Nature’s Way アーティチョーク

「シナロピクリン」と「アピゲニン」と「ルテオリン」目的

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突然ですが、
アーティチョークを取る目的って何ですか?

肝機能向上目的?(アーティチョークには肝臓の解毒作用があります)
むくみ予防目的?(アーティチョークには利尿作用があります)
コレストロール値下げる目的?(アーティチョークには胆汁分泌促進作用があります)

補足

胆汁の主成分「胆汁酸」はコレストロールを材料に作られます。胆汁分泌促進作用は、肝臓における胆汁酸の合成を促進させます。これによりコレステロール値が低下します。


どれも正解です。
多くの方は、アーティチョークを取る目的ってこの3つのいずれか、ないしは いくつかだと思います。

私も昔は、肝機能向上目的にアーティチョークを取っていました。

 

 

今も、肝機能向上目的でとっているのですが、違う目的でも、アーティチョークを取るようになりました。
違う目的とは次の3つです。

①アーティチョークはグルタチオンを増やす

抗酸化・解毒・美白 目的

グルタチオンは、グルタミン酸、システイン、グリシンからなるトリペプチドです。グルタチオンの生体内の役割は、大きく3つあります。抗酸化解毒、そして美白です。

この3つの働きの効果はとりわけ高く、それよりグルタチオンは次のように表現されることがあります。
最強の抗酸化物質最強のデトックス成分最強の美白効果

グルタチオンは、主に肝臓で作られるのですが、年とともに体内で作られる量が減ります。年を取ると肝臓の機能が衰えるからです。
体内のグルタチオンを減らしたくなければ、肝機能を向上させる成分を取ることが大切です。
アーティチョークは肝機能を向上させる成分の1つです。ゆえにグルタチオンの維持に役立ちます。

それとは別(たぶん)に、アーティチョークにはグルタチオンの生成を促す作用があるようです。

研究の成果:アーティチョークエキスがグルタチオン産生を促進させることがわかりました

アーティチョークエキスはメラノサイトのグルタチオンの産生を通常の約2倍に増加させることがわかりました。

引用元
アーティチョークエキスにメラノサイトの老化に伴うシミを予防する効果があることを発見
ロート製薬

ロートのこのニュースリリースは塗布によるものですが、内服でも全然イケると思います。

ファンケルの美白サプリ ホワイトフォース(旧Ver)に、アーティチョークエキスが含まれいました。なので、内服でも全然イケると思います。

紫外線によるダメージの初期段階に働きかける「アーティチョークエキス」と特許成分「ヒドロキシチロソール」、「L-シスチン」を配合。透明感ある肌の美しさをサポートする。

ファンケル/飲む紫外線対策「ホワイトフォースドリンク」
流通ニュース

※こちら(新Ver)には含まれていません。

 

グルタチオンを増やしたい方は、アーティチョークは取って損はしない成分です。

 

②アーティチョークはNF-κBを抑制する

光老化予防 目的

長期間にわたり太陽光線を受けると、皮膚に次の変化を引き起こします。

  • 黄色調となり、様々な色素班が増える
  • 微細なシワや深いシワが増える
  • 皮膚の光沢がなくなり、粗造、乾燥してくる

このような皮膚の変化を光老化と言います。

光老化にはNF-κBが関与しています。
NF-κBは炎症に関連して活性化する転写因子です。
皮膚の表皮細胞に存在し、皮膚に紫外線があたると活性化されます。その結果、炎症が起こります。


出典元
アーティチョーク葉エキス開発ストーリー
一丸ファルコス

炎症が起きることで、皮膚の角化異常メラノサイト増殖異常コラーゲンの分解などが生じます。

なので、NF-κBの過剰発現およびその作用を抑制することが、光老化を予防することになります。
アーティチョークにはNF-κBを抑制する作用があります。

アーティチョークの葉にはNF‐κBを抑制する作用が強く見られ、さらにはこの活性成分はシナロピクリンという化学物質であることが判明しました。

引用元
アーティチョーク葉エキス開発ストーリー
一丸ファルコス

 

