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カルニチンは脂質代謝に深く関与しています。
これについて語る前に、まずはエネルギー代謝について、軽く説明します。
エネルギー源として利用される順番
3大栄養素がエネルギー源として利用されるにあたり「順番」があります。
利用される順番は【①糖質→②脂質→③たんぱく質】です。
身体活動に使われるエネルギー源は主に糖質と脂質と考えてください。
体内で 糖質が不足してくると脂質がエネルギー源として利用されるようになります。
出典元
監修ドクターも18kgやせた!糖質オフと“15時間食べない”プチ断食のW効果でやせる
PRTIMES
無酸素運動と有酸素運動とでは、エネルギー源として利用するものが違っています。
短距離走や筋トレなど高強度の運動=無酸素運動ではエネルギー源として糖質が優先的に使われます。
ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動では糖質、脂質が使われます。
よく20分以上の有酸素運動をしなければ、脂肪燃焼効果が得られないと言われてます。
が、そんなことはありません。脂肪は有酸素運動開始後 短時間(5分~10分)で燃焼されます。
脂肪の分解速度が開始後20分くらいから早まるので、20分以上の有酸素運動 が有効とされています。
20分以上の有酸素運動をしなければならないのではなく、20分以上の有酸素運動をすると「脂肪燃焼効果が高まる」と考えてください。
体脂肪を燃やしたければ、まずはこの状態【エネルギーを糖質からではなく脂質から利用する状態】にもっていく必要があります。
脂質代謝(脂肪の燃焼)
エネルギーを脂質から利用する=脂肪の燃焼は、脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解する過程から出発します。
分解されて生じた脂肪酸がエネルギー媒介物質「ATP」に変換される(&消費される)👈こうなってはじめて脂肪の燃焼といえます。
脂肪の燃焼の大まかな流れはこちらです。
脂肪酸→β酸化→TCA回路→電子伝達系
脂肪酸は体内へ吸収されると細胞でアシル CoA へと変換され、主にミトコンドリア内でβ酸化を受けアセチル CoA へと変換される。アセチル CoA が有するエネルギーは、その後、TCA 回路に取り込まれ、高還元物質合成へ利用され、最終的には合成されたこの高還元物質がミトコンドリアの電子伝達系で ADP から ATP への合成に利用される。
引用元
脂質の構造に由来する保健機能と代謝能の評価手法
PDFページ 3/8
J-STAGE
効率的に脂肪を燃焼させるには【→】および【各代謝】に必要な栄養成分をしっかりと摂取すること大事です。
なかでも、重要なのがL-カルニチンです。
というのも、カルニチンがないと、ミトコンドリア内に脂肪酸が入りこむことができないからです。
つまるところ、カルニチンがないと、脂肪が燃焼されない です。
いかにカルニチンの存在が重要であるか
もう一度大まかな流れをだします。
脂肪酸→β酸化→TCA回路→電子伝達系
脂肪酸のβ酸化はミトコンドリアのマトリックスで行われます。
脂肪酸はそのまま(脂肪酸アシルCoAのまま)ではミトコンドリアの内膜を通過することができません。
一時的にカルニチンと結合し、脂肪酸アシルカルニチンになることでミトコンドリア内膜を通過することができます。
話を分かりやすくイラストにしたのがこちらです。
出典元
L-カルニチンとは
機能性食品 L-カルニチン
ILS(株)
運搬役のカルニチンがないとと分解して生じた脂肪酸はミトコンドリア内に入れず、体脂肪に逆戻りすることになります。
脂肪燃焼において、β酸化はとても重要な役割を担っています。
ダイエット(肥満を予防する)において、β酸化を亢進させることがとても重要とされています。
脂肪酸アシルCoA+カルニチン=脂肪酸アシルカルニチン👈この工程がβ酸化の律速です。
ということで、カルニチンはβ酸化の、しいては脂肪燃焼の律速要素となっています。
脂肪燃焼(β酸化)は細胞内のミトコンドリアで行われるが,長鎖脂肪酸がミトコンドリア内膜を通過するためには,カルニチンとの結合でアシルカルニチンの状態になることが不可欠である.したがって,カルニチン濃度が脂肪酸燃焼の律速要素となっている.
