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エピゲノムの状態を正常に保つうえで、大事な成分といえばビタミンB。
エピジェネティクスとは,DNA の塩基配列の変化を伴わずに遺伝情報が変化する現象である.エピジェネティクスは細胞の発生・分化・老化・リプログラミングなど多彩な生物学的現象に関わっていることから再生医療・生殖医療分野に欠かせない概念であり,またエピジェネティクスの異常は,統合失調症や生活習慣病,そしてがんの発症に深く関与すると考えられる.エピジェネティックな変化は主に DNA のメチル化と DNA のアセチル化によって引き起こされる.
出典元
一塩基多型とエピジェネティクスの観点からみた ビタミン B12 と葉酸
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J-STAGE
エピジェネティクス的年齢が実年齢より少し高めですね.前回よりがんのリスクが1%,認知症のリスクが2%,上がっています.葉酸とビタミンB群を多く含んだ食事を心がけてください
中でも葉酸とB12が重要。
ここで、葉酸についてちょい語ります。
吸収された葉酸サプリは次のように変換されます。
【ジヒドロ葉酸→テトラヒドロ葉酸→5,10-メチレン₋テトラヒドロ葉酸→5-メチルテトラヒドロ葉酸→】という順に変換されます。
吸収されたモノグルタミン酸型葉酸は、ジヒドロ葉酸を経て、「テトラヒドロ葉酸(THF)」に変換され、これにメチル基が付いた5メチルテトラヒドロ葉酸としての機能を果たします。
引用元
葉酸代謝に関係するテトラヒドロ葉酸とは?
エレビット
さらに、「ジヒドロ葉酸」、「テトラヒドロ葉酸(THF)」に変換され、葉酸として生体内で役割を果たした後、ビタミンB6を補酵素として「5,10-メチレン-THF」に変化します。さらに「5,10-メチレン-THF」は、ビタミンB2を補酵素としたMTHFRによって「5-メチル-THF」に変換され、「5-メチル-THF」はビタミンB12を補酵素として「テトラヒドロ葉酸」に再生されます。
引用元
葉酸は、体内でどのように変化する?
エレビット
そして5メチルテトラヒドロ葉酸として「葉酸の機能」を果たします。
さて、約7割の日本人はMTHFR(5-メチルテトラヒドロ葉酸に変換するに必要な酵素)の活性が低いといわれます。それゆえに、約7割の日本人は普通の葉酸サプリを取っていても効率的に葉酸を利用できていない可能性があります(※普通の表現があっているかわかりませんが・・・)。
この現状を回避する方法は、そのまんま5メチルテトラヒドロ葉酸を取ることです(※そのまんまの表現があっているかわかりませんが・・・)。
ここでQuatrefolicに注目です。
Quatrefolicとは生物学的に最も利用可能な形態の葉酸【(6s)-5-メチルテトラヒドロ葉酸のグルコサミン塩】です。このサプリにはQuatrefolicが400mcg/粒 含まれています。
なおB12も活性型であるメチルコバラミンの形態で1000mcg/粒 含まれています。
ということで、エピゲノムの状態を正常に保つうえで、大事な大事な葉酸 & B12がともに活性化型でとれるナイスなビタミンBサプリです。エピゲノムの維持に適したサプリと言えるかもしれません。
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※レビューの内容について
→個人の見解です。