③アーティチョークはCD38の活性を抑制する=NADを減らさない≒NADを増やす

老化を遅らせる 目的

アンチエイジングオタクであるならば、『LIFESPAN 老いなき世界』でNMNが紹介されて(また この本がいろんな媒体で取り上げられるようになって)から、空前のNMNサプリブームになっているのはご存知かと思います。
※ちょっと大げさに言っています。


NMNがなぜここまでブームになっているのかというと、
(加齢とともに低下してしまう)NADを増やす方法の大本命が「その前駆体であるNMNを取ること」だからです。

NADが増えるとSirt1が活性化されます。Sirt1が活性化されると老化関連疾患の発症を抑える & 老化現象を遅らせる ことができます。

NADが低下する原因は【加齢とともにNAD合成酵素の活性が衰える】からです。


出典元
なぜNAD+は低下するのか?
NOMON研究所
TEIJIN

それだけではありません。
【加齢とともにNADを分解する酵素CD38が増える】も原因の1つです。

ここでは、NADを減らさないことも大きな括りで増やすことと一緒の意味と捉えてください。
ということで、NADを分解する酵素CD38を減らす(=活性を抑制する)こともNADを増やすことにつながります。

NADを分解する酵素CD38を減らす(=活性を抑制する)成分が、アピゲニン、レスベラトロール、ケルセチン、ルテオリンなどです。

今回の新しい発見から日常で私たちが何を実践できるかを考えたとき、NMNを効果的に摂取するためにNMNをカモミールティーと一緒に飲むのは一つの手かもしれません。というのも、Apigeninはカモミールティーに含まれる、フラボノイド(ポリフェノールの仲間)の一種で、このApigeninがCD38の働きを抑制することが知られています。

引用元
なぜNAD+は低下するのか?
NOMON研究所
TEIJIN

幸い、レスベラトロール、ケルセチン、ルテオリンといった植物性ポリフェノールにはCD38の活性を抑える働きがあります。

引用元
NAD+は実際に効果があるのでしょうか。この補酵素がエイジングケアの鍵を握ると考えられる理由
iHerb.com

さて、アーティチョークに含まれる主たる成分はシナリン、シナロピクリン、クロロゲン酸、フラボノイド、カリウムなどです。
例えば、シナリンがアーティチョークの【肝臓の解毒作用や胆汁の分泌促進作用】に貢献しています。
例えば、カリウムがアーティチョークの【利尿作用】に貢献しています。
例えば、シナロピクリンがアーティチョークの【NF-κB抑制作用】に貢献しています。

で、です。

ここでフラボノイドと一括りにしましたが、アーティチョークに含まれるフラボノイド、これにはアピゲニンルテオリンが該当します(それ以外もあります)。

また、生物化学・栄養学専門誌『Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition』によれば、フラボノイドの一種であるアピゲニン(植物栄養素)を豊富に含むアーティチョークは、乳がんとの闘いも後押しするそう。

引用元
アーティチョークをもっと食べるべき10の理由
Women’s Health

ハーブティーには主に葉が用いられ、カフェ酸誘導体のシナリンやセスキテルペンラクトンのシナロピクリン、フラボノイドのルテオリンやその配糖体のスコリモサイド、フィトステロールのタラキサステロールなどの苦味成分が含まれています。

引用元
アーティチョークの活用法
日本メディカルハーブ協会

ということで、NADを分解する酵素CD38を減らす(=活性を抑制する)成分の2つが含まれているアーティチョークは、隠れ NADを減らさない≒NADを増やす=老化を遅らせる成分といえそうです。

以上の3つより、アーティチョークは、個人的に 今 最も外せないサプリの1つとなっています。


※写真は大根。

補足

ハーブ系サプリの場合、どれを買うか迷ったら、とりあえずNature’s Wayの商品を選ぶのがよろしいかと思います。
ハーブ系サプリにおいては、「右に出るものがいない」と思います。
ハーブ系サプリにおいては、「抜きん出ている」 と思います。
※あくまで予想です。実際の売上とかシェアとかは知りません。

Nature’s Way社は、最高品質のハーブ商品を製造するメーカーとして知られております。

引用元
Nature’s Way社
サプリンクス本店

※レビューの内容について
→個人の見解です。

 

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