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ピクノジェノールは、フランス南西部ボルトー地方に自生するフランス海岸松の樹皮の抽出物のことをいいます。
ピクノジェノールって成分名ではありません。商品名です。
商品名というか、登録商標です。
ピクノジェノールは、スイスのホーファー・リサーチ社の登録商標です。
なので、厳密にいうとピクノジェノール®です。
ピクノジェノールは、樹齢25年~30年のフランス海岸松の樹皮から抽出されます。その天然の植物由来成分を損なわないように、伐採後24時間以内に、特許化された抽出プロセスを経て、製品化されています。
ピクノジェノールには、 プロアントシアニジンなど40種類以上のポリフェノールが含まれています。
主成分はプロアントシア二ジンです。
ピクノジェノールは約80~85%のプロアントシアニジン,5%のカテキンおよびエピカテキン,2~4%の有機酸からなる。
引用元
フランス海岸松樹皮エキス投与による, 原発性月経困難症, 子宮内膜症の改善について
PDFページ 2/4
J-STAGE
- プロアントシアニジン 約80~85%
- カテキンおよびエピカテキン 5%
- 有機酸 2~4%
※数値は諸説あり。プロアントシアニジンの占める割合は60~75%の説もあります。サプリの場合は60~75%が多いです。
ではない のですが、ピクノジェノール≒松樹皮由来プロアントシア二ジンだと捉えて問題ないと個人的に思っています。
ピクノジェノールの効果は次です。
- 抗酸化作用
- 抗炎症作用
- NO産生促進作用
- 結合組織の補強作用
- ビタミンCの生体内作用に対する増強作用
- 皮膚に対する紫外線損傷の防止作用
- 月経困難症・子宮内膜症改善効果
その他
参照
ピクノジェノール(フランス海岸松エキス)の多様な機能性について
日本補完代替医療学会
なかでも抗酸化作用は強力で、一説ではビタミンCの340倍、ビタミンEの170倍と言われています。
※なに(どの活性酸素の消去能)を基準にしているかは知りません。
繰り返しになりますが、ピクノジェノールって成分名ではありません。登録商標です。
サプリではピクノジェノール以外の「松樹皮エキス」があります。
有名なところだと、この辺です。
◆フラバンジェノール
フラバンジェノールは東洋新薬の登録商標です。
フラバンジェノール®とは、東洋新薬の独自素材で、フランス南西部ランド地方を主体に植林された海岸松の樹皮から抽出される機能性素材です。オリゴメリック・プロアントシアニジン(OPC)を主成分としたポリフェノールを豊富に含み、抗酸化作用や血流改善作用など様々な生理活性を示すのが特徴です。
◆オリゴピン
オリゴピンはフランスのDRT社の登録商標です。
・フランス南西部(ランド地方の森林)で育った
海岸松樹皮から抽出される微細粉末原料・総ポリフェノール含量:96%以上
バイオフラボノイド、カテキン、プロシアニジン
、フェノール酸の有効成分から構成・Self GRAS、halal、kosher 認証取得原料
(世界50カ国以上の最終製品に採用)・原料供給元:フランスDRT社
引用元
オリゴピンについて
IHM
◆エンゾジノール
エンゾジノールはニュージーランド産の松の樹皮が原料です。
エンゾジノール(Enzogenol®)は、ニュージーランドで生育したラジアータ松(Pinus radiata)の樹皮から得られる100%天然のエキスです。
引用元
ENZOGENOL®
Enzo Nutraceuticals Ltd
これら松樹皮エキスは、ピクノジェノールと【産地】・【抽出法】が異なっており、それぞれ登録商標名や商品名で呼ばれています。
これら松樹皮エキスはピクノジェノールと大きな違いがあるのかというと、
※その前に、こっからは個人の見解とさせてください。では続きを
大きな違いはないと思います。
大きな括りとして同じ「松樹皮エキス」だからです。
ピクノジェノールの【効果】を得るにあたり、ピクノジェノールで取るのが当然ですが、ベストです。
ただ、これら松樹皮エキスで取ったとしたしても【効果】は多かれ少なかれ得られるのではないかと思います。
iHerbのこのブログ「松樹皮エキスの14の効用」を読むとあながち間違いではないと思います。
そこではフランス海岸松エキスとピクノジェノールを同等扱いしています。「フランスカイガンショウエキスまたはピクノジェノール」として説明している文章が多いです。
であるならば(大きな違いはないならば)です。
ピクノジェノールの効果をがっつりでなく、とりあえず得たいと考えた場合は、
「松樹皮エキス」で価格が安いヤツを買うっていうのも一つの手だと思います。
そもそも論で、ピクノジェノールって値段が高いです。また、人気があって在庫切れになっていることが多いです。
その場合のおススメの松樹皮エキスって「パインバーク」です。
パインバークってPine Barkのことで、文字通り松樹皮エキスです。
正直いうと、サプリのパインバークの定義はわかりません。
わかっていることは登録商標ではないことぐらいです。
例えば、パインバークはSAPOOでは次のように紹介されています。
パインバーク(松の樹皮)とは、フランス南西部の特定の森だけに生息する海岸松の樹皮から抽出された天然成分。ピクノジェノールとは海岸松の樹皮からスイスのホーファーリサーチ社が特許手法を用いて抽出した商標成分のことです。
引用元
ピクノジェノール(パインバーク)の働きとサプリメント一覧
SAPOO
これだと少なくとも産地はフランスということになります。
となるとパインバークは、俗に言う「フランスカイガンショウエキス」で登録商標(ピクノジェノール、フラバンジェノール、オリゴピン、他)ではないものということになります、もといなると思います。
ただ、今回紹介した商品の松樹皮エキスの原料って中国産アカマツなんですよね~
NOW®(ナウ)松樹皮エキスは、中国産アカマツ(バビショウ)の内部樹皮から抽出されています。
引用元
Now Foods, 松樹皮エキス、240mg、ベジカプセル90粒
iHerb.com
他のパインバークサプリ、
例えばこの商品👇の松樹皮エキスは、イースタンホワイトパイン由来なんですよね~
かつて発見されたものの中でも最もサポート力の高い還元力のある物質のひとつ、イースタンホワイトパイン由来の松樹皮です。
引用元
Source Naturals, 松樹皮エキス、150mg、60粒
iHerb.com
となると、たった今した推測【「フランスカイガンショウエキス」で登録商標(ピクノジェノール、フラバンジェノール、オリゴピン、他)ではないもの】はまったくのハズレです。
というわけで、とりあえず 自分は、
パインバークを
登録商標品でなく、「産地がどこ」「どのようにして抽出された」関係なしの【松樹皮エキス】と捉えています。
※個人の見解です
さて、先ほど自身が述べたことをもう一度出します。
ただ、これら松樹皮エキスで取ったとしたしても【効果】は多かれ少なかれ得られるのではないかと思います。
この説が仮に正しければ、なる安の「松樹皮エキス」を選ぶのも、賢い選択と言えるのかもしれません。
この商品は、なる安「松樹皮エキス」の選択肢の1つとなります。
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※レビューの内容について
→個人の見解です