっている方はご承知かもしれませんが、プロテインは主に髪目的で取ってきました。まあ一時期、筋トレにはまった時期もありましたので筋肉のためにというのももちろんありますが・・・

とにかく髪はケラチンというたんぱく質でできているので、そのたんぱく質(ケラチンを構成しているアミノ酸)が取れるプロテインをずっと摂取してきているわけです。

で、プロテインっていろんな味があります。バニラやココアやバナナやヨーグルトとかイチゴとかまあいろいろあります。
一通り試しましたがどれが牛乳とかお湯とかプロテインを溶かすものにマッチするかというと 個人的には圧倒的にココア味なのです。

これ大差で感じます。まあこう感じるのは私だけでなくてプロテインの味ランキングではココア味が1位となっています。

そもそも栄養成分をそれ一つをとるというよりはいろいろ組み合わせたりして一度に多くの栄養成分を取りたいという考えを昔からもっていました。

なので主食であるプロテインがココア味なんだし、ココアはなんだかんだいって健康にいいし混ぜて飲んだらなんだかんだいって美容、健康にプラスになるだろうと考えココアをプロテインにプラスして飲み始めました
※この特性ドリンク(牛乳orお湯+プロテイン+ココア)にはもうひとつとある成分をふりかけていますが、それは次回発表します。

というわけでココアはプロテインにプラスするのを目的に摂取しています。その他コーヒーを飲むときにもココアをプラスして飲んだりします。基本的にココアだけで飲むっていうことはありません。

個人的にはカカオポフェノール(ココア)は私が摂取している栄養成分のメインの存在ではなく、わき役的な存在でしょうか・・・
なのでカカオポリフェノールが豊富な純ココアでなくミルクココア(調整ココア)でとっています。
まあそれでもなんだかんだいって毎日必ず飲んでいるので主力といったら主力なんでしょうが・・・・

あまりカカオポリフェノールを重視していないのは、ポリフェノールのなかでも実にオーソドックスで、なにかピンとくる効果・効能がないです。

ポリフェノールって抗酸化作用を軸に、なにか心惹かれるものが1つぐらいはあるのですが、カカオポリフェノールにはそれがないんですよね。ベタに「抗酸化作用がある」ぐらいで・・・

心惹かれるものって例えばアントシアニンだったら視力回復、レスベラトロールだったら長寿遺伝子を活性化、クロロゲン酸だったら美白(メラニンの生成指令を抑制する美白)とかです。

カカオポリフェノールの唯一気になったのは、IGF-1を増やす点ですが、これがまだはっきりとわかっていません。CGRPという物質を増やすことでIGF-1を増えるのですが、マウス実験で判明しているだけみたいなので自信をもってCGRPを増やすものとはいえないのです。これが仮に人間の研究で判明されたら一気に評価は変わりますが・・・

そんなこんなであんまり重視していないのです。

が、です。

これってアホみたいに多くの栄養成分を体内に取り入れていて、バカみたいにたくさんのサプリメントを摂取していろんなポリフェノールをくまなく取っている「私」の評価です。

すごく客観的に見るとポリフェノール、抗酸化物質としてお勧めできる成分かもしれません。

というのもカカオポリフェノールを取るとしたらチョコレートかココアになりますが、

これって美味しくないですか?
おやつ感覚でとれるものじゃないですか?
いつでもどこでも取れませんか?

このブログの趣旨(主にサプリメントから栄養成分を摂取する)から外れることをいいますが、ポリフェノールを食材から取るとしたら果物とか野菜が主となります。
果物だったら食べられる時期が限っていますし、皮をむいたり切ったりする必要があります。賞味期限も短かったりします。野菜なんかは生でいける方はごくわずかで、ほとんど調理しなければ食べられません。そしてなにより一般的においしさをあまり感じることはないと思います。

チョコレートやココアからポリフェノールを取る場合は、まず手軽にとれます。チョコレートは開けて口に入れるだけ、移動中でもどこでもいけます。ココアもお湯とかに混ぜるだけです。
そしてなによりおいしく食べることができるので継続しやすいといえるのではないでしょうか。賞味期限を長いので保管もしやすいです。ということでいろんな側面で総合的に「抗酸化」を評価した場合に、チョコレートやココアからポリフェノールを取るってかなりお勧めできます。

※なにかと美味しさに言及していますが、美味しさは人それぞれです。あしからず。

カカオポリフェノールを摂取する場合の注意点といえば種類です。チョコレートの種類、ココアの種類によって含有量が全然違ってきます。

チョコレートだったらカカオ分(カカオマス+ココアバター)が70%以上、ココアだった純ココアを取ることを心がけてください。
ミルクチョコレートもなくはないですが、全然すくなくなります。ホワイトチョコレートはほどんど入っていないと考えてください。
ココアでいったらミルクココアなどの調整ココアであったら純ココアの1/4ぐらいしか含まれていません。

そういえばちょっと前までチョコレートからもカカオポリフェノールを取っていました。

朝食と夕食の間にとっていた明治の「チョコレート効果」です。


チョコレート効果 カカオ72%(75g)

カカオ分86%、95%試しましたが、72%がお勧めです(味も考えると)。
一般的なミルクチョコレート比べると甘さは落ちますが、それでも十分甘くて美味しいと思います(とくに86%とか95%と比べると)。

今(冬の時期)は間食はみかんと決めているので、みかんの時期が過ぎたら再びこれを間食として摂取すると思います。

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