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脂肪酸は炭素の数、つながり方【炭化水素鎖中の二重結合(C=C)の有無、二重結合の数、二重結合の位置】により、下記のように種類わけされています。
出典元
脂質とEPA
EPA(イコサペント酸)について
エパデールT
商品情報サイト 大正製薬(株)
こちらの出典元のイラスト
あみだ形式で着地しているは EPA ですが、今回のレビューの主役はその上のα-リノレン酸です。
お間違いなく。
α-リノレン酸はn-3系多価不飽和脂肪酸の1種で、EPAやDHAの仲間です。
※n-3系多価不飽和脂肪酸=オメガ3脂肪酸=ω3脂肪酸=ω3系はすべて一緒の意味です。
以降はω3系で統一して説明していきます。
ω3系は体内で合成できない必須脂肪酸です。
ω3系は大きくわけて
食用調理油由来のα-リノレン酸と
魚油由来のEPA・DHAなど
から摂取できます。
α-リノレン酸が多く含まれる油はアマニ油やえごま油です。
これら油の脂肪酸組成の約6割はα-リノレン酸で占められています。
出典元
植物油のヘルシー成分 α-リノレン酸
日清オイリオ
α-リノレン酸は体内に取り入れられたあとEPAやDHAに代謝されます。
※代謝経路は一部省略しています。
※EPAからDPAを経由しないでDHAに変換される経路もあるので代謝経路は2つと考えてください。
なのでα-リノレン酸を摂取することで、EPAやDHAの有する「効果」を得ることができます。
だだし「ある程度」という言葉を付け加える必要があります。
というのも、その転換率は10~15%とされているからです。
このようにヒトを含めた多くの動物は体内でα-リノレン酸を原料としてEPAやDHAを生産することができるが、α-リノレン酸からEPAやDHAに変換される割合は10-15%程度である
引用元
α-リノレン酸
ウィキペディア
転換率は性別や年齢により差があるとの報告もあり、一般的に女性より男性のほうが低いとされています。また食事も転換率に影響を及ぼすとされています。
さらにω6系であるリノール酸の多い食事はα-リノレン酸の転換率を下げるとされています。
というわけで、転換率は10~15%よりもっと低い【→非常に低い】とも言われています。
特にDHAには極わずかしか転換しないと言われています。
いずれにしても,α-リノレン酸から長鎖n-3系脂肪酸への転換効率は非常に低いと考えられ,上記EFAとしての α-リノレン酸の最小必要量の妥当性については更に検討する必要がある。
引用元
n-3系多価不飽和脂肪酸の生理的有効性と栄養学的側面からみた安全性評価
PDFページ 4/18
J-STAGE
ということで、EPAやDHAの有する「効果」をしっかりと得たいのであれば、EPAやDHAは魚やサプリから直接とるようにしてください。
α-リノレン酸に期待できる効果は 血中の中性脂肪を下げる、血栓ができるのを防止する、高血圧を予防する です。
繰り返しになりますが、α-リノレン酸が多く含まれる油はアマニ油やえごま油です。
α-リノレン酸を取るとしたらこの2つのオイルからです。
サプリで、iHerbでα-リノレン酸を取るとしたらFlaxseed Oil(アマ二油)の一択です。
えごま油はiHerbで売っていません。
買うとしたら日本で・・・
って、売っていたわ~
iHerbは毎日欠かさず見ていますけど、これ Perilla Oil(えごま油)初めてみました~
ところで、今回レビューのやつ買ったの3カ月前ぐらいなんですけど、まさかのこれ
This product is no longer offered by iHerb or the manufacturer.
ということで、レビューはこれにて強制終了です。
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※レビューの内容について
→個人の見解です。