引用元
カルニチン
J-STAGE
ようは、カルニチンが体内で不足すると脂肪燃焼が滞るです。
逆をいえば、カルニチンが体内十分であれば脂肪燃焼が促進されるです。
ということで、ダイエットにカルニチンの摂取が必須です。
CLAと一緒に取りましょう!
ところで、カルニチンのベストパートナーは何だと思います。
コエンザイムQ10?
α-リポ酸?
正解です。この2つとは相性はいいです。
脂肪酸→β酸化→TCA回路→電子伝達系
なぜならα-リポ酸はTCA回路に、コエンザイムは電子伝達系に深く関与する成分だからです。
一緒に取ることで脂質代謝の流れがさらにスムーズになると考えられます。
とはいえ、ベストとなるとこいつしかいません。
それは「CLA」です。
なぜ、カルニチンとCLAがベストなのかを説明します。
脂肪酸アシルCoA+カルニチン=脂肪酸アシルカルニチン👈この反応がβ酸化の律速である、だからカルニチンが重要である と説明しました。
この反応を触媒する酵素はミトコンドリアの外膜に存在するCPT1です。この酵素がβ酸化の律速酵素です。
カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ(CPT1)は、ミトコンドリア内への長鎖脂肪酸の輸送および引き続くβ酸化の律速酵素として働き、エネルギー代謝制御の中心的な役割を担う。
引用元
ミトコンドリアにおける新たな脂肪酸輸送・代謝機構の解明
KAKEN
この酵素を活性化させる成分を取れば、β酸化が促進される=脂肪燃焼効果が高まることになります。
CPT1を活性化させる成分として有名なのは、CLA(共役リノール酸)とクロロゲン酸です。
より有名なのは、間違いなくCLAでしょう。
というわけで、CLAがカル二チンのベストパートナーです。
このメーカーのカルニチンとCLAはどちらも安いほう
サプリはできれば同じメーカーで揃えたいという考えの方、なかにはいるかと思います。
すべて一緒とはいかずとも、同時に取る成分の場合は揃えてるって方、すでにいるかと思います。
カルニチンとCLAをこれを1セットとした場合、お手頃価格なのこのメーカーのものだと思います。
このメーカーのカルニチンとCLAは、1粒あたりの単価が安い部類に入ると思います。
※iHerbでの話
参照一覧
外出自粛で太った人は「代謝」を理解していない
東洋経済ONLINE
「健康維持にプロテイン」は逆に体壊す医学的理由
東洋経済ONLINE
2カ月で約30kg痩せた男が小腹が空いたとき食べていたおやつ
プレジデントオンライン(POL)
痩せない理由は栄養失調だった」内臓脂肪が燃えにくい人に足りない”ある栄養素”
プレジデントオンライン(POL)
わかったつもりの「糖質摂取で太る理由」と「糖質制限で痩せる理由」
Tarzan
身体に脂肪をつきにくくする茶カテキン『ガレート型カテキン』
PRTIMES
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PRTIMES
脂肪燃焼に最適な運動とは?メカニズムは?|脂肪燃焼コラム
コッコアポ クラシエ
脂肪がどんどん燃える 意外な運動のコツ
サワイ健康推進課 沢井製薬
医師が教える!健康的に痩せる糖質制限ダイエット「4つのルール」
現代ビジネス
実は怖い、糖質制限ダイエットのリスク!?管理栄養士がすすめる最も効率の良いダイエット法とは?
ブルックスカレッジ BROOKS
その「糖質制限ダイエット」ここが落とし穴!
ウェルナビ 日清製粉
実は脂肪燃焼には20分以上の運動は必要ない!その理由を元オリンピック選手が解説
Ageless フラコラ
第24回 血糖値の調節
生物基礎 NHK高校講座
ケトン体回路と糖質オフダイエット
からだスマイルプロジェクト 日本アクセス
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