Jarrow Formulas 緑茶

• 茶葉の乾燥葉重量の10～18％を占める成分です。
• ポリフェノールのフラボノイドのフラバノール類に分類されます。
• カテキン類は8種類あります。
  カテキンはガレートという構造をもつ【エステル型カテキン】と持たない【遊離型カテキン】に大別されます。

出典元
お茶の成分
三井農林　お茶化学研究所

 エステル型カテキン 
エピガロカテキンガレート(EGCg)
エピカテキンガレート(ECg)
ガロカテキンガレート
カテキンガレート

 遊離型カテキン 
エピガロカテキン(EGC)
エピカテキン(EC)
ガロカテキン
カテキン

• 茶葉中の主要カテキンは4種類（上記 略称 赤）です。
  茶葉中の総カテキン類の半分以上がEGCgです。
  総カテキン類の90％以上はEGCg、ECg、EGC、ECの4つで占めます。

カテキン類のなかでもエピガロカテキンガレート(EGCg)が最も多く約半分を占めており,さらにエピカテキンガレート(ECg),エピガロカテキン(EGC),エピカテキン(EC)の順で含有量が高く,この4種類のカテキンでほぼ9割以上を占めている。

引用元
カテキンの秘めたるパワー
PDFページ 2/8
J-STAGE

• EGCg、ECg、EGCの3種類はお茶特有のカテキンです。
  ECはお茶以外（リンゴなど）にも含まれています。
• 紅茶特有のテアフラビン類はカテキン類から生成されます。
  テアフラビン類は2分子のカテキン類【ECやECg と EGCやEGCg】が酵素的に酸化縮合し生成した二量体物です。
  カテキン類の組合わせにより4種類（TF1、TF2A、TF2B、 TF3）のテアフラビンが存在します。

出典元
酵素を用いた紅茶テアフラビンの効率的な生産法
PDFページ 2/３
J-STAGE

• カテキン類はタンニンとも呼ばれることもあります。
  ただカテキン＝タンニンかというかと、そうではありません。

タンニンとは，「温水によって抽出されるポリフェノール成分で，塩化第二鉄によって青色を呈し，アルカロイド及びタンパク質と結合する化合物」と定義されている

引用元
樹皮タンニンの多彩な機能と用途開発
国立研究開発法人　森林研究・整備機構

• お茶のタンニンは 基本 カテキンが重合した化合物などの総称を指します。
  ということで、テアフラビン類がお茶のタンニン（の1種）です。
  ただ、カテキン類も含めて 「タンニン」としているケースも見受けられます。

現在，茶のタンニンと言われているのはカテキンが重合したものや他の物質と結合した化合物である．タンニンは化学構造が多様な化合物群であるが，分子中に多数のフェノール性水酸基を持っている．従ってタンニンは現在ではポリフェノールの名称で用いられることが多い

引用元
茶カテキンの特性とその有効利用
PDFページ 2/9
農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

お茶にタンニンが含まれているといわれていますが、緑茶にはタンニンは含まれず、お茶に含まれるカテキンが時間がたっていくつも結合した複雑な化合物になったのがタンニンといわれているものです。

引用元
タンニンとは何ですか？
キリヤ化学

もちろんカテキンも収斂性と多数の水酸基を持ちますが、概念的には茶タンニンと茶ポリフェノールという大きな集合に、茶カテキンという小さな集合が包含されるともいえます。

引用元
ポリフェノンQ&A
三井農林

• 抗酸化作用
• 抗菌・抗ウイルス作用
• 血中コレストロール低下作用
• 血糖上昇抑制作用
• 抗肥満作用
• 口臭予防作用

  他

※カテキンの種類により生理活性の強度が異なります。ここでは一緒くたに「カテキン」としています。